diary of radio pollution
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異なる角度の東京。
穏やかな秋の一日。時間はのんびりと過ぎて、夕刻まで。
帰宅後、PCを二台立ち上げてせっせと仕事。古い方にしか入っていないソフトを使うためにこうなるのだが、なんとも面倒だ。
先日から読んでいる小説の舞台が浅草なのだが、あまり地名や方角に馴染みがないので、すんなりと入ってこなかった。しかし、地図を片手に読み出すと、途端、面白みが出てきた。読み終えたら、浅草巡り、というのを検討中。
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銀ブラ。
見に行きたい展覧会があったので、先週と同じく友人を誘う。待ち合わせは、銀座。
まぁ、とにかく普段のこの生活では、縁もない街だ。こういうことがない限り、立ち入ることもない。しかし、秋の銀座とは、良い響きである。
銀座某所の待ち合わせ場所。先に着いたかと思い、雑踏の中をうろうろしながら友人を探していると、突然知った顔が覗き込む。
普段はまったく来ない銀座の、さらにまったく行かないデパート。そこに会場はあった。今回は、少ない展示だったので、すぐに見終わる。そして、会場外のウィンドウの前で、しばし今回の展示について話し込む。
その後、移動して喫茶店へ。友人が勝手に選別した東京三大珈琲店。過去に二つは連れて行ってもらっていて、残る一つは、ここ銀座。値段は張るが、こだわりを感じるラインナップで、美味しかった。銀座なので、贅沢も良いだろう。
そして、今週もまた散歩をする。日比谷、霞ヶ関、永田町周辺をウロウロしていたのだが、日比谷のビルの下で違和感を感じながら、新たなビルが建設されているのを眺める。デモも眺める。この辺りだけで国家が凝縮されて、勝手に進行しているような光景だった。
たくさんの人が、この辺りに働きに来て、買物に来て、デモをしに来て、また帰ってゆく。
そして、先週に引き続き、また同じチェーン展開の珈琲屋へ行き、その後、出勤する友人を送り、帰路へ。
そして、これまた先週に引き続き、最寄り駅のチェーン展開の珈琲屋へ行き、本を読みながら、うたた寝をしてしまう。ただし、今回は本を落とすことはなかった。
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過ぎ去った日々。
十月も終わりに差し迫ると、色々と考える。実際、目の前のことで精一杯だが、ふとした瞬間に想いだすこともある。
窓から射す、秋の陽光に満たされた部屋で、ここが今、自分の居る場所だと知る。
少しずつ物が増えてきた、ちっぽけなこの東京の部屋が、今まで歩んだ道の結果であり、いつしか想い返す場所になるのだろう。
忙しくとも、この頃は、いつもそう思う。
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おこぼれ。
朝から雨で寒い。いよいよ安物の合羽では、どうにもごまかしきれなくなったきた。欲しい合羽は、日本では手に入りにくく、あっても高価。面倒だが、そろそろ個人輸入で購入も検討しないと風邪をひきそうだ。
まかないで和食をいただく。天ぷらが絶品だった。
合羽一つ買うのにも悩むのに、食べさせてもらう料理は高級。一体、現在、どういう生活なのか、わからなくなる。
まぁ、後者は完全に一時の夢で、人生の大半は、切り詰めた生活か。
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新品。
最近の週末は、忙しくなってきている。有難いが、それに比例して足が疲労する。身を削って仕事している。
新しく自転車を買った人がいたので、じっくりと見せてもらう。セミオーダーメイドで、かなり良さそうだった。この季節、自転車で遠征したくなる。そう思えば思うほど、足のことが悔やまれる。
自転車を漕ぎ続けて、遠くまで来たもんだ、と思う時の空は清々しく、見える景色も美しい。そんな簡単なことを気軽に出来ない、というのはもどかしい。
今、一番したいことは、そういうことなのだろう。
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珈琲仲間。
出勤が遅かったので、少しは休養できた。さすがに整体明けの体は、すこぶる調子が良い。
ただ、仕事上、出勤時間が異なるなので、どうも体調管理は難しい。ときおり、規則正しい生活にも憧れる。
よく知った人が、ふらりとやって来る。近況報告を聞いていると、こちらも頑張らないと、と思わせられる。年齢的にも、随分先に行っている人だが、いつも良い刺激を与えてくれる。
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どこの、いつの人。
どうにもこうにもならない右足は痛いので、仕事後、整体に行くことにする。
