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りょうちんのひとりごと
りょうちん
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2011年10月12日(水)
Vol.784 秋の良き日に

おはようございます。りょうちんです。

一概に長男とは、優しく穏やかで慎重派でマイペースで面倒見が良い、という性格らしい。しかし我が4人兄弟の長男は俺であるにもかかわらず、昔からいちばん上のお兄ちゃんらしくないとよく言われてきた。今でも俺が長男だと言っても、そう見えないと言われることが多々ある。確かにそうかもしれない。上記に羅列した長男の性格に、俺はほとんど当てはまらないと自分でも思う。そして俺の代わりにこれらの性格にぴったり当てはまるのが、次男である4歳離れたすぐ下の弟なのだ。
実家の家業を継ぐのも一般には長男が成すべきこととされているが、この大役も我が家では長男の俺ではなく次男である弟が果たしている。父の代まで続いてきた床屋という生業を継ぐ権利があるのは本来長男である俺しかいないのに、俺は勝手な言い分で自ら放棄した。そしてその意志を受け継いだのがまさに弟なのだ。だから俺は、弟にとても感謝している。俺が避けて通った道をきちんと弟が選んでくれて、もしかしたらその道は弟が好きで選んだ道だったのかもしれないが、それがどうであろうと感謝しているには変わりなく、だから俺は弟に頭が上がらないのだ。
そんな弟が、入籍し結婚した。3連休の中日、穏やかに晴れた秋の良き日に、弟たちが去年から計画していた結婚式と披露宴が執り行われた。こだわりのある弟の性格らしく、いろいろと趣向をこらし手の込んだ結婚式と披露宴で、父も母も参列した誰もが喜びを隠せない、本当に良いセレモニーだった。新しい門出を迎えたふたりを、俺はココロから祝福する。
弟よ、結婚おめでとう。そして今までいろいろと頼りない俺の代わりを担ってくれて、どうもありがとう。本当に感謝しています。そしてそれが重荷だと感じたことが少しでもあれば、本当にごめんなさい。今までもこれからもお前の力になってあげられるかどうか自信はないけれど、俺はいつだってふたりの味方です。全力でサポートしていくと約束します。スタートは今、新しい日々はまだ始まったばかり。ふたりがこれからどんなふうに幸せの道を歩んでいくのか、兄として俺はずっと見守っています。