ちちやす日記   こんげつぶんきのうあしたかこぶん


2003年03月31日(月) よろよろよろと、あともう一歩
 期末最終日だってのに無気力〜な感じで大遅刻をかます。遅れついでに医者に寄り、花粉症の薬をGET。これで飛散量大幅増にも対応可能だー。
 汗をかきかき電話し、複数の人に引き継ぎし・また引き継ぎされ、通常業務も回し、月末付で退職する人の挨拶を受ける。気ぜわしい。休みまくったツケを今になって支払うべく大残業。とほほほ。へたれた過去のオレが呪わしい、だがそれもしょーがない。因果応報世の習い、不安と覚悟を胸に、なんとか残りをやっつけて、新しい場所へ踏み出さねばならぬ。一歩でも前へ。


2003年03月30日(日) 日曜だと世間は言うけれど
 休日出勤してる人も大勢いるんだろうなー。自分も出勤して片付けやっとけば月曜にあわてなくてすむよな、と思いつつ、結局だらだら休んでしまった。うぬう。まーしょーがないのではあるが、まったくもって自分に甘過ぎ。

 1ヶ月のうち心身ともに最低な1週間が過ぎ、その次に気の重い1週間が過ぎ、やっと普通に過ごせる1週間がやって来る気配。頭がシャッキリして絶好調なのは、下降する前の、残りの7日間だけ。
 こんなふうに最低とハイのあいだを、ゆるやかな上下動を繰り返している。躁鬱のケを退治したとしても、このサイクルから抜け出すことは叶うだろうか。

 そーいやあ、土曜日に医者に行きそこねて、花粉症の薬が切れた。やべえ。まだまだカフンが飛んでいるとゆーのに。


2003年03月29日(土) 困ったものだなヘッドエイク
 昨夜来の頭痛が去らず。市販の頭痛薬も飲み合わせが悪いらしく禁止なので、ナロンエース一服で軽快するのになあ、と思いながら痛む頭を抱えているばかり。次の通院のときに、でき得るならば頭痛薬を処方してもらおう。

 ということで、やらねばならぬことを何一つこなせないまま。

 3月なので、いろいろな番組が最終回。
 『まんてん』、宇宙開発ネタなので大いに期待したのだが、最後もやっぱり盛り上がらず。宇宙ファンSFファンとして忸怩たる思い。
 『ビッグ・オー』あれで終わり? 難解なり。でもそういう物語なのか。
 『ストラトス4』大胆な省略。もう少しだけ時間の余裕があれば、と思いながらも、過不足なく綺麗な終了。映像表現など意欲が感じられた佳作。
 『らいむいろ戦奇譚』史上まれに見るゴミアニメ。と酷評もしたくなるほど、オレには良いところ一ヶ所も見つけられず。パンチラするだけのアニメだったのか? あかほりさとるはセルフパロディがしたかったのか?
 『ブラックワイドショー』黒くてフェティッシュ(メガネ〜!)で深夜ノリで細川俊之が不気味で面白かったのに。しかしマンネリと背中合わせ、また北朝鮮情勢などもあって続行は困難か。しばらく早寝してたために、ちゃんと見始めたのが遅かったのが悔やまれる。

 ということで(再)、年度末が終わり新しい季節が巡ってこようとしている。


2003年03月28日(金) 1年ぶりの送別会
 新旧部署にて引継ぎと残務整理を進める。通常の仕事も滞らせるわけにはいかず、ひたすら走りまわる。

 夜は新宿で、課の送別会。寿司会席+飲み放題。
 退職する人、転勤する人、同じ建物の別の部署に異動する人(オレ含む)など、様々。昨年は送る立場だったが、最中に祖母の容態が変わったとメールが入り、夜行列車で急ぎ帰省したのだったなあ。あれから1年。
 投薬中で禁酒なのだが、乾杯で口を湿らせる程度にビール飲んだだけで頭痛。このところの睡眠不足+エスタロンモカのツケが回ってきたのか。2次会は固辞して、バスに揺られながら帰る。

 冷たい風に当たったら少し調子が戻って、早売りジャンプなど買って帰宅。
 


2003年03月27日(木) お気軽フレンチ3000円(しかもおごり)
 「年度末の懇親会(異動が無い場合)」もしくは「送別会(1ないし2名が異動の場合)」の予定だったのだが、係を構成する人員4名のうち3名が異動。という豪快な人事のために今夜は「解散会」になってもーた。
 ランチしか食べにいったことのない店で、初めてのディナー。せっかくだからとヒレかサーロインステーキ/スズキのソテーではなく、カモのオレンジソースにしてみた。蕎麦屋以外で鴨(合鴨)を口にしたのも初めて。思ったよりもサッパリしてて、甘いソースも美味しかった。ブルーチーズも初めて食べたりの初めて尽くし。
 しんどいことも多々あり、まだ仕事もてんこ盛りで残ってるけど、とにかくもあと2日! あとふつか48じかんなのだー!!

