diary of radio pollution
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2006年11月30日(木) 拝啓 ピート様 また新曲ですか?

昨晩、CSの音楽チャンネルにて60s、70sクリップの放送を見ていたら、脳天直撃を連発される。一日経過しても頭の疼きは取れないままなので、アーティスト名と曲名の書かれた処方箋を携え仕方なく外出。

ネットで調べればいくらでも見つかるだろうが、待つなんてとても・・・特効薬がありそうな大手CD屋へ。今回の病状はソウルだったりするわけで、普段覗くことの薄そうな棚を眺める。しかし、無い。2軒はしごする気もなく、ぶらり店内を徘徊していると見つけてしまう・・・The WHOのニュータイトル?!手に取るとまぎれもなく愛しのThe WHO。これを買わずに帰れるか!!

The WHOを片手に店内をぶらり。何気なく"B"のコーナーを横切り見つけてしまう・・・BroadcastのシングルB面&コンピ参加曲集!!レコードはほぼ持っているので大半は被っているが、コンピ参加曲かぁ・・・結局、手にはCDが2枚。ソウルのCDを買いにやって来たはずが・・・まったく違うCDを2枚持ちながら、とことん攻めの姿勢で挑むことを決意する。

店内BGMは、オアシスのベスト盤。歌にあわせ、おもわず歌詞を口ずさむ。と、まったく関係ないが、たまたま見つけてしまったアシッド・フォークからスイッチが入り物色は続く・・・これだけあれば越冬はできそうだ。しかし、当初の目的は・・・頭の片隅でLou Rawlsが、白い歯を光らせながらにっこりと笑っている。

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2006年11月24日(金) 能面

午後、秋晴れの空を眺めていると、ふと思い出した用事。ヒラヤマの通っている能面の教室の展覧会。三日間開催しているが、明日、明後日は都合が悪いので今日を逃すと見れないし、こういった催し物は夕刻までなので、と急いで身支度。

暖かい午後の陽射しはイチョウの葉を眩いばかりに輝かせる。自転車を漕ぐのがとても気持ちよく、目的忘れてどこまでも行ってしまいそうな気分・・・いやいや、目指すは能面。

数ヶ月前に読んだ本の影響からだろう、「嶋薹」の佇まいにどこか安堵する。一つ一つ説明を読みながら拝見。最後に先生の作品に辿り着き、そこで圧倒的な違いに気付く。たしかに、生徒さんの作品も丁寧に打たれているが、先生のは素人目に見ても表情に生があり、今、動きださんばかりの瞬間が凝縮されていた。

ヒラヤマの「橋姫」は、らしいな、と。

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2006年11月23日(木) 新撰組血風録

あぁ、土方歳三よ!いや、栗塚旭よ!

司馬遼太郎原作の「新撰組血風録」のTVドラマが素晴らしい。生まれる前の白黒放送の時代劇だが、今のドラマに比べて映像に納まりきらない気迫が物凄い。各役者の迫力のある演技には、完全に圧倒されてしまう。配役も個性的で、現代の役者にはあまり見られない眼には感服。とくに、栗塚旭氏の表情の一つ一つには言葉に勝る力が漲っている。

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2006年11月19日(日) "SUNDAY FUN" SF, sistertail

ライブ前日は、SFご一行と屯風へ。久々、あれやこれやと話が盛り上がる。友人と飲酒しようキャンペーン中なので、みんなとお酒を酌み交わしたかったが、次の日のライブを考えると・・・喉を痛めるのが怖いので諦める。それにしてもSFご一行は素晴らしくキャラがバラバラで、各々と一対一で話をしても面白いし、さらに、みんなで話をすると益々面白い。

昨晩からの雨は降り続き、どんよりした雲が空一面。認めたくはないけど、どうも最近、雨男のような気が・・・"SUNDAY FUN"は雨が多いし、東京へライブへ行っても雨の印象が強いし・・・快晴シーズンの英国でも最後の最後で雨だったし・・・まだ雨男説は保留。

機材搬入中、表で待っていると、SFのTシャツ等デザイン担当モリヤ君と靴話で異常に盛り上がる。毎度、お互いの服や靴、小物の話題で共感。おそらく傍で聴いていたら、意味の分からんバカ話だろうな・・・

