蓮華在水
傷跡既壊地未壊地


2002年02月28日(木) 氷。

何かが私を引き止める…

―そこに足を踏み入れてはダメ。

…誰?
私の心にブレーキをかけるのは

何故ダメなの?
お前には未来が視えるの?

その聲に私は戸惑う
貴方に触れようとしていた私に
もう一度選択を迫る…

―私は

 どんな困難も乗り越えられるほど
 強い訳じゃないけど
 でも
 この心があれば…

何かを見つけられると信じている

貴方の心の中
まるで氷の上に立つ様に
恐る恐る足を踏み入れた…


一寸先は光か闇か…

私はそこに
一体何を見つけるのだろう…


2002年02月27日(水) タイムリミット。

時の進む音がする…

こうしている間にも
私の生命は燃え
その終焉へと歩んで行く

長いようで短かった…
貴方との時間も
二人で笑い合ったひとときも
見つめ合った瞬間も…

もうすぐお別れです

私は
貴方の元から旅立たねばならない
否応無しに私に迫り来る
『卒業』という別れ…

私に残された貴方との時間は
あとどれくらい?

ほんの少しでも
貴方と一緒に居たい…
貴方の時の中で
この限られた私の時間を
この生命を
少しでも長く
少しでも美しく

燃やしていたいと思うのです…


2002年02月26日(火) 幸せの記憶。

あなたは唇を重ねない人でした
記憶にあるのは
二人の別れたあの日
最初で最後のキス

…幼い愛でした
憶病な私は
壊れそうなあなたの身体を
ただ抱き締めることしか出来ずに
その美しい顔にも
恐くて触れることが出来なかった…

でも二人は
確かに愛し合っていた
身体を重ね 体温を感じ
小さな想いを確かめ合っていた

あなたの愛が忘れられない…

今でもまだ
あなたに帰りたいと
涙に溺れるのです…

許されるのなら
受け入れてくれるのなら

もう一度
あなたの愛に抱かれたい…

そう想うのです…


2002年02月25日(月) 遠い記憶。

あなたの夢を見た朝は
まるで
昨日の出来事を思い出しているような
そんな錯覚に陥る

やっぱりあなたは
まだ私の中に生きている

あの美しい顔も
あどけない笑顔も
少し涸れた声も
私を優しく抱き締めた細い身体も

あなたの記憶が鮮明に甦る

私はまだ
あなたを捨て切れない
消し去れない…

あんなに愛した人だから
あんなに愛し合った人だから…

―生涯の恋人―

そう定義付け
心の奥に終い込んだあなたを
私はまだ
強く強く愛しているのかもしれない…

―愛しい人
 あなたは今
 笑って生きていますか…?


2002年02月24日(日) 心の扉。

貴方の心をもっと知りたくて
恐る恐る手を延ばして触れてみる

視えそうで視えない
透き通った扉…

その向こう側には何があるの?

貴方のことをたくさん知りたい
だけどまだ
知ってはいけない気がするの

貴方はきっと
笑顔で答えてくれるのだろうけれど…

私の心がブレーキをかける…

貴方の心の扉は
まだ叩くことすら出来そうにありません…

勇気が欲しい…
あと一歩を踏み出す勇気

貴方の心の扉に
そっと頬を寄せてみる

貴方の笑顔と同じ
優しいぬくもりを感じた…


2002年02月23日(土) ランチタイム。

初めて貴方と一緒にランチを食べました
同じメニューのサービスランチ

色んなお話をしました…
最近少し忙しそうな貴方と
久しぶりに笑い合って

やっぱりここは落ち着くよ…
貴方の優しい空気の中

私の心の疲れも
少し癒えたみたい
ちょっと痛んでた心も

やっぱり治してくれるのは
貴方の笑顔なんだ…

またいっぱいお話しようね
会いに行くから
貴方がいてくれるなら
どこにだって会いに行くよ

今日は
楽しいひとときをありがとう
貴方の笑顔で
おなかいっぱいでした…

―ごちそうさま。


2002年02月22日(金) 意味。

私には生きる意味が無いのだと
ずっと思っていた

何の役にも立てない
何も守ることが出来ない

愛することしか出来なかった…

何度生きることを止めようとしただろう
でもいつも
愛が
愛する人が
私を引き止めた…

愛は私の全て
私を生かす源

やっと
生きることの意味が
少し分かるようになった

―『愛』とは全てを可能にする―

私は
愛する為に生まれたのだ

何かを 誰かを
この生命で愛することが
私の全て…

今は貴方が
貴方を愛することが
私の全てなのです…


2002年02月21日(木) 腐敗。

―この世は腐ってる
 今の世界
 歯車が狂ったまま
 誰も潤滑油など差そうとはしない
 誰もがその不自然な状況に
 安住してしまっているから…

ヒトは孤独を恐れる
巨大なチカラから追放されるのを
そしてそれが招く
腐ったヒト集団による
腐った社会

私には
それらを潰すチカラは無いけれど
そんな奴等とだけは
同じになりたくない…!