 新しい部署の引継ぎに行ったらば、部屋でいちばんの下っ端で、相変わらず雑用もせなならんことが判明。複雑な気分もあるものの、部下を教育するよりも確実にオレに向いている。4月からは粉骨砕身の覚悟で働くべし(でも適当に)。

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 ヤキトリ屋の前に猫がいた。おっかなびっくり抜き足・差し足な様子が微笑ましい。チチチと舌を鳴らし手を差し伸べてみたけれど、猫は知らんぷり。
 見上げれば真っ白に咲き零れる木蓮。はばたく鳩の群れにも似た花はしかし、盛りがごく短い間しかなく、枝についているいまでさえ、すでに外側の花びらが茶色く萎れはじめている。純白の美しさはひとときでしかない、なにかの宿命みたいに。
 そして、日だまりの桜はもう、つぼみをほころばせ始めている。動き出す季節、春なのだなあと花々に思う。

 


2003年03月26日(水) 西暦1954年のワールドコン
 熱気あふれる1950年代の、若き作家たちが集う大会。面白かっただろーなあ。と、ディックの短編集をめくる(読む、ではなく)。読もうとするとバスに酔うので読めないのだった。通勤は電車に限る。見てみたいのは、運転しながら、丸ヨーカンをかじりながらの出勤(やってみたいとは思わないが)。(C)大阪豆ゴハン

 忙しい。余計な雑事ばかりで肝心の作業が! 全然! 進まぬのだー!! 能率悪いのはオレのせいだが、脳裏に「スタッフサービス」の音楽が鳴り響いた瞬間、上司に対する信頼が失墜するのを覚えた。ああそうか、いままでガマンすることばかりで考えてもみなかったが、オレが滅入った一因は上司にあったのか。またかー。以前に精神安定剤を服用するはめに陥ったときと同様だ。あっはっは。まあええわ、どのみちあと3日でサヨウナラなんだから。

 っつーことで、年度末までがんばる。がんばりたくなどないが、仕方ないからオレはやる(ほどほどに)。

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 昨日の日記を訂正。コブシじゃなくて白木蓮だっつーの。>オレ


2003年03月25日(火) 雲のいづこに下弦ノ月
 4月1日付異動の内示。予測していたことだが、部署が変わり仕事も変わる。乗り越えられるのか転ぶのか、フタを開けてみなけりゃ分からない。不安一杯であり、「なるよーになれってんだ」と半ばヤケにもなる。

 ううう調子いくねーなあ。めちゃくちゃへこんでいるわけじゃないが、なーんかダメだ。自信とか自尊心とかがどっかに行ってしまっている。あんまやる気もなく仕事して、帰ってブリ照り焼き(んまい)でゴハン食べて、整骨院で揉まれて先生と雑談して、西友でイチゴと牛乳とヨーグルトを、書店で雑誌とディックの短編集を買う。

 春の雨が濡らす咲きかけたコブシの白。

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 天本英世さんの訃報に触れておいて、対イラク戦の開戦を記してないあたり。20日(木)に池袋の駅で、号外が張り出されているのを見たのだった。

 と、TVを横目で見ながらキーを打っていたら、古尾谷雅人さん自殺(か?)のニュースが。さっきまで見ていた、未解決事件を報じる番組のひとことが頭をよぎる。索状痕。「なんでまた」と反射的に思うけど、その理由はたぶん本人にしか分からんのだろーよー。


2003年03月24日(月) さびしきダメ人間
 着実にダメ人間への道を歩んでをります。仕事休みまくり。新宿でデート(嘘だけど)。そして連休。帰省取りやめ。『呪怨』見に行かず、ダダこねてただきちさんを立腹させる。お台場に遊びに行く。疲れたので終日寝て過ごす。
 すべきことはひとつも片付かず、時間ばかりが無為に過ぎ去っていった。そんな感じでダメっぷり。妙なところがマメなので、(C)にひっかからぬようにオーケンの詩集を引っ張り出してチェックしましたとも。ダメにんげん。

 しあわせとはこころのもちようひとつ。と。しってはいるのですけれど。

 サンタマリア。しあわせになれるきがいたしません。

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 23日、天本英世氏の逝去に際し、心より哀悼の意を表します。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030324-00000002-spn-ent
 


2003年03月19日(水) さきゆきふとうめい、はるのおぼろのごとし
 夜空に大きな月。眼が悪くてぼやけて見えるのか、朧月なのか分からない。

 無気力なあまり、半日休む。出勤するのがまあまあ辛くなくなってきて、調子良いかなあ、と油断してたらまだあかん。低調な時期のせいか、辛い・哀しい気持ちはなくとも、漠然とした落ちつかなさ、かすかな不安感がある。ただきちさんがいないせいもあるだろう。
 メンタルクリニックで、医師にそのように現状報告をする。通い始めた頃よりもずっと落ちついてきていると自分でも感じており、仕事や将来に対しても前向きな考え方ができるようになっている。だからと言って、焦ってはいけないようだ。
 ともかくは4月の異動または職種の変更、そのほか環境の変化を乗り切れるかどうか。当面は2週間ごとの通院で、経過が良いようならば1ヶ月に1度にできるとのこと。

 春木屋でラーメン食べる。うまかったが、750円って高い、と思ってしまう。

 整骨院。首筋は自分で触ってみても固くなっていて痛い。背中は先生に押してもらってはじめて痛いのが分かる。肩も首も背中も、一向に良くならないどころか悪化しているよう。先生の腕が悪いわけじゃない、身体に悪いことばっかしてるからだ。仕事だからしょーがないけどな。
 帰宅してから買いものした包み(ヒロセのパンいろいろ)を忘れてきたことに気付き、自転車で取りに行く。あそこに忘れものしたのは初めてだ(と思う)。

 肌寒くて手足が冷たい。あったかいものが欲しくて、カフェオレボウルいっぱいに紅茶牛乳を作って、袋菓子のチョコレートとともにいただく。花粉症対策ではないが、ヨーグルトも1個。いくつかの銘柄を食べ比べてみた結果、明治の「LG21」がいちばん好みに合っている。チチヤスの三連ヨーグルトも方向性が違ってて好き。
 間食が欲しくなるとは、ラーメン一杯では物足りなかった模様。

 竹書房「まんがクラブオリジナル」5月号(中旬から月末に出る月刊誌は気が早いなあ)、『幕張サボテンキャンパス』堂々の最終回。たとえ虚構の中であっても、人生は流転する、そして続いてゆくなあ。しみじみと読み終える。


