日頃、冷静沈着な私。ちょっとやそっとのことでは熱くならないのですが。 今日はちょっとね。 電話が鳴りました。 受話器をとると「ケイタイ、ケイタイ」と、相手がフリーダイヤルでかけてきて、携帯電話からだということを知らせています。 フリーダイヤルの多くは教室の問い合わせ、もしくは予約の変更などです。
しかーし、パソコンの操作そのもののお問い合わせのこともたまにはあります。 もちろん、教室にお越しになっている生徒さんには親切丁寧をモットーにお教えいたします。これとて、多くの生徒さんはフリーダイヤルは使わずにかけてくださいます。
今日の電話は声の感じから明らかにお若い男性。20歳前後ぐらいかな。 のっけから「あのねー、パソコンの操作でちょっと教えてほしいんだけどさ」とおっしゃる。ちょっと構える私。 続いて、「ヤフーのオークションなんだけど」とお話を始められたころには、手がシュワッチとなりそうでした。 「入札ができないんだけど、どうしたらいいの」と、そういうことでした。 入札できない理由は多々考えられるわけで、もうあれこれ聞くまでもないと思い、「教室をやっておりますので、こちらにお越しいただければ何とでも説明いたしますが」とお伝えすると、「プチッ」と切れました。
「あんた、オークションやったことある?」とまで言われて、「人に物を尋ねるときには尋ね方ってものがあるぞーーー」と言いそうになったけれど、それはさすがに言えなかった。
5月中旬より続いたとかちプラザ通いが一段落。 来週からIT講習会でまた通うのですが・・・。
60歳以上の皆様対象の講習会がずっと続いていました。 しかし、これが楽しい。ほんとに楽しい。 どうして楽しいのかなというと、参加している皆さんが楽しそうだからかな。
高齢者にエクセルはかなりしんどいものがあるのですが、本当に皆さんよくついてきてくださいました。 難しい分、できたときの感激は大きいもの。 皆さんの笑顔が何よりの糧となって、また明日からの仕事に励めるわけです。
人生いろいろあるけれど、仕事場が楽しい私は本当に幸せものだ。 皆様本当にありがとう。
1週間、お休みをいただきました。 子供たちも札幌へ帰っていきました。 今日から仕事も平常どおり。 冗談を言って笑えるぐらい元気なので、皆様ご安心を。
夫、晃のお葬式でした。 戒名は實相院晃義博心居士。 導師様は晃の幼なじみ。 ぶっきらぼうなほど愛想のない夫を表して「實相院」。 晃というのはお日様の光を表す大変よい意味だというので「晃義」。 「博愛の心」と私の「博子」にかけて「博心」。 生前は神様も仏様もないような夫でしたが、ありがたい名前(戒名の一字が私の名前というのは、どうにも落ち着きませんが)をいただいての旅立ちとなりました。
長く病と闘ってきた夫、晃が6月17日午後6時34分、亡くなりました。 子供たち、姉妹に看取られての穏やかな最期でした。
日本W杯初勝利、おめでとう。 サッカーって、どうしてああも人を熱狂させるのでしょうか。 生の迫力は、テレビでは味わえないものがあり、一度でも生の、それもプロの試合を見てしまったりすると、はまってしまうのだろうな。 遠い昔、全日本小学生サッカー大会を大宮のサッカー場で見たことがあるのですが、小学生の大会でも、大いに感動したことを覚えています。残念ながら大人の試合は見たことがありません。 野球は後楽園で巨人戦を観戦したことがあるのだけれど、生の迫力というのはサッカーほどではないように思います。
チケットの印刷が間に合うかどうか、開幕前に新聞をにぎわしていたけれど、あるラジオでチケットに日本人の名前は漢字だかカタカナだかが記されており(実際のチケットを見た人の話だとカタカナだと言っていた)、韓国のそれはハングルで記されており、コンピュータによる日本語やハングル語の処理に手間取ったのでは、と言っていました。 あながちうそでもないと思う。 日本語はバリバリ打てる私でも、ハングルを打ちなさいと言われると、1分間に1文字打てるようになるまで、まず大変だと思うな。
9月の日商ビジネスコンピューティング2級受験を目指してぼちぼちお勉強を始めているSさん。今日は金種計算の表を作成しました。
例えば、Aさんのお給料218,450円、Bさん203,460円という場合に、1万円札が何枚で、5千円札は、千円札は・・・、という表を作るものです。 式で表すとなると、結構やっかいなのです。 218,450円だけ見ると、 1万円札は218,000÷10,000の整数部分のみが答えになりますね。 エクセルの式で表すと、 =INT(218,000/10,000)となります。 次に五円札は、1万円で割った余りの分を5,000円で割った整数部分。 =INT(MOD(218,000,10,000)/5,000)) 通常は、この数値部分をセル番地で表し、さらに式を複写することを考えると、セル番地が混合参照になり・・・、なかなか難しい例題なのです。
INTは小数点以下を切り捨てる関数 MODは余りを求める関数
2級の範囲としては、これは序の口。ファイト!!
