独り言

2006年12月28日(木) 水流

泉湧くその水は、かつて眺めた色に似て、涙誘う。
時という泥を吸い、たどり着いたその水は濁り
古き池を沼と変える。
水音消えて、沼底見えず。



2006年12月27日(水) 記憶

記憶は体の一部らしい
無理して削る必要はないんだね。



2006年12月25日(月)

山の静けさが雨音に包まれたとき、僕らは頂上に到着。
僕らがひとつだったら、もっと幸せだったのにね。
それから、旅の宿で激しく川を打つ雨を眺めていた。
君は雨音を子守唄代わりに、寝息を立てていた。
僕は、その隣で君の寝顔をぼんやり眺めていた。
それから僕らは、たわいもない話を続けて、古いお寺に行った。
雨の古寺で、和菓子をほおばって、今年一番の思い出を噛み締めた。
秋の虫の音が優しく響いたなぜか初夏の出来事。



2006年12月23日(土) 孤独

あなたを想う時
僕はいつも独りだと感じる。
あなたを想わなければ、
独りを感じることもない。



2006年12月21日(木) はるか

雲に隠れた太陽のように
温もりはとどかない。
欠けた月のように
心はみえない。
海に浮かぶ月のように
優しさもつかめない。



2006年12月20日(水) ガラス球

どんな鋼の鎧で包んでみても
心は心。
もろいものです。



2006年12月18日(月) 妙な夢

空港まで知人を送っていく。なぜか飛行機の中まで入っていく私。
飛行機は搭乗券を持たぬ私を乗せたまま飛び立ってしまう。
飛行機の中で古い友人に出会って、懐かしいときを過ごすのだが、
搭乗券を持ってないのが気になってしょうがない。
そうこうしていると、内山里奈がスチュワーデスになって現れる。
私は勇気を出して搭乗券がないことを彼女に告げる。
彼女は優しく微笑んで、「他にも、搭乗券もたない熱海からのお客さんが、一人います」といって、操縦席に案内してくれる。操縦席には古くからの知人が座っていた。それから、操縦席で、なぜか内山里奈と知人と私で蟹を食べる。そして下北半島に到着。
微笑みながら内山里奈が告げた言葉。「一人12万円になります」
私「帰り夜行バスで帰るから、もうちょっと安くしてください」
やっぱり、、、私病んでるのかな、、変な夢。。。



2006年12月17日(日) 因果応報

同じ道を歩んでいる。
いつか君が歩いた道。
つまずいてそして立ち上がり、
一歩一歩上を目指そう。



2006年12月16日(土) 木枯らし

木を枯らす風。
風が吹いたみたいだね。
落ち葉がきれいに消えていた。



2006年12月15日(金) 曇りのち晴れ

西の空から、雲が消えていく。
雨雲がやってくるのは、いつも一日遅れ。
そして晴れ間がのぞくのも一日遅れ。
それが二人の距離。
そして心模様。



2006年12月14日(木) 離陸

長い長い滑走路をやっと飛び立つことができました。
かなりゆれたけど、無事に浮かぶことができたみたい。
長いたびになりそうです。
お元気で、さよなら。



2006年12月12日(火) 不器用

その時無意識に口から出た言葉が、いたかった。
大切な人の前でこぼれた、言葉。
それは、異次元で交わされるべき言葉。



2006年12月10日(日) 難破船

帆は破けて 進む力を失い、
櫓は折れてしまい漕ぎ出す事も出来ない。
舵は砕けて進む道も忘れ、
朝日を待つ勇気も消えた。
灯台の明かりが届かぬ場所で、波に漂いただ浮かんでいる。
水平線のかなたに落ちていく夕日を見習い、
いつか沈むこと願いながら。。。。


たそがれが、私の中の闇を語り、
夢が現実を見せてくれた。
あの変わらぬ、しょっぱい海が大好き。
ありがとう。
海は夢の一人勝ち。
負けず嫌い。少し肩の力を抜くと、吸う息が心地よくなるよ。



2006年12月08日(金) 幻影

ときめいて
影揺らめいて
恋景色
夢謎めいて
霧霞む道



2006年12月07日(木) 凪ぐ

静かに君を思っている。
なりたい自分になるために、
静かに君を思っている。
荒立つ波を鎮めて
遠くで君を思っている。
言葉のかけらを集めて
あの日の君を思っている。



2006年12月06日(水) 雪の結晶

寒々と
凍えて冷めて
雪の華
固めた想い
心静かに

想いを心にしまうなら、綺麗な雪の華に昇華させてから、
暖めぬように
溶かさぬように
壊さぬように。



2006年12月02日(土) 希石

拾った石は
希望の石。
希少な石。
魔法の石。
その石を見つけた偶然を、
僕は奇跡と呼んだ。


 < 過去  INDEX  未来 >


夜露 [MAIL]

My追加