日日雑記
emi



 センター試験願書とコミケ申し込み

果たして緊張の度合いはどちらが高いでしょーか。
書類不備で落とされないよう、しっかり書いてね。



『さよなら絶望先生』5巻を読みました。
巻を重ねるごとに、先生が某部長に見えて仕方ありません。

藤吉さんのカップリング志向が、素人のあたしにはだんだん分からなくなってきました;

最後の「お義母さんといっしょ」絵描き歌、よい子のみんなは、もう描いてみたかな?

「今はまだ理解されないけど、将来きっと彼らもみとめられるはず!
3万年後くらいに

だからがんばれ、和○流狂言!!(つか、和泉元○一家か)
自己完結なんか恐くないぞ!!!





2006年09月29日(金)



 だから”メール便希望”って言ったのに

どーして郵便で送るかな(T-T)
午前中は特別予定がない限り、あたしは臥せっておりますので。夜間4時間睡眠じゃ、人間もちませんでしょ。家族を送り出して、洗濯物干して、後片付けして、9時から12時くらいまでダウンしてるのが常なのじゃ。

なのに、10時半なんてヤクザな時間に起こさないでよ〜。無視して寝てたら、次は11時半にピンポン鳴るし〜(T-T) 仕方ないので起きたら、あたしの荷物じゃなかったさ!(怒)

結局再配達たのんで、夕方届きました『イーディ』。
「郵便受けに入らなかったようで」
ええ、確かに厚い本だわね。昨日取り忘れた夕刊と今日の朝刊も入ってたもんね。たとえメール便でも、根本的にムリだったわね……そろそろ生活改善してみます。


−−−−−−−−−−−−


京葉線不通で、浦安方面パニックだったみたいですね。TDLも職員の多くがたどり着けず、開園時間以降も動かないアトラクションがいっぱいあったそうです。
TVニュースを観ながら、昔JR(当時は国電)を狙った同時多発テロで電車が軒並みストップしてしまい、多くの通勤・通学者が線路を延々歩いていく様子が甦りました。

交通機関がひとつだけというのは、それが止まってしまったときのリスクがメチャ大きいですよね。
ウチのあたりも、バスを乗り継いでいくしか方法がないかなあ。京葉線利用者のみなさん、お疲れさまです。






2006年09月28日(木)



 組閣

なにはともあれ、着目すべきは「再チャレンジ相」であろう。
「チャレ相」とでも略すのかしらん。

「沖縄及び北方対策、イノベーション、科学技術政策、少子化、男女共同参画、食品安全相」というのもすごい、つか、長い。特攻野郎チームA(?)には、呼びやすさと親しみやすさが必要だ。
いっそ「萬屋勤労相」にしてはどうだろう。

留年……もとい、留任の外相は、新総理と縁戚である。複雑すぎて文章に書けないが。
系図を眺めていると、上流は上流としかつるまない、美しい国の慣例が分かろうというものだ。要するに、フジワラの昔から何も変わっていないのね。


それにつけても、毎度クソ面白くもない野党のコメントはどうにかならないか。これ言うのがイヤで、某党首は検査入院したんじゃないかと訝ってるあたしである。





2006年09月27日(水)



 10月3日(火)夜、集中砲火

何かっつーと、秋の新アニメ(-_-;)

Dグレにデスノにゴーストハントかよー。しかも、デスノとゴーストは時間がダブってんじゃんかよー(T-T)
しゃーない、デッキ2台まわすか、トホホ。


……本日体調絶不調のため、遅刻早引けいたします。
ハンコ下さい、先生。





2006年09月25日(月)



 イーディを知ってる?

大金持ちのセジウィック一族の娘で、アンディ・ウォーホル・ファクトリーのアイドルで、『ヴォーグ』で特集が組まれるほどの人気モデルで、精神科への入退院を繰り返して、28歳でこの世を去った女の子。


最近文庫化された『トルーマン・カポーティ』(新潮文庫)の著者、というか編集者のジョージ・プリンプトンが、昔図書館で借りて読んだ『イーディ』を共著してたと知り、ちょっとビックリしています(記憶にないってこってスが)。ま、同じような構成(多くの証言だけで編集されている)なので、言われてみれば不思議はないのでした。
再読しようにも『イーディ』(筑摩書房)はすでに絶版になっているため、古書通販を検索し発注しておきました。探せばまだまだあるみたい。


