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HELEN&HEAVEN
Helen
MAIL

2003年02月22日(土)
国際通話


昨日は、インドネシア人のファ○マさんの家へ泊まりに行った。

ファ○マさんは我が社のピーマン娘のナ○ちゃんにイヂメ抜かれて辞めて行った。

辞めて一ヶ月後に、旦那さんが亡くなった。
これからという時に残念であった。

ファ○マさんの家へ泊まると、「これでもか!」と言うぐらいに食べさせられるので(笑)、その日の朝昼は粗食にしておく…。

電車とバスを乗り継いで行くのだが、すべて渡りが上手く行き、予定時間の半分の所要時間で到着してしまった。なんか、亡くなった旦那さんが呼んでいるような気がするネ。

夜ごはんは牡蠣フライとサラダとポテトフライ…。
前回は、ステーキとお刺身だった。

日本人以上にお料理が上手なんだな、ファ○マさんは…。
天ぷらとか揚げ物とかが好きな彼女のとこへ遊びに行くと確実に太る。^^;

久しぶりに会って、お喋りが弾んだ。

几帳面だった亡き旦那さんは、新しく購入したものには何にでも日付を書く。
昨日は、炊飯器の裏に書かれていたのを発見した。

今、ファ○マさんの愛読書は亡きオットの日記である。

それは、最初ファ○マさんからしたら義理の娘のM子さんが書いていたモノだけれど、要らなくなったので亡き旦那さん(つまりM子さんの父親)が譲り受けて書いたらしい。

M子さんは、アフリカのタンザニアにお嫁に行った。
アフリカ人と結婚している。

はっきりした性格で、はっきりモノを言う人らしい。

日記の最初の方のページには、M子さんの字で「今日は、一人でお留守番をした。気持ちが良かった。」と書かれていたそうな。

ファ○マさんは、「私は大家族で育ったから、ひとりぽっちはサミシイたち。でも、M子は違うみたい、反対のタイプね。」と言っていた。

さて、そのM子さんの日記には、「1日中ひとりのお留守番は気持ちが良かったけれど、階下の子供がうるさかったので、文句を言いに言った。」と書いてあった。
(ファ○マさんの住んでいるところはマンモス団地の最上階。)

続きに、旦那さん(M子さんの父親)の字で、「Very Good!!」と書いてあったそうな。

それはM子さんがいくつの時か知らないけれど、“文句を言いに行く娘と、誉める添削を書く父親”の構図が面白かった。

どうも、はっきりモノを言う親子だったらしい。

来月は、ファ○マさんの実娘が遊びに来るそうだ。
(ファ○マさんと亡き旦那さんはともに子供のいる再婚同士だが、ファ○マさんは国に子供を置いてきた。)

インドネシアの離島に暮らす娘夫婦の家には、電話は携帯電話しかない。
普通の電話を引くには大がかりな工事がいるらしい。

ファ○マさんの今所持している携帯は国際通話が出来ないので、新しく別の機種に変えると言う…、私の持っている携帯で色々説明していた。

今度は、携帯電話屋さんについていく約束をした。σ(´ρ` )

同じメーカーなら「教えてあげることができるよ。」と言ったので、その時には、簡単な取り説を平仮名で書かねばならない…。
携帯電話は、シンプルなのが良いね。(笑)






2003年02月20日(木)
ナイト・ガード


今日は、歯医者へ行った。

ジィちゃん先生は、4月に本格的に東京移住が決定したので、それまでに『ナイト・ガード』のスペアを作ってもらわねばならない…。

ナイト・ガードというのは、就寝時におくちにはめる樹脂で出来たマウスピースみたいなものだ。

歯のかぶせが取れる頻度が高いのは、夜半、上下の歯が激しく切磋琢磨するせいだと気づいたのは、近年である。(遅いよ。)

歯医者のジィちゃんが就寝時にはめるナイト・ガードを作ってくれた。

初代のナイト・ガードは、踏んでしまってまっぷたつに割れた。ヘ(><#)ノアイタッ

上顎にあたる部分の面積が広かったので、装着感はあまりよくなかった。

今のナイト・ガードは2代目で、上部前歯の犬歯から犬歯までかかる程度の樹脂なので、違和感は無い。(初代の改良型)

