diary of radio pollution
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聖戦の前に、ひれ伏すしかないのだろうか。
休日だが、朝から支度をし外出。少しフォーマルを崩しながら、ツイードのジャケット、コートを羽織り、頭にはステットソン。年を重ねたから出来るようになったファッションか。
目的地に向かう電車の中で、ネクタイを締める。過去の習慣か、手は覚えているものである。
友人と合流し、時間通りに都心の目的地へ。絵を見に来たのだが、丁重なおもてなしを受けて少し恐縮する。しかし、部屋へ通されると、そんなことも考えられないほどの時間を過すことになる。本当の芸術の前では真剣勝負をさせられる。まさに切られぬよう、程よい心持と懐に飛び込む覚悟が必要だ。
滅多にそのようなものなど出会うこともないが、ある作家の全ての作品がその域にあり、十点程対峙したので、さすがに緊張感から疲労困憊だった。ライブをした後のような感覚に近い。
また見に行こうと思う。切られる程に近づいてみたくもある魅力的な絵だから。
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夢からの撤収。
終始、忙しい。走り抜ける。身体の酷使をしてしまったが、もうどうにでもなれ、と。
二週間有った絵が撤収された。そこには白い壁が残され、額縁に向けて備え付けられた照明がやけに眩しい。
場所に居る、ということは、やって来て、去るのを見続けること。来週も、ただエスプレッソを淹れる。
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いないようで、いる。
覚悟はしていたが、やはり忙しい。今週、整体を受けていなければ、乗り越えられなかった。しかし、仕事中に足は攣りかける。危うい。
不思議な間合いの人と対峙する。ものすごく好きな距離感。まったく嫌な感じがしない。そして、その人はエスプレッソを好む。最高だ。
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何も考えずに削る。
朝、いつもより少し早く出勤。ふらふらと街を歩く。スクラッチくじを四千円分買う。
出勤後、開店準備。全てを終え、スクラッチくじを削る。一枚目から二等当選。この瞬間、元を取る。その後も、細かい当りが有り、結局、二千円少し儲かる。
今年も、助言を守る。
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してはならない。
仕込から始まる。そして、来客は続く。どうも身体の調子が良くない。背中、足がかなり痛む。これは週末まで我慢出来なさそうなので、夕刻に整体の予約をする。
終業後であろうと対応してくれるので、とても助かるし、こちらの身体のことも理解してくれているので、もう全面的にお任せしている。
一時間、全身を含め、痛む箇所を重点的に。
帰路、外食をして帰る。せめて今晩ぐらいは、ゆっくりさせてもらおう。
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知らぬ間にも、回る。
普段より忙しいくらいかと営業を始めると、それなりに来客有り。終わってみると、普段どころの忙しさではなかったようだ。しかし、そんな実感もとくになかった。
仕込みとか、息つく暇もなく動いていたからか。
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何度見ても、これぞ人生。
結局、朝九時まで掛けて九話止まり。意識が遠のく中、布団に転げ落ちる。数時間後、目覚める。昼過ぎ、来週の所用の為、散髪へ。丸坊主も整えるとなると、頻繁に通わなければならない。古本屋にて本を漁る。文庫数冊購入。珈琲を飲みながら読書。晩御飯を購入後、帰宅。
最後の一話を見る。やはり、素晴らしい。
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意識してしまうこと。
ひたすら引き篭もることに決め、先日、友人に唆されて購入したDVDBOXを十時間掛けて見てやろうと場を整える。
それにしても、これで何セット目だろうか。
昔、友人にダビングしてもらったビデオカセットがあり、それを劣化しないようにとDVDに落とし、さらに偶然リサイクル物で見つけたレンタル落ちのビデオカセットを購入し、そうこうしていたら数年後にDVDBOXが出て、今回それを購入した。
