蓮華在水
傷跡|既壊地|未壊地
アナタに愛されたい
あの子よりずっと
他の子よりずっと
見つめて欲しいの
私の心が叫ぶ
儚き鼓動を捕まえて
アナタの声
アナタの後身
耳を澄ますだけ
見つめるだけ
どうか気づいて
熱い眼差し
あなたの記憶
消えない想い
綴られた言葉
アナログな関係
わたしがイチバン美しかったとき…
たとえば
私の前にたくさんの
“救いの手”が伸べられていて
迷い無く
愛する人の手を選ぶことが出来たら
約束してくれますか
私の
永久の幸せ
ねぇ
大好きな人
何も望むな
欲望も
絶望も
希望すら
時に己を殺し
崩壊させる凶器
望みは捨てよ
汝は
己を信じて進め
雨止みを待たず走り出した 初秋の雫はしとやかに 長い黒髪を濡らす
アナタは私を見て どんな顔をするだろう
冷めた唇を溶かす 甘いくちづけを頂戴
アナタだけ
今
私の生命の証
私を
黙らせてみなさい
アナタの
虜にしてみなさい
墜ちるまで
待っててあげるから
…早く捕まえて
アナタが愛してくれるのなら
アナタの鳥籠に
私は身寄り無き
彷徨える小鳥
秋色の空を胸に抱いて
忘れ難きは
真夏の夜の夢
要らないならそう言って
欲しいならそう言って
見つめ合うだけじゃ
解らないこともあるのよ
寂しいから会いたいんじゃない
会いたいくらい愛しいから寂しいの…
毎日でも
アナタに抱かれたいの
ねぇ
この手を離さないで…
アナタを愛し始めている
淋しいのか
本心なのか
解らない
信じさせて
アナタを求める心が
本物であることを
探しに行こうか
すべてが
輝く世界を
君と僕の
桃源郷
毒有るが故
誰もが手を触れず
孤独に燃ゆる朱は
高貴な秋の調べ
まるで
彼女の生き写しの様な
美しき華
原石は
磨かれるのを待っている
アナタの腕前
拝見するわ
私を
美しいダイヤに磨き上げてみせて…
“あの頃”が どうしてあんなにも幸せだったのだろう
あなたが居て 愛し愛されて もう何も要らないと思った
貴方に抱かれた日 柵から解かれて 新しい居場所を見つけた
足元には棘 アナタの瞳に 私は棲み付くことは出来る?
“いま”は ちっとも輝きを放たない
周りに在るモノが
羨ましくて
妬ましくて
吐き気がする
自分の醜さに
どうしてだろう
もっともっと
ウツクシク成りたい…
自分を正当化してること 気づいてないの? 人のこと悪い風に言うけどさ 貴女も同じじゃない? 今日よぉく解ったんだ 貴女と私は 一生解り合えない人間だってこと
貴女に呆れた きっともう 私は心を開かない
私じゃダメなら
ひと思いに捨ててしまって
キープされるなんて
気に喰わないから
私はアナタの玩具じゃない
欲しいならそう言って
片時も離さないで
一点の淀みも無く
アナタを信じさせて
夕刻の風に淋しさを覚えた
空の色は優しさを帯び
ショーウィンドウの彼女は何食わぬ顔で
一足早い秋を装う
もう決して戻ることの無い
十代最後の夏が
静かに幕を下ろす
今すぐに
私を見つけて
捕まえて
離さないで
傍に居て。
貴方の影を求めて
あの道へ
あのウィンドウへ
静かに歩む
決して触れる事の無い
愛しい貴方と
惨めな私の
CROSS ROAD
想えば想う程
貴方が好きだった
運命を感じたあの日
いつもの時間になると
貴方の履歴を開く
ボタン一つ
貴方は今
誰と居ますか…
私の必要性は
どのくらい?
些細な言葉が
不安の渦を生む
アナタは私のこと
どう想っているの?
逢えたらいいのに
その瞳
私を宿して
妖しく光る
紅い三日月に祈った
あの場所へ行こう
貴方が居る場所
声は届かないけれど
姿は見えないけれど
私は此処に居るよ
ガラスの向こう側には
愛しい貴方の影
その瞳に触れたい…
貴方が居てくれるなら
貴方がいい
全てが愛しい
美しい人
待ち遠しくて
待ち草臥れて
求めているの
大好きな温度
アナタの
大きな抱擁
早く来て…
その顔がイチバンだよ
もっとよく見せて
カワイイね…
僕の天使
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