私はこのナイト・ガードが無いと不安で寝られない。

歯は、正確には一回モノを噛む毎にすり減るらしい。
だから、「成人してからはなるべく堅いモノを食べないようにしなければならない。」とジィちゃん先生は言う。

チェ〜ッ… ( ̄、 ̄) 歯ごたえがないとモノ足りないなー。

さて、今のナイト・ガードも実はヒビが入り始めている。
7年ぐらい使っているので、そろそろ寿命か…。

ジィちゃん先生が東京へ行く前に、スペアを作ってもらうことにした。

ジィちゃん先生のナイト・ガードはすこぶる高価なので、当分、赤貧の生活が続く…。



2003年02月19日(水)
ひつこくタイ米

「自分の炊いたタイ米はなぜこんなにもパサパサなのだろう?(ノ_・。)」

炊飯器で炊きあげるだけなんだから、間違うはずないではないか?
3合なら3のライン、4合なら4のライン、そこまで水を入れれば良いはず…。

再度ネットで検索したら、出てきました『通常の米の3割り増しの水』!

3割増しってかいてあるよ!(ノ゚ρ゚)ノ おおっ!
しかも、今回タイ米を炊くにあたって…自分が一番最初にプリントアウトしたページだ!!(をいをい

本当に自分ではいつでも…しっかりしている「つもり」なのだが、あまりにも突飛な間違いが多いことに気づく昨今。(遅いって。)

ここんとこタイ米続きで、血液までもがパサパサになっていそうな感はするが、『正確な水分量』で炊きあげてやらねば、胃の中へお陀仏していくタイ米様に悪いではないか?

よって今日はドライカレーにいたします。

☆市販のカレールー(小なら2,3人前 大なら4,5人前。 )

☆合挽ミンチ(カレールー小用なら300g程度。大用なら500g程度。)

☆タマネギみじん切り(これも好みで、だいたいルー小用なら、1個。大用なら2個程度)

☆にんにく、しょうが各ヒトかけをすり下ろす

☆インスタントコーヒーの粉末(大スプーン2,3杯カレーにこくを出すため使用)


♪フライパンでミンチとタマネギを炒める。
※その間に、電子レンジで鉢に割り入れた固形市販カレールーとひたるぐらいの水をチンしてルーを溶かす。

♪炒めた具材に溶かしたルーをいれ、ひたひたの水を足す。

♪にんにく・しょうがすりおろし、インスタントコーヒーの粉末、あれば牛乳を適量(好みで50〜100cc)いれ、弱火で煮詰めていく。

ドライカレーの粘度は好みです。
どろどろ(通常カレーのような粘度)がお好みならば、適当なところ火をとめて。

ぱらぱらしたカレーがお好みならば、焦げない程度に煮詰めていく。

さて炊きあがったタイ米は、以前よりは『もっちり感』が増えたようだ。

平たく大きめのお皿に米を敷き詰め、その上に煮詰めたドライカレーを適量まぶす。(ルーはかけ過ぎると辛いので注意して下さい。)

百均で購入した干しぶどうと缶詰グリーンピースを散らす。(←こちらも好みで。)


やっとパサつき過ぎるタイ米とはおさらばできたが、も少し粘度が欲しいね?

(; ̄ー ̄ 自家製『ブレンド米』に挑戦して行くか…。

(o・。・o)あっ! 「サフランライス」にするの忘れてた!!




2003年02月18日(火)
レンジでパスタ♪

一人分のご飯って!
一人分のスパゲッティって!

作るの面倒くさくないですか?

わたしゃいつも電気代や水(湯)代が勿体無いと思う。( ;^^)ヘ..

先の日曜日に退職したインドネシア人のファ○マさんの住む団地へ寄った。

彼女の会社の更衣室ロッカーに置き忘れた『携帯電話の取説』を届けるためです。

その時に、「今日1日外出していない。」と言う彼女と一緒に、すぐ隣にある大型百貨店に寄った。

見つけたのが『電子レンジでパスタ(一人用)』のできる耐久ガラス鍋。

なんとこの耐久ガラス鍋は、
鍋にパスタと水と塩と油を入れて500wで約9分…チンするだけで、パスタがゆであがるのです。

貴蔵さん♪欲しいでしょ?(すでに持ってたりして…w)

パスタの他にラーメンやうどんまで出来る。
勿論、温野菜だって!

