A Will
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2013年01月28日(月)




1度許せば、2度目があることは、
火を見るより明らかで、

そうして、わたしは、
もう抵抗さえしなかった。



面倒だった。



終わって、ボタンを閉めていたら、
「なんで?」
と、聞かれた。

わたしは、何がなんだか解らず、
ただ首を傾げた。


「この間は嫌がったのに。なんで?」


傾げた首をゆっくり戻して、
思わず笑ってしまった。

怪訝だったのか、手首を掴まれる。


「嫌がるほうが、好みですか?」

笑ったまま尋ねたら、
ますます眉を潜め、違う、と、
ボソリと呟いた。



腕を引かれ抱き締められて、
「よく解んねぇ」
と、呟かれ、わたしは目を瞑った。




何も考えたくない。




腕の中は温かい。
顔を埋めた肩は彼の匂いだ。


それだけで、いい。



はず、なんだけどな。




なんでかな。

わたしは、今夜、きっと眠れない。
泣くこともなく、ぼんやり起きてる。


だったらさ。
せめて、美味しいコーヒー飲みたいな。



2013年01月22日(火)




最低だ。

こんなの最低。


いくら、みんな帰ったからって。
いつ誰が来るか解らないのに。

そして、わたしは嫌だと言ったのに。


ひどいよ。

と呟いたわたしに頭を下げた。

ごめん。



許さないと言えば良かったのか、
許すと言えば良かったのか、


もうしないで。
また、出来ると思わないで。

それが精一杯だ。


所詮わたし。こんなもん。
なり下がる、なんて簡単だ。



あなたの我慢の限界、なんて。

わたし知らない。
知らないんだよ。



少し泣いたわたしを、
迷いなく抱き締めた。

抵抗ごと抱き締めて、何度も謝られた。


はなして。


このタイミングでキスしようとする彼は、
いったい何を考えているんだろう。


本当の本心は喜んでる、と
思われているんだろうか。


抵抗しなかったのは、怖いからだ。
大泣きしなかったのは放心したからだ。

結局、わたしは。
男の人にとって、そんな女にしかなれないのかな。




どうしたら普通に愛してもらえるんだろう。
どうしたら大切な人になるんだろう。



自分で自分が、きっと一番嫌い。


これが初めてじゃない。

泣いて抵抗して、痛い目にあって、
抵抗さえしなきゃ早く終わるから、
手を握りしめて数を数える。アルファベットでも良い。

早く終わるから。


あーあ。かなしいな。




やっぱり、好きにはなれないや。

わたし。わたし嫌い。





2013年01月05日(土) 浮気。




懐かしいって、思った。


寂しいとか、悲しいとか、
恋しいとか、愛しいじゃなくて。


懐かしい。



13才のわたしには、
君が驚くほど、頼もしく見えた。

大人だと勘違いしてた。


冷たい手が、好きだった。
少し長い前髪も、日に焼けない肌も、
まだ安定してない声も、好きだった。



会いたいな。

そうしたら、抱き締めてあげられるのに。



今なら、
わたしのほうが、うんと大人だから、
甘えさせてあげられるのに。


やっぱり、好きだよ。

これだけは変わらない。


わたし、君のこと好きだよ。大好きだよ。




会いたい。

ねぇ。会いたいな。



2013年01月01日(火) 1年の。


計。


ダイエット、というか体型。

色気をつける。
(けど、どうしたら良いんだろう?)

整理整頓。あらゆるものを。



色々と考えてみて、
あがくことに飽きた。

流されてみたところで、
わたしがいなくなるわけじゃない。


だったら、もう、流されてみる。



恋をすることは、やめられなくて、
悲しいけど、恋愛下手のくせに恋愛体質で、
いつまでも上達しない。


わたしは、不埒な人間だし、
世間一般でいう不誠実な人間だけど、

誰かを傷付けて、幸せを感じる強かさも、
自分さえ良ければ良いと言い切る傲慢さもない。


ただの、ずるくて弱い、ちっぽけな。



メールを、送れない。

送るべき相手にも送れなかった。
送りたい相手にももちろん送れなかった。


意地、だ。

今年もよろしくね。
なんて、送れない。


嘘でも言えない。


出来れば、相手が送ってこない理由も、
似たようなものであってほしい。



今年は、

身の引き方が、上手くなると良いな。

さよならが上手なら、
恋愛も上手だと、なんとなく思う。


憧れちゃうね。


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