浦幌町のパソコン講座(ワード編)の2日目。 前回は文字入力のあれこれを練習し、今日はあれこれ編集作業のお勉強。 編集作業には範囲指定がつきもの。文字単位の範囲はIの形のマウスで文字列をドラッグ、行単位の範囲は左余白部分にマウスを合わせると右上りの矢印になるので、1行ならクリック、複数行ならドラッグと説明を進めます。 文字上でダブルクリックすると単語単位の範囲になります。この辺までは皆さん、フムフムという感じですが、「範囲指定もいろいろな方法があるのですが、左余白部分でトリプルクリックしてみて」と説明して実際にやっていただくと、歓声が上がります。一気に全文黒く範囲指定ができてしまいます。 歓声は、一気に範囲指定ができることに対してというより、トリプルクリックという操作自体に感激してのことのよう。 しかし、ダブルクリックも難しいのに、トリプルクリックなんてなお難しい。何度も挑戦して、やっと全文黒くできた方、お疲れさまでした。 トリプルクリックができたことにほっとしてしまって、さて、それが何のための操作だったか、次回まで覚えていてくださるでしょうか・・・、ねえ、Sさん。
2002年06月06日(木) |
フロッピーに保存するということ |
自分のパソコンだったら、何もフロッピーなど用意せずに(最近はFDドライブのないノートパソコンも多い)、マイドキュメントにそのまま保存してもよいのだけれど、講習会場のパソコンを利用する場合は、とりあえずフロッピーに保存することを練習していただくのが第一歩。 私の目の前でいつも熱心なKさん。もちろん、今回の講習会が、初めてのパソコン体験です。 フロッピーに保存し終え、「では、今日の講習はここまでにしますので、まずワードを閉じましょう。デスクトップ画面になったらフロッピーを取り出しましょう」と説明し、取り出したフロッピーを見てKさんの一言。「先生、フロッピーに何にも書かれていないけど・・・」。 確かに確かに、フロッピーに保存名ぐらい印刷されて出てきたらすばらしいかもしれない。そうしたら、フロッピーに保存しようと思って、マイドキュメントのままになっているのに気づかず、そうとは知らずに持参したフロッピーに目的のデータが見つからずに青くなる人も減るだろうに・・・。
今週、来週は火曜日から金曜日まで、朝から夕方までとかちプラザで仕事。 で、通常の教室のレッスンが変則になってしまい、ご迷惑をおかけしております。
午前の団体と午後の団体は別なのですが、どちもら受講者の平均年齢は67歳前後。 その午後の講座にご参加のHさん。 パソコンのキーボードに慣れようと、古いワープロを引っ張り出して練習を始めたのだそうです。すばらしい! ところが、「表が出ない」とおっしゃる。「ワープロのメーカーは」とお聞きすると、「東芝」とのこと。「東芝ルポは表作成は初めは大変かもしれませんね」と言うと、実はそういうことを言っているのではありませんでした。 「一覧表」と打とうとして、「一覧」は打てたのに「表」が打てなかったということでした。「ひよう」と打ってもね・・・。 打てなくて「おもて」と打つ人も知っているし、「出張」は「ではる」と打つ人も知っているけれど・・・。 「ひよう」と打って変換候補に「表」も出るようにしたり、「さつぽろ」と打っても「札幌」が変換候補に出るような日本語変換システムを売り出したら売れるかも・・・。国語審議会に怒られそうだけど。
いやあ、惜しかった! 日本vsベルギー。にわかサッカーファンの私は、鈴木も稲本も、ほとんど今日初めて知ったようなものだけれど、W杯史上初の引き分け。初めて負けなかったということです! すごいことです!! さて、パソコン講習会もちょっぴりワールドカップ気分。ちょうど初心者講習でペイントをお勉強中の皆様に、「四角と丸で日の丸を書きましょう」。と書いていただいている間にベルギーの国旗ってどんなんだっけと即インターネットで調べもの。左から黒・黄・赤の3色というのを確認し、これもペイントのいい練習と「次に今日の対戦国ベルギーの国旗も書きましょう」と簡単に書き方の説明を始めました。 四角を一つ書くまではどうということはないけれど、3等分の作業をどうするか。いろいろ方法があって、そこはとりあえず各自にお任せ。簡単そうで、これがなかなか難しい。 きっちり3等分しようと思ったら、右下に何気に表示されている座標から割り出すという手もあるけれど、これはあまりにマニアック。 適当な長方形を書いて、それを範囲選択して複写する方法を伝授しました。なかなかいい練習になりました。 ペイントで書く手順はともかく、ベルギー国旗はしっかり覚えていただけたと思います。こんどはロシアだ! ロシアの国旗は上から白・青(水色?)・赤だよ。
