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2018年10月10日(水) ■ |
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Vol.874 塩の影響 |
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おはようございます。りょうちんです。
日本は今年、自然災害の多い年だと言われている。年明けに草津白根山が噴火したかと思えば、日本海側で記録的な大雪が降り車が何台も立ち往生したり。西日本の広い範囲で豪雨による河川の氾濫や土砂災害が起きたかと思えば、勢力の衰えない大型の台風が列島を縦断したり。大阪や北海道で大きな地震があったかと思えば、全国的に高温で記録を大きく上回るひどく熱い夏だったり。各災害で被害を被ってしまった方々には、心よりお見舞いを申し上げます。 幸いなことに俺の住んでいるこの場所は、夏は確かに酷暑が続きみんな毎日とろけそうにはなっていたが、まぁせいぜいそのくらいで。大して深刻な被害には悩まされなかった。他の地域に比べたら、恵まれている方だとは思う。関東にも甚大な被害が出るかもと電車の計画運休までされた先日の台風24号も、寝静まった真夜中に一時的に雨と風が強かっただけでほとんど無傷のまま通り過ぎて行った。嵐が去った次の日には台風一過の青空が見事に広がっていて、ほっと胸をなでおろしていたのだが。 しかし時間がたつにつれ、この台風がもたらした塩害がじわじわと出てきている。台風が過ぎた翌朝、車のドアに手をかけると、車体がザラザラする。風で飛んできたゴミや砂ぼこりのせいかと最初は思っていたが、正体は海水を巻き上げた雨による塩分が原因らしい。数日後、最寄りの駅の路線が連日不通になってダイヤが大幅に乱れた。駅では代替えのバスを待つ長蛇の列ができていたようだし、電車で通勤する相方を別の路線の駅まで車で送る羽目になった。街路樹のイチョウの木々がまもなく黄色く色づくのを前に片側だけ茶色く枯れてしまったのも、近くの鉄塔の上の方がしばらくジリジリ音を立てて鳴っていたのも、どうやら塩害が原因らしい。今後は、収穫が待たれる農作物への影響も懸念されるところだ。 車で30分以上も走らないと海にはたどり着けないこの場所にも、こんなにも顕著に塩の影響が出るなんて。やっぱり、自然を侮ってはいけない。
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