diary of radio pollution
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| 2006年07月31日(月) |
サンチュー観光 ぶらり英国14日目 レコーディング |
昼起床。支度をしてMatt宅へ。Mattの曲にニラが歌とバイオリンを入れるということだったが、突然2ボーカルの内の半分を歌うことになる。かなりお気楽気分で遊びにお伺いしただけに心の準備が・・・なんて言ってられない、もちろん、やります。
とりあえず、お茶でもと階下のキッチンへ。窓から見える通りの眺めが良かったので写真に収めていると、Matt曰く、そこはベジタリアン、ヴィーガンのお店ばっかりの路、とのこと。あぁ、なんて最高の路なんだ、と一人感激。近所にもあれば・・・
録音開始。まずは、こちらのパートから録るとのこと。メロディーを教えてもらう。が、Mattプロデューサーは、わりと厳しい。そこは、違う!こうだ!なんて、色々と駄目出しをくらう。出来の悪いミュージシャンで申し訳ない、と反省しつつ、何とか録り終える。そして、ニラのパート。ニラも苦戦。night tellerはレコーディングに弱いことが英国にて露呈してしまう。とりあえず、ボーカル録り終了。後はバイオリンだけなので、一人タバコを吸ったり、トランプ並べて遊んだり、Mattコレクションのサングラスを並べて遊んだり。そうこうしている内に、すべて終了。遅い昼食に食べたトマト・スープは、絶品だった。
Alexがやって来て、みんなで雨の中買い物へ。Mattの家を出てすぐにAlexの相方Hopkinsonとバッタリ。ノウンさんは大ファンなので、さぞかし会いたかったであろう。とりあえず、ペット・ショップへ行き、サンちゃん用のイカシタ緑のフェルトの首輪を購入。そして、スーパーにて本日のディナーの食材を購入。メイン・ディッシュはチキンの丸焼きだったので、一人冷凍ポテト2キロパックを購入。歩いて帰宅。
帰宅後、一時休憩ということで、テレビを見始めるAlex。しばらくして、シンプソンズが始まり観賞。その後、部屋の片付けをし、ディナーの準備に取り掛かる。James帰宅、Matt来宅、Alex調理。遅れて、仕事上がりのGregも来宅。Gregは料理に詳しいのか、Alexの調理補助をし始める。完成。空いたキッチンを使い、大量のポテトを炒める。即終了。山盛りのポテトを見て、皆にクレイジーだと言われる。日本でも、アメリカでも、どこでも毎回言われるこの言葉・・・
食後、ゆっくりしていると、VALLEY FORGEのAlexが最後にもう一度会いたいから、と来宅。最後の最後まで会いたい、と言ってくれるなんて嬉しい限り。お土産にnight tellerが好きそうなCDを持ってきた、とプレゼントをくれる。そして、音楽の好みがUSインディーだったので、大いに盛り上がる。KレーベルのTシャツを着ていた時もAlexは一番最初に反応していたから当然か。しばらくしてSarahもやって来る。ニラがSarahと自分の名前の由来、文化について話をしていて、ニラは韮のことで・・・ということを英語で説明すると笑われる。Greg先生は明日も仕事なので早めの帰宅。また当分の間会えなくなるなぁ、なんて淋しい感情はどこへやら、ニッコリ笑ってまた会いましょう!!と来日時に出来た二人だけの合図のようなポーズをして。
深夜、皆帰宅し、当然のことヘリコプター・スープが残る。そこで、Alexが最後の夜に、と特別なシャンパンを開けてくれる。これは、さすがに飲まないと・・・少しだけ頂く。Jamesとギターをポロンポロン弾き始めて、自然とまたセッションのような形へ。で、Alexも一応録音はしていたようだが、迫り来る眠気等で、あまりにも訳の分からないものを弾いていた。みんな眠たかったようで終了。英語を話そうにも頭も顔の筋肉も駄目。もうどうでもよくなって、日本語で、俺もう寝るわ!と発言。これにAlexが反応。響きが気に入ったようで、俺もう寝るわ!をビートに乗せて連呼。いやいや、遊んでないで本当に寝ますので・・・就寝。
tricot
| 2006年07月30日(日) |
サンチュー観光 ぶらり英国13日目 再びブリストル公演 |
昼過ぎ起床。もうノウンさん達はいない。そして、今ツアーのラスト。最後の最後まで気を緩めることは許されない。家を出る時刻まで裏の公園にてnight teller練習。本番さながらの勢い緊張感を大切に弾く。
帰宅後、Mattが機材を取りに来る。遅れてGregもやって来て会場へ。今宵はヌードル・バー。焼きそばが目玉のPUB。早速、リハ。PAの人がのんびり準備をしていたので、その間にも練習。滞りなく終了。腹ごしらえにとヌードルを食べようとしたが、卵入りの麺で断念。結局、野菜炒めのみを味わうが、つい一緒にご飯も食べたくなるほどの日本人好みな醤油テイスト。パクパクと食べながら、The Bootsのリハを眺める。今宵はギターのBenも参加し、フルメンバー。サウンドも見た目も迫力が増す。
お客さんはドンドンやって来る。昨日のおじさんもやって来てくれた。そして、今日はベルベットの"FEMME FATALE"は演奏するのか?と聞かれる。ブリストル2回目、しかもツアー最終公演ということもあり、カバー曲を入れ替えようと考えていたので、今日の演奏予定にはないことを告げると、ベルベットの曲の中で一番好きなんだ!と言われ、ぜひ演奏するよう猛烈にお願いされる。さらに、今までで聴いた"FEMME FATALE"のカバーの中でお前らのは一番だ!とまで。そこまで言われると・・・ということで、おじさんの為にプレイすることに。プレイリストに一曲追加。
開始時刻を1時間遅らし、お客さんが十分に集まった状態でいよいよスタート。もう爆発寸前の所まで緊張感を高めていただけに、ステージ上でゆっくりと間合いを取る。今や遠くに過ぎ去ったツアーの日々・・・その遠くのレコーディングの日々・・・さらに遥か彼方にかろうじて見え聞こえる記憶の日々・・・今ここにいる。
ライブが終わると今宵もたくさんの人達が目の前にいた。知っている人、知らないけどやさしい目で見守ってくれている人。拍手の大きさと、やり終わり放出しきった脱力感で、すぐにはろくに話すことも出来ず。ようやく落ち着き、お礼を言って終わろうとすると、アンコールの声!?日本ではまず言われることも無いし、このまま終わるのはしのびないので、今ツアー中はプレイリストからはずしていたわりと明るい曲を演奏する。そして、本当に気持ち良くnight teller初めての英国ツアーが幕を閉じる。
終了後、フロアーに行くとCD買ったよ!とか良かったよ!とたくさん声を掛けられる。全然知らない人から、水曜日のライブが良かったから友達誘ってまた来たのよ!なんて言われると、それはそれはありがたく、つい涙腺も緩みそうになる。そして、なによりもJamesがいつものニコニコ顔で良かった!と抱きしめてくれたのは嬉しかった。
The Bootsの演奏が始まる。抜け殻ように最前列でボォッと眺める。昨年の彼らのジャパン・ツアーでの最終公演。松本でも同じように、終演に向かう時間の流れの中で、Mattの姿を見ていた。日常とはあまりにかけ離れた幸せな日々は、余計に心染入る。全てのライブが終了、しかし、どこか完全には終われない何ともいえぬ緊張感が横たわっていた。
帰宅後、いつも通りのみんなでの談笑もそこそこに、一人庭にて執筆。時折、見上げると、漆黒の夜空に薄暗い雲が流れていた。アルバムが完成しても、まだ終わることを認めることはできない、欲求・・・
朝方、就寝。
