たまの日々

2002年12月31日(火) ありがとう!

最近、いちばんびっくりしたこと。

お歳暮をもらったこと。

派遣社員でみんなの顔色伺いながら、
ボーナスも交通費もなくへいこら働く私には、
全く無縁なお歳暮。
これは、
いつもお世話になっている人のご両親からいただきました。
とてつもなくびっくりしました。
お会いしたことはもちろんないし、
間接的に多大なご迷惑をかけているもの、
挨拶もせず心苦しく思っている矢先のことでした。
だから、
とてもとてもありがたくうれしく、
じんと沁みました。


大掃除を昨日までに済ませて、
今日はドライブに行きました。
雪が触れるところまで車を飛ばしていって、
川原でちいさなゆきだるまをつくりました。
帰りにはおおきな旅館の温泉で、
じっくりと身体をあたためました。
広い浴場にはだれもいなくて、
とうとうとあふれる白濁の湯が、
青緑色の石を敷いた床にゆったりと流れていきました。
ざあざあと新しく流れ出すお湯の音で耳を洗いながら、
今年一年をゆっくりと思い返しました。

とにかく疲れた一年でした。
転職に次ぐ転職、そしてまた転職。
失ったものも多い一年でした。
それでも、
あたたかい湯船のなかで、
今年も去年よりは少ししあわせになったと思えました。

家に帰って今から、
おいしい蕎麦を茹でるところです。
私は、私の大好きなひとたちに、
今年もいろんなかたちでたくさん支えられ、助けられました。
みんな、ありがとう。
そして、
こんな私と、
もしよかったら一緒にあそびましょう。
そしてたくさんたくさんたくさん、
いっしょにわらいましょう。



2002年12月24日(火) とおいなあ

やっと火曜日が終わった。
月曜日が祝日だったから、今週はじめての出勤だったのに。
週末まで、とおいなあ。

そういえばクリスマスイブだ。
ともだちから電話かかってきた。
留守電にB'Zのクリスマスソングが入ってた。
ちょっとわらった。
TVは特番ばっかりでつまんない。
ひとりで過ごすイブ。
みんな、どうしてるのかな?
わらってるといいな。
そう遠くから祈ってみる。

明日は女3人ですき焼きパーティー。
みんなでわいわいするんだ。
明日の夜は、とおいなあ。

とおいなあ。

いろんなことに、そう思う今日この頃。



2002年12月20日(金) 今日のお仕事

午前中は雑務をこなして、
午後は総合研究所の部長と若手研究員の取材。
相変わらずものすごく緊張して、
悪いことしか頭に浮かんでこなくて、
ストレスに息切れしていた。

それでも私がたったひとつ偉いと思えるところは、
決して相手にそういう自分をみせないこと。
これはもう鉄則。
びくびくしながらインタビューされても、
答える気にはなれないからね。
笑顔。
肯定とあいづち。
明るいトーンで言葉を発すること。
あきさせないような会話。
自分から、懐をひらくこと。
他にもなにかあるかもしれない。
だけどいつも反射的にそうしてるから、
本当のところは良くわからない。

仕事も遊びもそれ以外も、
相手に愛されながらすることは大抵上手くいく。
いつだってそうだ。
逆に、
嫌われながら、反感をもたれながら、疑われながら、
あるいは全く無視されながら、
一緒に何かを創りあげるのはとてもむつかしい。
当たり前のことすら当たり前にできない。

初めてのひとと話をするのはとてもどきどきする。
だけど決して怯えたところは見せない。
ただ、その人のことを信じる。
ただ、好きになる。
一生懸命話を聞く。
笑顔でいる。
決して、疑わない。
何もかもを受け入れる。

インタビューはとても和やかに、
気持ちよく終わった。
最後にお茶をごちそうになって、
笑って別れた。

家に帰って、
けれど、
どっと疲れた。

はじめてのひとに愛されようと思うのはとても疲れる。

疲れないで、
ひとに愛されることは私にはできないのだろうか?
せめて身近な人々には、
嘘も無理もなく、
ただ愛されることはできないのだろうか?
このままで認めてもらえないのだろうか?
ありのままを信じてもらえないのだろうか?

この願いは、
まちがっているのだろうか?






2002年12月12日(木) どうにもならないとき

ツイてないとき、
上手くいかないとき、
良い事のないとき。
調子の悪いときは何をやっても上手くいかない。
ささいな失敗や不運が積み重なって、
自分が無能で、だめで、どうしようもないヤツに思えてくる。
野井戸の底でぽっかりと小さく青い空を、
口をあけたまま、
あこがれながら見続けることしか出来ない気がする。

どうやったら、
ここを抜けられるのかなあ。



2002年12月10日(火) 一週間に一度

一週間に一度しか書かないなんて、
日記とは呼べないなあ。
反省。

日記を書きたい、
伝えたい。
そういう気持ちはあふれるほどあるのに、
近頃、
ココロに余裕が無くて、
日記を書きたい気持ちになかなかなれないのです。
かっこ悪い姿はあんまりみせたくないもん。
でもこうゆうの、
イケナイ状態。

それでも伝えたいことはたくさんありました。
八百屋さんで漂ってきた甘い苺の香りとか、
シスアドの勉強はじめたこととか、
少しずつ伸びるチューリップの芽や、
駅へ向かう道のまだ朝日を浴びない青い空気、
この冬、はじめての雪。

熱いお風呂にざぶりと沈み、
ゆっくり自分を取り戻す。
縮こまった血管が少しずつ息を吹き返す。
一番、
ラクに呼吸ができる瞬間。

近頃、
ひとりの時間を拡大しながら生活している気がする。
ひとりの食事ひとりの仕事ひとりの家でひとりの生活。
静かで穏やかで、
なにも変わらない日々。
さみしくて、
傷つかない、傷つくことすらない、
無菌室の中のような生活。
TVの音だけが駆け巡る、
会話のない生活。

それでも短い夜が、
私を眠りに引きずり込む。

明日もまた、朝は早い。



2002年12月02日(月) リトライ

暖房の効いたあたたかい部屋で、
のんびりと月9なんか見ちゃって、
あらら。
チューリップがまた少し芽が伸びてる。
順調、順調。

外はしんと冷たく、
静かな街。

こんな穏やかな気持ちになれるのはひさしぶり。
ここのところずっと、
カサカサしちゃって、
風が吹いてもヒリヒリして。
つらかった。

元気になれない自分は嫌いです。
そして、
元気じゃない私のことは、
やっぱり誰も好きになってはくれないとおもってる。
だから、
私はかっこ悪いところは見せたくない。
せっぱつまってどうにもならなくって、
じたばた悪あがきするとき以外はね。

だけどそれは、
とても孤独です。
心閉ざし、
ときには嘘をついて。
そしてとても疲れます。
私は、
ひとりぼっちはすきじゃないです。
とても。

つらいです。

信じられないだろうけど、
理由も理屈もかなぐり捨てて、
あなたにとって理解できないことを私が叫ぶとき、
私はあなたを信じているのです。
それはもう、全面的に。
こんなかっこ悪い私でも、
どうしようもない、ちっともなんともならない私でも、
きっと、
すこしくらいは、
すきでいてくれる。
耳を傾けてくれる。

そう、信じている。

そこから先は、
あなたの世界。

不安にさいなまれながら、
何かを期待して登る、
暗い屋根裏へのはしごの先に、
いったい何が待っているのだろう。


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