A Will
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2004年08月30日(月) |
よごれつちまつたかなしみ。 |
車の中で中原中也の話をした。
悲しみってよごれるの? とちょっと疑問。
それって、つまり、例えばどんな?
眠いということ。日記を書くということ。明日も休みだということ。無茶ができないということ。それを勇気がないとは言わないと知っていること。
つまり。 今あげた全部のことが、なにもかもが、喪失感だってこと。
*えっと、そういえばメールアドレス変わってたので 今までのアドレスで送ると届きません、ので御用の方は メールフォームから再度送ってみてください。 @私信;指摘されるまで気づかなかったよありがと。 というか知らせなくてごめんなさい。
2004年08月29日(日) |
あえて言うなら螺旋階段。 |
あ。夏が終わる。
朝起きて、ここ最近感じてたなにか解ったような気がした。
眠れないで一睡もしないで朝を迎えた日とか 眠りたくてアルコールに頼った日とか これで最後だと言いきかせて泣きながら我侭を言った日とか
それは幼い欲なのだろうけれど、 自覚できたのは前よりも(少しは)大人になった今のわたしで 寂しい、という飾り気の少ない言葉にしかならないことは
まぁ多少ショックかもしれない。
夜中に去年を思い返してゾッとした。 それから数年のことを考えてうんざりした。
誰でもいいから、連れ出して欲しいと思ったけど それはすぐに取り消した。
わたしはもしかしたら学びすぎたのかもしれない。
誰かが連れ出してくれて、それなりに楽しんで、 それでまた1人になる(これがどうしようもなく重要) 1人が嫌なんじゃなくて、楽しかったことが何のプラスにも作用しないことがある、 ということをわたしはすこし学びすぎた。
窓を開けたら雨が降ってる。 台風がきてるって、そういえば聞いた気がする。
夏が、終わるんだ。
そうすれば、一ヶ月前の日常が戻ってくる。
慣れるの、大変だな。
揺れるって言うのが一番てきかくな表現だとおもう。
頭も。体も。思考も。 揺れてた。
こんなことするのは君が最後で良い、と本気で言った。
うそになる日がいつ来るんだろうと、すぐに考えた。
わたしのいない君、よりも 君のいないわたし、のほうがたやすく想像できた。
あんまり簡単に想像できすぎて後ろめたくて、 暑いのに抱きついてみたりした。
出来る限りで正直にならないといけないのに 正直すぎるのは何よりのタブーだから、そこには触れたらダメ。
難しい。
というか、苦しい。
2004年08月10日(火) |
わたしが世界に属してるわけ。 |
きっと単純に悲観的なだけなんだ。
どうにかしよう、そんなことを本気で思ってるなら間違いない。 わたしはバカなんだ。
どうにもできないことがある。 それで良いじゃないか。
それを例えば感傷だって言ったり思い出だって言ったりするわけだ。 手に入れた感触を、考えてみたらわたしはしらなすぎた。 ありあまるような多幸感に立ちすくむよりももっと。
始まりも終わりも、ちゃんと知ってる。 重力にしたがったりんごが地面に落ちるみたいに すとん、と気持ちよいほどの感覚。
解ってる。解ってる。解ってる。 呪文みたいに何回も何十回も何百回も言いきかせてきた。 そんなことも全部、解ってるの。
「大好きなんだよね」と確認をとられたときに 頷いて、その心の中で『まったく的外れだ』とそう思う。
なにをどう聞いて、わたしのどんな表情を見て、 「大好き」なんて言葉が出てくるのか。 こころから不思議だけど、それがきっと何よりも正しいんだ。
つめたい手も体も。 不穏さを孕んだ目も。
好きじゃない。思い出じゃない。感傷でもない。
あれはただ、わたしのものだった。
コカコーラ。たばこ。ジャンプ。
ゆず。きき。
黒。白。
夏。夜。花火。火薬のにおい。
冬。水。たばこの青い煙。
こうちゃん。 みさこさん。
あと、わたし。
これ全部、君の好きなもの。
欲しいのあるなら交渉次第で1つあげるね。 お誕生日おめでとう。
2004年08月02日(月) |
あっさりとつながってみる。 |
例えば、欲しいと思っていたものが手に入る。 例えば、食べたいと思ったものが食べられる。 例えば、好きな人が好きだと言ってくれる。
およそ幸せなそんな出来事が一切合切他人事だと本気でしんじてみて、 そうやって会いたい人もいる。
あっさりとつかまった。
会いたかった、なんてぎゅうぎゅう抱きしめられて 猫の話なんかを不穏な雰囲気で話し出す君を見て、 やっぱり悔しいけど大好きなんだって思う。こころから。
笑い合いたいとか、 幸せになりたいとか、
そんなんじゃなくて、傍にいるって素晴らしいのかもしれないって。 あぁ、そうだねすごいね。
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