tricot
| 2006年07月29日(土) |
サンチュー観光 ぶらり英国12日目 カーディフ公演 |
朝起きるとチェック・アウト済ませたホテル組が来ていた。明日早朝、ノウンさんチームは帰国する為、バタバタ。荷物と機材が散乱している。朝の珈琲を飲みながらボンヤリした頭でみんなの話を聞いていると、どうやら本日の雲行きが怪しい様子。Alexがネットでカーディフからの終電時刻を調べていると、どうやら21時過ぎ。これはあまりに早すぎるということで電話してみるも、やはりその時間。で、次にコーチを調べてみる。すると、もっと早い17時過ぎ。行くことは可能だが、ブリストルへ帰れない。公共の手段は断たれる。GregやMattと電話。みんなで車を出せそうな人達に連絡。一番可能性の高いJonに電話。一緒にカーディフまでは行けない、とのこと。ここで念の為に入手しておいた国際免許にスポットが・・・とりあえず、Jonは保険会社に契約条件を確認。外国人の使用は可能か。折り返しの電話を待つ間、一応、こちらでレンタカーも調べておく。どうやら、お金の問題だけで何とかなる目処はたつ。Jonから電話。残念ながら保険適用外なので、車は貸せない、とのこと。いよいよ、レンタカーの腺が濃厚となる。各社どのような感じか調べていると、Gregから電話。友達がカーディフまで迎えに来てくれる、とのこと。ややこしい問題は解決。みんな一安心。しかし、運転もしたかったなぁ、なんて一人で思う。
Mattがやって来て一緒に電車でカーディフへ。1時間ぐらい揺られ到着。あと少しでカーディフという間際辺りから雨。改札を出ると一層強くなっていた。雨に打たれながらカーディフの中心地へ。城がドン!と目に飛び込む。小雨まじりに城を眺める。ikedくんが、まるでクッパ城やなぁ、と一言。同感。時間もないので、観光はせずに一路会場へ。雨はきつくなるばかり。
会場近くのPUBにてGreg車で来ていたAlexと合流。休憩もそこそこに、会場へ移動。そして早速、リハ。本日の出演も日本人チームだけ。
終了後、腹ごしらえの為に外出。雨の中、歩きお店を覗くが、込んでいたり、いまいちみんなの好みに合わなかったり。時間も差し迫っていたので、カレー屋さんに入る。ここも込んではいたが、店員さんにこちらの状況を説明し急いで給仕してもらうことに。とりあえず、出てくる料理を物凄い勢いでたらい上げてゆく一行。もちろん、その集団の一人なのは分かっているものの、見ていて面白く愉快。忙しい中、満腹でお店を後にし、急いで会場へ戻る。
雨の為に客入りが悪いので、開始時刻を1時間延長することになる。慌ただしく演奏という状況は回避。内心ホッとする。しかし、緊張、集中を切らしたくなかったので寛ぎはできず。1時間が長く感じる。その間に、お客さんも集まり始める。
1時間が経過する少し前、お客さんは十分集まっていたので、頼んでライブを始めさせてもらう。雨で湿った服が体にまとわり付く重い感じが、気分を落ち着かせる。ゆっくりと音を。ライブ終了後、たくさんのお客さんが目の前にいてビックリ。途端、グッタリ。片付けをしてフロアへ。すると、お客さんからたくさんの良い意見をいただく。その中には偶然にもnight tellerと同じギター、ヴァイオリンというスタイルで活動している夫婦がいて、同じようなことをしている人がいてビックリした!と言われる。こちらも、ビックリ、そして感激。ARCHIPELAGOという名で活動するお二人、旦那さんはカッコイイ初老の英国紳士、奥さんはスラッとしてキレイなヴァイオリンの先生。正反対の技術と容姿・・・あぁ、night tellerは、二人ともサイズは小さく、大した技術もございません・・・その点、技術も背丈も英国にて見劣りしないノウンさん。本人達の日程の都合により、今宵が今ツアーの最終ライブ。ラストに相応しい気迫のこもった演奏。お客さんも最前列で踊り出し、大いに盛り上がる。
ライブ終了後クラブと化した会場にて、DJの選曲に合わせ踊ったり、地元の人達とたくさん話をしたりして過ごす。盛り上がりすぎて暑くなったので外に出ようとすると、ARCHIPELAGOご一行がちょうど帰り支度をしていたのでご挨拶。するとその中にいた彼らの友人のおじさんが離し掛けてくる。なんでも、おじさんはブリストルに住んでいるらしく、明日には帰るから明晩のブリストルのライブも行くから!と一言。思わず嬉しくなり、涙腺も少し緩む。ARCHIPELAGOとの別れ際、これまた涙腺も少し緩む。
それにしても会場内が暑い。というわけで、ikedくんと再度外へ。今ツアー中初めてikedくんとゆっくり話をする。とりあえず、ノウンさんは今宵で今ツアー終了。ikedくんと知り合って、ネット・ラジオを初めて、レーベルを立ち上げて、Mattに出会って、そして今、雨上がりの夜空の下、ここは英国。ようやく、ミュージシャンとしてスタート・ラインに立てたねぇ、なんて話をする・・・昔、レーベル始めて間もない頃、二人で、1年目で何々、何年でここまではしなくては!という目標みたいな他愛もない話をよくしていて、それらの順番こそ違えど、予定、予想よりはるかに早く、おそらく順調に活動出来ているかな?!・・・なんて話題で二人して盛り上がる。でも、まだまだこれから。
Gregの緑色のシトロエン、Gregの友人の真っ赤なアルファ・ロメオ。ブリストルまで2台に別れて乗車。道中、やんちゃなドライバー達は互いに追い越しあいながらブリストルへ。
帰宅後、ノウンさん最後の夜ということで外出。ジャマイカンPUBへ。あぁ、この雰囲気。メヒコの日々、記憶がよみがえる。空も白み始めた頃、帰宅。
慌ただしく最終の荷造りをするノウンさんチーム。タクシーが迎えに来て、数十分後にはブリストルを後にする。今ツアーもいよいよ最終段階だ。
tricot
| 2006年07月28日(金) |
サンチュー観光 ぶらり英国11日目 バース公演 |
朝目覚めると、みんな集合済みだった。慌てて支度をする。ギターを担いで駅へ。川沿いの散歩コースを歩く。駅でMattと合流。出発間際の電車に乗りバースへ。
30分程電車に揺られバース到着。駅前は小ぢんまりしているが、キレイで静かでいかにも観光地。中心部の方へと歩いて行く。古そうな教会や建築物が多い。なんでも、バースの街並みには、伝統的な英国の建築様式が未だに残っているそうで、建物の色、形は大切にされている、とのこと。
中心部は、ショッピング・エリア。多くのアパレル業者が、店舗を構えている。とりあえず、1時間自由行動となり、ぶらりバースを歩く。とりあえず、文房具やさんで、いつもの灰色のテープを二つ購入し満足。ニラは良い服ないかと探し歩くが、なかなか見つからず。最終的に露天でかわいらしいワンピースを購入。
待ち合わせ場所へ戻る。すると、ちょうど大道芸的に様々な楽器を一人で演奏していたおじいさんが引き上げるところだった。おじいさんが撤収した後、その場でギターとバイオリンを広げてバスキング開始。30分程だったが、立ち止まってくれる人もいた。そして、何よりもバースの街並みが美しく、空は青く、弾いていて心地良い・・・若い男の人が立ち去り際、1ポンドをギターケースに投げ入れてくれる。幸運の硬貨。
バースの観光名所、ロイヤル・クレッセントへ。半円の建築物は、市街地が世界遺産のバースの中でも特別な存在感。真上から、空からここを見下ろすと、古い鍵の形に見えるそう。誰の為の鍵だろうか。