\_|ーθー|_/ バンザーイ

いっしょに欲しがったファ○マさんを制して、「まぁ、待って♪私が先に試しに使ってみて、だいじょうぶだったら買ってみてはどうか?」我ながらナイスアイデアだ。

ρ( ^o^)b_♪ランラン♪

いかんせん定価¥1,000だからネ。惜しくはないんだけど、もし失敗だったら腹立つし、ガッカリ来るやん。(笑)

今夜、百均でパスタとトマト&バジルのパスタソースを買ってきて、試してみた。

ヾ(@⌒¬⌒@)ノ ウマヒィ ♪

なかなかナイスな出来具合だ。

すこし、辛みが足りないナ…タバスコとフロムヘルソースを天秤にかけて、ヘルソースを選び… 

少量だけなのに失敗した!と少し後悔。クチから火を噴きそうですにょ…。(;´Д⊂)

明日、ファ○マさんに購入を勧めて、ついでにパスタ好きの友達(一人暮らし)のために、もう1個買っておいてもらお〜っと。

HARIOってぇとこの製品…

なんってことない耐熱ガラスですが…。(笑)





2003年02月17日(月)
タイ米

以前のBBSのレスでチラリとお話ししましたが、私が焼き飯やケチャップ飯をつくるときは、いっきに5合分ぐらい作り置きします。(冷凍)

それは「あれ〜何か物足りない〜。。(´ρ`)。」時や、「弁当作り…邪魔くさ〜。
( ̄、 ̄)」って時に大活躍します。

いくら大きなフライパンであったって、粘りけのある日本米をひっくり返すのは力仕事だ。

「タイ米なら楽できる。(*゚0゚)ハッ!!」…ひらめいた。(遅いって)

ネットで検索しました結果、そこそこのお値段のはありましたが、(タイ米を売っているのは)京都に一軒だけ…とある米屋さんのが一番安かったな。
そこは、近隣の地域しか配達してくれないので、わざわざ買いに行きましたがな…京都の南の果てから北の果てまで…。(゚×゚*)プッ

おかげで、懐かしの『スライスハラペーニョの酢漬け(激辛ピクルス)』をその米屋さんの近くの大型スーパーでゲットできたので、災い転じて福となす…かすぃら…♪

さ、スライスハラペーニョの酢漬けとタイ米が手に入ったなら、アレを作るしかないでしょう、焼き飯。

タイ風焼き飯…。

今から遡ることウン年前…(あまりに遡ると歳がバレるのでこの程度にしておく。w)

自費でアメリカ留学していた私はとても貧乏留学生だった。

そんな中でも、リトルトーキョーからほど近い(たぶん、近かったように記憶する。)ロスでも有名なタイフードレストランがありましたのだ。

そこは、安価で美味しくて有名でいつ行っても待たないと入れなかった。

いつも食べていたのは、『タイ風焼き飯』と『トムやん君スープ』です。さらっとしたタイ米でコクのある味の焼き飯には、小皿でスイートサワーソースが付いてくる。

スイートサワーソースは、一言で言えばさっぱりしたスィートチリソースに似た味付けかな?
どちらかというと韓国の水キムチの汁に近い感じの味かも。

青唐辛子(そんなに辛くない)のみじん切りの浮いたスィートチリソースを焼き飯にパシャパシャかけて食す。
ライムの半月切りの入ったコロナ(瓶)ビールをラッパ飲みする。

ロサンジェルスの青くて乾燥した空にぴったりのお料理だった。

( ̄ε=‥=з ̄) フンガー さぁ、懐かしの味を再現するわよぅ!!

私は、外食して「オイシカッタニャー~(=^・・^)ノ♪」と感じる味は自宅で再現してみないと気が済まないタチなにょです。

タイ料理には欠かせない 『ナンプラー』買ってきた。ヨシッ♪

ナンプラー(魚醤)
 
= 日本の秋田の“しょっつる”、 石川の“いしる”のようなもの

《 特 徴 》
タイを代表する調味料で、日本の醤油のように使われているタイのナショナルソース。
小魚を塩漬けにし、発酵させた上澄みを熟成させた調味料。値段は、1本200mlで¥300くらい。

《 用 途 》
日本の醤油のような使い方とほとんど同じ。煮物や炒め物、鍋物のベース、サラダなどあらゆる料理に使えます。
味噌汁の隠し味として、ちょっと加えるのもおすすめです。

