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【沙亜子はいまだ、水の中】





◆ 命満開の神経質な輩たち



鍼をしてもらい、久々に仰向けになって寝れた
一日休んだから、さぞかし走れるだろうと思っていたのに
まったく!走れず、しかたなく歩いてきた
こんな不調ってあんまりなかったのにな
日曜日のレースの苦しさを思い出す


オサシビシ山もどきの公園の雑木林は
蝉共の溜り場となっていて
そのシンクロする鳴き声は超音波のごときで、
鋭利な金属音で、脳血管、ぶち切れるかと思った


数日で命を燃焼しようとするヤツラの逞しさには、かなわないなあと思う
明日こそ、明日こそ、
思い通りの走りをしたいもんだ
速くなくてもいいからさ




2004年08月03日(火)






   


   

      は




     ま

  


 

の        
 
   





◆ 自分でも気がつかない、欲しい言葉を投げられる人



朝起きると、軽く筋肉痛だった
少し、幸せな気分
育て!筋肉!


月曜日は夢から覚めた感覚が残る
ボケボケな体を引きずり仕事


帰りに整体に
鍼を腰に打ってもらう
世間話を自然に出来ない私に
どの先生も無理に話かけては来ない
矯正が終わり、帰ろうとした時、
先生に呼び止められる
「最近、どうですか?」
えっ?腰の具合いなら話したけど?と思ったら、
走る方はどうなのかと聞いてくれた
わざわざそんな聞き方をしてくれるなんて、うれしいじゃないかっ
無愛想で苦手な人だったけど
ツボを押さえた言葉にほっとする






2004年08月02日(月)






   


   

      は




     ま

  


 

の        
 
   





◆ 感傷忘れる、夜でした



昼間の酷暑の中、10kmレース。
もー、やだ
疲れた
10kmのペース、いまだに掴めず、
何度も棄権したくなった
棄権するよりは歩けばいいじゃんと自分に言い聞かすが、
もー嫌だ、嫌だと何度も頭の中で雑音が鳴る
暑さのせいですね、
秋になればもっと走れますよね、言い聞かす


日没後から走りに行く
心と体をほぐすように、ゆっくり柔らかく
暗い河川敷は走らないと決めていたけど
涼しさを求める人が結構いた


のっしりとした月が上がる
秋の虫が鳴る
冷えた風が通りすぎる
それでも、感傷忘れる20km、
気持良く走れた、な





2004年08月01日(日)






   


   

      は




     ま

  


 

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