会場のPUBへ。入るなり、数々の有名なバンドの写真が額縁に納められ飾られている。キュアー、オアシス、ブラー、レディオ・ヘッド等々・・・それらにはここに出演した日付が記されていた。小さいけど、英国の音楽シーンを支えてきた会場。本日は日本人チームだけの演奏。音も聴き取りやすく、演奏しやすそう。本番まで寛ぐ。店の外の風景が気に入ったのでカメラを持ってぶらりしていると、空には気球がゆらり。ブリストルでも幾度か見ることができたが、前回よりも近く大きい。また、バースの街並みと相まって、それは不思議な光景。
いよいよライブ。ステージに上がり準備をしていると、フロアにはNickの姿。今のところ皆勤賞。さらに、VALLEY FORGEのAlexも実家がバースということで、帰省ついでに見に来てくれた。一昨日よりも良いショウを、成長が求められる。一呼吸。音を奏で始める。最後まで・・・良い緊張感のあるライブ。ノウンさんは、本日も確実にこなしていた。
終了後、VALLEY FORGEのAlexと話をする。ブリストルの時よりさらに良くなっている、と言ってくれる。演奏していて手応えのような感覚にも気付くことが出来てきているけど、まだまだ納得のいかない箇所もある。研ぎ澄まされた向こう側へ、少しでも近づくこと。
物販コーナーにて座っていると、横に居た二人組みの男達に話し掛けられる。日本のことについて色々聞かれたので答えていると、ビートたけしの話題になる。その後、黒澤が出てきて、つまり映画好きで日本も好きだとのこと。
終了後、Matt、ノウンさんチーム、ニラ、Nickの電車組と、Greg、Alexの車組に分かれてブリストルへ。車中、空を見上げると、たくさんの星が輝く。そして、地上にはブリストルの夜景。日本から遠い遠い世界・・・話はnight tellerのことに。Alex、Gregは、ああだこうだと自論を交えながら良いことを言ってくれる。しかし、もっともっと精進しなければならないのです。
帰宅後、night tellerのベルベットのカバーの話題からGregがギターでベルベットの曲を弾き始める。そのまま深夜のセッション大会へ。遅くまで続く。みなさん帰宅後、Alexがヘリコプター・スープーのMIX音源を聴かせてくれる。曲をブッタ切って、繋げて再構築。まぁ、なんとイカレタ音楽に仕上がっていること。その他、BBCの番組用に作った音源等を拝聴。多才なAlex。朝方、就寝。
tricot
| 2006年07月27日(木) |
サンチュー観光 ぶらり英国10日目 和食と折紙 |
起きる、そして、珈琲を淹れタバコ。さすがに滞在も長くなってきので、ここでの生活パターンが出来上がりつつある。しばらくしてニラがやって来る。とりあえず、庭にて遅れを取り戻すべく日記を書く。あぁ、庭が心地良い。この庭を、天候を、日本へ持ち帰りたくなる。溜まっていた日記は意外にあり、思い出しつつで時間が掛かる。しばらく集中して日記を書いていると、ニラはリビングのソファーでシエスタ。起こさないよう、庭にて静かにギターの練習に励む。あぁ、庭が心地良い。夕刻、ニラ起床。半時間ほど、二人で練習。Nick帰宅。Alexもシエスタだったので、今宵予定していた和食晩餐会の為の食材が確保できるスーパー等を丁寧な地図で教えてくれる。Nick外出。Alex起床。ノウンさん一向もやって来て、みんなでディナーの材料を調達しに行く。
まず、アジア食材専門のお店へ。豆腐、お揚げ、味噌、調味料等を購入。続いて、オーガニックのスーパーへ。野菜、フルーツ等を購入。こんなお店が近所にあれば最高!というぐらい素晴らしいお店。帰宅後、時間の掛かる下ごしらえだけして、みんなで公園へフリスビーをしに行く。しばらくして、Mattもやって来る。しかも、フリスビー持参。輪になったみんなの間を2枚のフリスビーが飛び交う。フリスビー大好きなので思う存分楽しむ。
帰宅後、本格的に調理開始。各々料理を分担してあれやこれや。みんなでたくさん料理を作ったが、一番の良かったのはMmiuraくんの奥さんとニラの合作寒天のデザート。見た目もキレイで美味しかった。
食前、ノウンさんが箸置きに良いのでは?と持参の折紙で鶴を折ったことから、食後に鶴の早折り大会が始まる。かなり自信はあったが、残念ながらニラに僅差で敗れる。その後、皆さん折紙でヒート・アップ。薄れた記憶を頼りに、やっこさん、手裏剣等を折る。なんて懐かしいのだろう。
日本人チーム帰宅後、ダラダラと過ごし、明日は遠征ライブなので、いつもより早く就寝。
tricot
| 2006年07月26日(水) |
サンチュー観光 ぶらり英国9日目 ブリストル公演 |
午前起床。朝から洗濯。珈琲を飲みながら待つ。脱水し終わって干す。ズラッと並んだ衣類が風になびく姿は爽快。しばらくして、ニラがやって来る。庭で練習しようと楽器を弾いていると、Jamesもギターを持ってくる。それを見たAlexは、古い玩具の鍵盤を持ってくる。そして、自然とセッションが始まる。穏やかな太陽の下、4人でゆったりと奏でる。Alexはこの間、録音もしていた。時折、空をバリバリと音を立てて旋回するヘリコプター。手が止まり談笑しているとJamesがバンド名が決まった、と言い出す。「ヘリコプター・スープ」・・・どこから、スープが出てきたのかは不明。でも、みんな賛成。今日もニコニコJames。
午後も過ぎた頃、ノウンさんチームやGregがやって来る。部屋に転がっていたギターをGregが弾き出す。そして、Mmiuraくんも弾き出す。また、セッションが始まる。各自思い思いに音が鳴るものを叩いたりして時間は流れてゆく。
夕刻、本日のライブ会場へ。会場前ではちょうど対バンのVALLEY FORGEが機材の搬入をしていた。先日のパーティーにてメンバーを紹介されていたので、声を掛ける。こちらのAlexもナイス・ガイ。両手いっぱいに機材を抱え会場へ入ってみて、ビックリ。地下には、イカレタ空間が広がっていた。とにかく、モダンな内装。さらにカッコイイのが、各エリアごとにテーマがあり、おそらく本物の航空機をぶった切ってはめ込んである飛行機ゾーン、車の座席やパーツで構成されている自動車ゾーン、そして、古い映画館からの払い下げであろう椅子が並べられている映画館ゾーン、とどれも強烈なインパクト。まぁ、どこを見ても美しく、女子トイレはニラに聞いたところによると真ピンクなのだとか。しかし、これは残念ながら未見。男子トイレは、透明なプラスチックの便座にトランプやら剃刀、有刺鉄線が埋め込んであり、それはそれで遊び心十分。ウロウロしているだけで楽しめる会場。もちろん、ステージも豪華。
PAさんの準備が整い、VALLEY FORGEからリハ。激しいバンドかな、なんて勝手に思っていたが、実際はアメリカン・フォーク心溢れるサウンド。派手さはないけど、大好きな音楽。そして、ノウンさん。ロンドンの会場と違い広々したステージを贅沢に使用。しかし、MACにトラブル発生。まったく起動しなくなる。時間は過ぎるが、うんともすんとも。本番の為に何か策を考えないといけないなぁ、なんてikedくんと話をしていると動く。その後、さてnight tellerの番だと準備をしていたら、Alexにnight tellerはリハなしと宣告される。理由を聞くと、ここのPAさん曰く、ヴォーカル、ギター、バイオリンならリハなしでも音作りは出来るから任しとけ!とのこと。さすが、10年以上のベテランPAさん。
リハなしは良いとしても、二人とも楽器に触れておきたかったので、会場の外に出て練習兼バスキング。邪魔にならないよう空テナントの前で。道に座り込み演奏。途中、AlexとMattが冷やかしに来る。いつものように写真を撮ったり、自分のハットを前においてお金を投げ入れたり。とりあえず、30分ぐらいひたすら演奏。外は気持ち良い!!