足腰を重点的にしてもらう。かなり楽になったが、明日からまた仕事で、どこまで戻ってしまうのだろう。
足を揉んでもらっている最中に、うとうとしていようだ。眠っているその顔を見て、整体師の方は戦国時代の武士を想像したらしい。
昔、とはいっても十数年前のことだが、その頃は、そんなワイルドで濃い人相でもなかった。いつしか老けて、今のような顔に。
先日は、ヨーロッパにいそう、と言われた。最近は、国籍が不明だ。
まだ、もう一度ぐらい、顔は変わるのだろうか。
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季節も変わり。
相変わらず、足は痛む。まったく改善されない。
いつもより少し仕事が長かったので、次第に足の痛みは増してくる。我慢できる程度なのだが、これがより悪くしているのだろう。
朝晩、すっかり寒くなった。これも一つ原因だろうか。
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どおりにはいかない。
どこかの喫茶店で読書をしようと考えていたが、つい家で色々していたら夕刻前。そんな暇もなく、仕事の為に出勤。
数時間の仕事だったので、帰りにどこかで読書をしようかと考えていたが、何となく早く家に帰りたくなったので帰宅。
考えていたことが、何も出来なかった秋の一日。
koji
人間観察。
新しい靴を履いて出掛ける。次第に靴擦れが始まる。こういう感じも久しい。
表参道にて友人と待ち合わせ。先に着いたので道行く人々を眺めていると、どこか皆の顔に自身や夢が溢れているのを感じた。そういった街なのだろう。
友人と合流後、珈琲屋へ。上品な珈琲に舌鼓を打つ、というか美味しくいただく。天気の良い日の街の往来を眺めながら友人と話す。
青山を抜け、より都心部へ散歩。昼下がりの心地よい時間。しかし、さすが新品の革靴は、容赦なく足を痛めつけてくる。
歩きつかれたので、閑静でアーバンな通りの一角、というか道のカーブしたところにあった車止めのような物に腰を掛けながらしばらく休憩。景色の考察が始まる。
夕刻前、出勤の友人と別れ、一人原宿へ。場違いなのは想像通りだったが、それにも増して、どこか廃れたのは気のせいだろうか。
とりあえず、古着屋を巡る。探し物があったのだが、見つからず。その代わり、ヴィンテージのキャップと古い布を安く購入。
この後、さらに移動し、知り合いのお店へ行こうかと考えたが、足の痛みと湿気を含む暑さに負けて、帰宅を決意する。
帰路、最寄り駅の珈琲屋にて読書をしていると、いつしかうたた寝をしていた。そういう時はいつも、手の中の本を落としたことにより飛び起きる。
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実験的に。
序盤、臨時の助っ人と営業をする。普段と異なる組み合わせは新鮮で面白いが、全て教えながらの仕事は頭もフル回転で大変でもある。
わりと長い一日。夜、あと少しで仕事が終わろうかという時、ふと明日は珈琲を飲みに都心へ出かけたくなったので、友人に電話をする。あいにく明日は仕事だったが、夕刻までなら、ということで会うことになる。
負傷の右足と全身の疲労を抱えながら今週もなんとか終える。
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厳選してはいるが。
実家に残してきた本で、手元に置いておきたいのが出てきたので送ってもらうことにする。
先日も、本を取りに実家へ行った。そうこうしている内に、全ての本を引き寄せてしまいそうだ。そうなると、今の住まいは手狭だ。
こちらへ来てからも少しずつ本は増えている。いずれ引越しすることを考えると、可能な限り本は増やしたくないが、まだまだ確実に増えそうな勢いだ。
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営業延長。
少し良くはなったが、やはり夕刻になると右足は痛み出す。一進一退という感じか。
閉店後、買出しに行き、店に戻ってみると、居る筈の無い沢山の人。一瞬、我が目を疑うが、確実に閉店したはずの店だが、これは営業している。同僚に聞いてみると、何やら先方の手違いで貸切のイベントが入っていた、とのこと。とりあえず、今回ばかりは仕方ないので、営業する。
それにしても、一度帰る気分になったのに、仕事が延長されるこのもどかしさは堪える。
結局、日付も変わってしまう。
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財布に優しい。
どうにも足の痛みが引かないので、朝から病院へ行ってみる。こちらへ来て初めて医者に掛かる。
どうやら筋肉の炎症だと診断される。それにしてもレントゲンを撮って診断されての診察料が随分と安くなったものだ。やはり、フィルムではなくデジタルだからだろうか。まぁ、これは有難い。
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また痛む。
