A Will
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月が綺麗でした。
手を伸ばせば触れそう、と思って、 手に入ったら食べたい、と思ったのです。
だから手を伸ばしたら、その手を握られました。 冷たい手でした。 私には月と同じくらい綺麗に見えました。
ただ、それだけでした。
私、眠たかった。 私、疲れてた。
もうやめて、と言ったら口を塞がれました。 それが、ものすごく優しくてびっくりしました。 おとなしくしていようと決めたのです。
声が。誰の声だかわからなかった。 私の声でした。
あぁ、こんな声も出せるのだと笑いたかった。
笑いたくて、笑いたくて、でも私泣いていました。
月が綺麗だった。 手が冷たかった。 とても優しかった。
だから、私、泣いていました。
それが、私の初めて知った悦びでした。
げ。と隣にいた彼が呟いた。
「どうしたの?」
「ん?んん〜。字を間違えた。妻って毒に似てない?」
妻。
毒。
まぁ・・・確かに。ちょっとは。
「「僕の妻になってください」って書こうと思ったんだけどな」
「それプロポーズ?」
「うん」
だったら、間違えるなよ。妻と毒。
「答えは?」
「ちょっと待ってて」
紙とペンを借りて、同じように文字を書く。
「げ」
「どうした?」
「「わたしの夫になってください」って書こうと思ったんだけどさ」
「うん」
「夫と失って文字間違えちゃった、似てるよね」
2005年01月08日(土) |
おめでとうございます。 |
あぁ、すごく前に年明けしてますね。
お年玉がもらえない年齢になってたことに、漠然と安心しました。 明日、成人式が行われるのが、もう他人事じゃなくなりました。
涙がでそうです。
銀座線に乗りながら、窓の外を見ても、つまらないと思いました。 東京はわたしには似合わないと思いました。
寒い外から、暖かい家に入るのがこんなに幸せだと思いませんでした。
やっぱり涙がでそうです。
ウーロン茶が飲みたいです。 チョコレートが食べたいです。 綺麗になりたいです。
今日もあなたが好きです。
おせんべいを食べました。 梅酒を飲みました。
お風呂に入って早く寝ないといけない時間になりました。 明日は早起きしなてはいけないのです。
今年の抱負は、愛しい人になる、が良いなと思いました。
ようやく、泣けたみたいです。
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