会場へ戻りしばらくしてVALLEY FORGEの演奏が始まる。演奏は丁寧で、最後までしっかり聴き入る。アメリカのフォーク感漂うサウンドに、気分も落ち着いて、リラックス。次はnight teller。とにかく、集中することを心掛け弾き始める。終わりまで、しっかりとやり遂げる。全て終りあらためフロアを眺めると、たくさんのお客さんにビックリ。今宵は、何とかやり遂げた。終わって気付いたが、たしかに音は非常に聴き取りやすかった。さすが、ベテランPAさん。片付けてフロアへ行くと、みんなに良かったよ!と言われ、照れる。まだまだ反省点もあるけど、ロンドンで見ていた人達にちゃんと伝わったのが嬉しかった。ノウンさんは、本番MACのトラブルもなく一安心。いつも通り、良いショウだった。
全てのライブが終了しても色々な人から声を掛けられる。素直に嬉しい。でも、まだライブは続くので油断は禁物、と心の中で一人反省会。
深夜イベント終了後、会場前でMattや日本人チームと別れ帰宅。帰宅後、Alex、Nick、Sarahと話し込む。途中、Nickがネット上でお気に入りのシューティング・ゲームに新作が発表されているのを発見。即ダウンロード後、一緒に遊ぶ。単純だが、これが難しい。最近のゲームは難しいなぁ、なんて思っていたら最高の難易度の設定。なるほど、難しいわけです。5時過ぎ、Sarah帰宅後、3人でゲームの話題になる。Alexお気に入りのバイオハザードのようなゲームを見せてもらう。ゲーム業界はドンドン進化していることを再確認。しかし、このジャンルは明かに日本の業界が一番かと。そんなこんなで、就寝。
tricot
| 2006年07月25日(火) |
サンチュー観光 ぶらり英国8日目 人参持ってるミステリー |
午前起床。ノウンさんにチェック・アウトは任せて先に出る。メトロを乗り継ぎコーチ・ステーションへ。昼過ぎのコーチにてブリストルへ。車中、熟睡。目覚めると、そこはブリストル。
街中で用事を済ませ、荷物を降ろし、night teller練習場所の公園へ移動。Greg使用の堅いギターの弦を張替える。すると、かなり使いやすくなり一安心。早速、練習を始めようとすると、見慣れた人が自転車を押してこちらへやって来る。Mattだ。昼過ぎにGregと車でブリストルへ帰ってきた、とのこと。Mattが本を読む横で、練習。容赦なく照りつける陽光。Tシャツを脱ぎ捨てる。
かなり充実した練習時間。後半に差し掛かった頃、近くにいた酔っ払い達がこちらへやって来る。妙な英語の訛り。格好や雰囲気からして、イギリス人ではなさそう。しかも、完全に呂律が回っていない。しばらく一人で話し続け、黙る。途中から無視して練習。しばらくして、その友達もやって来る。こちらの人は、比較的おとなしい雰囲気。一曲終わるごとに拍手をしてくれる。帰宅時間になったので片付け始めると、おとなしそうな人がギャラをくれる。酔っ払いの方も、まぁ持って帰れとばかりに、ぬるくなったビールを一本こちらへ投げつける。酔っ払った彼なりの精一杯の感謝の形であろう。Mattに明日の再会を告げ、帰宅。
帰宅すると、Alexから晩ご飯について選択を迫られる。で、本日は中華を選択。しばらく、庭にて優雅な一時を過ごす。日が暮れ行く中、スペイン語がペラペラなJamesからスペイン語を教えてもらう。こちらは、日本語をJamesに教える。「人参」とか、「持ってる」とか聞いてくる単語が変だった。すると、謎のフレーズがJamesの口から飛び出す。「人参持ってるミステリー」・・・ニラと二人でキョトンとしてしまう。はぁ?何でしょう?真顔で繰り返すJames「人参持ってるミステリー」・・・結局、最後まで意味は理解できず。最終的にはAlexも参加し、フランス語も飛び交う。
4人で近所の中華料理屋さんへ。しかし、このお店にヴィーガン・メニューはなかったので、向かいのアジア料理屋へ移動。メニューには怪しげな日本食も並ぶ。食べられる料理があまりに多いので迷いに迷ったあげく、グリーン・カレーを注文。Jamesは日本のチキン・カレー。店員さんにオーダーする際、Jamesは必死で「鳥のカレー」、という日本語を覚えたものの、店員さんは日本人ではなく通じず。しかし、その後、必死で覚えたての「鳥のカレー」というフレーズを連発するJames。ロンドンから帰ってきたノウン一行がお店にやって来て席につくなり、隣に座ったMmiuraくんの奥さんに「人参持ってるミステリー」・・・奥さんも、キョトン。そして、James一人ニッコリ。
食後、近所のPUBへ。もちろんDebbyは居た。ミニ・ボーリングみたいなゲームをしようとしたが、先客あり。結局、出来ず閉店まで。帰宅後、Stoloff&Hopkinsonの映像を見せてもらう。これがかなりの面白さ。良いもの拝見。日本人チームが帰宅後、Alexと少し話をしてから就寝。
tricot
| 2006年07月24日(月) |
サンチュー観光 ぶらり英国7日目 ロンドン公演 |
朝目覚めると、ノウンさんチームとニラがいた。みんな準備万端だったので、急いで支度をする。Gregが車でやって来る。今回、ようやく会えたGregは病み上がりだったが、元気な様子。機材をみんなで車に積み込み、Mattの家へ。
Mattの家では、The BootsのドラマーJonが彼の車にギター等を積み込んでいた。ロンドンへの準備は整い、2台の車でロンドンへ。
道中、Gregのタバコ巻き係兼ナビゲーターとして助手席へ。で、Gregの運転。これが笑える程、粗い、粗い。ミッションの繋ぎも無理やり。エンジン音が、シトロエンの悲鳴に聞こえてくる。そんな中、地図を見ながら景色を眺めながらGregと久々話をする。来日の時のこと、サトルさん、キヨナリさんの話題。良い天気のドライブ。視界には、牧草地がどこまでも広がる。
ロンドン到着後、目的地の宿を探してウロウロ。カムデン周辺をグルグル。ようやく、宿を発見。その名も、マイケルズ・ゲスト・ハウス。こんなところにもマイケルが・・・今ツアー、何かとマイケルが付き纏う、Alex宅近所の黒猫マイケル、Broadcastの歌でマイケルと歌う曲、そして、このホテルの名がマイケル・・・奇妙な偶然。
荷物を降ろして、本日のライブが行われる会場へ。早速、The Bootsからリハ。ドラムありのバージョンは迫力があって、来日時とは違った雰囲気。そして、ノウンさん。ステージが狭いので機材の多い彼らには幾分かやりにくそうに見える。そして、night teller。とりあえず、英国に来て何も感じが掴めていないので、本日はアンプで演奏してみることに。この時点では、特に問題なし。リハ終了後、ご飯を食べに外へ。Matt達が先に行っていたお店へ行ってみると、何やらGregの耳元でコソコソ話。そして、Gregが他のお店へ行こう、と言いだしたので、Mattに、また後で!と言い残し、みんなで出る。気になったのでGregに聞いてみると、Matt曰く、料理が出てくるのは遅いし、何よりも味が最低だ!!とのこと。そりゃ、駄目です。そして、会場横のトルコ料理のお店へ。しかし、ここものんびりしていて、急いでいるから早くしてくれ、と告げてものんびり。時間は迫ってくるし、Mattは呼びに来るし、もうこれ以上は待てない、とオーダーしていたものをすべて持ち帰りにしてもらう。
会場へ急いで戻ると、険悪な雰囲気。店員は、完全に怒っている。Gregが説明しているが、あきらかにこちらが悪いので、とりあえず店員に謝罪。そして、遅れた分の時間は削らないといけないとのことなので、night tellerから時間を引いて問題解決。そして、会場に入ると、当然PAの人も怒っていて、早くセッティングをしてくれ、と。急いでステージへ。で、バタバタしたままスタート。集中なんてまったく出来ていないし、手元もボロボロで、キレイな音なんて奏でられない。もう、まったく良いところなしのまま、無理やり終わる。反省の塊のようなライブ。だが、良かったよ、と言う人もいる。とにかく、自身が納得行かない、この後味の悪さ。