…と検索したら出てきたがほんまかいな。(みそ汁に入れるの)

ナンプラーはすっげぇ臭い。

魚を腐らせて作るんだから当たり前といや当たり前だが…。^^;

留学していた頃クラスメートの日本人女性がタイ人家族と暮らしていた。(正確にはタイ人の彼氏とその家族。)

彼女は「“ナンプラーを使った料理”と“普通に腐った料理”と匂いでわかんないから良く間違って捨てちゃって、彼のお母さんに叱られるの!(;-_-) =3 フゥ」と愚痴っていた。

ほんとうに臭い。
はっきり言って伊藤さんのお尻の匂いだ。(はっきり言ってごめん。)

だけど、隠し味として焼き飯等に垂らすと料理に深みが出る。

タイ米は普通に炊飯ジャーで炊くのですが、方法をかえると米の粘度を変えられるらすぃ…。

よりパサパサ感を出したかったら、水の代わりに熱湯で炊きあげるらしぃ。
より粘度を出したかったら、90分ほど水に浸してから…。

今日は、念願のパサパサに挑戦した見たが…パサパサし過ぎた。(ノ_・。)

まるで、マン○ンライフのコンニャク米みたい。...((((( ̄‥ ̄;) マ、マズイ
(私には、これでダイエットにチャレンジしたが、不味くて辛かったトラウマがある。w)
今度は、ちゃんと、水から炊くか、浸けおきした米でチャレンジしてみよう。(教訓)

さて、焼き飯にかけてるためのスイートサワーソースに入っているであろう『レモン』も買ってきた。ヨシッ♪にんにくもあります。

ネットで「これかな?」と思えるソースの作り方を検索したので、それに基づいて作ってみる。

★ ナンプラーと絞りレモンを同量
★ 砂糖少々
★ すり下ろしにんにく少々
★ 唐辛子少々

以上がレシピ(たぶんナマ春巻きのためのソース)だが、なんだか違うな…

味が濃すぎたもん。^^;

今度は鶏ガラのスープで割ってみようか…。
青唐辛子の刻んだのとショウガも足りないような気がする。

それでも、スライスハラペーニョの酢漬けを付け合わせにそれなりに美味しくいただきました。
( ̄〜; ̄)ムシャムシャ ごちそうさま♪

夜半、お腹がシクシク痛いんで目が覚める。

味の追求はしたいけれど、当分辛いモノは控えねば…。
(;´Д⊂)



2003年02月15日(土)
人間は考える葦である


歯医者のジィちゃん先生は、たまたまだが私が『ネット』で、いとも簡単に小林秀雄のカセット・テープを手に入れたので「へーっ!便利な世の中になったなぁ!(*゚.゚)ホ・(*゚。゚)ホーーッ!!」と驚いていた。

なんでもネットで簡単に手に入る世の中…確かに便利になったが…

『現代は飽食の時代で、24時間操業のコンビニ等により“夜の概念”が無くなり、なんでも手に入る世の中になったが、精神文明は立ち後れているのではないか?』という話題になった。


歯医者のジィちゃん先生は、なんでこないな思索好きになったかというと『子供の頃病弱でとりわけ結核で入院していた期間が長かった。』から、病院の天井を見つめながらベッドの上で思索に耽る時間が多かったからのようです。

確かに、入院生活は長く…それが何年にも渡ると今の時代のように貸しテレビ等も病室にないだろうから…考えざるを得ない状態になっちゃったのかも知れない。

幸いに病気は治って退院した。

家の隣の子が眼鏡屋の息子で、その当時貴重だった肝油の粒(缶入り)を分けて貰い、1日1個ずつ嘗めて栄養をとったらしい…。

戦前に廃業したか戦後に廃業したか忘れてしまったが、歯医者のジィちゃん先生の生家は缶詰工場をしていたらしい。

大阪の生家は空襲で焼けてしまったと言っていた。

何年も落第しながらのんびり歯科医の免許をとった彼は、

「これからの世界に目を向けなければならない。日本は資源が無いから何をするにしても頭打ちになる。」…先見の明があった彼は、船により韓国経由でアメリカに渡るつもりだった。

乗り込む予定の船は目の前で爆撃され、沈んでしまった渡米の夢と共に…。

…そして、現在に至る。(笑)

