ちちやす日記   こんげつぶんきのうあしたかこぶん


2003年04月30日(水) ついに『呪怨』を見るはめに
 1ヶ月ぶりでメンタルクリニック通院。だいぶ具合は良いように感じるけれど、完璧に治ったわけじゃない。そう自覚もしている。でもって、まだ投薬は継続なのだった。だましだまし、ゆるゆると。そう言い聞かせながら毎日を過ごす。油断は禁物。それでも難所は通りぬけたと思いたいし、異動後の一ヶ月を乗り切って、なにかを楽しむ余裕も出てきた。冬場は休日どこへも出かけることをせず、テレビも見ず本も読まず、マンガだって4コマくらいしか読む気にならなかったのだ。

 調剤薬局でコルゲンコーワのストラップをもらう。色はブルー。ラッキー。ただきちさんに電話して、池袋に向かう。気になっていたベトナム料理店で鶏スープのうどん(フォー・ガー)、レモングラス風味の炒めもの、生春巻など食べる。異国の香り。

 ビックカメラでPHSの新しい機種をチェックして、お茶とドーナツを買って、レイトショー割引とレディースデイでだいぶ割安になった映画館で、『呪怨』を見ることに。神経を逆撫でする、見たくないと思う映像ばかり次々に見せられる、スタイリッシュで新しい(今後ひとつの定型になるだろう、SF映画における『ブレードランナー』みたいな存在になり得る)ホラームービー。オムニバス形式で謎が多く、とことん救われない展開。ラストの余韻もいい。
 予告編を見たときの、総毛立つような気味の悪さ、あんなのを1時間半も見せられたら「もう勘弁してくれ」って泣きそうになっちゃうのではないか、とすら思った恐怖、それは本編においては奇妙なことに希釈されていた。濃縮されている分、予告の方が高密度でおっかなかったのだ。いくぶん複雑な思いで映画館を後にした。

 なにがイヤだったかと言えば、「惨劇の舞台となる『家』が練馬にある」という設定。いかにも練馬や板橋にありそうな住宅街に、異界へつながる場所がひっそりと存在するなど、虚構と言えど、いや虚構だから余計にか、ぞっとする。そういう後味の悪さ、精神の片隅にそっと根を降ろす狂喜の種子。みたいなものも含めて、稀有な映画ではあった。続編とハリウッドでのリメイクも気になる。


2003年04月29日(火) アレの脅威は去った、だが最後とは限らない
 怪獣映画やホラーのお約束みたいなタイトルで。

 2月からこっち、花粉情報を欠かさずチェックしては、「マスクしていこう」とか「頓服のまなきゃ」とか気を使ってきたが、ついに来週いっぱい「花粉すくない」の予報が。ヒノキはまだ飛んでいるが、スギはだいたい連休頃でおしまいなので、そろそろ楽になってきたと感じられる。まずはひと安心。

 ノート広げて落書きをする。1月のウツ発症以来、まともに描いてなかったっぽい。腕が鈍りきっていて、あんまうまくいかない。この1冊を使い切ったら、次はちゃんとしたクロッキー帳にしようかな、とぼんやり思う。

 横目で眺めるワイドショーでは、『謎の白装束集団が岐阜の林道に移動』を取り上げている(猛威を振るう肺炎SARS、イラクで米軍が市民に発砲、などというニュースももちろん)。今売りの週刊文春の見出しになっていて、昨晩の全国ニュースで話題になり、今朝は新聞やワイドショーで一斉に。数年前から各地に出没していたというので、地元の人は知っていて(困って)いたのであろうなあ。
 昨晩ネットニュースをざっと眺めた限りでは取り上げられてなくて、今朝はトピックスに載っていた。マスメディアで報道されていない話題は存在しないような、ニュースを作り上げているのは画面や紙面であるかのような、そんな錯覚を覚えそうになる。
 たぐろうとすると、2ちゃんねる、ニュース速報あたりが手っ取り早い。白装束集団体は宗教団体に関わりがあるらしく(何故か、TVでは今のところ言及してない)、また、そのルーツとなった別の団体は、(おぼろな記憶では)作家の平井和正が一時期傾倒していたと聞く団体のようだ。面白いと言ったら不謹慎かも知れないが、因果の糸がアザラシのタマちゃんにまでつながっているとなると、苦笑を禁じ得ない。


2003年04月28日(月) 藤花咲きほころび
 葉ばかり茂っていると思っていた藤棚に、いつか花房が重たげに垂れていた。路傍のスミレはもう尖った鞘の実になってしまっている。自分も取り巻くものどもも、見たいもの見たくないもの、食べたいもの嫌いなもの、気付かぬうちになんでも変化してゆく。