この後は、何だかボォと残りのライブを眺める。みんないつも通り演奏している。ノウンさんは、Mmiura奥さんの参加で良い感じ、The BootsもPCのトラブルこそあったものの、良いショウをした。
終了後、片付けをして、Jonは奥さんと赤ちゃんの待つブリストルへ帰っていった。ロンドンへ用事で来ていたNickも、自転車で街に消えて行く。残り1台しか車がなかったので、ホテルまでMattと2人、メトロに乗って行くことに。
これが、よく映画とかPVとかに登場するメトロかぁ、なんて感動は一瞬のことで、それよりもライブの出来に満足できないことに腹立たしく、明日は練習をしなければならない、と心に決める。その矢先、Mattが明日はロンドンのどこを観光する?と聞くので、いや行かない!明日はブリストルに帰って練習する!と答える。でも、ちょっとでイイからロンドンも楽しんでいったら?とMatt。いや、絶対に明日は練習!です。Mattも、そこまで言うなら仕方ない、と諦めてくれる。たしかに、ロンドンの美術館とか行きたいところはあったが、今回の目的はライブであって、観光が目的ではないということ。そのライブが納得いっていないのに、観光なんてする気にはなれません。
深夜、ホテル到着後、食べる暇もなかった遅い晩ご飯をいただく。そのお持ち帰りのトルコ料理の中に特殊なお味の一品があり、みんなことごとくこれは食べれたものじゃない!と断言する。しかし、一人ikedくんだけヤムヤムと食べ続ける。そこまでの味に興味はあったが、残念ながらヨーグルトらしき味がするということで食べれず。はたして、どのような味だったのか。その後、Greg、Mattは友人宅へ行き、ホテル・チームも就寝。
tricot
| 2006年07月23日(日) |
サンチュー観光 ぶらり英国6日目 午後の淡い光の中で |
大勢の人間が詰めかけ、思い思いの時間を過ごし、そして、去って行く。そんな人間模様を目の当たりにして、一人佇む日曜午後。さっきまでの喧騒が嘘のような時間が流れていた。しばらく、ソファーに座り考える。このまま無理にでも寝るべきか、それとも・・・
みんな起きたらビックリするぐらいキレイにすることにする。先ずは、散らかった大きなゴミや空缶、瓶等を拾い上げてゆく。庭にもたくさん。すると、割れたグラスの破片が目に付く。しかも、一つではなく、二つ、三つ・・・果たして、いくつのグラスが使いものにならなくなったのか。目に付くゴミが片付くと、次は掃き掃除。アシュトン・コート帰りのお客さんも大勢いたので、あるわあるわ枯れた芝の屑。タバコの吸殻、瓶の王冠、挙げれば限り無しのあらゆる残骸。そして、洗い物。グラスにひびは入っていないかチェックしつつ、洗い上げてゆく。シンクも乾かす場所狭いので、適度に洗い、溜まれば拭き上げてゆく。そして、元の棚へ。台所回りも終了。お次は、泥だらけの机。というのも、机の上でダンスをした張本人がキレイにするのは、当然のこと。洗剤でゴシゴシ洗い、美しく仕上げる。さらに、記憶している範囲で、人々が勝手に持ち出した物を、元の場所へ。2時間ぐらい没頭していると、玄関口にて誰かのドアをノックする音。出てみると、ゲェイ、アイリーン夫妻。炎天下の中、歩き回ってきたのか、お疲れの様子。すぐに庭の木陰で二人ともグッタリ。こちらは、引き続きお掃除再開。細かい箇所を仕上げつつ、せっせとゴミ出し。これにてほぼ終了か!?という際、夫妻がPUBに行くけど一緒に来ないかと、誘ってくれる。しかし、これからギターの練習をしないといけない、と答えると、本気か?と聞き返される。それもそのはず、もうすでに何時間起きているのか自分でもわからない。夫妻は伝言を残し、出て行った。しばらくして、Nickが帰宅。いつの間に出て行ったのかわからなかったので聞いてみると、午前に騒がしい我家を抜け出し一人ランニング、その後、プールへと行きひと泳ぎ、そのままプール・サイドで寝ていると、係りの人に終わりですよ!と起こされたそう。この話をいつも通りの笑顔でニコニコしながら話すNickは最高。
キレイになった我家を見て、Nickが喜んでくれる。もうそれだけで、やった甲斐があるものだ。とりあえず、練習がしたいのにギターがなかったので、Jamesのギターを借りれるかNickに連絡を取ってもらう。メールの返事を待つ間、庭でフルーツを食べながらゆっくりする。フルーツ・ジュースを作る為、オレンジの皮を剥きながら鼻歌を歌うNick。日曜日の光の中、心から幸せな時間だと感じる。穏やかな風が時折優しく。そして、光線があまりに美しかったので、持参した8mmで撮影。Nickは昔、短編映画に主人公で出演したこともあるので、カメラを向けると良い動きをする。さすが、元役者。
Jamesからの返事。もちろん、OK!とのこと。ギターを担ぎ、公園へ。途中、公衆電話を探すが、一向に見当たらず。結局、公園に着いてしまう。仕方なく、さらにその先にある大通りで探す。発見。ニラに電話。一時間後に公園で落ち合う約束をし、一人ギターの練習。1時間後、ニラがやって来る。Nickに帰宅時間を予め告げて出てきたので、練習時間は残り少なく。それでもと、二人で練習。すると、カップルが寄って来て、何やら話しかけてきた。どう聞けばそう解釈出来るのかわからないが、質問とはまったく違う返答をする。ニラもそのカップルも不思議顔。ニラがすかさず冷静に返答。結局、内容はというと、昨日ホーム・パーティーをしていたので、そこであなた達に演奏してもらいたかった!とのこと。なるほど。明日はロンドンでライブです!なんて自信満々に答えている自分が面白い。カップルは去ってゆき、練習再開。演奏予定の曲を一度だけ通して終了。不安は大いに残る。Alex宅に戻ってから、裏の公園でさらに練習しよう、と意気込み帰宅。
すると、今さっき起きました感の漂うAlexが出迎えてくれる。そして、Nickがセットしておいてくれた、野菜やフルーツをジューサーにかけ液体化。見事なフレッシュ・ジュースの出来上がり。一気に飲み干す。そして、ジューサーに残った繊維も残らずスプーンでいただく。美味。Alexが晩ご飯はどうするか聞いてくる。5ヵ国ぐらいの料理を選択肢として挙げたので、その中からインド料理をチョイス。それでは、お持ち帰りにして家で食べよう、ということになる。しかし、この番組だけは!とテレビを見だすAlex。一緒になって見ている内に、ついに眠気が・・・でも、空腹が・・・眠気に軍配は上がる。みんなにおやすみを言って、ヴァンパイア・テントに潜り込む。
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| 2006年07月22日(土) |
サンチュー観光 ぶらり英国5日目 パーティ・ナイト |
朝目覚めると、スウェーデンからAlexの友人夫妻が遊びに来ていた。ガッチリした体格のたくましいゲェイと、赤い髪がなんとも印象的なアイリーン。身支度をし、みんなでMattを迎えに行き、コーチ・ステーションへ。
コーチ・ステーションはたくさんの若者でごった返していた。行き先は皆同じ、アシュトン・コート・フェスティバル。ブリストル真夏の祭典。バスは街を抜け郊外へ。広い牧草地の入り口で下車。フェスに向かう列の後、丘を上る。頂上付近にゲートがあり、£8ぐらいを払って入場。日本に比べると何とも安い。ゲートを抜けると、見下ろすように特設の会場を一望。早速、大きなステージの付近へ移動。大音量でハード・コア。さらに移動し芝の上の静かな場所に腰を下ろす。そこで、本日の予定をみんなで考え、とりあえず、夕方まで自由行動になる。