イーディを実質上マスメディアに押し上げたアンディ・ウォーホルは、彼女の死に際し特に発言しなかったそうです。そんな彼の気持ちを代弁したのが、カポーティだったというのは、単に三人の絶頂期が重なっていただけなのでしょうけれど、あたし的にはなかなか興味深いのでした。


「思うに、イーディはアンディがなりたかった何者か、だったんだ。ピグマリオン風にアンディは彼女に転換しようとした。(中略)アンディ・ウォーホルはイーディ・セジウィックになりたかった。チャーミングで生まれのいいボストン社交界の娘になりたかったんだよ。ウォーホル以外の誰かになりたかったんだ」






2006年09月24日(日)



 ケルンからギーゼンまわりでは疲れたことでしょう

チーズとクラッカーが、それとコーヒーとね、召し上がれ

……なんのセリフかお分かりかしら(笑)。


昔読んだブンガク的香り高いマンガには、よくクラッカーが登場しました。
”クラッカー”はお菓子だとずっと思ってきた子どもにとって、夜食や朝食にクラッカーを食べるというのは、なかなかのカルチャーショックだったものです。
それ以来、机の引出しや書棚の傍らに、何気なくクラッカーを置いておくようになりました。

いろいろなフィリングで楽しむのもおつですが、シンプルにクリームチーズをぬったり、オレンジマーマレードをのせるのが好きです。クラッカーってファストフードのイメージがあるし、あまり凝らない方がらしい感じがするのです。

紅茶、コーヒー、インスタントスープ、あるいは少しブランデーをいれたホットミルク。大人になって自分のキッチンを確保し、好きな時間に軽食できるのがいちばん嬉しいことかもしれません。誰にも怒られないからね(笑)。


今日はヒカルの誕生日。
詰碁に夢中になって、ふと気づくと小腹が空いてたり。そんなときに「夜食だよ〜」といっしょに食べたいメニューです♪





2006年09月20日(水)



 オレは錬金術師

生まれ育った赤羽から、ここ下落合に越してきて、早や二年が過ぎようとしている。

……という書き出しのSSは、次の行がどうしても浮かばず断念(断念以前の問題だが)。
マンガの方は、プロットがおぼろげな輪郭をとっているものの、未だまとまりつかず。

っちゅーことで、読書に逃げてます(ヲイ#)。
昨日は半日頑張って、更新用のイラスト描きました。また大幅に勘違いな内容ですが、本能の趣くままに生きようと決心したんだもん(大袈裟)。

入稿(するなら)あと一ヶ月かあ。
取り掛かる前から負け犬気分(だめじゃん;)。



阿部川キネコ 『ミス&ミセス』 (双葉社)を読みました。
かなり強引に絵柄を変えてる感じ(^_^;) 高野文子の 『るきさん』 を意識してるのかなー。ミコなんか外見がるきソックリだもん。
お話はかなり笑えました(『お菓子な片想い』 が個人的にキツかったので、少し心配だったんです)。

「新人類が親なんだから、今の子がああでも仕方ないよね……しかし、まだまだこれは序の口」
「な、なにが?」
「もうすぐやってくるわよ、ゆとり教育世代が親になる日が……!!」

ああ、それはメッチャ怖いです〜;
授業参観中、渡り廊下でしゃがんでタバコ吸ってるお母さんとか、運動会のお昼に宅配ピザ頼むお母さんとかを上回る怖さなんだろうなあ〜(@x@;)





2006年09月19日(火)



 カタカナ表記じゃ分かんねーよ#

”Vivienne Westwood”のお馴染みモチーフ、オーブがオシャレ!」

……ゴスロリ本を読んでると、しょっちゅう目にするフレーズです。
でも「オーブ」って何だ?
見た目、頭に十字架のついた土星のようだけど、それなら「サターン」じゃないのか?
スペル”AUBE”だと、そんな化粧品ブランドがあったけど。英和辞書には載ってないし。

仕方なく「オーブ」で検索かけてみると、化粧品の他に「GUNDAM SEED」の名前がズラズラと; ああそうね、そんな名前のお国があったわね。でもきっと違うわね(当然だ)。
「霊魂」とか「精霊」なんてーのもありますが、したらあのカタチは欧米的ヒトダマなのか?

ちなみに仏和辞書によると”AUBE”は「夜明け」という意味だそーで。土星型とは関係なさそう。

次に「ヴィヴィアン・ウェストウッド/オーブ」で検索してみると「球体」という単語が出てきました。
球体……んーーーと、丸い、玉……もしかして宝珠のことかしらん? しばらく結果をたどってみて、ついに”ORB”のスペル発見!!