リハも無事に終え、本番を待つ。いつもより気持ちに余裕があったのは、英国武者修行のおかげだろうか。いつも通り、一発目の演奏。以前よりも詩の映像が鮮明に頭の中で描けるようになった気がする。ノウンさんも英国の勢いそのままに良い演奏をしていた。sistertailも堂々と落ち着いた雰囲気のステージ。今回も、リッキー君の詩がスッと入り込んできた。SFは一音目が奏でられた瞬間、つい顔がほころんでしまう。そう、これがSF!体調不良なんて嘘のようなタカチホ君の歌、絡み合うミズキ君のギター、そして、二人の後ろでしっかりとリズムを刻むアンジキ君のドラム。アンコールにも応えてくれたけど、まだまだ聴き足りない・・・あぁ、SFはステキなバンドだ。

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2006年11月09日(木) リペア

ギターの中で配線が一本ブラブラしていることは知っていたけど、気にせずアンプを通さず生音で弾いていた。しかし、アンプ通してビックリ。恐ろしい程に大きいノイズがぁ・・・

ライブが近いので、ギターを作っている長野の友人に送りリペアしてもらうのにも日数がない。知らないお店やどこかの工房に安心して任せる気にはなれない。というわけで、自分でリペアを実行。

昼過ぎ、自転車漕いで楽器屋へ。分解となると弦も張り替えないといけない。せっかく高級な弦に張り替えたところなのに・・・仕方なく、もう一度同じ弦を購入することに。ギターのパーツ・コーナーを見ていると、どうやらこのお店に置いてある配線は、60sヴィンテージのデッドストック、もしくは現行激安のピンかキリかのどちらか二つ。ヴィンテージだけに配線の値段とは思えない高級品だが激安配線を買うのは・・・というわけで、ヴィンテージ配線を購入。

帰り道、行かないようにしていた本屋へ足を踏み入れる。欲しい本が四冊程見つかる。散財はいけないよ、と心で言い聞かせ文庫一冊だけで我慢する。

部屋はどう考えても、はんだごて等を広げて作業するスペースなんてないので、夕刻、アリムラ邸へ。中を開けたら最後、どう考えても元に戻すのが難しそうなフルアコ。後のことは考えず、迷わず分解。以前、友人がリペアしてくれたのを注意深く眺める。原因は確実にアースが片方ブラブラしていること。確実に電気の流れが、そこで止まっている。とりあえず、シールドのジャックのところへ付けてみる。しかし、ノイズは止まらない。シングルのピックアップが一つしか付いていない簡単なワン・ボリューム、ワン・トーンの基本配線のはずなのに直らない。とりあえず、仕事も終わってそうな時間だったので、長野の友人に電話する。が、繋がらない・・・諦めて、度々ギターを分解しているアリムラ氏とああだこうだと話しをした結果、ちょうどアリムラ・ギブソンSGが同じシングル一つだったので、分解して中を覗く。比較してみると、若干異なる配線だと分かる。そこで、いっそうのことSGと同じ流れにすることに。さらに、オリジナルの配線はそのままにし、リペアの際、新しく付け替えられていた現行のゴム・コーティング配線を外し、ヴィンテージ配線に付け替える。ちょうど、その作業中、長野からの電話。あれこれ指南してもらう。再度作業に取り掛かり、SGの回路を基に若干オリジナルの形に仕上げ、アンプに繋げる・・・ノイズよ、さよなら。

実際、はんだとかそんなことは恐れることでもなく、それよりも元通りにボディーへパーツ類を付けれるかが難題。穴はピックアップの取り付け箇所のみ。確実にボディーに開いているシールドのジャック穴までは手は届かない。試行錯誤の結果、ギターの6弦を針金代わりに掛け、穴からひっぱり出すことに成功。さらに、手を突っ込みヴォリュームとトーンのつまみ類を指の先でつりそうになりながらも穴から引っ張り出す。で、最後にピックアップで蓋をすれば・・・配線が届かずキレイにはまらない・・・一休さんばりに考え込み、そして、ピックアップの部分のはんだ接合箇所をずらすことにより解決。すべてが無事終了。あぁ、大手術だった。

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2006年11月06日(月) 変化したこと

先日、気付くと蛹は孵って、立派な翅で着飾っていたが、もう一匹は蛹にもなれず・・・とにかく、容器を外へ放置。外出後、覗いてみると、姿はどこにもなかった。

先日、ノナカと酒を飲む。酒が入っているからか、いつもと違うように感じる「屯風」が新鮮。今さらながら、イベントスペースでもなく、ライブハウスでもなく、居酒屋だと実感する。

鍵盤で曲を作る。どうも、ギターだと陥りやすい進行があるので、今までとは異なった方向へ進むのが興味深い。ただ、あれやこれやと詰め込み過ぎるのは・・・とりあえず、詰め込んでから考えることにしよう。

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