ちちやす日記   こんげつぶんきのうあしたかこぶん


2002年12月07日(土) 残り少ない今年の運を今夜で使い果たしたか
 冷たい冬の雨が降るなか、夕方から飲み会。ダイビングショップのクリスマスパーティーというか忘年会というか納会というか、要するに飲んだくれる会。沖縄料理と泡盛(シークヮーサー割りが美味!)で気分よく、ショータイムには舞台で琉球舞踊が披露されたりして、なごやか・にぎやか。

 ビンゴゲームならぬじゃんけん勝負で、いつもなら一回戦で負けるのに何故か勝ち進み舞台にあげられ、なんと最後まで勝ち残ってしまう。優勝賞品はモノフィン(マスコットフィン、通称ブラックテイル)だったのだ太っ腹!!
 しかし、わたしはすでにブラックテイルを持っている。2枚あってもいいかもだが、それはあんまり強欲というものではなかろうか、しまっておくにも困るのだし。と数秒だけ悩んで辞退した。代わりにいただいたのはダイブウェイズのムスタングというラバーフィン。黄色でブレードが短くて可愛らしく、素足ではいて遊ぶのにちょうどよさそう。これはこれで、すごく嬉しい。……モノフィンにまったく未練なかったわけじゃないが(苦笑。我ながら思い切りが良くない)。
 包装を解いてフィンを周りのひとに見せてから(どんなものが当たったのか、お互い気になるじゃありませんか。ちなみに他の人はメッシュバッグやフリース、Tシャツなどでした)、いつも持って歩いているお買いもの袋に入れたら「用意がいいなあ、プレゼント当たるつもりで持ってきてたの?」って冷やかされる。スーパーで「レジ袋いりません」運動のスタンプもらうために持参してるバッグなんだけど、ここで役立つとは思わなかったのだ自分でも。

 二次会では焼いたエイヒレが美味かったのでうっかり冷酒とワインを飲んでしまう。海の話、イルカの話、離島、競技、くだらないけど楽しい遊び、来年のスケジュール、沖縄、海外などなど話題は尽きず、とても楽しい会だった。
 最後(=朝!)までいたかったけれど体力が許さないので、ほろほろ酔って終電間際で帰宅する。雪に変わると予想だった雨はやんでいたが、しんしんと寒い12月の夜。ひとつの年が終わり、街も人も新しい年を迎えようとしている。


2002年12月02日(月) 時間と空間の冒険
 銀背みたいな大仰なタイトルをつけて、書くことは単に忘れていた先日の出来事だったりする肩すかし。

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 陽光おだやかだった先週の土曜。同人誌の原稿を発送すべく、歩くには遠すぎるからこんなときに活躍するチャリ(中部圏ではケッタマシーンとも)で、練馬郵便局へ。料金を確認し、「今日の消印になりますか?」と訊ねたら目の前で押してくれた、局員さんどうもありがとう。用事をすませ、はれやかな気分でマフラーを巻き直し。

 ただきちさんの仕事が終わったら一緒に秋葉原に行くのだけど、それには間があるから、ふだん行かないところへでも。さて、どこへ行こうか。と、郵便局の隣、練馬区役所へ。最上階の展望レストランに一度はいってみたかったのだ。
 エレベータで20階へ。窓に沿ってフロアをぐるり一周。晴天ではあれど地平線は霞みがかかっていて山並は見えない。富士山や妙義・榛名なども見えると説明板にはあったのだが。それでも中野サンプラザ、新宿副都心の高層ビル街、杉並清掃工場の高い煙突なんかが確認でき、意外に近いのに驚いた。地上を這ってるとわからない、空を飛んだらすぐそこなんだ。自家用小型ヘリがあったら、さぞ便利なことだろう。

 レストランでは窓際のカウンターに席を占め、100円の限定リングシューとミルクティー。リングシューは皮がさくさくして粉砂糖もかかっている。郷里の店で売ってたのを思い出す(記憶の美化ゆえか、あれはたいそう美味だった)。ゆっくり景色を眺めていたかったが、ガラス越しの日差しは11月も暮れるというのに汗ばむほどで、カップを干したあとは早々に辞す。
 ところで20階って地上何メートルなのだろう。1フロア 3.5ならば70m、4mなら80m。アプネアならトップレベルの選手がコンスタントで潜る水深だなあ、と思う。ならザボーラにつかまってるつもりで、ヴァリアブルならどうだろう。と、エレベータで降りてくる間、息を止めてみた。
 かなり高速なエレベータであるのに、ドアが開くのと同時にためていた息を「ぷっはー」とばかり一気に吐いてしまう。ヴァリアブルなら水面までの復路があるというのに、これじゃ絶対無理だよな(いや最初から無謀なチャレンジなのだ)、と苦笑しつつ区役所を後にする。

