diary of radio pollution
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2006年10月28日(土) 鬚なんて生やすようになっちゃって

目覚め、喉が痛くないことに嬉しくなる。加湿器よ、君は素晴らしい。

ブレットの誕生日を祝いにバーへ。英国にて酒を飲んだので、この際、禁酒をしていた間に出会った人と酒を酌み交わすのは悪くない、との思いから、ビール注文する。日本で酒を飲んだのは数年振りか。最初はみんなめずらしく囃し立てたが、所詮、一人の人間が酒を飲むだけ、そんな貴重なものでもなんでもない。普段は飲まないが、他にも酒を酌み交わしたい友人はいるので、また完全な禁酒生活に戻るのは、少し先になるか。

珈琲を飲みに某カフェへ行ったら、今日のブレンドはアニバーサリーです、と言って注文を差し出された。頭の中で色んなことあれこれグルグル回り、そんな自分におもわず可笑しくなる。今日は、知り合いの結婚式、友人のお店のオープン、そして、誕生日・・・おめでとう。

鬚面も馴染んで鏡の前でもなんとも思わなくなってしばらく経ったが、最近、人にあまり会っていなかったので、文字通り顔を合わせていなかった知り合いに、おもしろいことを言われるのが楽しい。ヨットで世界一周してきた人みたい、とか、山ごもりの修行をして帰ってきた人、だとか、黒澤映画に出てきそう等、様々なコメント。毎日見ているのでなんとも珍しくもなかったが、たしかに久しぶりに会って見慣れぬ鬚なんて生やしている輩は、妙に映ったかもしれない。それにしても、どの意見の対象となる人物やしていることには、ものすごく惹かれる。そして、嬉しかったりする。

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2006年10月27日(金) 加湿器

ここ数年、秋から冬の期間に喉を痛め悩んでいた。そして、今年の春前、ようやく部屋が乾燥していることに今さらながら気付く。で、暖かくなってすっかり忘れていたが、最近になって思い出す。そう、喉が痛い。というわけで、先日、相当悩んだ末、通販にて加湿器購入。届く。茶色の丸いドロップのようなフォルムが愛らしい。しかし、いざ箱から取り出し実物を見て考えて悩む。置く場所がない・・・部屋が物で溢れかえり狭い。とりあえず、ミニ倉庫番。加湿器置き場を確保する。始動。さて、寝起きが楽しみだ。

ヒラヤマと会う。先日、写メールで見せてもらった自作の能面の話題になる。写メール越しとはいえ、完成度の高さに驚いた。来月末には能面を習いに行っているところの展覧会が行われるとのこと。それも興味深い。

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2006年10月23日(月)

アメリカ、フランス、デンマーク、ノルウェー、アフリカ、日本と、世界中をぶらり・・・と活字の上での旅行気分もつかの間。覚めたら冬の足音が聞こえてきそうな秋。それにしても、ここ最近読んだ小説の主人公は、車をぶっ飛ばすことが多い。触発されて暴走したいとかそんな気はもちろんないが、久しく車に乗っていないので、どこかへ遠出したい、と。しかし、アクセルを踏むまでに気持ちは至らない。ゆとりなき心と懐か。

煙草一服。そこにもささやかなゆとりを脅かす影がちらつく。行き着けの煙草屋にて。需要のあまりなき煙草を吸っているので、普段から入荷はまちまち。そこへ突然の入荷打ち切りかもしれない宣告。どうやら輸入会社に問題が。お客さんに薦めてこれで落ち着いた人も出てきた矢先にこれでは困る、とはお店の人。で、その問題の人は店内で困る。椅子に腰掛けさせてもらい、じっくり他の銘柄を試吸。たてつづけ、数本違う種類を吸うと、頭ボンヤリ。なんだかんだで1時間ぐらい、煙草、パイプ、葉巻の話題。最後の最後、もう一度だけ輸入会社に電話で確認してもらうと、無事に入荷しました!と。これで当面は安心だが、いつ輸入中止になるかわからないとなると困る。

書。すずりの上で墨を上下へ反復させる。心の乱れが出ぬよう用心しつつ数十分。飛び散らさずに無事磨り終え、到底、墨汁では出せぬ黒に満足。さらに、墨の溶けゆく香りのなんと良いこと。書の時、字に向き合う難しさ。しばらく、書に勤しむことが必要であろうかと。

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2006年10月12日(木) 青虫日記

二匹共に良好なように見受けられる。小さいのは、さらに一回り大きくなったようだが、大きいのは横に大きくなっているような、おデブちゃん。

小さいのは、体に白い毛が目立つようなってきた。あと、黒い斑点が数箇所。それにしても、よく食べる。

大きいのは、横になってゴロン。食っちゃ寝していることは、キャベツの穴の模様でよく分かる。それにしても、おそらく自分のであろう糞に頭を突っ込み、さらに、寝ながら糞をしている大きいの。ちなみに、キャベツが主食になってからは、糞は若草色。

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2006年10月11日(水) いつの間に青虫

花を活け、机の上に置いて数日。花瓶の下には何やら黒い粒がポツポツと。秋なので花の種でも落ちたのかな、とばかり思っていると・・・

パソコンのモニターに向かってキーボードを叩いていると、視線の左の隅の方で何やら動く。そこには数日前から置いてある花瓶やターンテーブル等、確実に独りでに動作をするものは無い。窓、扉は完全に閉まっていて風でもない。動きがあるのは、指先だけ。で、花々の中へ目線をやると、花がゆらり、ゆらり動く。完全に「?」となる。それでもなお顔を近づけてビックリ!おもわず、ちょっと体を退けてしまう。まぁ、なんとも威勢の良い青虫。しかも、二匹。茎と同化して気付かないわけだ。で、紙の上に乗せ、外へ持っていこうとしてみるが、外は寒いし青々した葉もなくなる季節なので、部屋にて飼育することにする。

で、とりあえず、プラスチック容器に好んで這っていた茎、葉、花をセットにして敷き詰める。でも、それらは枯れ始めていたので、その上にキャベツを小切り二枚。ヴィーガン食。そして、しばらく観察。

大きいのと、小さいの。若干、模様が異なるので、種類は違うよう。大きいのは、グニュグニュ動き回る。小さいのは、ひたすらキャベツに穴を開けてゆく。眼をより近づけてみると、体液の流れる様が見てとれる。さらに眺めていると、糞をする瞬間にも出くわす。ムシャムシャしているのを見て、こちらも食欲が出てくる。しばらくの間、ご飯を食べ、戻ってみると、小さい方が一回り大きくなっているような気が。そんなこんなで、これを書いている側は、大きいのはグニュグニュ、小さいのはムシャムシャ。

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