戦争経験者の彼は、現代の飽食を嘆く。
思考能力を失った現代人を嘆く。

私:「そうよねー。今は24時間テレビもやってるし、インターネットという媒介もあるし、情報は寝転がってたって手に入るもんねー。考える能力が退化したってしかたないよ。」

ジィちゃん先生:「贅沢になりすぎたナー。┐('〜`;)┌」

私:「戦争を知らない私の世代もそうやけど、平成生まれはもっと可哀相かもしれん。」

ジィちゃん先生:「アカンなー!もっと考える時間を作らないと!!」

私:「どやったら、モノ考えるようになるかなぁ…。」

ジィちゃん先生:「せやなー。手始めに夜は7時に消灯。電気使えんようにする(家庭への電力の供給を止める。)とかやねー。うん!(^^)」

私:「それ、イイねー♪真っ暗闇だとしょうことなしにモノ考えるようになるなぁ。」

二人で(・∀・)ニヤニヤ…。

そんな早い時間の消灯は困るが…
ジィちゃん先生の考えは、突飛で面白い。(笑)



2003年02月14日(金)
人間くささ

今日は、歯医者のジィちゃん先生に頼まれていたカセットテープを渡しに行った。

歯医者のジィちゃん先生は、無類の『小林秀雄』ずきで、その書籍は殆ど蒐集している。

ちょっとした文学雑誌の対談や講演まで蒐集していて、私に「ワープロに打ち直して…。」と頼まれることもしばしばある。

そんな時は、チェックを兼ねて予備にコピーをするので私自身も文書のストックが増えてしまった。

私が若い頃は、何の興味も持てず難解なだけの文書だったが今となっては人間の根幹に即した小林秀雄の思想は財産だ。

さて、歯医者のジィちゃん先生に頼まれたカセット・テープは小林秀雄の講演を録音したもの…
確か二巻セット合計5個だか10個だか全集で買うと2万円もするシロモノである。

歯医者のジィちゃん先生は「“信じること と 知ること”の講演だけでエエねん…あとは持ってるし…。」と言っていた。

さて、バラで売っているのかな…。

私:「いちおうネットで検索してみるけれど、バラで買うのは難しいと思うよ。小林秀雄好きは多いから市場に出回らぬかも知れぬ。セットならあるけれど、2万円もするしなぁ…。(^^;;;」

ジィちゃん先生:「そうかー。(-"-; 2万円のんしか無いんかー。どうしても無かったら、先生がんばるわー!(*゚皿゚)ニカっ」

先生… 何をがんばるのかしらんけれど、患者から暴利をむさぼるのは止めてくれよ。(笑)

さて、ネットで検索してみると偶然に1件だけヒットした中古カセット♪
幸い保存状態は良いそうなので、スグに購入 2巻セットで¥1,800
+送料等
いやー、安く上がりましたな…。
しゃっしゃっしゃっ♪(゜▼゜*)

まずは、音質をチェックせねばなりませねん。
チェックを兼ねて、MDにダビング♪(←ちゃっかり者と人は言う)