2003年03月18日(火) 戦争はなくならないだろーけれど、あまりにintoleranceな。
書き忘れ多々。
16日(日)夜、TV東京「そして音楽が始まる」はYMOの『ライディーン』が主題だった。タンスのようにでっかいシンセサイザーをライブで使う暴挙。とか、リズムは馬の足音で黒澤映画のサントラだったのだ。などなど。面白かった。
サークルの会誌(同人誌)が届く。今回、落としたから自分のゲンコーは載ってない。自業自得だけどシンプルにさみしい。元気でたらなんか描くべー。
小雨のなか早めに帰って整骨院。目が疲れていると言ったら「ちょっと上向いてみ?」と言われ、顔とコメカミ、眼の周囲をパワフルに揉まれる。痛いのなんの。こんなに押されてもだいじょぶなのかと、ちょっと怯えました。
戦争ですか? ヤだなあ。
戦争が起ころうとも日本が滅びたりしない限りは明日も出勤で、年度末が容赦なく迫ってくる。やることイッパーイ(泣)。ではあるが、隔週水曜は通院日なのでさっさと帰って医者に行くもーん。自分の健康が第一っす。というか、それ以上のことはできもはん(薩摩?)。
落ち着けよブッシュ。←何様か?


2003年03月17日(月) 春の月、梅の香りと機種変更(未遂)
 前の2台には愛着があって、叶うならばずっと使いつづけたかった。電池が駄目になったりなど、よんどころない事情で買い換えた。
 しかし、現在のPHSは、メール料金節約のために、たまったポイントで取り替えたもので、愛のカケラも抱けやしない(ひでえ)。機種変更したくてたまらづ、今日するぞ今日こそするのだするんだったら! とココロに誓う。いったん帰宅、荷物を置いて、「さくらやとビックカメラ、どちらにしようかなあ」などと浮かれながら池袋へ。さくらやは改装中で閉店してたのでビックカメラだ。

 ところが。
「お客様は、前回の機種変更から10ヶ月たっていませんから、変更できません」 なんですとー! 「できなくはないんですけど、1万円くらいかかってしまうので、もう少し待った方が良いですよ」 ガーン。
 駅までの道を泣きながら引き返し(嘘だけど)、あとひと月、ガマンする他に道はない。4月になれば「メール月500円で送受信し放題」になるし、本体だって、もすこし安くなってるかも知れない。と、自分をなぐさめる。

 家では、ただきちさんがうなりながらワープロ打ってるので、時間つぶして帰ることに。
 整骨院で背中をポキポキ鳴らされて(ホントは鳴っちゃいかんのに鳴ってしまうのだ俺の骨は)、それから、喫茶店でピザトーストセットを前に、持参した文庫本『鼠と竜のゲーム』を読む。長い前書きから「星の海に魂の帆をかけた女」まで読んだところで閉店時間、マスターが表の看板を片付け始めたので店を出る。

 この本を前に読んでから、どれだけの月日が経っただろう。もはや作者の素性もすっかり忘却の彼方で、ティプトリーの経歴とごっちゃになってたりするほど。物語の味わいも、初回と同じとまではいかないが新鮮な感触。
 初めて読んだのは10年以上前になるのか、未訳の短編を読みたさに同人誌「補完機構」を買ったり、熱心なファンの運営する、パソコン通信のホストもあったなあ。ある種の味や香りがもたらす作用に似て、本を読むことで精神が懐かしい時代に引き戻されることがある。

 帰り道、寒いながらも、風には身を切るような鋭さがなくなっている。空気に梅や沈丁花の甘い気配が混じり、雲の切れ間に丸い月が見えた。


2003年03月16日(日) カロリーを摂取しまた消費して生きていく
 14日(金)で書き忘れていたこと。大分の「かぼすゴーフル」、春の香りの道明寺(小ぶりで大変に品がよろしい)、濃厚なチョコレートケーキ。ホワイトデーだからと言うわけじゃないが、あちこちからお菓子いただきまくりで完全にカロリーオーバー。とくにケーキがこわい。「饅頭こわい」じゃなくて、マジで。カロリーが。

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 久々に運動した疲れで、寝たり起きたりだらだらする。だらけているのはいつものことか。
 夕刻、ただきちさんがしょーこりもなく、こないだ見損ねたおっかない映画『呪怨』を見に行きたがる。興味半分、絶対的恐怖4分の3(←計算が合わない)の私は「ヤだな〜」と思いながらTV雑誌をめくって生返事していた。で、夜9時からキムタクのドラマ『GOOD LUCK !! 』の放映があることを思い出す。楽しみにしてたんじゃないの、映画に行ったらドラマ見られないよね、と言ったら、あっさり外出をとりやめるただきちさん。ドラマなんだからビデオに録りゃいいような気もするが、とりあえずは恐怖体験を回避できてほっとするのであった。

 まったりしつつドラマを見たら、これが、うまい。病室での、いかりや長介演じる父親とキムタクのシーンなど、緊迫感+情愛にあふれている。脚本も役者も音楽も、すべて良い。キムタク主演でゴールデンアワーでは失敗など許されないのだろう、それに、お金も相応にかかっているのだろうけれど、だからと言って必ず成功するとは限らない。良い作品ができるときはノリが違うというか、神がかると言うか、各パートのテンションがすべて高く、素晴らしいものになるようだ。アニメでもドラマでも同様。逆に(あえて名を挙げないが)、どうしようもない作品はもう、脱力するしかない出来になってしまうのも不思議。

 それにしても『まんてん』はなあ〜。もはや、ツッコミどころ満載なのを楽しむトンデモなドラマになっているような。もともと「宇宙飛行士を目指す」という設定に無理があった、と言ったらドラマそのものを否定することになっちゃうのだが、もーちょっとなんとかならぬものか、と最後の2週間くらいになって期待してみる(無理っぽい)。
 ところで、4コマまんが家・胡桃ちのさんの双子の息子が、17日(月)から『まんてん』に出演するそうな(という情報は、ご本人の描く4コマより)。