仕事をしていて冷蔵庫の下の物を取るために屈むと、まだ右足は痛かった。どうも、仕事場の狭い環境下で、特定の体制になり屈むと足が痛むようだ。一度、痛み出すと、まぁ思い出したかのように痛み出す。相変わらず、ただ立っている分には問題ない。
もうこれ以上、この微妙な痛みと付き合うのは勘弁願いたいので、医者に行くことにしたが、どこも午後の診療受付時間は終わっていた。雨も降って肌寒い。
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二日目。
早朝に目覚める。そして、とても寒いので、二度寝。起床後、足の様子を伺いつつ屈伸。痛みは和らいでいる。療養の効果有。
一応、右足を気にしつつ、郵便局とコンビニへ。外は秋晴れの素晴らしい天気だった。療養中なのが非常に悔やまれる。
登山、もしくは自転車で遠征。いや、この際、近所を散策、もう何でも良い。うずうずする気持ちを抑えて帰宅。
足は回復したのだろうか。
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極力右足を使わず。
相変わらず、右足痛に悩まされている。こんなことがなければ、山にでも登りに行くが、早く治したいので、自宅療養。即ち、寝ることにする。
寝ては起きてを数度繰り返す。少し寒くなってきている。
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と欧米インディーズ音楽。
世は先週末連休だったので、今週は少し暇かなと思っていたら、そうでもなかった。仕事は途切れることなく、ずっと続く。
知っている人が仕事をしに来ていたので、ちょこちょこ話をしていたら日本の近代小説の話なる。すると、そういったものが好きなのが意外だったらしく驚かれる。たしかに、ルックスからすると、日本の小説とか読んでいなさそうである。
より欧米文化に傾倒して行くと同時に、日本の近代文学にも興味を持った成人期。未だに掴めてはいないが、どこか似通ったところがあるのだろうか。
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再会。
古米国仲間が、久しぶりに店に来てくれた。貸していたスタートレック絡みの物の返却ついでに、借りていたお礼にと貴重な本とVHSと古物をいただく。もちろん嬉しいが、顔を出しに来てくれたことが一番嬉しかった。
何気ない一日に、突然のアクセントが加わることは、印象深い一日になる。
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一生を捧げる仕事。
早く仕事を終えたので、帰宅後、先日借りたDVDを観賞することにする。
随分前から探していて、京都では見つからず、こちらに来て何気なしに会員になった店に置いてあった50年代の邦画。
長い作品だったが、見入って時間が経つのも忘れていた。自身の趣味が題材の映画だけに、感動と興奮で、しばし良い時間を過した。
誰にも共感を得たことのない趣味だが、一生追い続けるであろう。
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疲労箇所。
相変わらず右足の違和感を抱えながら仕事。どこかで止めないと、長引く予感。そうと決まれば整体へ行こう、と予約の電話をしてみるが、明日のちょうどよい時間は空いていなかった。
電話越しに症状を伝えると、腰かもしれない、とのこと。腰と足を自分でマッサージする。あとは温める、とのこと。ユニットバスの悲しさ。
本を読む時間を確保。
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と今の生活。
起床後、少しは良くなったものの右足の違和感は相変わらず。
先日から迷っていた靴。今度、お伺いする予定のお宅へ手持ちの靴で参るわけにもいかないので、この機会に買うことにする。ここは東京だが、清水の舞台から飛び降りることにする。
そうと決まれば、昼前から外出。いつもなら確実に自転車で行くが、大事を取って電車を利用することにする。
まずは上野へ行き、靴屋へ。買う靴は決まっているので手に取るが、ここ最近ではまず払わない高価な値段だったので、やはり一瞬躊躇する。確実に、高校時代の方が迷いがなかった、などと考える。履いて考える。そして、購入。
真新しい立派な靴を携えて歩く。贅沢への罪悪感も抱えつつ新宿へ。
本屋で欲しい本を吟味する。そこまで悩むような内容の本でもないので、基本がしっかりとしているものを選んで購入。
渋谷へ移動。一件、用事を済ませ、珈琲を飲む。
最寄の駅へ戻り、さらに珈琲を飲みつつ、本を読むが、どうも落ちつかないので帰宅。
家に帰り靴を眺める。丁寧に履けば長く付き合える靴なので、大事にしようと思うが、おそらく今の身の丈に合っていない。靴に負けないように、成長しなければいけないな。