この作品の呪縛からは、一生逃れられない。
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辛い箇所。
随分と長い時間働いていたので、頭が浮ついて、眼が霞んでくる。足腰背中は、ここに書くまでもなく悲鳴を上げている。
家から歩いて数分で銭湯があれば申し分ないのだが、少し遠いので諦めている。
ここ数日、寒い日が続いている。筋肉は緊張している。
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明智でいうところの小林少年か。
興奮冷めやらぬ日々を送っていると、そこへ興奮材料を注ぐ人物がやって来る。資料的な本を渡され、数ページだから今読んでみなさい、と言われる。
そこには、話の詳細が書き込まれていた。ここにまず大きな偶然があり、それが年月を経て、今、また大きな偶然の渦中にある。
今回の話、登場人物Aから数えるとDぐらいのポジションだが、まぁそれはそれで、大役が回ってきそうだ。
とりあえず、十日後ぐらいに話はまた大きく動くことだろう。
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最後。
とりあえず、落ちついてあれこれと考えてみる。
悠久の時間の中で、大きな流れがそれぞれ独立して四箇所に点在している。今、その中で最も一番新しい所にいる。今となっては分断されている箇所もある。それらの形は変わるが、新しい姿で蘇らせることは可能だろう。そうすることにより、そこには時間軸を超越した新たな一本の線が浮かび上がり、それはおそらく不滅のものとなり得るだろう。
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もの凄い勢い。
仕事中、電話がかかってくる。受話器の向こう側は、興奮する様子が伺える。しかし、こちらは昨日から興奮し続けている。どうやら、とんでもないことが動き始めたようだった。そして、近日中に見せたい本がある、と言われる。
とりあえず、落ちついて、冷静に考えてみようと思う。
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交わる場所。
いつものように仕事の時間は流れるが、そこに絵があるのは良いものだ。定期的に絵が変わっていけば、なおさら良い。
深夜、ふと最近知ったことをインターネットで検索してみると、突然、とんでもないところに放り込まれた。途切れていた時空を繋げてしまったような我が眼を疑うほどの出来事に、感情が昂る。すぐさまメールを一通送信。これは一体どういうことなのだろう、と眠れず。
知り得る瞬間から、錆び付き止まっていた歯車が、また動き出す。
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タイミングというものか。
友人と少しなら会えるかもと連絡してみたが、タイミング合わず。結局、会えなかったが、今後の展開が変わるようなので、それはそれで流れに身を任せ、その時に会えれば良い。
休日でありながら、やらなければならないことをやる。自身の時間も大切に確保しながら。
後は、自分の距離間、時間軸で。
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近くから返信。
仕事に追われて時間は過ぎて行く。終業時には、足腰の悲鳴を聞く。
帰宅後、一通のメール。先日、友人に出した返信だったが、どうやら偶然にも国外にいるはずなのに日本にいるようだった。
数日の滞在だけに会えるかわからない。
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話し出すと止まらない二人。
今週の出来事とは真逆の、年配の友人が来る。仕事そっちのけ、趣味の話で盛り上がってしまう。
米国の歩んできた裏街道という感じか。
雑誌を数冊、譲っていただく。先日の若人との関係を思い出す。
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読後感等。
一つ後回しにしていた仕事を動かし始めたので、急に忙しくなる。こうなるとわかっていたが、迫り来るようで平静を保つのが難しい。
単純明快に文章を読み漁る時間が増えるのだが、普段、こうして文章を読まないので、何とももったいないというか、もっと味わいたいものだ。
koji
マルチプレイヤー。