2003年03月15日(土) 早起き鳥はプールを目指す
 早起きしてプール練習会に参加。事前には絶対に無理だと思ったけど、ちゃんと起きられて、また乗り換え時間を読み間違えて(何回も乗ってる路線なのに、乗り換えを簡単にする方法に今さら思い至った)、予想外に早く到着してしまう。早すぎて誰も来てなくて、しばらく不安な思いをするはめに。

 無理しないと決めていても、ついうっかりがんばってしまった理由は、運が良ければ新しいフィンを持って来てもらえるかも知れないから。そんで、1日も早く使ってみたいとゆー期待のせい。低血圧で朝はものすごく弱いくせに、こんなことのためなら目が覚める俺。
 しかし、ショップとの連絡が不十分で、フィンは持ってきてもらえてなかった。ガーン。仕方ないので、ねんのため持参したいつものフィンで遊んで(練習して)帰ろうと割り切る。気持ちの切り替えが肝心。

 冬場ずっと練習さぼっていたせいで、ちょっと泳いだだけでゼーゼーハーハー。いかん、鈍りきっている。休憩を挟み挟み、リハビリだと思ってゆっくりと。
 きれいなドルフィンキックで泳いでいる人がいるので、そんなふうにできたら良いなと、イメージトレーニングだけは理想を高く持ってみる。自分がどんなフォームなのかは分からないので、ともかく無駄な力を抜くのと、なにも考えず、流れに逆らわないことだけ心掛ける。

 水温は高めであってもさすがに冷えて、ジャグジーやシャワーで暖まったりしているうちに練習時間終了。数人でゴハンとお茶して、雑談してから帰る。楽しかった。精神は高揚してても身体は相応に疲労しており眠くてたまらず。帰宅して片付けもそこそこにパッタリと倒れて3時間ほど午睡。

 夕刻から池袋へ。PHSの機種変更しようかと、量販店で店員さんにいろいろ質問。欲しい機種の目星だけつけて、決定は先延ばし。
 足の裏を揉まれたくてたまらんかったので、リフレクソロジー+整体の店へ。会員証を見たら5ヶ月ぶりだった。テッテ的に揉まれさすられ、蒸しタオルであっためられ、ふにゃふにゃのくにゃくにゃになる。極楽ぢゃあ〜。

 早売りジャンプをGETして、スキップしながら(嘘)帰宅。
 寝る支度を整えて布団に横になりつつ『ストラトス4』見て、先々週に偶然見た『スター・トレック(「ボイジャー」だと思う。詳しくないので不明確)』の続きが2週連続で放映してないことにガッカリ、あきらめて寝る。いいところで「つづく」になってしまった、セブン・オブ・ナインとボーグの対決の結果が、激烈に見たい。


2003年03月14日(金) 完璧に予知できるなら事故なんか起こらないんだって
 職場にて、予想もつかない原因でトラブル発生、トラブルシューティングのマイニチ。日常を滞りなく、事故を起こさぬことがなにより大切なんだけども、スーパーバイザーが長期病欠という非常事態でもあり、神経すり減るばかり。あんま考えすぎず、前だけ見よう。でないとまた凹むばかりだ。

 終業後、アレルギー科へ。遅くまでやっていて駅に近いのが有難い。花粉の飛散量もそろそろ山を越えるのではないか、とのこと。服薬、点眼、点鼻と2週間ぶん継続投与。あと1ヶ月半くらいでシーズン終了かな。
 夕飯すませてから整骨院へ。肩と背中の自覚症状はだいぶマシになってきたような。最後の患者だったので、ゆっくり時間をかけて揉んでもらう。


2003年03月13日(木) トロムソ、はまぐり、居眠り
 北欧を旅する友人の便り、トロムソから2通め到着。地名を見ても、どのあたりでどんな土地なのか、見当もつかない。博物館+水族館を見ての感想などしたためられており、そういうの大好きな自分としては大いに興味をそそられる。今はあまりに遠く感じるけれど、いつか、かの地に旅することもあるだろうか。

 電車を乗り継いで、たまにしか行かないダイビングショップへ。プール練習は現地集合だし、ツアーのときも駅集合なので、店にはさほど足を運ぶ機会がない。先週プールに行ったのが原因で、むらむらと新しいフィンが欲しくなり、相談に行ったのだった。足2本しかないってーのに現状でビーフィン(2枚のフィン)が4組、モノフィン3枚もあって、さらに増やすつもりか自分。とはいえ、どれも使わないわけじゃないし(と自分に言い訳)、欲しいものは欲しいのでガマンできないのだ(阿呆)。
 値段と値引割合と在庫をにらみつつ、ジャストサイズで初心者向きの柔らかめのフィンが奇跡的に見つかったので、有無を言わさず、というか選択肢なくそれに決定。見映えだけで選べば他のが良かったんだけど、足に合ってなければ話にならない。昨年秋の講習で使ったのと同じ品(色違い、今度のは黒地にメーカーのロゴ入り)で、ストレスなく使える素直な性格のフィンだと言う。
 十分な資金を持っていなかったのとキャリーバッグの在庫が切れていたので、注文かけてもらって、日をあらためて取りに来ることにする。

 遅い時間にただきちさんとパスタ食べる。菜の花とハマグリのパスタ、春らしいというか、雛祭りメニューのようだ。茎まで柔らかく、目に緑が鮮やかな菜の花たっぷり、それと大粒のハマグリがごろごろ。海産物が大好きなただきちさんはご満悦。わたしはそうでもなくて、次はトマトとガーリックのにしよう、などと胸算用。