ええナー。
深いなぁ…、小林秀雄は。

講演の中で、民俗学の『柳田国男』の作品に触れている箇所がある。

私も以前読んで、あまりにも生々しい情感が辛かったので深く精神に突き刺さったいる実話がある。
口述筆記というのだろうか、
柳田国男がある囚人から聞いた話しだ。

その囚人は山で炭焼きをしてまかないをたてていた。

囚人には男の子の幼子と、そして同い年の貰い子の女の子の子供がいた。
女房はとうに亡くなっていない。

山で木を焼いて炭にしてそれを町に持っていって売るわけだが、そうそう売れない。
貧しい暮らしだ。
とうとう最後の米も底をついたというのに、その日も売れなかった。

ひもじい思いをしているであろう幼子の顔を見るのが辛くて、炭焼きは帰ってくるなり昼寝した。

起きると辺り一面、真っ赤な夕焼けである。

幼子達は何をしているのか?様子をのぞきに行くと、男の子がナタを一生懸命研いでいる。そばで女の子がしゃがみ込んで、ナタが研がれるのを見つめている。

そして、男の子はこう言った。

「おっとう!これで、僕たちの首を切ってくれ。」

そして、女の子と二人して土間の入り口玄関の扉の引き戸のみぞを枕代わりに寝っ転がった。

炭焼きは、ただ夕焼けの紅さに「クラクラッ!」と目眩がして、一瞬我を忘れてナタを振り下ろした。

自分も死のうと思って死にきれず、うろうろしているところを警察に捕まって逮捕されたわけです。

で、この話しを表面的に受け止めると単なる『残虐物語』となってしまうのですが、本当はそうじゃない。

子供達は、ひじょうに親おもいで「自分達が死ねば少なくとも2人の食い扶持が減る。おっとう一人だったら何とか飢えをしのげるのではないか?」

そう、二人で相談して決めた優しくも辛い選択だったわけです。

…この話しを知るたった一人の人間が柳田国男だった。

その当時、流行の恋愛物語への柳田国男の警鐘だったと小林秀雄は言う。

人間は確かに知識も必要だけれど、もっともっと深く物事を知ることが大切だと言っているんではないかな…と思う。

そんな話しを歯医者のジィちゃん先生としていた。

* 小林秀雄

小林秀雄【こばやしひでお】(1902−1945)東京生まれ。東京帝国大学仏文科卒業後、評論家として活躍し、近代批評の確立者といわれる。主な著書に『ゴッホの手紙』『考えるヒント』等がある。





2003年02月10日(月)
“あばずれ”とは…

『あばずれ』の語源ってなんだろう…。

あばずれ( 阿婆擦れ)  

a hussy; a bitch; a witch. 

ビッチやウィッチ(魔女)は、なんとなくニュアンス的にわかる。

hussyってなんぞや?
→ おてんば娘 (a brazen [shameless] 〜); ふしだらな女. 

(・ロ・)ホ,('ロ')ホ--ッウ!!!


webことば百科

〜日常語の語源〜 より

あばずれ…

悪く人ずれのした者、すれっからし、あつかましい者、ずうずうしい者、なまいきな者などを称して「あばずれ」といい、多くは若い女性にいう。

語源は古く、浮ついた様子をいう「淡(あわ)し」が重なった「あわあわし」が、人にもまれてずるがしこくなった「あわすれる」に変化し、「あばずれ」になったもので、平安時代の宮仕えの女房社会ですでに使われていた。「阿婆擦れ」と漢字を当てる。

ずいぶん昔からある言葉ですのね。(^^;;


先月、実家へ寄った次の日に、母に連絡があったので電話した。

母:「あのな〜。昨日な〜、ごめんなぁ〜。( ̄_ ̄ ;」

私: (何?なんのこと? 突然(?-o-)(?+_+) …天に誓って夕べは親子喧嘩してない。(笑)

私:「(・−・)・・・ん? 何かあったっけ?」

母:「夕べ、あんたに帰りがけに “あばずれや…。(´m`)クス♪”て、言うてしもてん。傷つけたかな〜っと思って…。
ゴメン(-人-;)(;-人-)ゴメン 」

私:「┗|*`0´*|┛ワッハッハ!! あばずれやって〜〜!」   ←ヾ(・ω・o) ォィォィ 君のことだよ。

母:「ほんまに、堪忍やでぇ〜。(゚人゚;) 」

私:「全然、気づけへんだわ。ほぉ。そんなん気にしんときィ。(笑)」

前後の会話を忘れたけれど、たぶん、私の大切な生真面目な知人の話題をしていたんだろう…。(私の周りの知人は皆、素朴で真っ直ぐなヒトばかりです。勿論、ネットでのお知り合いも♪)

…親しき仲にも礼儀あり…の言葉が頭に浮かんだ。

この母には、彼女の若さゆえか、沢山傷つけられたこともあったけれど、私も沢山つけたことがあったけれど、大人になれば、親の苦しさも理解できるようになってきて、で、とどのつまりは肉親ってなんとなく許せてしまうから不思議…。

その晩、実際、私は帰るのに頭がいっぱいで、彼女のゆうところの『暴言』(笑)に、気づかなかった。

万が一、気づいたとしても…
母は、日頃の私の行状をしっているし…``r(^^;)ポリポリ

私が一つ決めたらなかなか浮気をしない性格も知っているはずなので、そんなに深刻に受け止めないことだろう。

だけれど、お悩みいっぱいで、ココロの許容量が極端に少なく…睡眠不足でキリキリ…カリカリ…の時に言われたら、

「 (▼O▼メ) ナンジャトっコラーー!!