行き掛けに買出しで立ち寄った店で、またもや内装話に花が咲く。他にもう一人、店を持っている人もいたので、三人で盛り上がる。
一人で店を切り盛りしている人達には、どうしても内装工事に費やす時間がなさそうだ。日々の業務に追われ、そこまで手が回らない、とのこと。
技術、知識、道具の問題もあるが、それまでに積み重ねてきたものが重要だ。
koji
果たされた。
いくら待てども、あいつは来ない。よくある都合の良いだけの人間か、なんて諦めかけた頃、本当にあいつはやって来た。
年の離れた友達に、約束していた本を渡す。その本も、随分前に買ったものだが、今の自分には不要な気がしたので譲ることにする。
必要な時に必要な本が向こうからやって来る。これは自身の経験上、信じている。
koji
こういう形式は初めてだろうか。
少しこの日が来るのを楽しみにしていた。若人との再会。
無垢な、その輝く眼は、三十路過ぎの身には少々痛い。それもまた年を重ねた結果ということで、輝きを正面から浴びることも時には良い。
別れ際、明日もまた来ます、と言う。そして、友達になってください、とも。若い友人を持つことは、どれだけ素晴らしいことか。
それにしても、友達になってください、と改めて言うのも不自然なもので、本当に明日また来れば、友達にならなくもない。
koji
乖離した箇所。
タイツを穿いて出かけようかと思ったが、身体の休息が大事と判断し中止。今週も最寄り駅の街へ出掛ける。
煙草屋へ寄り、その後、珈琲を飲む。制作の断片となっている過去の書類を読み返していたら、次へのヒントを見つける。過去の自分が書き残したことから、道筋が切り開かれるというのも奇妙なことで、断続的に異なる自分が人生において存在していたのではないか、という錯覚に陥る。
SF的な心境を抱えながら、詩を少し書く。一行でも書ければ、良い日だ。
アウトドアショップへ行く。毎週来ているような気もする。やはり眺めても眺めても理想のバックパックは見つからない。とりあえず、近場の山の地図を購入。
今宵は雪の予報。
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変身。
筋肉疲労を考慮して休みたいところだが、ちょっとした仕事が入ったので出勤。終了後、ここ最近探している理想のバックパックを探してアウトドアショップへ。
あまり期待を抱かずコーナーの隅から隅まで眺めて、やはり理想の物は見つからず。ついでなので、店内をぶらついて、運動用タイツコーナーで立ち止まる。以前から興味はあるが、色々なメーカー、仕様等よくわからないのでしっかりと見たことはなかったが、さすがに脚が攣った翌日なので足が勝手に止まったのだろう。
店員さんを質問攻めにし、試してみたい三本を試着することにする。まぁとにかく穿くのが大変だった。
そして、穿いてみると何かパワーアップしたような心持ちになる。どれもそれぞれ個性、特色があり、面白い。しかし、残念ながらお財布事情もあるので悩みに悩み、一本だけ買うことにする。
気分は、バットマンやスパイダーマンのスーツを手に入れたよう。山登り、サイクリング、早く試したい。
koji
負担が掛かっています。
暇か、と過していたら、想像以上に忙しくなる。週末の理想の光景。
帰宅後、ゆっくりとしていたら、さすがに身体は堪えていたようで、脚が攣る。これまた新しい箇所で、治し方もわからず、深夜に独り悶える。妙な体勢でしばらくやり過ごす。こうなると、連鎖的に攣るので、椅子に座るのを諦め、横になって寝ることにする。
すまない我が入れ物。
koji
知るべきこと。
暇かな、と思っていたら、忙しくなる。良いことだ。
就業後、晩御飯に誘われ行くことに。蕎麦屋へ。日本酒を飲みたくなるが、明日も仕事なので止めておく。
帰り道、米国の黒人文化の話をする。色々と情報交換。
そして、帰宅後、またもや地震。しかも、北海道からやって来る。本当に勘弁願いたい。
koji
あまりの熱さ。
営業終了後、買出しに行く。すると、いつも買っていた物の内容が変わっていた。どうしても、納得出来ず、妥協するわけにもいかないので、諦めることに。新しい仕入れ先を探さなければならない。
その後、同僚がたこ焼きを食べたい、と言い出すので付き合うが、これが出来立てホヤホヤのアツアツで、吐き出すわけにもいかず、我慢して飲み込むが、口、喉、食堂、胃と動線全て熱にやられてしまう。
食事は、穏やかに行いたい。
そして、また夜に地震。勘弁願いたい。
koji
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