 日課のように通う整骨院では、揉まれているうちに熟睡してしまう。眠りが足りていて最近はいつも意識明瞭だったのに、不覚であった。寝入ってしまうと気持ちいいのも痛いのも分からなくて、たとえ揉まれずに放置されてても分からなくて(まさかそんなことはないだろうが)、損したような気になるからだ。結構眠ってしまう人はいるようで、「中には揺すっても声を掛けても目を覚まさない、剛の者もいるんですよ」と先生は笑っていた。


2003年03月12日(水) なんかオレに恨みでもあんのかよスギ・ヒノキ!
 彼ら樹木はヒトへの恨みなど抱きもせず、ただ遺伝子の命じるままに、子孫を残すべく花粉を撒いているだけなのだろうけれど。Yahoo の都内花粉情報、ここ数日、更新をさぼっているかのようにアイコンが変わらない。毎日のように『(飛散量が)非常に多い』赤色の警報で、花粉ガンガン飛びまくっている模様。目にはさやかに見えねども、黄色な霞が地上1mあたりから上空までを覆っているよーな幻覚が(実際に見えたらそりゃヤバかろう)。
 今年は予防が奏功して、例年のようにティッシュペーパーのゴミ山を築くには至ってないけど、それなりに目はムズムズするし鼻も詰まる。一刻も早く花粉の季節終了してさっさと夏にならんかな。そして元気になったなら、毎週のように潜りに行くものを。

 職場の4月以降の体制について、ちょっと(かなり)ショックなオフレコ情報を聞く。取り乱してしまいそーになり(ちょっと乱れもした)、いろいろあって、先輩Kさんと話をして、ようやく腹をくくる。
 なるよーにしかならない。なるよーになれ! と、半ばナゲヤリ、開き直り。じたばたしたって結果は変わらないだろうからだ。強くなろう。強くあることができるように、信ずるものに祈るだけだ。
 受け持ってる部屋のお姉さんS(複数形)が残業するので、必然的にオレも残業。やる気がないから早く帰ってるだけで、時間があるならすべきことはいくらでも発生する。おかげで懸案事項いくつか消化。夜には個人的な予定があったのだが、仕事優先だから仕方ない。本日は中止の旨、電話を入れる。

 夕飯も食べずに整骨院。うまく空いてる時間で、すぐに順番が回ってきたラッキー。左肩から背中がひどく凝っていて、ゴリゴリに固くなっている。ふだんは自覚症状を感じないのに、鈍い痛みを覚えるほど。「せっかく少し良くなっていたのに、まるで最初の状態に戻ってしまいましたね」と先生は嘆息。「一進一退でしょうか」とタメイキで返すオレに、「それじゃ進んでないでしょ。せめて『三歩進んで二歩さがる』くらいにしてくださいよ」と先生。
 長い時間かけて作られた凝りや痛みは、劇的に治ることはない。治療も時間をかけて、ゆっくりゆっくり、少しずつ快方に向かう(向かわないこともあるかも)。
 「いたわってくださいね」という言葉には「いたわってないわけじゃないんですけどねー」と、口には出さずに心の中で返した。

 空には輝く半月、猫の瞳のようなレモンイエロー。月齢カレンダーを調べると昨夜が上弦だったのだ。


2003年03月11日(火) ネタ仕入れとかなけりゃヒラメキも訪れまいて
 ただきちさんが先にゴハン食べちゃったので、今日もしごくイイカゲンに夕飯。同じく今日もリンゴ1個、ただきちさんは2個(食べ過ぎ?)。田舎からもらってきたリンゴ1箱がまだたくさんあって、柔らかくなりつつある(実家ではそれを「ミソになった」とか言っていた、方言なのか、母独特の言い回しなのかは不明)。という状態につき、早いペースで消費が進むことは望ましい。

 新潮文庫『黄泉がえり』読了。
 前半のゆったりしつつも丹念な群像と情感の描写、後半からラストまでの疾走感。ラストがちょっと淡白な気もするが、良い小説だと思う。熊本在住の人や土地鑑のある人はもっと嬉しく読めるだろう、ご当地小説家のいる熊本市民がうらやましい。新潟出身のSF作家もいるが、こんなふうな小説はたぶん書かないだろうから。
 映画と小説、どちらも味わいがあって、どちらも好きだ。ひとつだけの後悔は、先に映画を見てしまったこと。楽しめなかったわけじゃないが、本が先の方が良かった気がする。

 しばらく本を読む楽しみを忘れていた。読めるサイクルが来た、刺激を入力できる精神状態になった、というのは回復の兆しである(ことを祈る)。出力(駄文雑文書き・カット描き)もストップしたまんまだが、こっちは焦る気持ちがない。入力できて生活に余裕が出てくれば、そのうち天から降ってくるだろう、と楽観視している。おおらかな気分になれるのも投薬のおかげか(と、苦笑)。
 認知療法や本格的なカウンセリングを受けるべきかどうか、しかるべき機関(?)に電話で相談。現状維持で、カウンセリングは必要ないんじゃないの、というお答えに、大筋で同意する。

 花粉症対策とそのほかの理由から、ステンレスのボトルに熱いお茶を入れて職場に持参するのを再開。ウツ入り(?)以来、そんなことすら面倒で、止めていたのだった。ちいさいことからコツコツとな。


2003年03月10日(月) 酸っぱいもの食べたくてしょーがない
 間食のし過ぎか、いまいち食欲がない。おまけに今夜は一人だったので、ごくイイカゲンに夕飯をすませる。食後にリンゴ1個。食べきれないかと思ったら、八等分に切ったのをサクサクサクサクウマウマウマウマと平らげてしまった。なんかやたらと果物や酸味のあるものが美味しく感じる今日この頃。ポンカンやグレープフルーツなどもぺろりと食べてしまう。
 身体とこころの状態が変われば味覚や嗜好にも変化が訪れるらしい。微量な物質のバランスのうえに肉体の恒常性と精神活動がなりたっているのだと思うと興味深い。

