蓮華在水
傷跡|既壊地|未壊地
本当に
これで最後よ
君への愛
君との日々
君との学生生活
明日からは
あの人の
女になるの
いつも傍に居てくれて
ありがと
君に逢えてよかった
私の人生に
光を射してくれた
純粋な喜びと
信じる気持ちを忘れないこと
そんな
君が好きだよ
いつまでも
集中が切れる
あの人の
盲目の言葉で
私の進化を拒む人
砂時計のように
さらさら
流れて行く姿は
君の黄昏
貴方に捧げた涙
幸せの雫
心の鉄隗を崩した
運命の人
君への言葉に
偽りはない
これからは
もっと素直に
君を想って行くから
君も素直に受け止めて
袴 学位記 花束 色紙
贈る言葉 贈られる言葉 君との別れ 貴方との始まり
立ち止まることのない これまでの学校社会から 新しい社会への第一歩
意を決して
貴方との時間 どれほどに待ち焦がれただろう 狂おしいほどに 求め合う 今までとは違う 心の奥底まで 安らぎに満ちた抱擁 こんなにも 私を幸せにするなんて
愛し 愛され 求めう悦びを 初めて知った
貴方との夜
体の悲鳴を
どうにかして
…痛いの
季節の流れは
沢山の
想いや夢を
運んで行く
とどまることなく
この位置が
とても好きだった
私が私になれる場所
風を切る瞬間
共に
栄光の架け橋を築こう
陸上競技部よ永遠に
何もかも
自分の未熟さが嫌になる
…それならそうと言ってくれればいいじゃない
その気がないなら
持て遊ばないで
私
そんなに強くないの
君をこの研究室に迎えたあの日は 君の苦手な魚介類のお料理だったね 思えば 君と初めて出会ったあの日から 私の心は揺れていたんだ
冷たそうで 恥ずかしがり屋で 変にプライドが高い
でも 私には 色んな顔を明かしてくれたよね いつの間にか 君の一番近くに居ることが 私の幸せになっていたんだ
三年間 全てが輝いていた だけど もう 君との時間には終止符を打たないといけないんだ
私の卒業は 君からの卒業
これで サヨウナラ
こんなにも
君を
心待ちにする夜は
これで最後に
するの…
今になって
どうして
きちんとホワイトデーなんて
返してくれるのよ
私の今一番欲しがっていた
宝石箱のオルゴール
大好きなバラの柄
分かっていたなら
どうして
もっと早く答えてくれなかったの?
お互いに後悔してももう遅い
心のオアシスが
貴方の存在となる
あなたの走りを
いつまでも
一番近くで
見守っていたい
今までも
これからも
一緒に走って行こうね
―兄の勇走に寄せて
一日を終えて
迎える至福のときを
待ち焦がれる
貴方が居るから
貴方の声に包まれると
安らぐよ
これが
私の探していたもの
私の未来は
誰が握る?
開かれた
将来という道に佇んで…
難しいのは
仕事より
人間関係
沢山の感謝を
胸に仕舞って
貴方からの
カサブランカの香る部屋で
ほっと一息
今だけは
学生の気分を満喫して
やっと
私
君から飛び立つの
君の心は
本当は
どこを向いていたの?
幼き日の私
あの土地においてきた
懐かしい香り
恩師と共に甦る
貴方の愛は
遠く離れていても
強く強く感じるわ
大好きよ
集大成は
いかにも
立派であった
晴れの門出を
いつまでも
母親のような気持ちで
見守っているわ
愛する後輩たちの巣立ちに寄せて―
雨闇を 切り裂く如く 高く飛べ
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