まともな恋愛経験があまりないから、すぐ勘違いしてしまう。
ボディタッチは本当に反則だ。触られること、それだけで勘違いする。 酒の席のことはなかったことにするのは簡単だけれど、 (でも聞いた言葉はずっと覚えてたりする、嬉しい言葉もあったので) しらふで体に触れられるというのは本当にずるい。 アレをずるいと言わないで何と言えばいいのか。
でもありがとう。 最近こういう思いをした事がなかったから、 恋愛ってこんな感じだったな、と思えただけで、 それだけで、とりあえずご飯一杯半ぐらいにはなりそうだ。 生理不順がちょっと改善ってのも、きっとこういう思いのおかげなのだから。
久しぶりに夢を見てちょっとだけ覚えていた。
病院で男性が検査結果の説明を受けており、その内容が、 「女性ではどうかわかりませんが、男性なら、このレントゲンの様子では寛解といえると思います」 と言われて、私と男性と男性の父親とで喜んでいる夢だった。
その男性は私とは知り合い以上の関係だったと思うけれど、現実の世界にはいない人だった。
何でそんな夢を見たのかはわからないけれど、まとまった睡眠時間が取れたからだろうか。
ここ2,3日、過去に起こった事を泣きながら思い出している。
言いたくても言えなかった事、言っても伝え切れなかった事。 思い出しては悔しくて辛くて泣いてしまう。 自分がどれだけ醜いのか、どれだけ妬んだり羨んだりしたのか。
気持ちよく働けるように、とおせっかいを焼いてしまったけれど、 それは誰のためにもならなかった。それどころか害毒を生み出した。 私がしたことはただの偽善というか勘違いだったのだろうか。
私が窮地に立ったときに、誰が救いの手を差し伸べたか、覚えておこう。 誰のどの行動が憎かったのか、それも覚えておこう。 もう同じ間違いを繰り返したくない。 救いの手を差し伸べてくれた人には何かの形で返したい。
早くこんな気持ちからは開放されたい。 誰にも言うことが出来ないから、こうして書いて消化しているけれど、 「そんな時もあった」なんて笑い話にするにはまだ遠い。
甥が生まれたばかりの頃の画像が出てきた。
本当にか弱くて小さい子だったけれど、よく戦った。 今ではその頃から想像もつかないぐらい、普通に生活している。 ただ必死だっただけなのかもしれないが、よく頑張っていた。 一番苦しんだであろう当事者も弱音を一切はかなかった。
子供が生まれ育っていく事は当たり前のようでいてそうではない、 という事を強く感じた。
当時の大変さを思い出して泣いてしまった。
買い物に出かけるときに猫が私の車の横でじっとしていて、 車に乗り込もうとしたところでようやくどいた。 猫が「お前誰だよ、新参者のくせにでかい顔すんなよ」 という顔をしている気がしたが、そんな事は気にしない。
買い物をしていて、地元にいたときの友人とばったり会った。
こちらにいる事はお互い知っていたけれど、 私はずっと慌しくしていて、連絡を取れないでいた。 共通の友人たちの結婚話があると聞いてびっくりした。 びっくりしたけれど、会えた事、結婚の事を聞いた事が、嬉しかった。
時が一瞬戻ったような気がしたけれど、 確実に時間は進んでしまっているとも感じた。 私は時を進めている気分だったけれど、 心は時間を止めてしまっていたのかもしれない。
遠くで花火の音が聞こえる。 どこで上がっているのか聞きたいけれど、聞く人がいない。 一人だとこんなとき思う。
お別れに桜を見に行きたいと思っていたけれど、 慌しくしていたら時間切れになってしまった。 どこかで、誰かに大切にされているのが一番だけれど、 走行距離を考えれば考えるほど厳しい。
新しい車に両親を乗せて走ってきた。 同じように、11年前も一緒に両親を乗せて走った。 11年前も、運転している私の横で口うるさくしていた。 行き先も、11年前と同じだった。
この車は大事に乗ろう。またそう思った。 この意地がいつまでも続きますように。
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