 帰りがけに、ふと図書館に寄ってみた。さきほど展望階から、ちょうど建物が見えたからだ。図書館の用があるときは杉並のに行くことが多く、練馬には初めて足を踏み入れた。こじんまりしつつも充実して居心地もよさげな雰囲気。もっとも本棚が部屋じゅう並んでいるというだけで、図書館は無条件で愛の対象になってしまうのだ。
 なんとなく児童書の社会のコーナーで服飾史の本を手にとる。福音館『ズボンとスカート』という本。いろいろ興味深かったので閲覧机に移動して、リュックからノートとシャーペンを取り出して、サリーの着つけを模写しはじめてしまう。次にはインドの一枚布のズボン「ドウチィ」の着つけ図解。うかつなことにはシャーペンの芯を持って来ておらず、短くなった芯がスコン、とたよりなく先端から引っ込んでしまう。途中でやめたくなかったので、芯を指でつまんで書いてみようとしたが、いくらなんでもしんどい。仕方ないので空色のサインペンで殴り書き。消しゴムを使えないと粗くなるのは、この際しかたがないとする。そうそう、この本にはサルディニア島の男性の正装なども載っていて、なんだかよくわからない縁があるなあ、と思ったことです。
 帰りに時計を見てびっくり、知らぬ間に2時間以上も過ぎていた。待ちくたびれた ただきちさんからメールも来ていた。そんなに一心不乱だったとは思えない、練馬図書館は時空が歪んでいるらしいので、皆さんくれぐれもお気をつけください。ということにしておく。

 で、あと秋葉原に行って買いものして、『玄』で「くろめん」を食べる。しつこくないトンコツで、まさに「こんなのが食べたかった〜」という味。満足して帰り、ただきちさんが趣味で栽培(?)している「カスピ海ヨーグルト」と、岐阜産の富裕柿(熟柿)を食べる。頭も目も心もお腹も満足して、大当たりの日、良い休日だったなと思う。

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 またも時間を飛び越えて、本日(2日)の日記。

 なんだかせわしなく忙しいのは師走ゆえか、クロック遅いせいか、要領が壊滅的によくないせいか。まあ俺がすることだから、完璧を望むのは間違っているのだ。できることだけ精一杯、真摯にやる。時間を食う作業と、あちこち電話する用事、外回りの下準備で地図や路線を調べたり(こういうときネットは本当に便利!)、なんやかやと遅くなり、部屋で最後に帰るはめに。ひさびさにコピーやファクスの電源を落とし、施錠して出た。

 高円寺文庫センターで、花輪和一さんの新刊『刑務所の前』を買って帰宅しる。明日外回りの日。これ書いたら寝ますとも。たぶん。


2002年12月01日(日) おとなげなく大人買い
 土曜日(30日)に、秋葉原に行ってきましたのです。よせばいいのに。いや行ったら最後、海洋堂ホビーロビー東京に行く、そんでもって黒潮コメッコ箱で買う! だから避けていたのにー。
 結果、1カートン(10個)購入。あっはっは。先週の発売以来、少しずつ買っていた結果は、シークレット含めて4種類だぶり、3種類の不足。あとはシークレットの黄色と、ミナミハコフグ、ヨットです。ヨットは別にいいか。ハコフグちゃん欲しいっす! 1種類を目当てで買うのは確率ひくすぎるので、冷静に考えればトレードかショップ買いすべきところ、でも何が出るかわからないバクチ感がよかったりもします(はまってるなあ)。

 食玩と呼ばれるこのジャンル、おもちゃの出来はもちろん、美味しいお菓子がついてないとさみしいと思います。カツオ味のコメッコはうまくて良いし、戦車シリーズの小石チョコ(グラベル)も好きでした。
 バンダイのラムネ付き海洋哺乳類の親子シリーズ、お菓子がアレなのも俺には難ですし、なんかコメッコに比べるとわくわくしませんのです。ザトウクジラ、ペンギン、イルカと欲しかったものを効率良く引き当てたのではありますが。海洋堂というブランドに目がくらんでいるわけじゃなく、素人目にも差は明らかというか、志の違いなのだろうかなあ、と思うのでありました。

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 1ヶ月近くもほったらかしておいたADSLの設定を完了。やってみれば意外に簡単、というか最近はほんとに、なにも考えなくても設定できるよーになっておるのですねえ。セキュリティの強化など、いくつかの懸案事項はあれど、つながるようにはなりました。
 ついでに無線LANにしたので、ノーパソ持って部屋を移動できますよひゃっほう! 早いし、テレホーダイを気にしなくていいのは有り難いです。このところさほどネットにつないでなかったんですが、快適になったことは喜ばしいです。


かこぶんきのうあした
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