『蓮花は泥水に咲いても
 汚れに染まない』

私がこの日記を始めたのも
こうありたいと思ったから

腐った世界に
儚くも強く咲く”蓮花”に
私はなりたいのだ…


2002年02月20日(水) ガラス。

貴方と私を隔てているのは
たった一枚のガラス

手を触れれば
向こう側の貴方の温もりが伝わりそうな…
そんな距離なのに
冷たいガラスは静かにそびえ立つ

こんなにそばに居るのに…
いくらその名を呼んでも
貴方には届かない…

私はここに居るよ
気づいて…
この心の悲鳴

壊してしまえば
このガラスを取り去ってしまえば

貴方に届く
この掌

…だけど出来ない
私には…

壊れないように
壊さないように
そっと手を伸ばして…

近くて遠い
ガラスの向こうの貴方を
今日も見つめていた…


2002年02月19日(火) 距離。

理由が無いと
口実が無いと
こんなにも貴方の側に行くのが難しいなんて

知らなかった…

いつだって貴方は
笑顔で私を迎えてくれたから
待っていてくれたから

今では何故か
行ってはいけない様な気さえしてしまう…

どうして…?
貴方がこんなに遠いなんて
近づけたと思っていたのに
また離れてしまったの…?

今になって痛いくらい分かる
こんなにも貴方が
愛しくて 大切で
必要だってこと…

―あの日に帰りたい―

今となっては光の中に漂う
遠い遠い想い出の日々よ
幸せの記憶よ

もう一度…


2002年02月18日(月) 充電機。

貴方に会えない日が続く

自分がどんどん沈んでいくのが分かる

貴方に会えないと
笑顔や元気や安らぎが失われていく…

そう
貴方は私の充電機なのかもしれない

貴方と笑みを交わせば
一日中笑顔でいられるし
貴方と言葉を交わせば
一日中ご機嫌でいられる

…何て単純な奴なんだろう

でも貴方じゃなきゃダメなんだよ…
貴方だから
そんな風になれる

早く貴方に会いたい…
いつもの優しい笑顔で
私を迎えてね

明日は貴方に会えるかな?
会えますように…

小さなお祈りをして

…おやすみなさい…


2002年02月17日(日) 授業。

ときどき廊下から
貴方の授業風景を見かける
沢山の生徒に向かい
教壇に立つその姿
私の憧れる素敵な貴方…

私もあの中に入りたい…
また貴方の授業が受けたい
きっとあの頃より
ずっとずっと楽しい授業だから

もう戻れない時間が悲しい…

働く貴方が
教師としての貴方が
勿論
一人の男性としても…

―好き

貴方の魅力に
虜になった生徒が一人
今日も遠くから
貴方のことを見ていました…

届かなくても
私はこの気持ちを信じて
貴方のことを想ってる…


2002年02月16日(土) 名前。

―センセイ。

貴方にはどんな風に聞こえるの?
みんなが貴方を呼ぶその名前
私には特別な特別な名前…

その名前を呼ぶ度に想い出す
貴方の笑顔
貴方の優しさ…
胸がキュンとなる

いつも二人でいると
お互いに名前なんて呼ばないけど
貴方に名前を呼ばれると
すごく嬉しいよ…

貴方の心の中には
私はどれくらい居る?
一つにも数えられない存在…?

それでも構わない
今だけでも
私は貴方の側に居て
貴方の瞳には私が映っているから…

この瞬間が私の宝物

貴方に出会えてホントに良かった…


2002年02月15日(金) 速度。

貴方の空き時間にお喋りしたり
放課後にお勉強したり…

貴方を一人占めしてる時間が好き
あっという間に
時が過ぎてしまうのが悲しい…

貴方との時間は
何故あんなに早足で通り過ぎるの?
もっとゆっくりでいいのに…
焦ることなんてない

貴方といると幸せなの
それだけで私は
笑っていられるから
ずっとこんな時間を過ごせたらいいのに…

もっと貴方のこと話して?
貴方を知りたい
きっと
もっと貴方を好きになる

今この瞬間に
二人の時間を止めてしまいたい…

ずっとこうして
一緒に笑っていよう…


2002年02月14日(木) Love You.