ニラと出店しているお店を見て回る。様々な物が売られ、どのお店も賑わう。ニラが買い物している横で色々物色するも、特に欲しいものは見つからず。さらに歩いていると、たくさんの人達がお絵描きしている一角に出くわす。立ち止まって眺めていると、係りの人に誘われる。どうやら、フェスやボランティア・スタッフの為にメッセージや絵を自由に描いて欲しい、とのこと。面白そうなのでnight tellerで作品を仕上げることにする。手渡された白いボードと、好みで選んだ数種類の絵の具。芝生に腰を下ろし書き始める。最初は互いに暗黙の上で範囲を決めて描いていたが、途中からは、やりたい放題。終いには、ボードを飛び出し腕や履いていたジーンズに描く始末。両者頑固者。
集合後、ご飯を食べる。ファラフェル入りのピタ。いくつでも食べられそうな程、美味しい。その後、Alexの相方、Hopkinsonの映像作品を鑑賞。緻密な構成と愉快なアイディアに、スゴイの一言。その後も、色々と観賞、そして、芝の上で寝転がりダラダラくつろぐ。最後、The Go! Teamを見に行く。大勢の人達で物凄い盛上がり。心から楽しむ。しかし、日本人チームは、The Go! Teamに見入っていたので、待ち合わせの時間をすっかり忘れる。時すでに遅し、待ち合わせポイントに戻ると、Alexに怒られる。それもそのはず、今宵Alex宅ではホーム・パーティーを開催予定、ホストが時間に遅れるわけにはいかんのです。このことを真摯に受け止め帰路へ。
すでに数名の客人をJames、Nickがもてなしていた。二人に謝る。気にするな、と言われる程、余計心苦しくなる。こうなれば、トコトンこのパーティーを盛り上げてやる!!と気合を入れる。ドンドン人はやって来る。たくさんの名前と顔。本日も覚えるのを諦める。そうなると、余計に楽しくなってきて、心も体も踊りだす。Alexは夜中も気にせず窓もドアも開け放ち爆音でDJ、次々に訪れる見知らぬ人々、我がヴァンパイア・テントもどこへやら、身動き取れぬ程の庭。こんな状況を見て感じて色々あって、久方振りに封印を解くことにする。数年振りに飲む酒は、非常に美味!!スコッチ・ウイスキー、ワイン、ビール何でも来い!!ブリストルに乾杯!!こうなれば、元来酒好きの本性が現れる。
明方、まだ帰らぬ大勢の人々。簡単に見積もっても、ざっと30人。ピーク時は50人ぐらいか。帰りがけにお客さんから、お前のダンスは最高だった!!とお褒めの言葉を頂戴する。そりゃ、リミッター完全に外しましたから。そのままひたすら長居する人達と、日曜午前。皆グッタリ。
正午過ぎ、最後の客を送り出し、13時間の長丁場も、ついに終了。散らかった無残な家を見渡し、片付けは明日だ!とAlexも就寝。一人ポツンと嵐の過ぎたこの状況を眺めていると・・・明日の日記へと続く。
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| 2006年07月21日(金) |
サンチュー観光 ぶらり英国4日目 ジェスチャー・キャッチ・ボール大会 |
昼前起床。するとみんな居た。Nick特製英国式ブレック・ファースト・ヴィーガン使用をいただく。焼き野菜、豆ソース、パン。あぁ、うまい。その後、みんなでセントラルの方へ。
携帯電話屋さんへ行ったりしてから、川沿いの方へと歩く。ものすごく暑い。陽射しで頭がクラクラする。ブリストルの中心部を横切り、川岸にある美術館のカフェへ。暑いけど珈琲が飲みたかったので、迷わずホットを注文。川沿いで船や鴎を眺めながらいただく。一服。うまい。川を眺めていると、観光船が近づいてくる。手を振る人々に手を振り返す。あぁ、なんてのどかな午後時間。MattとAlexが何やら話をしている。船に描かれた"service&rescue"という言葉が、パンク・バンドのネーミングに良いのではないかと。ただ、それだけ、のどかだ。トイレを借りに美術館へ。フラフラ館内を歩いていると、面白そうな展示が。キレイに作られた白い棚に、ありとあらゆる靴という靴が収められている。スニーカー、ローファー、ヒール、サンダル・・・で、見ていると男の人が近づいてくる。で、この展示の説明を始める。どうやら、今履いている靴と、この中の靴を一時的に取り替えて、そこら辺をグルッと散歩してくる、というアート作品!?とのこと。細かいところはよく分からないが、とりあえず、サイズを聞かれたので答えると、こちらの服装を観察してから、茶色のローファーを1足棚から取り出し差し出される。オーバー・オールにローファーかぁ。早速、その場で履き替え、外出。みんなのところへ。しかし、誰も気付かないので、こちらから馬鹿みたいに靴が変わったことをアピールする。ようやく、ここで気付いてもらう。ノウンさんの食いつきは、良かった。返却に行く際、ikedくんもトイレがてら一緒に展示を見に行く。記念撮影をして、返却。履きなれたNIKEが返ってくる。
中心部の方へ移動。古い大きな教会に入る。ものすごく厳粛な雰囲気。ひんやりと静まり返っている。そして、公園へ。丘の中央に立つ塔が目に飛び込んでくる。先頭を行くAlexがドンドン塔の方へと近づいてゆく。これはまさか今から上るのですか?そう、予想通り上るらしい。昼間、陽に当たり過ぎでなんだか頭がフラフラ。ちょっと休憩を入れてもらい一気に上る。まぁ、上ればそれは見事な景色で、ブリストル一望。風も心地良い。一人遠くの丘、街並みを眺める。下から聞こえる街の声や車の音。ありとあらゆる音が、下の方で絡み合っている。ここは、いつもより少し空に近い場所。日が暮れるまでじっくり眺めと音を堪能したかったが、みんな降りるというので、そこは乱すな団体行動。
スーパーにて本日の食材購入。AlexとNickがイタリアン・ディナーを振舞ってくれるとのこと。ワインだのパスタだの。山盛りの食材。
帰宅すると、Nickが先に料理を始めていた。なんでもソース作りに時間が掛かる、とのこと。味見させてもらうと、これが非常にウマイ。楽しみ。
ノウンさんチームと合流し初めてのディナー。庭にて、晩餐の支度。何故か"JUST MARRIED!!"と書かれたパーティー・グッズが庭に転がっていたので、ちょうど良い!とハネムーンも兼ねて来ていたMmiura夫妻の背面に飾る。ちょっとしたパーティー気分になってきたのでニラと2人で、紙で作った輪と輪が交互に繋がってゆくパーティーには欠かせない代物を作る。陽も暮れ、涼しくなってから美味しくいただく。食後、みんなで話をしていると酔っ払ったDebbyとその友人がやって来る。しばらくして、日本チームがホテルに引き上げると、さらに友人達がやって来る。で、Debbyがみんなの星座を聞き始める。すると、その場に居た8人全員が全て違う星座だということが判明。みんなで、やたらと盛り上がる。そして、次に干支を聞かれる。最初、びっくりしたが、干支はヨーロッパでも認知されていることを知る。もしくは、Debbyがやたら詳しいだけか。
深夜、何故か話題がアレックスの髪に。長過ぎる、と女友達。じゃあ、切ろう、ということで、真夜中の断髪式。バス・ルームに新聞を広げ、このドキュメントを記録する為のデジカメも準備万端。バサバサ落ちゆく髪の束。おそらくこの女友達は素人だろうが、以外に良い雰囲気に。天然パーマの特性か。
早朝、お客さん達がやっと帰宅。AlexとNickと3人で、安堵。が、何故かやたらとハイ・テンションになり、ミニ・バスケット・ボールを使いジェスチャー・キャッチ・ボール大会が始まる。各々、ありとあらゆるアイディアでボールを使用しジャスチャー。言葉は全く必要無し。家中のあらゆる物にボールが当たり、倒れたり壊れたり。だが、そんなこと今問題ではなく、相当しつこく繰り広げられる。空も白んだ頃、ようやく感動のフィナーレ。3人で熱い絆を確かめ合うようにガッチリ抱擁。本当に、みんなよくやった!!
