| 2003年02月28日(金) | 祥月命日 |
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１年前の今日。夜明け前の一番暗い時間に、父は自ら命を絶った。 残された日記には、長いこと思い悩み、几帳面に身辺を整理してついに決行するまでが記されていた。「最悪のタイミング」、または「悪い偶然」が自殺（自死）を起こさせるのだと、それまでは漠然と思っていたけれど、周囲にさとらせず、きっぱりと死ぬことを選んだ父の亡骸を前にして、厳然とした決意のもとに人生を終わらせる者もあるのだと、初めて悟った。 深く襟を掻きあわせた寝間着の、襟元からのぞいていた傷跡。生命活動を停止した肉体に刻まれた、癒えることのない一筋の傷は、縊死したことを明確に示していた。無論、弔問客には知らされず、その傷は見えないように布団の襟に隠されることとなった。 あれから１年。 正面から向き合うことを避けて、心の奥底に閉じ込めて、乗り越えたつもりでいたけれど、ただ目をそむけて風化するのを待っていただけなのだと、今更ながら気がついた。辛くても、どんなことがあっても、受けとめて、今度こそ胸の奥に父の生と死とを受けとめて、乗り越えていかなければ前に進めない。忘れたりはしない、刻み付けたい、そしていつか夢でいいから、父の笑顔をもう一度見たい。 |
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| 2003年02月27日(木) | １平方ｃｍあたり５０個以上（非常に多い） |
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スギ・ヒノキの花粉が強風に乗ってビュンビュンと！ 今日あたりは１００個くらい飛んでた模様で、ついにクシャミ・鼻水・目のかゆみが発症。１日くらい平気だろうと、エバステル（処方薬・商品名）を飲まなかったのがいかんかったか。頓服のタベジール（処方薬・商品名）を服用してもおさまらず、ゴミ箱に使用済みティッシュペーパーの山を築く。 医者に点眼薬と点鼻薬を処方してもらうも、うっかり調剤薬局に寄るのを忘れて帰宅してしまう始末。医薬分業なんてキライだー（やつあたり）。鼻が詰まると脳の働きもてきめんに鈍るらしい。 腹筋が筋肉痛になりそうな勢いの強力なクシャミでかなり消耗。なので今日は花粉症の経過報告のみ。 |
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| 2003年02月26日(水) | 嵐のあと |
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ずんどこ。じゃない、どん底まで落っこちたら、あとは這い上がるだけだ。All right. じゃなくとも、最悪の事態は避けられたし、だいじょうぶ、ちゃんと寝て食べて笑える。困ったことには、眠くて眠くてたまらない。ただひたすら、ほんとうに、やたらめったら眠い。 これまで日記に書かなかったこと（＝人に言わなかったこと）を書いてみようかと考えている。それはいくらかの負担を自分に与えるだろう、そしてメリットはたぶん何もないと思われる。じゃあ何故、と言えば、たんに黙っていることを良しと感じられなくなったから。何故、黙っていなければいけないのか、その理由がわからなくなったから。 生活のすべてを web にさらすほど酔狂ではない。ひとつ残らず秘密を明かすわけでもない。二つの事柄だけ、書く勇気と機会を得たら、遠からずここに。 |
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| 2003年02月14日(金) | インフルエンザぢゃなくて良かったと言うべきか |
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どうも悪寒がするなあ、と昼休みに医務室に行くも、平熱。なんとなくダルいまま夕方まで過ごして、帰途薬局へ寄り、耳で計測できる体温計を購入（オムロンの「けんおんくん」という品）。 うおー。すげー。耳の穴に突っ込んで、ホントに１秒ではかれるし！ 科学の勝利だ。わくわく。←バカ。 でもって、３７度４分。ドカンと高熱にならないところを見ると、風邪なのだろう。週末、遠方の友人に会いに行こうかと思ったが、おとなしくしていろと言う天の声か。 --- 来週は一周忌の法要で帰省せねばならん。早いものだとも感じるし、たった１年しか経っていないということが信じられなくもある。そういえばと思い出す、昨年は２月始めの連休に帰って、父が珍しくも煮豆など夜なべで作って、いいと言うのに半ば無理やりに持たせてくれたのだった。駅まで送ってもらう車のなかで、私の幼い頃の話をする父に、理由もなく涙ぐんでしまった。それが最後になるなどと、思ってもみなかった。 時が戻せるのならと、誰もが一度くらい思うだろう、だが願いは絶対に叶わない。どの時間も、出会いも別れも繰り返すことはないのだと、残酷にも鮮やかに思い知る瞬間がある。 |
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| 2003年02月05日(水) | 心臓が苦しいならハツを食う？ |
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具合の悪いところを癒すためには同じ部位を食べる、というのは薬膳だったろうか。なんかの呪い（まじない）かも知れん。２ヶ月ぶりくらいで串焼きの店に行き、焼きものいろいろ。レバー、ハツ、タン、プチトマトの肉巻き。んまかったです。 ドトールで待ち合わせしたら、禁煙席にいたのにすっかりケムくなってしまい、スターバックスのありがたみを知る。 先週来、心穏やかとは言い難い日々で、１週間経って、やっと落ちついて周りを見渡せる気分になった。これも一時のことであってすぐにまた別の嵐がやってきそうな予感もあるけれど、ひとときの凪に安穏としよう。 --- スペースシャトル・コロンビアの事故について、宇宙作家クラブのメンバーがコメントを発表していた（３日付）。 http://www.sacj.org/ |
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| 2003年02月04日(火) | ふらふらしつつ出勤 |
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目が霞み手が震え、字がヨレる。うーわー。そんなときに限って、退屈で面倒な作業が入る。うーぬー。ともかくも１日を終え、ガチガチに凝った肩と首筋をほぐしてもらいにマッサージへ。痛いやら気持ち良いやら。 ヒロセのパン買って帰って、いちご食べて、かれこれ１０日ぶりでただきちさんとハグ。 |
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| 2003年02月03日(月) | んがっくし。 |
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ちょーしわりぃっす。いつもそんなこと書いてるな俺。 １日（土）深夜、スペースシャトル・コロンビアの事故の報。さっさと寝ていたため、知ったのは翌日遅くなってからだった。 なにもコメントできることはない。「冥福」という言葉を使いたくないと誰かが書いていて、「死後の幸福なんてありっこない」と自分も思ったから、使うのをやめた。「やすらかにねむれ」あるいは「rest in peace」のほうが、まだ実態に即してるんじゃないのか？ 死んだことないから、実際のところは不明だけど。 --- （参考URL） ヤフーのトピックス http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/space_shuttle_columbia/ 野尻ボード http://njb.virtualave.net/nmain.html 野尻抱介 リファレンス・マニュアル http://www.asahi-net.or.jp/~xb2n-aok/ |
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