再度英和で引いてみると

【orb】ラテン語「円・環」の意から
1.球(体)
2.十字架つきの宝珠(王権の象徴)←どんぴしゃだ!
3.天体
4.目、眼球

ですって。
ああ〜これで無事解決。スッキリ眠れそうだわ♪


……蛇足ですが、小文字表記だと【orz】に似てますね(^_^;)






2006年09月17日(日)



 届いちゃったよ、いろいろと(^_^;)

注文して、中一日で届いちゃうもんなんですねー、すごいなネット通販。つか、この時期ってヒマなのか?(企業努力だったらごめんよ;)

個人でカラーイラスト集とか出しちゃうんだもん、かっこいい!
エン×エド、ちょーカワイイ!!(え)
……だからボーダー下がってるんですってば、自分。


今日はオフィシャルサイトで、HYDE兄さんのコンプリ本を注文してしまいました。ええもう、余所に上がってくるの待ちきれなくて。
ホントは音楽雑誌も買おうと思ってたんだけど(ライヴレポート満載なのじゃ)、書棚に立ちはだかるじょしこーせーたちに勝てませんでした(T-T)


その代わり、新刊文庫は予定のもの全部ゲットできましたよ〜ん♪

加藤雅彦『ハプスブルク帝国』(河出文庫)
カポーティ『ローカルカラー/観察日記』(早川epi文庫)
カポーティ『詩神の声聞こゆ』(早川epi文庫)

カポーティのは、長らく絶版になっていたエッセイ『犬は吠える』です。今年は映画化記念で再版された作品も多く、ファンとしては嬉しい限り。



さて、皇室関連記事が異様に充実している今週の週刊誌各誌(笑)。
とりあえず買ってみた中に(皇室とはかんけーないが)面白い記事がありました。

「最近「ブスかわいい」だの「キモかわいい」だの「かわいい合成語」が世に溢れていますが、この「かわいい」も意味するところはgoodより、せいぜいnot bad」

あはあはあははー。
「NHKみんなのうた」で大ブレイク中の『これってホメことば?』の歌詞を見ても分かるとーり、人は自分の欠点並びに凡庸さを、なんとか努力なしに底上げしたいのよねー。






2006年09月14日(木)



 思わぬ出費がかさみます

……とは、sakusakuの星占い。

当たってるというか現実のものにするためか、通販しまくってますさ(^_^;)
同人誌少々と中世の歴史書、げんしけん(9)、HYDE兄さんのDVD、鋼の2007年カレンダー……まったく一貫性がありませんね。興味の方向がバラバラなので。



ハチクロが10巻完結したそうですね。理想的巻数なので、まとめて買ってみようかな。
”ハチミツ”はスピッツの、”クローバー”はスガシカオの、それぞれアルバムタイトルからとられたと最近知りました(遅)。先週のsakusakuで、ゲストのスガさんが「ハチクロの最終回が気になる」と話してた理由が分かりましたよー(笑)。



原稿やらなきゃなんだけど、ネタが降りてきません、ええまったく;
月末には楽しみにしてる『カポーティ』も封切られるし、早いとこどうにかならんかな、あたし(あーのーなー##)。






2006年09月13日(水)



 年毎にカレー食べるのキツくなり(五七五)

作る分量も徐々に減ってきています。
子どもは年頃にしては少食だし、同居人は言うに及ばず(少し痩せましょうね#)。
カレーって本場インドでは薬膳なんですってね。家族の体調を見て、スパイスを調合するのが本式らしいです。
風邪ひいて喉が痛いときは、刺激の強いカレーを控えていました。しかし、スパイスに殺菌作用があるので、適量食べるのは効果的なんですって〜(@_@) 
カレーとヨーグルトを常食するインド、衛生面のスキルが上がれば一躍長寿国になれそうです。




11月のイベント合わせを始めました。
コピーにするかオフセにするか、新作の出来具合如何です(^_^;) まだなあんにも用意できてません。割り付け表作っただけ(爆)。
オフセの場合は早期入稿割引狙っているので、来月中頃までにはアップしないとな。もうマンガの描き方忘れちゃったかも(T-T)