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| 2006年07月20日(木) |
サンチュー観光 ぶらり英国3日目 フリー・ランニング |
昼過ぎ起床。Jamesが珈琲を淹れてくれる。2時ぐらいまでダラダラ過ごす。Mattもやって来て、みんなで買い物へ。
道中、古い橋にペイントされた通称レインボー・ブリッジを通り、大きな公園へ。豊かな芝生が一面に広がり、子供達が走り回りお母さん達が木陰でティー・タイム。のどかな午後の時間が流れている。公園を横切り、若者向けのお店が並ぶ道へ。レコ屋から古着屋、古本屋まで、求めていたお店がここにある。Alexは用事の為、帰宅。Mattとニラと3人でショッピング。古着屋にて60's雑貨を漁る。日本の相場の半額くらいで、欲しいものだらけ。どうせ、持って帰れないものが多いので、小物類にターゲットを絞り物色。書籍、雑貨等を数品購入。古着を丹念に調べていると、リーバイスのビックEデニムジャケットを見つけてしまう。しかも、安いし、程度も良い感じ。悩みまくる。何度も見ては戻し、見ては戻す。欲しいが、お金も節約しないといけないし・・・で我慢する。今までなら迷わず即購入のところを今回は欲を見事に抑える。
Alex宅の近所にマイケルという黒猫がいて、かわいがる。みんなのアイドル、マイケル。少し休憩後、Alexと4人でノウンさんチーム+ニラが宿泊するホテルへチェック・インしに行く。長い坂道をひたすら登り続け、汗だくになってようやく到着。いたるところにカエルの置物がある妙なホテル。外も中もカエルだらけ。呼鈴押す、また仰天、ものすごいメイクのおばさん、いやおばあちゃんが登場。そして、よく喋る、このおばちゃん。一人でペラペラ。不思議なホテルだが、料金はそこそこ安く、設備もキレイ。とりあえず、ここがブリストル滞在中の日本チームの拠点となる。ホテルを出て少し歩き、老舗のPUBへ。ここでみんなは、サイダーを飲む。かなり強烈な酒のよう。店内は年配の方々が、ドミノをやったり、話をしたりして楽しんでいた。これが伝統的な、英国のPUBの風景らしい。
帰宅後、近所のPUBへ。ここには、名前は忘れたが、ミニ・ボーリングみたいな施設もあり、いつも遅くまで賑わっている。屋外のスペースには、たくさんの人々が酒を片手に大盛り上がり。英国に来てからすでにたくさんの人に会っているが、顔は覚えられても名前が覚えられない。ここでもまたPUBの常連の人達を次々紹介されるが・・・一度にそんなに憶えられません。
ノウンさん一行の到着時間が近づいてきたので、コーチ・ステーションへ。途中、ジャマイカン・タウンを歩いていると、どこからともなくレゲエやダブが鳴り響いてくる。さすが、ブリストル。到着後、少しコーチが遅れていたので、近くのPUBにて一服。ワールド・カップの話で盛り上がる。そろそろ到着しているだろう、と戻ってみるものの、その気配なし。話をしながら待つこと数分、一台のコーチがやって来る。みんなに隠れるよう指示を出し、看板の後ろに潜む。すると、ノウンさんの姿を確認。無事に到着でホッとする。Alexはいつも通り、写真をパチリ。しばらく立ち話。そして、今晩はとりあえず休みたいとのことなので、ノウンさん一行+ニラはホテルへ。
Alex宅近所のPUBへ移動。NickとDebbyが居たので、話をする。さっきのPUBにもDebbyはいたので、彼女は、はしご酒。Alexとビリヤード対決をすることに。閉店間際だったので、8ボールの1発勝負。接戦だったが、僅差で負ける。なんとも悔しい。4人でダラダラと話し込み、閉店後、ダラダラみんなで歩いていると、低い塀にみんな上りだす。そして、落とし合い。落とされた者は、また上がり、そんなことが、しばらく続く。深夜の街中、みんなで大爆笑。すると突然、Nickがフリー・ランニングをしようと誘ってきたので、二人でいたるところ縦横無尽に走り登りまくる。そのまま流れるように公園へ。すると立派な木が前方に立ちはだかる。Nickがチャレンジ、しかし、掴み所の無い木だったので自力で登れず。Alexと2人掛りでNickを押し上げ成功。その後、Alexに下から押し上げられ、上でNickに引っ張ってもらい木によじ登る。また、写真撮影。帰宅後、2時過ぎまでみんなで話をして、就寝。
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| 2006年07月19日(水) |
サンチュー観光 ぶらり英国2日目 ポーティスヘッド?! |
午前起床。庭にてタバコを吸いながら朝のブリストルを満喫。澄み渡る空が美しい。しばらくして、Alexも起きだし、向かいのサラの家にお世話になっているニラもやって来る。3人で朝ご飯。ご飯を食べていると、ルームメイト連絡用メッセージ・ボードにBroadcastのチケット買っておいて!と。AlexにこれはバンドのBroadcast?と聞いてみると、その通り。しかも、本日ブリストルにてライブ。ぜひ行きたいです!と今晩の予定に組み込んでもらう。
街の中心部へ。まず、今晩のチケットを買いに。そして、デパートみたいなお店へ水着を買いに行く。水着がセールで2枚買うとお得。Alexと色違いで購入。ニラの水着も購入後、急いでコーチ・ステーションへ。ポーティスヘッド行きのバスに乗り込む。2階建てバス。もちろん、2階先頭部分に陣取る。街路樹にバシバシ車体をぶつけながらバスは進む。ポカポカ陽気。牧場みたいな所では絵に描いたような風景が広がり、また、通り沿いのお家のガーデニングも美しい。
ポーティスヘッド到着。本当に小さな田舎町。Alex曰く、この町にGeoff Barrowは住んでいるとのこと。自分の町の名がバンド名、ポーティスヘッド。さらに、こんなのどかな町とポーティスヘッドの音楽は正反対だと。見上げると雲一つない青空、見渡すと芝の上にはたくさんの老夫婦、池にはアヒル達がガァガァ。海沿いを歩き、市民プールみたいな所へ。
猛暑、皆考えることは同じで、プールの前には長蛇の列。炎天下、順番を待つ。しばらくして、ようやく入場。汗だくのTシャツを脱ぎ、水着を着用。爽快。Alexは早々泳ぎに行くが、Tシャツ焼けの変なコントラストを解消する為、まんべんなく焼こうとしばらく寝転がる。肌がジリジリと。暑くなってきたので、プールに飛び込む。背泳ぎのように浮びながら空を眺めていると、真青な色に溶け込むようで気持ちが良い。その後、Alexと競泳や逆立ちをして楽しむ。ニラが子供達の遊んでいるゾーンに立っていると、地元の子供にまぎれてしまう。ニラは小さいし、地元の子供は大きい。
5時頃、お土産さんにてポーティスヘッド・グッズ購入。店を後にし歩いていると、後ろからバスがやって来る。Alexが、走れ!と言い出す。慌ててダッシュ。バス停手前で追い抜かれるも、乗降客が多かった為に間に合う。何でも、1時間に1本しかないそう。さすが、田舎町ポーティスヘッド。