 ノルウェー・オスロから、航空便でハガキが一通。4日の日付だったから、1週間かからずに到着したということか。しばらくスカンジナビア半島を放浪する、と2月下旬に出発した友人からの思いがけない便りに、自然と頬がほころぶ。仮住まいゆえにリターンアドレスは国内の、自宅のものが記してあった。こちらからの返信は出しようもないが、異国の空の下、(それなりに)元気でやっていることが分かって嬉しい。次はオーロラの便りだろうか。

 リフレクソロジーで「足の裏だけでなく、かかと、指のつけねをマッサージすると良い」と聞いたので、入浴時に試みる。これまでも自分なりにマッサージしていて、新しい要素もつけくわえてはみたが、やはり他人に触って揉んでもらうほうが心地よいのだった。「リンパの流れ良くなれ」とばかり、握りこぶしの関節で、足の裏をグリグリやる。効く効かないはともかく、ゆったりのんびり湯船に浸かるのはリラックスする行為に違いない。

 長風呂のあと、冷たいお茶をゴキュゴキュ(腰に手!)。メールチェックなどすませて寝る。回復傾向が見えるのなら、相応に(ただし無茶はせず)雑事をこなしてゆくことも考えよう。


2003年03月09日(日) いろんなことを忘れて、置いてきてたのだなー、としみじみ。
 年末からこっち、プールにも行かず運動もせず、整骨院通いもさぼりリフレクソロジーにも行ってなかった。気分転換とリラックスに良いすべてのことどもをやらずして、ストレスたまりまくり。そりゃーウツにもなるだろう、ってものだ。
 自力更正とはいかないものの、ちょっとばかり気力回復してきたので、楽しいことやったり気晴らしに走ったりしてみる。映画などもその一環、やっとこさ映画を見に街に出かけられる気分になったとゆーことでもある。

 優に三ヶ月ぶりでプールに行く。身体なまりまくり。明日は筋肉痛になること必定。ウェットスーツ着てウェイトつけてタンク背負ってダイビングするよりも、水着で素潜りのほうが気軽で気楽で、それで水にたくさん触れることができて嬉しい。と再認識。ひさしぶりなので無理せず、だらだらと遊んでひと通りスキルの復習しておしまい。
 更衣室にロングフィンのキャリーバッグ(ガラキャリー)が置いてあったり、ドルフィンスイムの練習をしてると思しき女性や、渋い風貌の年配の男性が優雅にゆったりと泳いでいたりとか、人の練習を見ているのも面白かった。
 今日は年末にもらったフィンの進水式っつーことで、素足でムスタング履いて遊んだ。柔らかくて短く、取りまわしが良く、持ち運びも楽。色もアクセントになってて可愛い。強いて欠点をあげれば柔らかすぎてやや推進力に欠けるところか。素潜りで遊ぶ分には適したフィンと思われる。これも、普段はいている黒のPFミューも、自分の今の脚力や使用目的には必要十分。なのだが新しいことを始めたい欲もあって、本格的にトレーニングするならやっぱりロングフィンが欲しい。いずれにせよ、もーちょっと元気になって、気候も良くなってからの話だ。

 疲れを癒すべく、新しくできた(らしい)英国式リフレクソロジーの店に行ってみた。施術にはまあまあ満足。ホントはツボをぐいぐい押してくれる台湾式のほうが好きなのだ。雰囲気やサービスは素晴らしかったので、気が向いたらまた行くかも。

 プールで身体を冷やしたせいか、リフレクソロジーのせいか、ちょっとだけ、お腹を壊した。冷えやすい胃腸への配慮が足りなかったことを反省しつつ、足を温めて気を付けながら寝るとする。


2003年03月08日(土) 『世界一怖い映画』を見に行く
 予告編を見ただけで怖気づいて「うわー絶対に見たくない見たらトラウマ間違いなし夜中にトイレに行けなくなるッ!」と思った映画『呪怨』を見にいくことに。怖いもの見たさというか、どれだけ恐ろしいのか確かめてみたい気持ち半分、やっぱ止めて帰りたい気持ち半分で、やけに乗り気なただきちさんとともに新宿へ。
 行列ができていたりして意外に感じる。そのうちに「トークショウがあります」という案内が。おかしいなあ、違うんじゃないかなあ、といぶかしく思って確かめたら、案の定、別の映画だった。3月中の土曜はレイトショーでイベントをやってるらしい。情報誌を読んでから出かけたのだが、私のチェックミスだった。膝の具合が良くなくて足をかばうただきちさんに、ひらあやまり。
 サム・ライミのプロデュースでハリウッドでリメイクされるとも聞く『呪怨』。機会を逸してケチがついたものの、見たいよーな怖いよーな、興味だけがある。それと、チラシの裏面の紹介イラストが面白い。ポスターと同じ図柄のステッカープレゼントなどもやってたけど、怖すぎて、もらっても貼れないぞ。

 遅い時間から『007 ダイ・アナザー・デイ』やってたが、終電に間に合わなくなるのであきらめて帰る。道々、書店に寄ってハヤカワの新刊、PC雑誌、「YOUNG YOU」、TV雑誌、4コマ月刊誌など仕入れる。

 プチダノンの「とろけるプリン」、甘くて高いけど、ウマー。固まってなくて、とろりとクリーム状。

 ケーブルTVでUHF局が入るので、深夜にときどきアニメを見る。『ビッグオー』後期のオープニングを初めて見たのだが、いいのかアレは? 前のも「まるでフラッシュ・ゴードン」だったが、今度は「まんま、謎の円盤UFO」になってる。笑うしかない。
 