貴方を想うこの気持ちは
燃える様な想いではない
静かに浸透する穏やかな気持ち…

こんな恋は初めて
貴方の空気がきっと
私をこんな気持ちにさせるのね

貴方と居るのがホントに好き
同じ場所で
同じ速度で
同じ視点で
同じ空間に居ることを感じて
私は生きている幸せを感じる

貴方へのこの気持ち
どんな言葉で表そう

上手く伝えられないから
この一言で十分だよ…

『貴方が好き』
それが全て…

いつか貴方に
ちゃんと伝えられる日が来たら
私の全てを込めて
貴方にこの愛を捧げます…

Love you….


2002年02月13日(水) 誕生。

貴方が生まれた日
私はまだカケラも無かった
でも私はこの世に生を受け
巡り巡って貴方に出会い
恋をした…

出会いとは運命なのか
偶然か必然か

ともかくも私は貴方と出会い
此処に命を燃やし
同じ時空を生きる

生まれなければ知ることのなかった
沢山の幸福や愛情

私は感謝する
この世界のすべてに…
そして祈る

この幸福が
死ぬその時まで在るように
この人生が美しかったと
誇れるように…

今日貴方と一緒に
十八回目の誕生日をお祝いしました…

私を育ててくれたすべてに
そして貴方に

ありがとう…


2002年02月12日(火) For you.

貴方のために
心を込めて
愛を込めて
初めての贈り物を

貴方のために
一生懸命作りました

貴方はどんな顔で
受け取ってくれるのでしょうか
いつもの優しい笑顔をくれるでしょうか

勇気がなくて
上手く言えるか分からないけど…

お願いがあるんだ

私の誕生日のお祝いをして欲しい…
一言でいいの
貴方の言葉が欲しい
大好きな貴方の…

言えるかどうか分からないけど…
でも
この恋心は
明かしてはいけないと思っているから
せめてこんな小さな願い事だけでも…

この想い
貴方に届きますように…


2002年02月11日(月) マイフレンド。

いつでも君を見てる

余りに無力な私は
苦しむ君の力になれなくて
一人でもがいたりもする

だけど
いつも君の側には
君を想う人々がいる
必要とする人々がいる
力になれる人々がいること
忘れないで…

もっと委ねていいんだよ
誰も君を傷付けたりしない
そんなに強がらないで…

君が壊れてしまいそうで恐い…

いつでも君の笑顔が見たい
元気な姿が見たい

こんな私だけど
君に側にいて欲しい
必要なんだ
君のこと
大好きだから…

…私は君に憧れているのかもしれない

―ずっと見つめてるから 走り続けて―


2002年02月10日(日) 憧れ。

貴方の姿にいつも憧れていた

優しい空気を纏い微笑んでいる
その長い脚も大きな掌も
真っ直に澄んだ瞳も
いつも私を惹き付けた…

貴方から目が離せずに
どこにいても貴方を探していた
少し遠くから
貴方を見ているのが好きだった

一緒にいる時は
この時間が
少しでも永く続くようにと願って…

私の心は
いつも貴方を求めてた

…もうすぐ会えなくなるね
もっとたくさん思い出が欲しい…

憧れを 思い出を
胸の宝箱にそっと詰め込んで…

貴方のいない大空へも
この翼で
高く高く羽ばたいて行けるように…


2002年02月09日(土) 言魂。

貴方とはどれ程の言葉を交わしただろう
他愛ない話や真面目な話…

言葉は形を持たないから
貴方の言葉は私の心の中にしか
記憶の中にしか存在しないけれど
貴方のくれた言葉は
私の生きる糧となり力となり
希望となった…

どんな詩歌よりも元気をくれた
溢れる程の悦びを与えてくれた

そんな貴方だから
きっと好きになった…

これからもずっと
一緒に笑っていたい
幸せを感じていたい…

今この瞬間が永遠になれば…

せめて今だけは
この言魂と共に
貴方が私の瞳に生きていますように…


2002年02月08日(金) 掌。

白い紙の上に
スラスラと数式を解く
複雑な図形を描く
貴方のその長い指と大きな掌

私はいつもその掌に憧れていた

貴方の温度を感じたら
優しさに触れたら…

視える気がした

貴方の心
貴方の気持ち
私の知らない貴方が…

だけどいつも思うの
もし触れることが出来たら
その掌に辿り着いたら…

貴方が消えてしまうんじゃないかって

…今は憧れるだけ
貴方を失いたくないから

いつか触れることが出来たら…

ずっとずっと離さない

二度と貴方を見失わないように
その温もりが消えてしまわないように…


2002年02月07日(木) 背丈。

貴方の視点から
この世界はどんな風に見えるのだろう
貴方の瞳に
私はどう映っているのだろう

私が憧れるその貴方の世界には
私は存在するのでしょうか

ほんの少しでいい…
いつも
貴方の世界を覗きたいと思う

でもたとえ視点を合わせても
貴方の心は覗けない

あとどれくらい背伸びをしたら…
貴方に届く?
貴方に辿り着ける?

