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りょうちんのひとりごと
りょうちん
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2008年02月05日(火)
Vol.712 渦中の冷凍食品

おはようございます。りょうちんです。

実家に帰り、いつものように母とくだらない話で盛り上がっていると。突然思い出したように、母が台所から何やらごそごそ持って来た。見ると、今ニュースで持ち切りの渦中の冷凍食品。ギョウザではないが、まさに猛毒が検出されたと報道されているメーカーのレンコンのはさみ揚げで、パッケージには中国で作られたと表記されている。しかも、4個入りのうちの2個はすでに少し前に弟のお弁当に持たせてしまったそうで、「食べてもなんでもなかったようだし大丈夫と思うんだけど、心配だから残りは取っておいてあるの…」なんて呑気なことを言っている。
そういや店で働くパートさんたちも、「あの冷凍食品、前に食べたことがあるかも…」なんて話していた人もいたが、まさかこんな身近に現物があったなんて。TVでさんざん食べるなと注意を促しているのも、理解できるわけだ。
最近、食品偽装の問題が相次いでいる。仮にそれが100%信頼できる品質のものであっても、我が家にある食品は消費期限が過ぎていたり管理方法が間違っていたりするものもかなりある。食べられるかそうじゃないかの最終判断は結局は自分の感覚で、相当頑丈にできている俺のおなかは多少悪くなったものを入れてもびくともしないのが現状だ。だが、それに毒が入っているかもしれないとなると話は別だ。いくら消化機能に長けている俺のおなかでも、毒までは分解できない。だから、回収され廃棄処分されていく冷凍食品をニュースで見ても、捨ててしまうなら俺が代わりにもらいたいとは間違っても思わないのだ。
さて、母の手にある渦中の冷凍食品だが。すぐにパッケージの裏に記されているお客様相談室に電話をして確認すると、問題になっている工場で作られたものではないことが判明した。しかし念のため回収させてもらいたいとのことなので、着払いの宅配便で至急送り返すこととなった。我が家の騒動はこうしてひとまず落ちついたが、世間を騒がすこの大事件の謎は今もなお深まるばかりである。



2008年02月03日(日)
Vol.711 恵方ロール

おはようございます。りょうちんです。

今日は節分。昔から俺の実家でも「福は内、鬼は外」と言いながら豆をまく習慣があり、豆まきが済むと年齢の数だけ豆を食べた。しかしその豆は大豆ではなくピーナッツ。調べてみると、落花生が名産の千葉では節分の日に大豆ではなくピーナッツをまいたり食べたりするところもたくさんあるようで、なんだかおもしろい。
しかし、関西で発祥したと言われる恵方巻きの習慣は、俺も数年前まで知らなかった。その年の恵方を向きながら太巻き寿司を食べると幸運が訪れ願いが叶うとされる恵方巻きは、メディアの力によりここ数年で一気に関西以外の地域でもメジャーになった気がする。コンビニやスーパーでは太巻き寿司の特設コーナーが作られ、節分豆のスペースを越える広さで売り場が設けられていたりする。
さて、恵方巻きはなぜ太巻き寿司じゃなきゃいけないのだろうか? ぐるぐる巻いた長い形のものなら他にもいろいろあるし、似たような食べ物なら太巻き寿司以外にもナルト巻きや伊達巻など巻物の類はたくさんある。そこで俺は思いついた。甘いものが大好きな俺らは、太巻き寿司じゃなくロールケーキにしよう、と。大好物なロールケーキが食べられるなんて、節分とはなんてステキなイベントなんだ。今から3年前の節分の日、俺らはまたもやそんなバカなことで盛り上がっていた。
ちょうど遠出をしたついでに、少しお高級なロールケーキを買いこんでさっそく食べることにした。願い事を思い浮かべながら恵方とされる方角を向き、一気にロールケーキを食べる。食べ終わるまで水を飲んだり何かをしゃべると、福が逃げてしまうらしい。俺らは無言のまま黙々とロールケーキを食べ続けた。口いっぱいに含んだロールケーキのせいで咳き込みながらも、至福のひとときを俺らは楽しんだ。
先日、スーパーで買い物をしていると。デザート売り場に「恵方ロール」と称したロールケーキが売られていた。むむ、これは以前俺が試したことがあるぞ。やっぱり考えることはみんな同じなのかもしれない。今年の節分も我が家は太巻き寿司ではなく、この「恵方ロール」で福を呼んでみようかなんてちょっと考えている。