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見つけてしまう。
起床後、足の痛みは残っていた。とりあえず、煙草の購入と散髪をしに街へと繰り出す。
本屋に立ち寄り、探していた本を探すも、やはり中規模どころでは見つからず、明日新宿へ行くことにする。ただ、ふと手に取った山岳地図を見ていると無性に登山に行きたくなるが、足がこのような状態なので諦める。良い季節なので、非常に悔しい。
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さて如何なものか。
イベントの為、いつもよりは少し遅い出勤。ただ、それからが長く、二日連続の気力だけで乗り切る。もうすでに右足は、痛いのを通り越し、よくわからない。明日からの休みで、戻れば良いがどうだろうか。
立っていること、歩くことに支障はないが、どうもしゃがむと堪える。これは初めてなので、結局無理をせずに様子を伺いつつ一日を終える。
寝て治ることを期待しつつ就寝。
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身体のことは難しい。
長い一日。最後は、気力だけが頼りになってくる。身体の回復速度が遅くなってきている。この仕事の場合の身体のケアの仕方が、まだ掴めていないのか。
身体の重心の関係だろうか、右足だけ痛み出す。バランスが悪いのだろう。まだまだコツが掴めない。
koji
考えてしまう。
寝て起きると、さすがに冷静になり、昨日のことを客観的に考える。
本当かもしれないが、話が頓挫することもある。もちろん準備はしておくが、無かったことになっても、それが人生か、などと。
心の準備はしておくが、願わくは叶え我が望。
koji
頭を射抜かれたような。
始めは、いつも通りの日常だった。ただ、ある人との出会いで、それは一変した。思い掛けないことが転がっているのは、実に東京らしい。
その人が持っていた本を一冊譲ってもらい購入する。初対面の見ず知らずの者に、とても有難い。
そして、未だに信じられないが、あるお宅へ訪問する機会をいただく。本当かどうか、冗談で言っていたのか、今のところ定かではない。しかし、日時、場所の指定もされ、帰りに際に再度確認もした。どうやら、信じてよいのだろう。
東京に来て、一番の衝撃だった。
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希望がある。
欲しい物がたくさん出てくる。そんなぽんぽんと変えないので吟味するのだが、結局、我慢することになる。
せめて、今一番必要としている本を本屋へ行って中身を調べてから選んで買いたい。新宿ぐらいに行かないとなさそうなので、来週か。早く欲しいが、これは良い我慢。
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穏やかな一日。
先日から買おうかと迷っている靴がある。革靴だ。普段からスニーカーばかり履くので、すでに持っている革靴も、あまり登場機会がない。
フォーマルな靴が一足もないので欲しいのだが、最近の金銭感覚からすると、欲しい靴は高い。
ネットを眺めては悩む日々。
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仕入れ。
臀部の強打は、打ち身程度で済んだ。ただ、青くなっている。
そんな体だが、自転車で生地の買出し日暮里まで。タイムトライアルでもしようかと思ったが、道中、銀行に立ち寄りたかったので、何となく諦める。そして、前回のタイムとあまり変わらずに到着。
生地をたくさん購入し、帰路へ。いつも大変な道を選んでしまい、坂に泣かされるが、今回はいくらか楽ではあった。ただ、東京の都心部で坂を避けるのは非常に難しい。
生地は買ったものの、作る暇があるのかエプロン。
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久しぶりに。
台風も去って、爽やかな一日。空気が澄んでいる。洗濯物を干しながら、空を眺める。
夕刻前、少し散歩がしたくなったので出掛ける。近所の緑が多いところを選んで歩く。道に設置された地図を眺めている、行ったことのない地域があったので行ってみることにする。
傾き始めた太陽が照らす風景は、ここが東京だということを忘れさせてくれる。
森のようなところを歩いていると、あきらかに道の土が踏み固められツルツルで危険な箇所があった。昨夜の台風で、これまた良い加減に水気も含んで、見るからに危ない。そして、相当な注意をして歩いていたのに、豪快に滑って転ぶ。しかも、傾斜が相まって、転倒した先で半回転し、臀部を強打。惨めなものだ。
夜との境目。西の空がアメリカで見たような夕焼けのグラデーションだった。転んだが、あれが見れたし良かった。
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