今さらだけど、文章系同人誌制作技術本を通販してみました。文章及び、文章+図版を取り扱った同人誌全般を網羅した内容になってます。
DTPソフトの説明もあり、デジタル化が極端に遅れた我が編集局にも新たな風が吹くか。
執筆者が長らく同人誌を作ってきた人なので、随所にヲタク心を鼓舞する文章があり笑えます。

コミケ全体のサークル数からみても、文章系はわずか1%しかなく、同人誌は圧倒的にマンガ誌が多いのです。
あたしも長らくマンガを描いておりましたが、どうにも体力の衰えには抗えず、何10枚もの原稿を描くのが難しくなってきました。でもかきたいテーマはある。じゃあPCもあるし、文章で書いちまえーと移行してきた次第です。

夢は、文章とマンガが程よく混在した本作り。
どっちもそれぞれの楽しさがありますしー♪ とりあえずどちらの体裁もとれるよう、レベルアップを図りたいです(^.^)





2006年09月12日(火)



 犬丸りん自裁

遺書を残し飛び降りたそうです。



おじゃる丸好きでした。
イベントで、本も買いましたよ。


逮捕されても、病気でも、いずれ新作の期待はできます。
でも、死んでしまったら何もありません。


否応なしに奪われた多くの命を弔う日なのに。
残念です。





2006年09月11日(月)



 日曜日にはサンデーズ

ちゅーことでドラマ『下北サンデーズ』最終回(全9回)を観ました。
テレ朝なのにフジを連想させるアレコレが笑えたよ〜。さすが署長、いや座長、見事にレインボーブリッジを封鎖なさいましたです!

とはいえ、結構な顔ぶれにも関わらず、視聴率低迷で打ち切りになってしまったそうです。
小劇場に貧乏生活というのが、イマドキの若い連中の共感を呼べなかった、深夜枠でもっとコアな演出ならいけたかも……などなど、ネット上ではいろんな意見がみられました。

全10回予定が1回減っただけでも、バタバタ後始末を端折るもんですねえ。
八神くんの問題をもうちょっと掘り下げれば、最後の巻き返しも可能だったような気もしますが。

コメディなんだか青春なんだか、焦点を絞りきれなかったのも敗因かしらん。部分部分は面白いのに、全体見ると散漫でありきたりな結論に落ち着いてしまう……学芸会の延長みたいで、ちょいとツラかったのも事実。

あとなー、例の主題歌なー、どっかに「分かりやすすぎるパクリ」って書いてあったけど、サビのとこでそう思った人は少なくないだろーなー(-_-;)

 夢でもし本多劇場に出られたら〜ステキなことねぇぇ〜♪

せっかく本多さん(本物)までご出演でしたのに、惜しいッス。




土曜の午前中の某番組で、やたら刷り込みの激しいレモンガスのCM。そんなに話題になっていたとは知りませんでした。
野球拳バージョンなんて、夢に見そうで怖かったけど(^_^;)






2006年09月10日(日)



 昨夜はけっこう忙しく

あちこちTVのチャンネルをまわしてました。

だって「うたばん」ゲストがカエラちゃんだし、教育の「福祉ネットワーク」ゲストは千住博兄さんだし!
その後も「下北サンデーズ!」最終回録画(やはり展開にちょっこしムリがあった模様;)しなきゃだしで、録画ツールがフル回転でしたのよ(苦笑)。


「うたばん」カエラちゃんは、テーブル下でくねくね動く足がカワイかったです♪
靴がさー絵的にいいんだよねー(^.^) いちいち止め絵にして、デッサンとりたくなるよーな麗しいカタチなのさ!

あなた、ハイヒール履いた足を自由自在に描ける? あたし描けない、特に靴底が見えるアングルが難しくって;
雑誌からそういうポーズのショットを切り抜いて、いっぱいスクラップしてるの。他に傘さしてるとことか、電話してるとことか、お茶飲んでるとことかもね。意外と生活上の仕草のが、派手なアクションポーズより難しいんだよなあ。



ところで。
ラルクのおにーさま方ったら、15周年のAnniversaryにCDやDVD出すだけじゃなく、東京ドームライヴまでやんのかあ;
あー一度ライヴ観てみたいなあ、今生の思い出に(ヲイ#)。





2006年09月08日(金)



 小畑健逮捕おおぉぉ〜!?(@@;)

うわ、ビックリでございます;

詳しくはこちら


ううう〜ん、作者と作品は別モノだって思ってるけど、犯罪記事にタイトルが併記されるのはイヤなもんですねえ。

来月からのTVアニメ放送や映画続編にも影響出そうだな……;




