A Will
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涙が出たら、どれだけ楽だろうかと考えた。
気が緩めば、出てきそうな涙を堪えてそんなことを思うのだから、 わたしの頭の中は相当暇らしい。
客観的に考えようと、ぐるりと俯瞰する。
頭の中の所々に点在する「もうだめだ」って気持ち。 それを見つけて貰いたい出たがりなわたし。
どう考えたって、きもちわるい。
久しぶりに思う。
煙草吸いたい。
高校生の時に煙草なんて吸ったことなかった。 (誰も信じてくれないけれど本当に吸ったことなんてない)
吸いたいとも思わなかった。
けれど、煙草を吸いたいと思うと、あの頃の焦燥感を思い出す。
どこへ向って、どこへ行けば良いのか、 ふわりふわりとした感覚。
自分の足なのに。
その足許のおぼつかなさの懐かしさにクラクラする。
薄氷。 足を踏み入れたら割れることは容易く想像できる。 その下にある、痛いほどの冷水が、それでも懐かしくて仕方ない。
痛くても、苦しくても、
それが、どうみても踏み外した道であっても。
どうしようか、この誘惑。
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