帰宅後、ルームメイトのJamesと4人で晩ご飯。山盛りのサラダとライ麦パンをいただく。食後、Jamesとゆっくり話をする。日本のことや音楽のこと。その後、4人でBroadcastのライブへ。
ずっと見たかったBroadcast。CDよりも激しい演奏が、あぁ、カッコイイ。会場にてMattに出会う。なんでも、ギターリストの人はMattの友達だそう。ミュージシャン現地調達。テニスコーツのようだ。食い入るように最後まで。あぁ、カッコイイ。
終了後、ライブに来ていたAlex友人の車で帰宅。みんなで話し込む。しばらくし、別行動をしていたJames帰宅。話の流れで、5人でジェンガが始まる。白熱のバトルの最中、もう一人のルームメイトNick帰宅。小柄で動きが面白く、妙に気になる。Nickも参加し6人でジェンガ続行。3時頃まで。
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| 2006年07月18日(火) |
サンチュー観光 ぶらり英国1日目 日本〜タイ〜ブリストル |
当日朝まで旅支度。このTシャツを持っていくなら、このパンツが必要だ。いや、こちらの方が良いか、しかし、履いてゆく靴によるなぁ。なんてことを、毎度繰り返し、今回も大いに悩む。旅先で、服は可能な限り変えたい。一通りバックパックに詰め込み、仮眠。昼過ぎ起床。雨降りの中、数時間ばかり仕事へ。夕刻、帰宅。慌ただしくシャワーを浴び、時間もないのでタクシーを呼んで最寄り駅へ。京都駅で「はるか」の待つ30番ホームへとテクテク歩く。重いバックパックと長い通路が、忘れかけていたあの旅気分を呼び戻す。あぁ、関空。大阪の夜を列車は進む。長い橋を渡ると、そこはもう関空。
ニラが先に到着して待っていた。あぁ愛しの4階国際線搭乗口。でも、深夜便なので空港に人気はあまりなし。早速、お金を両替。タイ・バーツと、イギリス・ポンド。国外の新札の香り。ニラと荷物の話をしている内に眠くなり少し仮眠。ニラに起こされ出発2時間前だと告げられる。重い荷を預け、搭乗ゲートへ移動。この間、顔は平静を装っていても、内心かなり浮かれている。あぁ、関空。ゲート前で待っている間、禁煙ルームへ頻繁に出入り。以後、各国空港の喫煙ルームを「憩いの部屋」と呼ぶ。
ボーディング時間。エコノミー格安チケットの若者は、最後の最後。飛行機に乗り込み、いざタイ王国へ。久々の離陸に、胸も高鳴る。次に関空を見るのは、葉月初頭。深夜フライト、窓の外に楽しみはなく、暗闇に光るライトだけがチカチカと。とにかく、腹ペコだったので機内食を楽しみにしていたが・・・しまった!軽食!!あぁ近距離のフライトか!!アスパラ、胡瓜、トマトのサンド。胃は満たされないまま、眠りへ。
さほど眠れず起床。到着前の食事は、塩味の温野菜とバケット。腹ペコの胃に流し込む。あぁ、おいしいな。腹五分目ぐらいで、タイ王国到着。
空港内に漂う香り。日本ではないことを改めて実感。早速、「憩いの部屋」へ。 3人の先客。椅子に腰を下ろし、タバコを撒こうと紙を取り出すと、隣に居た男にフィルター付きのタバコを差し出される。互いに無言で一瞬見つめあう。 そして、タバコに目を戻すと、異国の文字。タイ語でもないし、まったくどこのタバコやら分からず。折角なので頂戴し吸ってみると、こりゃウマイ。会話でも、と生産国を英語で質問するも通じず。すると、横に居た男の友人であろう人にロシア製だと英語で告げられる。なるほど、分からないわけだ。すると、さらに男は無言で2本抜き取り差し出す。ありがたく頂戴し、2本目に火をつけて味わい深く喫煙。「憩いの部屋」を後にし、空港内をぶらり。適当な椅子を見つけて腰を降ろす。仮眠。
起床、ニラが持参の小説を1冊読破したとのこと。こちらも、読書開始。しばらくして、ボーディングの時刻となり、ゲートへ移動。腹ペコの胃にポテトチップスを流し込む。5分目は変わらず。胃は満たされないまま搭乗。タイ王国から英国へは長距離フライト。待ちに待った温かいご飯が運ばれてくる。パプリカに野菜炒めとご飯を詰めた彩豊かな食事。味も素晴らしく、ようやく胃は満たされ爆睡。起床後、二度目の食事。アルミを捲り驚く。さっきと内容あまり変わらず。でも、美味しいので、満喫。
いよいよ英国到着。定刻より少し早目。早速、屋外で一服。満たされる。英国通のikedくんから聞いておいた指示通り、コーチ・ステーションへ。チケット購入後、待ち時間思う存分喫煙。そして、いざブリストルへ。
道中、車窓からの眺めは素晴らしく、夕焼けに染まる夏の空、緩やかな丘が続く。あぁ、英国よ。フライトの疲れかニラは寝ていたので、一人3時間程窓の外に広がる英国をただ眺め続ける。
ブリストル到着。降りるとMattの姿を発見。早速、抱きしめ合い再会を喜ぶ。遅れてAlexもやって来る。いつも通り、到着写真をパシャリ一枚撮られる。そして、一言。髪は、どこいった?そういえば、前は長かったことを思い出す。で、Alexが被っていたハットを取り一言。俺は長くなった、と。束ねているが、たしかに長い。お互い、逆だ!なんて、どうでも良いことで盛り上がる。そう、もう何でも楽しい。長い2週間の始まり。
Alexの友人サラの車に揺られ、Alex宅へ。早速、庭の椅子に腰を下ろし、みんなと色々話をする。ツアーのこと、日本のこと。で、ここでAlexがテントを持ってくる。そうブリストル滞在中の我家、ヴァンパイア・テント。昨年の彼らが来日した際、過酷なツアーを耐え抜いた称号に与えられたヴァンパイアのニック・ネーム。それを冠した我家を組み立てる。一瞬で完成後、中に入り写真撮影。何かにつけて、写真を撮られる。2時過ぎまで話し込み、寝床へ。長い長い英国の日々は始まったばかり。
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| 2006年07月16日(日) |
アルバム完成!!そして英国へ |
先日、ようやくnight tellerのアルバムが完成。ただ、リリースはまだ少し先になる予定。8月末ぐらいに・・・未定。
そして、明日からしばらくの間、ぶらり英国へ。で、いつもの通り、出発時刻24時間をきっているのに、まだ旅の支度は何も・・・あぁ、何も成長していない。本当に明日から行くのだろうか??という実感の湧かない気分。
初めてのヨーロッパ。渡英経験者が皆さん口を揃え、この時期の英国は最高だ!!と。のんびりライフ満喫を心から望む。でも、行ったことない国なので、まったくイメージ出来ないなぁ。
とりあえず、愛しの飛行機に乗れるので、楽しみ楽しみ。
tricot
radio pollution
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