 ヾ(▼ヘ▼;) その、アバズレ 産んだんは、てめぇやぞ、ゴルァっ!!」に、なるんだろうか…。(笑)

あばずれ…でも、淑女でも…どちらも当てはまらないなσ(=^‥^=) の場合。

どっちでも、エエわ。ヾ(・ε・。)ォィォィ

数年前、母に連れられて行った『霊視占い』では、占い師に、

「( ̄o ̄) あんたの気質は“芸者”!」と、キッチリ断言された。

がっくり肩を落とす母の側で、(そうかも知れん。そうで無いかも知れん。どのみち、女は娼婦の部分を持ってるんじゃいっ。 (;`皿´) い〜だ!! ) そう、思っていた。

オンナはな、聖女と娼婦、神聖と冒涜のタイトロープの上を、ゆらゆらバランス取って生きてるんぇ…。
( ̄‥ ̄)=3 フン

…そんな、「あばずれ」の定義を求めてネットを徘徊していたら、こんなURLを見つけた。
↓コピペで飛んでね。(お手数かけてゴメンナサイ…。)

http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/Encourage-Women-Linux-HOWTO/x175.html

“Linux に女性を招くための「べき・べからず」集”なんですが、とても、勉強になりまするのよ、殿方♪=^-^=うふっ♪

そのまま“自分のHP に女性を招くための「べき・べからず」集” とでも通用するような内容でぃす。

☆性差別的なジョークを言わないこと …から
☆女性を十把一絡げに扱わないこと …等

とりわけ…

☆ガールフレンドや妻だからといって過小評価しないこと
☆ガールフレンドや妻を独立した人格として扱うこと

…は、プリントアウトして、これみよがしに食卓においておいたりして。ウフフ(女性陣)

anyway…人間の尊厳は、お互い守らねばなりませぬね。

d(^-^)ネ!

※ Linux とは…
自由に再配布することのできる, 独立した フリーのUnix 系オペレーティングシステム(OS)。
私も興味がありまするのですが、ウインドウズの脅威かも知れませんね。





2003年02月09日(日)
雨…

しとしとと…降り続く雨音が、深く心に染みわたる…。

思うんだけど…

『片思い』…てのは、究極のマスターベーションやんね?

『片思い』の最中にどんどん相手を偶像化して、実物にそぐわない人物になっていっている。

それは、結局、一人よがりなんだろう…ナと思う。

携帯メールを打っても、PCへ入れても、返信はこないから…続けられるのかな?

私にとっては、実体を伴わない偶像だから、会えなくてもあまり苦痛は感じない。

返って…

会えない方が、長く(自慰行為を)楽しめそうな気がする。

ずるいんだろうか…

ずるいんだろうね…

ずるいのは、でも、お互い様だろう。

お互いの気持ちはわかっているのに、歩みよろうとしないのは、それぞれにそれぞれの立場があるからだ。

雨の日に、記憶の底から、薄く儚げなあなたの横顔をひろいあげてみる…。



2003年02月07日(金)
あなたはあなた  わたしはわたし

人と人との間のスタンスは、どう測ればよい?

この頃、思いわずらう世の中は、他者とのスタンスが測れない世相。
『おもやり』や『けじめ』がなくなってきたこと…。

人はどんなに親しい関係になっても、夫婦であってさえも、それは法律上の定義であって、根本的には他人。別個の生き物、別々の魂。

人口の数だけ、個性がある…ということを、再三再四、鑑みるべきではないかな…と思う。

〜親しき仲(中)にも礼儀あり〜

仲の良い間柄でも礼儀は守らなければならない。
礼儀を忘れてしまうといくら仲が良くてもそれが原因で仲が悪くなってしまうことがあるので、親密(しんみつ)であればこそ、礼儀を忘れてはならない。