 今週のジャンプで『ヒカルの碁』いきなりの最終回。あれで終わり? 本当に? 納得いかない。かつて長期連載で、納得のゆく最終回を読んだことはほんのわずかであるのだが、それにしても唐突。作者がもう書けなくなったのだろう、とただきちさんは言う。真相はどうでも良いが、ワガママな読者としては第三部を望んでしまう。第一部で終わっておけば良かった、とまでは言わないが。

 『仮面ライダーSpirits』、立ち読みだけですまそうと思ったら、あまりにも熱い展開に(もう買うのやめようと思ってた)「マガジンZ」購入。おそらく登場順にペアにしたのだろう二人一組のライダーたちのうち、アマゾンとストロンガーが嬉しかった。一文字と本郷は別格としても。

 早く帰って整骨院。どういうわけか、幽霊物件で肝試しした話、都内の有名なその手のスポットの話など聞きつつ、肩・背中・足と揉みほぐされる。相変わらず背中がバンバンに張っている模様。姿勢が悪いのと、OA机じゃない机に無理に設置されたPCの、モニタとキーボードの位置が悪いのが拍車をかけている。注意しても揉んでもらっても、なかなか肩コリ良くならぬ。
 さっさと夕飯をすませ、マンガ読んで落書きして暖機運転。次回は同人誌にカットなりと書かねば(書きたい)。しかしどうにもサビついている。

 


2003年04月27日(日) ミルクティー色だと彼女は言った
 美容師さんの口車に乗せられたか、いやもっと明るいよコレ! あったかくなってきたし気分はもう夏、とばかり浮かれてブリーチ(+カラー)してみたら、やり過ぎた。かも。明日まわりの人にびっくりされそう。今度はアッシュかゴールドブラウンかけて、もーちょい大人しめの色にしよう。しかし海にでも行けば強烈な紫外線に曝され、一度でカラーが抜けてしまうと予想する。どーにでもなれ(ヤケ)。

 近頃、また嗜好が変わったようで、揚げ物を好んで食べている。いかんなー、ダイエットもへったくれもない。ヨーグルトとフルーツも山盛り食べる。健康に良いとはいえ、果糖を摂りすぎればやはり肥満する。運動しないと。

 書店に寄ったらジャンプがあったので購入。連休前で合併号、来週は出ないのでサミシイな、とか思ってたら驚愕の事実。ネタバレは明日まで避けておくが、かなりショック。
 コンビニに「黒潮コメッコ」がない。あと残り3種、トレードかショップで購入するしかないか。「みかん晴れ」も期待せずに、棚に残った最後のフィギュアつきを手に取ったら、最後の最後にシークレットが! ファンタジー好きな人には嬉しいキャラクターだと思う、この造形は自分も嬉しい。
 


2003年04月26日(土) 布団の悦楽
 疲れと寝不足のツケを返済するために、寝てばかり。至福と言いたいところだが、寝ていてすら肩が凝る腰が痛い。重力と自重(じじゅう)が辛いのだ、ウォーターベッドにでも寝るしかないのか。

 何もせず、ひたすら寝ていたので特記事項なし。夜にNHKでコウモリダコの番組を見て面白かったくらい。MIUの深海生物フィギュアのラインナップに上がっていたので推して知るべしであろうが、謎と神秘が人心を捉えて、意外にメジャーな生物であるらしい。

 昨日書き忘れていた、コンビニの棚に残っていたコメッコ3個購入。だんだんタガが外れてきて、ガンガン買ってしまう。マゴンドウGET。ホウボウとシークレットがダブり。シークレット3個め、混入率が高いのか偶然か。こっちで運を使ってしまって、秋葉原ではモリガン様が取れなかったのか?
 『アフタヌーン』欄外の作者近況で、うたたねひろゆきが「フィギュアをよろしく」って書いてるが、ことさら宣伝しなくても既にえらいことになっているのだが。


2003年04月25日(金) 散財@秋葉原
 相変わらずあわただしく走りまわる一日を終え(走ってるだけで仕事あんまり進んでない。いかんなあ、けど気にしないでおこう)、カプセルトイ目当てで秋葉原へ。空っぽの筐体を虚しく眺めながら数店めぐり、やっと見つけた「ヴァンパイアセイバー」は惨敗。前回に続き、ビクトルビクトルビシャモン。なんでだー!! 
 「どこいつスイング」は犬とジュン。犬は要らぬがウサギ欲しかったので嬉しい嬉しい。
 ふらりと寄ったラオックスコンピュータ館で、エレコムの「ウサギレーベル」に目が釘付け。即コーフン逆上沸騰し、見境なく買いまくり。ツボ押しとお掃除ブラシ、にぎにぎ人形。あと付箋。来週はこれでオフィスを楽しくするぞうー! 周囲にあきれられる予感を覚えつつ。
 http://www2.elecom.co.jp/accessory/index.html