2006年09月07日(木)



 その他9月6日生まれの有名人

永井豪(マンガ家)
大江千里(シンガーソングライター)
氷川きよし(演歌歌手)

だそーです。
誕生日の言葉は「愛国心」だったかな。病院の待合で聞こえてきたTVニュースだったのでハッキリしません、すいません。
いやしかし、これで東宮家と宮家、力関係超ビミョー(苦笑)。
まずは、年間予算の振り分けから補正しなきゃなんないかもね。



さてそんな良き日(ヲイ#)、スガシカオ氏と木村カエラちゃんの新譜を買ってきただよ〜ん♪

スガさんの『PARADE』、収録曲にタイアップが多いので驚きました。「×××HOLIC」のOPと映画「DEATH NOTE」の挿入歌……言うなれば、音楽方面の西尾維新ですね(笑)。
アルバムタイトルチューンの「PARADE」、ストリングスはジャミロクワイのチーム参加ですって。道理でディスコ調(本人談)なワケだ。


カエラちゃんの新曲は『TREE CLIMBERS』。ジャケは本人5歳時の写真だそうな。前歯が抜けてるのが超カワですvv
モード学園CMタイアップで、今までになくロック色が濃ゆいです。

あ、そいから10月25日にSadistic Mikaela Band(大笑)の新譜発売ですって〜(^o^)丿 ラガーCMの「タイムマシンにお願い」も入るといいなあ〜!






2006年09月06日(水)



 あじゃらかぴー(@@;)

読書の秋到来で、買ったまま積ん読状態の本の山々を徐々に開墾しております。

昨日から今日にかけて読んだ某ミステリー。
さすが某年度国内ミステリー人気投票第一位だけあり、まんまと騙されましたでございますよ!

ここまで某某と書くのは、ミステリー本紹介の場合、未読の方のため細心の注意を払わねばならないからです。
でもネタバレもしたい(ヲイ#)。
だからソレとわからず書くのじゃよ。

最初は章ごとに展開されるエピソードのつながりがさっぱりで、これがどんな風に関連づけられるんだろう……と、ありきたりな好奇心で読み進めたわけですよ。
ところがどっこい、それを上回る記述上の仕掛けに、最後の最後でどっか〜んとヤられちゃったのですねー、はぁはぁ;

たとえば、登場人物の様子を読者はどのように読み取るか。多くは具体性のある記述に頼るでしょう。それと、自分の経験上知る情報を照らし合わせ、その他の関係を類推するはずです。
でも。
もしも、その「具体性のある記述」が、読者のミスリードのために配置されたものだとしたら。
ウソはひとつも書かれていません。
ただ、あたしたちが日頃いかに「都合のいい常識的な思い込み」に支配されているか、その事実を逆に突きつけられるというだけです。
巻末の「補遺」がさらに追い討ちをかけ、読者は完全にギブアップなのでした。

こんな話、およそ小説じゃなきゃ成立しないわ。要するに、映像がからんでいては表現不可能ってこってすね。


あー、面白かった!
さて、次は何読もう?






2006年09月05日(火)



 カサブランカからの葉書(私信です)

書いた日付は8月18日。
消印は8月23日。
到着は9月4日。

……”AIR MAIL”って書いてあるけど、もしかして船便でしたか?

それはともかく、格調高い香りの絵葉書どうもありがとう>Yちゃん!
いつもお気遣いいただいて嬉しいです。切手の絵柄も、いかにもアフリカ大陸だっちゃ!って感じ(笑)。

観光地化されすぎてるそうですが、それでも異国情緒たっぷりでしたでしょう。
昔、父が初めての海外出張で訪れた街のひとつなので、なんとも懐かしいです。スライドの中にあった街の水売り人の姿が、エキゾチックな風景と相まって印象的でした。
きっと今はどこでもミネラル・ウォーターが買えるんでしょうね。


”白い家”と名付けられた街で見る夕日は、どんなんだったのかな。
今度会った時、お話聞けるの楽しみにしています♪





2006年09月04日(月)



 『 わたしを離さないで 』

カズオ・イシグロの最新長編 『わたしを離さないで』(早川書房)読了しました。

長崎生まれの著者は、5歳のとき父親の仕事でイギリスに渡り、以降ふたつの国の文化を背景に育ったそうです。
英文学作家なので、作品が日本語に”翻訳”されているのが、ちょっと面白いかも。