遠く遠く
霞の向こうに居る貴方…

いつになったら
その実体を捕まえられるのだろう

本当に貴方は
そこに存在しているの?

…教えて
貴方の瞳に映る
私の知らない世界を…


2002年02月06日(水) 瞳。

貴方の瞳は
覗き込むと
とても澄んでいるのが分かる
初めてその瞳を見た時
私は何故か戸惑ってしまった

その真っ直な視線が
私の心まで見透かしてしまいそうで…
貴方の瞳は
深く深く私を吸い込んで行く

私の瞳には何が映っていたのだろう
私の心…覗かれてしまった?

私の瞳も
私の心も
いつも貴方でいっぱいだよ

…貴方が私の心の栄養

どうか貴方の瞳が
澄んだ輝きを失いませんように
優しく私を
見つめていてくれますように…


―少年の瞳 忘れないでいて―


2002年02月05日(火) タイムカプセル。

―10年後の自分にメッセージを―

…10年後
私は誰と居るんだろう
誰の隣で笑っているんだろう

そんなことを考えながら
貴方にお願いをしてみる

―10年後の私に何か書いてくれませんか?

ちょっと悩んでたね
でもいつもの笑顔で言ってくれた

―書けたら…ね

嬉しいな…約束だよ
きっと今の私にも10年後の私にも
宝物になる…
大好きな貴方がくれる物だもの

今のこの恋心も
貴方との時間も
タイムカプセルに詰め込んで…

未来に甦る
色褪せない想い出

また一つ
生きる希望ができました…


2002年02月04日(月) 厄払い。

貴方は冗談を言ったね
『節分は彼女と豆撒き』なんて…

昨日は誰かと居たの?
それとも一人で居たの?

ときどき子供みたいなことを言って
無邪気に笑う
そんな可愛らしい貴方
歳の差を感じさせない身近さが
私を安心させる
貴方には心を隠す必要は無い

…貴方を想う気持ち以外は

静かに祈る…
貴方に幸福が訪れますように
貴方から不幸が去りますように
そして
いつまでも貴方が
笑顔を失いませんように…

私はいつもそう想いながら
貴方を見てるよ…

センセイ…


2002年02月03日(日) 空虚。

また失った…
大切なもの
やっと見つけたカケラ
今度こそ埋まると思った心の風穴

…またフリダシに戻る

心がカラになるってすごく恐ろしい
いつも何かで満たされてないと
どんどん崩れ落ちて
それでも不思議と涙は枯れない

人はそんな
心を失ったヒトを
『廃人』と呼ぶのでしょうか

いっそのこと
そうなってしまった方が…
俗世に縋るより
全てを捨ててしまえた方が…

そう
貴方の記憶も全部消すことが出来たら…

カラになった心を抱いて
私はまた
何処かに向かって歩き出せる

暗闇の世界に何かを求めて…


2002年02月02日(土) 幻。

…何も無かった

そこには
私の探していたものは何も…
あると信じていたのに
見つけられると思っていたのに

…ホントに?
自信なんて無かったくせに
初めから何もないこと分かってたくせに

それでもその中に
ひとカケラでもいいから
希望を見つけたくて
カタチあるものを
この掌に捕まえたくて…

でも全ては幻だった
私には掴めない
儚い幻…

…これが貴方のくれた答えなのですね
それなら何も拒むことはない

受け入れましょう
貴方の下した答えを
きっとそれが
私の見つけなければならなかった『解答』だから…


2002年02月01日(金) 遠足。

貴方と一緒の遠足…

この歳で
遠足がこんなに楽しいなんて
思いも寄らなかった

電車に揺られながら
隣の車両にいる貴方を見ていた
他の子と楽しく話す貴方に
ヤキモチを妬いて
だけど
無邪気な貴方の笑顔から
目が離せなかった…

子供みたいに笑う
可愛らしい貴方が好き
視線を合わせて話してくれる
優しい貴方が好き

いつになったら云ってイイの…?
この気持ち…貴方に

…いつになったら…


二人を隔てる車両は
その距離を保ったまま
未来へと進んで行く…


麗仁 |MAILHomePage

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