 NOVAうさぎ、ミッフィー、ジュン、ウサギレーベルと、ウサギのキャラクターが好きだよなー、と改めて自覚。

 早売りジャンプを買いに行くも、今日のぶん売り切れと言われる。後ろのダンボールに入ってるのが見えているのに。なにかヒミツの取り決めとかあるらしい。月曜朝の楽しみにすりゃいいや、と、大人しくあきらめて帰る。
 遅い時間に無理言って整骨院。だけど行ってよかった。1週間の疲れがほぐれる。足の甲にしつこい痛みがあるので相談すると「モートン病の可能性が高い」とのこと。深刻ではなさそうだが、また持病が増えてしまうのか。しばらく様子見て、状況により整形外科を受診する。

 ここ数日、PHSが圏外になることが多い。アンテナのせいか、故障か、サービスの低下なのか、原因不明。受信状態が良くないと電池の消耗も早いし、「買い換えろ」ってことなのだろうか。急を要する連絡などそんなにないと思うけど、一度便利さを味わってしまうと後退するのがイヤになるものだ。


2003年04月24日(木) 昼ゴハン食べる暇もない
 昼食を摂ったの2時半過ぎ。って、昼なんか抜きで働いてる方にはハナで笑われそうだけど、オレは食べないと持たないんだよー。誰も居ない食堂に仕出し弁当持ちこんで、もくもくと一人で食事。さみしいなあ。

 コメッコ3個も買ってまう。ケンサキイカ、マダラトビエイ、バショウカジキ。あと4種。ジンベエとヨゴレなら2個あっても嬉しいのに。「みかん晴れ」もぼちぼちと買っていて、パトラッシュ2個(ダブり)、アメディオ、ラスカル、バロンが各1個。シークレットが欲しいなあ。甘いジュースはたくさん飲めないので、地道に買ってるうちに店頭から消えてしまいそう。
 どこかの再販ショップで買えばいい、と理性では思うのだけれど、何が出るかわからないのが、やはり楽しい。

 立て続けにヘヴィな案件にぶつかる。以前ならプレッシャーでどうかなっていたんじゃないか。鈍感になったのか強くなったのか、それは謎。


2003年04月23日(水) 黒潮コメッコ約半分
 7個で6種。シークレットがダブっています、トレードしたい方はご連絡ください。出たものはヨゴレ、ホウボウ、ハナオコゼ、トラフカラッパ、ザトウクジラ。ここからが揃わないのだなー。たぶん今回もダブりまくる。

 週末の、夏日だったり冷え込んだりクレイジーな気候が体調崩した原因か。四月も下旬にさしかかりスギ・ヒノキ花粉の飛びっぷりも少なくなって良い按配ではあるが、万事オッケーとはいかないのだった。自分を甘やかしつつ、ぼちぼちと道を行く。
 花粉症の薬は2週間分を先日処方してもらい、まず1週間は毎日服用、次は1日おきで2週間、それで今年の春シーズン終了の予定。梅雨どきのハウスダストやカビ・ダニにも注意するように言われてクリニックの先生にしばしの(うまくすれば来年までの)別れを告げた。


2003年04月22日(火) 胃あるいは十二指腸がイテテテ
 内臓の位置を把握できてるわけじゃないから、いまいち何処が痛いのかわからん。それでも痛いものは痛い、身体ふたつ折りにしたまま出勤。帰る頃にはなんとか回復を見るも、昼はまるきり食べられず、夜も最小限だけ食べ、暖かくして就寝。
 ……というのが昨日の話。一晩ゆっくり休んだらかなり良くなったものの、無意識に腹部を掌で抑えてしまうところをみると完全とは言えまい。時折思い出したように鈍く痛むのをなだめつつ、あわただしい一日を終える。

 腹痛など忘れたみたいにケーキなんか食べてみたり。八朔のシフォンケーキと、ブルーベリーのミルクレープ。シフォンケーキが特に美味。ふわふわのケーキを彩る、爽やかな柑橘の酸味と香り。ものを味わい楽しめるって幸福なことだ。

 


2003年04月21日(月) 葉ざくら八重桜、山吹ハナミズキ
 日記3週間もさぼっちまったい。正直にゆえば「日記どころじゃなかった」。早寝早起き、汗だくで走りまわる毎日。ある意味健康的。しかしストレスその他で甘いものたくさん食べて、明らかに脂肪がつきましたわよ。

 散り敷いた八重桜の花びらがこんもりと、濃いピンクのふかふかしたじゅうたんのよう。ソメイヨシノの若葉は青く美しい。卯月も4分の3があっと言う間に過ぎ去り、じきに連休なのだなあ。


かこぶんきのうあした
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