2003年03月07日(金) 人恋しいけどひとり、マンガでも読むか
昨日のは日記になってないやんか【5・7.5】。
えーと昨晩は、ちょっと雨に降られて、いまいち食欲がなかったりもして、長電話を2本(かけたのと、かかってきたの)。
3日くらい前に『アイシールド21』の2巻だけうっかり買ってしまう。そしたら1巻がどこにもなくて探しまくり。今日になってやっと発見、購入。面白い。
「週刊少年ジャンプ」を毎週愛読。それだけでは飽き足らず感想を電話でしゃべくったりメールや手紙で交換もしたり。ナニやってんだろーと自問しつつも、めっちゃ楽しい。「サンデー」と「マガジン」はちょこっと立ち読みだけ。さてチャンピオンはどうなのかと言いますと『フェイスガード虜』(おおひなたごう)にぞっこんLOVE(ぉ。なのでございます。コミックス早く出ろー。
「NOVAうさぎリミックス」スレッド、【駅前】 NOVAうさぎ 【留学】はすごい。もうネタも尽きたろうにと思ったら、まだまだ新鮮なアレンジと名曲が。「文体模写スレッド」のときみたいに、元ネタ知っていれば激烈に、知らなくてもその人なりに楽しめるんじゃないか。音楽にうとい自分が聞いていても、短いCMの音楽がいろんなジャンル・曲調に変化してゆく様はエキサイティングなのです。



2003年03月06日(木) 黙ってるのが苦しくなったっつーか
 イヤんなっちゃったのでいろいろ書いたわけだが。心優しい皆様には心配をかけたようで、反省している。心配してほしかった、という感情も根底には当然あったと思うのだ。素直に甘えたり頼ったりしたくて、または優しくされたくてたまらんのですし(我ながら苦笑、でも正直なキモチ)。だけど同情して欲しいのじゃないのよ。ちょっと違うのよー。よー。

 抗うつ剤だか抗精神薬だか知らないけど(調べたけどよくわからんかった。マイナートランキライザーとも書いてないし。まあその類ではあろう)、良く効きすぎて、ときに軽い躁状態になってんじゃないかと思うほどだ。ほんとになあ。これまでいかにくよくよ悩みまくって心労を自分で抱え込んでいたことか。いま振りかえって初めて理解できたような気がするよ(←たぶん、気のせい)。
 ともかく当面は穴倉から這い出すことが第一歩で、次はリハビリテーションであるとか、素で健全に生きる方法を考えてゆかねばならんのよ。じっくりと。

 未だ穴に片足つっこんだり転びかけたりしていたりもするので、無理はいたしませんとも。現在の優先順位は

 1.睡眠
 2.三食ちゃんと食べる
 3.出勤する(なさけねえー)

 と言う具合なので、それ以外のことすべて放ってありますです。メールの返事とか律儀な挨拶回りとか、元気なときでもあまりやれないことは、もはや不可能に思えます。っつーことで、いつにもまして不義理はご容赦くださいませ。
 言訳やら弁解の第一回終了。第二回があるのかは謎。


2003年03月05日(水) よもつひらさかの、ちびきのいわの
 あいかーらず理不尽な難題がてんこ盛りでげんなり。うがーうがー。通院する日なので、さっさとあきらめて「あした考えるわ」とかスカーレット・オハラの真似しつつ(ウソだけど)ソッコーで帰る。クリニックでは調子が良くなったと言い張り(コレは本当)、2週間分の処方箋をせしめる。毎週通わなくて済むよーになったなら、良いことであろう。面倒くさくないし、お金もかからぬ。薬局はなんだか混み合っていて、待たされてしまった。

 ただきちさんにメールして新宿で待ち合わせ。紀伊国屋書店の裏にあるプレイガイドで前売り券買っといてね、とお願いしたら休みだった。映画の日で一律1000円だから、前売り買うより安く見られるのだった。そのせいか、ロングランも終わりに近いというのに満員で、仕方なく最前列へ。スクリーンを見上げるようにして座り、キットカットをかじりウーロン茶を飲んで空腹を紛らわす。
 見にきたのは『黄泉がえり』。さほど好んでは邦画を見ないのだが、原作が好きなSF作家で、気になっていたので劇場で見たかった。評判にたがわぬ、ハートウォーミングでさわやかな印象を残す佳作。来てよかったねと語り合い、「すずや」で鮭茶漬けなど食べて帰る。

 予想はしていたものの、ちょっとしたエピソードごとにぼろぼろと涙がこぼれてしまって、ポケットティッシュを2パック消費。感動する場面はもちろん、お葬式のシーンでお経を聞いただけで。もう。反射としか言いようがない涙。
 亡くなったひとがもう一度あんなふうに、穏やかに笑って目の前に現れたなら。夢、ファンタジー、フィクションであるだけに、スクリーンで泣き笑い喜び涙する登場人物がうらやましいほどに切ないキモチになる。

 自然の摂理に反することは有り得ない、黄泉の国から呼びかえすことは神様にだってできない相談で、だから余計に物語は美しかった。


2003年03月04日(火) 処方箋の期限は交付日を含めて4日以内!
 ぐっはー。俺のバカバカ。ついつい薬局に寄りそこね、花粉症の薬をもらえないまま5日。前回の飲み薬が残っていて、今のところ症状も治まってるみたいなので「まあいいか」と思ったり、根拠なく処方箋の期限は1週間くらいあるものと思っていたのだ。しかし、タイトルにも書いたとおり、期日の指定がない限り、もらった日を含めて4日以内に薬局に行かないと処方してもらえないのであった。バスに乗って、寒い風がビュービュー吹く中を、処方箋の再発行してもらいに行きましたとも。
 ひきかえにひとつ、ものを覚えた。今後は気をつける所存(たいがい医者にかかったその足で薬局にも行くようにはしてるのだが)。

