A Will
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気づいたら20歳。 18日には19歳で、19日には20歳だ。
劇的な変化が1つだけ。 いつも一番だった人からなんの音沙汰もない。
寂しくない。怒ってなんかいない。 可笑しいよね。笑うでしょ?わたしなら笑っちゃう。
日本にいないのかもしれない、なんて思う。 もしかしたら、もう世界のどこにもいないんじゃないか、なんて思う。 だってそれがすごく似合う。
それに、それが一番素敵な理由だとも思う。
誕生日だから特別ってわけでもない。 拗ねるほど、重要視していないってことなんだけど。
あぁでも、プレゼントはちょっとほしいかな。
優しいことは知ってた。
親切じゃないことも知ってた。
わたしはきっと似てる。
わたし、あんな風になりたかった
、のかもしれない。
水張ったお風呂に数時間、体ごと冷やそうと思った。 たばこを吸おうと灰皿と一緒に初めて入浴した。
近づけるなら近づきたい
、と思っていたあの頃。
破天荒だと信じていた。 傍若無人と天真爛漫の違いもよくわかってなかった。 触れた手の冷たさで理由があると思ってた。
ひとり?
頷く。
笑われた、と感じた。 それはわたしが泣きたかったからかもしれない。
親切ではなかったけれど、本当に信じられないくらい優しかった。
体は冷えない。 水も温くなって気持ち悪い。
眠りたい、ような気がする。
問いかけることに飽きたのはすぐだった。 あまり理解したいって言う欲がなかったせいかもしれない。
忘れたくない、と誰かが言った。 忘れなきゃいいじゃない、と言ったら睨まれた。
忘れたくない出来事が、本当にあるなら奇跡なんじゃないかと思う。
忘れたくないことは、大抵、忘れない。
あんな風になりたかった、のかもしれなくて 近づきたかった、のかもしれない。
あたっかいばっかりの手。 あんまり飲めない炭酸。
非共通項のほうがよっぽど近い気がする。なんでだろ。
2004年09月03日(金) |
ワインという名前の賄賂品。 |
今日から7日までお出かけしてきます。
たぶん、これが夏休みの最後の遠出だろうなーなんて思う。 読みかけの本がある。 携帯にテトリスも落とした。 大丈夫、かんぺき。
わたしね、近くの知らない所をうろうろ何にもしないの ほんと好き。
でわ。行ってきます。
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