英語では…

Familiarity breeds contempt.
狎れ狎れしさは軽蔑を生む

A hedge between keeps friendship green.
間に垣根があれば友情は長く続く



ヤマアラシのジレンマ(ハリネズミの法則)という言葉は、有名ね。

二頭のハリネズミが近づこうとすると、互いの針が相手を刺して、お互い痛い思いをする。

そうやって痛い思いをして初めて、“つきあいには一定の距離が必要である”ことを知る。

傷つくことを恐れて躊躇するハリネズミは、まだ可愛いと思う。
なかにはでも学習能力なく性懲りもなく近づいてきて同じ過ちを繰り返すハリネズミもいる。

ハリネズミの『針』が、1本でも刺さると 

“ 致命傷 (-ノ-)/Ωチーン ” になってしまうものがいれば、

“ (*゚・゚)ンッ? なんか刺さった?” のものもいるし…、 致命傷とまではいかなくても、

当分 “(∋_∈) イテテテテテ…” と 傷口癒えぬものもいる。

人の数だけ、価値観も違うように、人の数だけ『痛みの深さ』が違う。

自分で自分のウィークポイントを売りにすることはあっても、他者から改めて指摘されて嬉しい方がいらっしゃるのなら、挙手してみてください。理由が聞きたいから…。

そこを巧妙についてくるハリネズミもいる…。
基本的に、『おもいやり』というパーツが脳から欠損しているのではないか?と思う。

また、『あの人と私はこれだけ親しいのだから、これだけ突っ込んだ話題ができるのよん♪』と何か勘違いしているハリネズミもいる。
基本的に、『羞恥心』というパーツが脳から欠損しているのではないか?と疑う。


「人の嫌がることを言ったりしたりしてはいけません。」 … と、ものごころつく頃に教わるのが大多数…。

日本人の古きゆかしい美徳の一つは、『思いやり』であることなのに、嘆かわしい…。

そして、『思いやり』の文字を見て、 ┗(-_-;)┛オ・・オモイ… 【槍】  なんて、チャカす言葉が脳裏に浮かんだ君は、死にたまへ…。

TPOをわきまえてくださったら、それでイイです。┫ ̄旦 ̄┣ フッ

ネットは特に“文字だけがその人の判断材料”となるということが意外と盲点である。

私がHPを開設した頃、どこからかリンクを辿って好んで来てくだすったお客様がいた。

その頃、今の日記のように、2つのBBSを開設していた私は、1つめのBBSが上手くいかなくて、結局一つに絞ったところ、そのお客様のカキコが無くなってしまうこととなり、哀しい思いをさせてしまった。
BBSというものは、過去へ行ってしまう簡易伝言板みたいなスタンスを持ち始めていた私は、自分の思いやりのなさを猛省した。
幸いに気を取り直して、来続けてくださっているので、私の針は少しの攻撃で済んだのかも…と、ほっと胸をなでおろしている。

私には単なるBBSではない始動し始めのページのカキコを(あまりに多くは書き込まれていなかったもので)皆で育てている気分で一生懸命していた時期がある。

ある日、忽然と消えたので尋ねてみれば、「ああ、あれね。 ( 。・・)/⌒□ポイ っ♪ 」 したそうだ。

=( ̄□ ̄;)⇒ 驚いた!!

消えたことが驚いたのではなく、そうやって 他者のココロを 「( ̄― ̄)ノ” ゚ ポイッ」できる、そんなカルトな心理が信じられなかった。
世の中というものは広い、いろんな人種がいるのだな…と改めて感心した。

そんな些末なことで怒る自分はイケナイ人間なのかと真面目に悩む人間がいれば…、
足下を見透かしているかの如く、笑顔で踏みにじっていく人間もいる…。

だけどハリネズミ…どんどん墓穴を掘っていることに気がつかないのかな。

「けじめのなさ」と人間関係のトラブルは正比例していく…。

中国の故事にも「君子の交わりは淡きこと水の如し、小人の交わりは甘きこと蜜の如し」とある。

人間のちいせぇヤツは、ツルんでネチョネチョしてるのが、好きなんよ。…というところか。
大人(たいじん)になりたければ、自分の足で、しっかり立て!!
小人のままでいたければ、ハリネズミの巣の奥でいてなさい、誰も傷つかないですむから。


距離は、他者に決めてもらうものではありません。
自分で測るものです。

人の玄関の広さはまちまちなのだから、自分のつま先で探りなさい。
そうして、少しでも、「泥をつけてしまったな…。」と感じたのなら、次回から学習しなさい。


… いやぁ、今日は愛情溢れる日記だなぁ…。(▼∀▼) フフフ ヘヘヘ ホホホ