 「まんがくらぶ」と「まんがくらぶオリジナル」でダブル連載(月刊誌2冊で隔週なみ)している『幕張サボテンキャンパス』が次号の「くらオリ」掲載分で最終回。カツモクして待つ俺。


2003年03月03日(月) とても忘れっぽい
 また薬局に寄るのを忘れてしまった。処方箋の期限が来る前に、目のかゆみハナミズがひどくなる前に、一日も早く薬をゲトせねばならんのに(点眼薬は即効性があるが、点鼻薬は効くまでに数日かかる)、気付くと薬局が閉まってる時間。明日こそは(たぶんきっと)。そんで明後日は花粉症じゃないほうの通院日。
 「花粉症は予防が大切」と聞いたような気がするが、アレルギーの発作を起こさないようにするのが肝要なのだと、やっと分かりかけてきた。投薬も早めに、朝、家を出る前(=花粉に曝露される前)にタベジール(頓服)を服用した場合は、あまり症状に悩まされずにすむようだ。ただしひきかえに、ネムケに悩まされてしまうこともある。

 高円寺でカスタードの入った中華風のあげまんじゅう。めちゃくちゃ可愛いカタチで食べてしまうのが惜しいと思ったけど、熱々のを美味しくいただく。
 ところで杉並区にはスターバックスあれど、練馬には一軒もないんだそうだ。やはり練馬されど練馬。23区内の予報より花粉が多い、多摩と埼玉に近いのか。愛してるんだけどな練馬。

 やりたいこと、やらねばならんことがあるが、簡単にくじける。楽しいこと心の慰めも多々あれど、身体の芯が疲れやすくなっているようだ。整骨院でぎゅうぎゅう揉んでもらって帰る。「まだまだですけど、最悪の状態は脱しましたね」と先生。3歩進んで2歩下がる、のろのろした歩みで、少なくとも快方に向かっているなら良い傾向だ。だけど、油断すると簡単にドカンと悪化するのだ肩コリは。

 肩と背中だけじゃなく、いろんなことが一進一体。流れのままに、運命のままに。


2003年03月02日(日) 弥生の風
 晴れて風が強く、花粉もたくさん飛んでいる。一日こもって無為に過ごす。絵も描かず本も読まず。ネットで落としたMP3ファイルをだらだらと聞いてみたり、マンガ雑誌をナナメ読みしたり。

 『カミングアウト』、その2。
 1月下旬から本格的に具合が悪くなり、仕事に行くのがしんどくなった。意を決してというよりは仕方なく、医者に行った。通いやすいところで敷居の低そうなところと思い、知り合いに紹介してもらったクリニックへ。診断結果は、うつ病、あるいは抑うつ状態。
 「いつでも診断書かきますから、休職すれば良くなりますよ」
 って。休んだり辞めたりできれば好転するのは分かってる。「職を失ったらゴハンが食べられないじゃないですか」と、心の中でR・田中一郎みたいなツッコミを入れる。とりあえず投薬で様子を見る。効き目があらわれるまでに数週間かかるらしい。それまで耐えられるのだろうか、と一抹の不安を抱きつつ帰宅する。

 それからひと月が経過。
 やたらと眠かったりする副作用もおさまってきて、気分もだいぶ落ちついてきた。薬が効くってことは、やっぱセロトニンとかがアレだったのだなあ、と納得もした。「しらふ」でこんなふうな気分でいられたら問題ないわけだが、長年かけて出来あがった脳の回路(ハードとソフト)がそれを許さない。今後はなんとかして軌道修正していくことになるのだろう。

 さて。
 ふたつの事柄を公にしたことで、色眼鏡で見られたりするのだろうか? 父の死、病を得たこと、その前と後とで別の人間になってしまったわけではなくて、とある分枝に進んだだけのことであると、自分では認識しているのだけれど。


2003年03月01日(土) ユウウツな雨さえありがたい
 雨が降ると花粉が地に堕ちますゆえ、有り難いのでございます。しかしその反動か、雨の翌日には前にも増して花粉が飛びまくり。明日はでかけられそうにありません。

ミニ _ ヨクツク
 NOVAうさぎリミックス補完サイト。世の中には神様がいっぱいいる。
 http://nova324929.hp.infoseek.co.jp/index.html

 ここのリンクから、『TOTOべんきのうた』、そのリミックス掲載ページにも飛べます。キノコの歌もだが、TOTOもどうかしていると思います。

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 昨日の日記「びっくりした」と言われて、けっこう匂わせるようなことも書いていたので自分では今更かもと思っていましたが、想像の範囲外にあったのかと思い直したり。別に特異なことではないのです、年間3万人。地方の小都市ひとつ分、ちょうど私の出身地の人口ほどの人が、様々な理由で(決して「望んで」ではなく)世を去っていることになります。地元に住む家族は、やはり肩身の狭い思いをしたくはないですから、おおっぴらに語ることはありません。恥とは言えないまでも、公言できる事柄ではないということです。

 この場所では、「わたし」が誰であるか知らない読者には、父の死因などどうでもよいことであり、また知人友人にはショッキングなことであるかも知れないですが、できるだけさらりと言っておきたかった、そんな気がします。面と向かって言うよりはこうして書くほうが気楽ですし、読まれても読まれなくても、書くことで事実を再確認することができるから、少なくとも、自分のためにはなるでしょう。

 ともかく、もう書いてしまったので、少し気が楽になりました。たとえ代わりになにか背負うことになったとしても。


かこぶんきのうあした
ちちやすになんか送る




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