先週、高校時代の同級生Yさんから電話。お嬢さんが今春から帯広南商業高校へ通い始めたとのこと。南商は1年生から情報処理が必修科目で、あれこれ検定試験も受けられるというか、受けなければならないというか・・・。6月下旬に早速ワープロ部門の検定試験があるのだそうです。 そこで、「パソコンを買おうかと思うのだけれど、どんなのを買えば・・・」というご相談でした。 「検定の練習のためだけにパソコンを買うのはあまりにもったいない話だし、とりあえずのタイピング練習だけならワープロで十分だよ。うちの使っていないワープロでよければ貸すよ」と伝えて、本日、高体連の振り替え休日でお休みのお嬢さんと一緒に教室に来てくださいました。 古いDOS(ドス)のパソコンもあるけれど、それよりはワープロの方がお手軽。「ワープロ」と聞いて高校1年生、ちょっと不満そうな顔を見せたけれど、「初心者の方があれこれマシンのせいにしちゃうんだよ。将来、就職することを考えたら、いろんな機械に慣れた方がいいよね」と言いながらも、この子が就職する頃には世の中にワープロの残り香さえもなくなっているかもしれない。その辺を察したのか、まだ不満そうな顔。 そこで、「私はね、これで10分間に1000字は打てるんだよ」と言ったら、「へえー」と驚いて、がぜん顔色が変わりました。 6月に挑戦するのは4級だそうです。3級まではこれで十分。3級をとって、もっと上を目指したいと思ったときにパソコンは買ってもらいなさい、とアドバイスしたのでした。お母さんも満足、満足。めでたし、めでたし。
2002年06月02日(日) |
同口型異義語(どうこうけいいぎご) |
昨日の6月1日は毎週土曜日午後、12回にわたって開催される「要約筆記者養成講座」の第1日目でした。 「要約筆記」は、聴覚に障害を持った方のために話の内容を要約し、書いて伝えようというものです(そのまんまですね)。ノートテイクといってノートに書く方法(これもそのまんま)、大きな会場だとOHPを使用してということだそうです。 昨年のIT講習会でたまたま聴覚障害者を対象に、手話通訳付きという講習を担当しました。手話も覚えなきゃなと思ってはいるのですが、これはなかなか大変です。要約筆記なら、何とかいけるかもしれないと思って参加した次第です。
1日目の今日は聴覚障害者の日常を理解しようというテーマで、突発性難聴で人生半ばにして音を失ってしまった方お二人の話をお聞きしました。現在は、自分の声を聞くこともできないのだそうですが、淡々と病気に至った過程、直後のご自身の気持ち、家族の様子、日常生活のあれこれを語ってくださいました。 お二方のお話の後、さらにビデオを見ました。ビデオに登場した設計事務所を経営する男性は、読話(どくわ)を身につけ、常日頃顔を合わせる人であれば、向かい合って話をする分には、口の動きでほとんど読み取ることができるのだそうです。ただ、同音異義語というのももちろんあるけれど、口の形は同じだけれど、違う言葉、例えば「タバコ」と「タマゴ」のような同口型異義語も多く大変だということでした。同口型異音語と言ってたかもしれない。はて、どっちだったかな。
マウスの操作にまつわる技のあれこれ、つい先日の「定規使用法」や、「右手で固定、左手でクリック法」。はたまた「机が足りない」と机のせいにしてしまう方法や・・・。 今日お越しのHさん、新技を見せてくださいました。 Hさんのマウスはボール式ではなく、光学式のもの。マウスパッドはボール式に対応していて少しざらざらした感触のものが多いのですが、Hさんがお持ちになったマウスパッドもボール式用のもの。光学式のマウスをこの上で操作するのは少しやりづらいのは事実なのですが・・・。 Hさん、マウスを操作していてお持ちのノートパソコンにくっつくところまで来てしまいました。そこで、Hさん、パソコンの方を左に動かしたのでした。 マウスが思うように動かないときはパソコンの方を動かしてしまえという大胆な発想に拍手。
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