裏表紙や帯に書かれた内容以上のことは、ここでは書けません。謎解きの要素が、ある程度の比重を占めていますので。

ただ、物語の大前提とも言うべき謎が意外と早い段階から明かされていくことに、いささか肩透かしをくらうかもしれません。それはこの作品が”ミステリー”ではなく”ミステリアス”だからと申せましょう。

あるいは、読者にとってのサプライズは文中の登場人物たちには既知の事実であり、それよりも彼らにとってもっと重要な意味をもつ謎解きこそが目的――とも言えそうです。

こんなことあるはずがない……いや、充分あり得る……もはや、あたしたちが知らないだけかも――現実の時空列を背景にしていれば、ましてや問題の一端をあたしたちも知っているとなれば、そんな妄想に取り憑かれてしまうのも止むを得ない気がしてきます。


文中に出てくるスタンダードナンバーの別ヴァージョンを偶然持っていたので、それを聴きながら後半を読みました。
「人は、そうと知りつつ、人をこれほどまで残酷に扱えるのだ」と、心に刻みながら。



Never let me go
Love me much too much
If you let me go
Life would lose its touch
What would I be without you
There's no place for me without you

Never let me go
I'd be so lost if you went away
There's be a thousand hours in the day
Without you I know

Because of one caress
My world was overturned
At the very start
All my bridges burned
By my flaming heart
You'd never leave me, would you
You couldn't hurt me, could you
Never let me go
Never let me go


NEVER LET ME GO (Livingston-Evans/1956) 
「わたしを離さないで」







2006年09月03日(日)



 ネット・オークションで6000円!?

オフセ小説本の版下原稿を、通常ワードで作成しています。

以前はコピー紙にプリントアウトして、一枚ずつ市販の同人誌用マンガ原稿用紙にのり付けしていました。これってとても面倒な作業なのです。

相方に相談したら、ワードのレイアウト設定を上手く調節し、原稿用紙に直接プリントしてみたらと言われ、試行錯誤で作ったのが前回の本「月の砂漠を」でした。

確かにのり付けの手間がいらないととても楽。
でも、今度はレイアウト設定が面倒に〜!(ワガママ;)


同人誌は出来上がりをA5サイズにする場合、版下原稿はB5サイズで作成します(出来上がりB5なら原稿はA4で作成)。印刷時に縮小される方が実寸よりキレイと、一般的に言われているためです。これはマンガ本も小説本も、基本的に同じです。

市販のマンガ原稿用紙は、予めトンボやアタリが青色で印刷されているので、マンガを描くならそのガイダンスに従えばOKです。
しかし小説の原稿(直接印字)に使おうとすると、ガイダンスに収まるよう余白やフォントや行間・字間、段組、フッター・ヘッダーなど、いろんな設定が必要になります。

レイアウトはいつも同じで良し!と、一度フォーマットを決定してしまえば楽ですが、文章のボリュームその他で設定変更する場合も多々あるのですね。ページ調整のため行間だけいじるとか、飾り罫の処理をどうしようとか。
そのたんび電卓と定規をふりまわし、出来るだけ見栄えのいいように無い知恵絞らなくてはなりません。

逆に手作業なら微妙な感覚で処理できますが、なにしろ相手は融通の利かない機械。しかも滅多に本なんか出さないから、調整のやり方自体をすっかり忘れていたり……(T-T)


で、こういう設定方法をレイアウトの見本と一緒に教えてくれるサイトないかなあと、他力本願な検索に明け暮れるのでした。そんな時間あんなら、自力でやれよとあたしも思います。でも面倒くさいの〜(>_<) 結局、未だ見つかりません。

その代わりと言っちゃなんですが、某ネット・オークションで『小説同人誌制作マニュアル』(キルタイムコミュニケーション)に6000円という値段が付いてるのを発見しました。
現在絶版で再版の予定もないらしく、元値の6倍近い高値になっている模様です。


……あたし、この本持ってるの(^_^;)
ええ、数年前にそこいらの本屋で買いました。いずれ、なにかの役に立つかなーと思いまして。
実際レイアウトは自分の好みを模索してゆくしかないんですが、この本のおかげで初歩的な校正ルールや綴じのイロハを改めて学ぶことができました。

ただもう一歩踏み込んで「ワード専用小説同人誌制作設定集(レイアウト見本付き)」とか出ると、もンのすごく嬉しいんですが。
工○舎さんあたり、いかがでしょうか?







2006年09月01日(金)
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