たまの日々

2002年10月30日(水) 今日と、明日のあいだ。

明日、髪を切ろう。

そう決めて、
お財布の中、カードを大捜索。
電話を掛けて明日の夕方6時からの予約した。
親切な男の子の声で、
「明日お待ちしております」
かたんと受話器を置いて、
やっと少し気持ちが涼やかになった。

これは私のものすごくいけないクセだって理解ってるけど、
ほんのちょっとしたつまらないこと
(友人とお茶する約束が残業で流れちゃったとか、
予約してたセーターが結局手に入らなかったりとか)
で気持ちがしゅんとしてしまう。
そんなにツイてるとは言い難い人生を反芻して、
必要以上に深刻になってしまう。
自分の立っている場所に孤独を感じる。
調子のわるいときだけ。

そんなときに電話が掛かってくる。
大抵もういいかげん淋しさを通り超えて、
ふて寝しようと布団かぶってうとうととまどろんでいる頃だ。
「もしもーし」とフキゲンそうな声で出ると、
そいつは大爆笑。
私の声があまりにも芝居がかってておかしかったんだって。
挙句には、
「お前には淋しいなんて思うことないだろ」
なんて言うんだから。

大正解。
そう思われるように、
そう笑われるように、
私はなろうと努力してるんだから。
私の努力は、
こういうところではものすごく報われている。

日曜日にグラスに入れたチューリップの球根は、
今もまだ根も芽も出ていない。
ちゃんと育つのかなあ。

今週の私はとても充実した仕事っぷりです。
取材をし、写真を取り、原稿を書く。
テキパキと音がしそうな程ね。

今日と、明日のあいだ。

昨日より、少し気持ちが軽い。



2002年10月28日(月) りきりき

お風呂でじっくりからだをあたためた。
自転車にのって薄暗くなりはじめた街を飛ばした。
腕と肩、風を受ける胸にかけて、
冷たさが刺さるようだった。
でも、
なにより辛かったのは耳。
電車に乗ってずいぶんたっても、
まだじんとして痛かった。
週末に、
これから来るべき冬に備えて、
買った白いフリースはいきなり大活躍。
買おうかどうしようか悩んだ手袋より、
まずは帽子を買おう。耳がしっかり隠れるくらいの。
そんな少年みたいな格好で、
凛々しく風きって会社までを行き来するのかと思ったら、
ちょっと憂鬱になるけれど、
それもまたいたしかたない。
今年こそは、
今年こそは寒くても、
心だけはあったかい冬にするんだから。
絶対そうするんだから!!



2002年10月22日(火) のんびりのんびり

昨日雨が止んでから、
急に寒くなった気がします。
ふと気付くと肩にヘンに力がはいっていて、
しびれたような疲労がほんのり残っていたりする。

ベランダにでて見た月は、
ひんやりとちいさく、つめたそうだった。
もうすぐ冬が来るのですね。
夏生まれの私は、
寒さにちょっぴり弱い。

今日も淡々と仕事をして、
半分駆け足みたいに家にかえりました。
何をするわけでもなく、
のんびりのんびりしています。
でも、
何かやることを探しています。
マフラーを編んでもいいし、
シスアドの勉強してもいいな。

でも今日は、
うさうさの頭をなでなで。
なでなで、なでなで。
そんな日々。



2002年10月17日(木) 逃げてるの?

朝がはやいこととか、
時間がゆっくり流れることとか、
夜が今までよりヒマだとか、
気付いたら眠りについていることとか。
だんだん慣れはじめて、
それも普通の生活の一部になりはじめてる。

最近変に涙もろくて、
TV見ても本を読んでも、
ほんのちょっぴりのすれちがいでも、
仲直りしたあとのあったかい言葉にも、
情けないくらいぽろぽろ泣いてしまう。
いったいどうしてしまったんだろう。

なにか、みつけなきゃ。
そう思う。
逃げてるのかもしれないし、
追いかけてるのかもしれない、
現実を乗り越えるために。



2002年10月16日(水) うれしかったのに

返事を期待なんかできないから、
日記って方法を取って、
今の気持ちを伝えられるって、
ただそれだけでうれしかったのに。

おんなじ空の下、
会おうと思えば逢えること、
電話もメールも、
しようと思えば出来ること、
そういうことが幸せだって思えたばっかりなのに。

次の日にはもう、
それだけじゃ嫌になってる。
私は贅沢な生き物だ。
これじゃ、カンペキな片思いだ。
ソンナつもりじゃナイのに、
このイライラはまさにそれだ。

まいったね。

ずっとずっと、
この片思いモドキと付き合っていくって、
決めたのに。
決めたのは私なのに。
ね。






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2002年10月14日(月) 手をつなごう

ただいまぁ。
半月が空の真ん中を渡っているのがきれいにみえる、
私の、
窓の広い家に今帰りつきました。

とても贅沢な旅でした。
空気も川のせせらぎも驚く程に透明で、
黄葉は景色を鮮やかに、
近く、遠く彩っている。
夕陽も街の人々もとろけるようにあたたかく、
心がしんと澄んでいくような気がしました。

どこまでも青い空の下、
川原の南アルプスを望む露天風呂
(混浴で水着OK。川も温泉もみたことのないきれいな色でした)
合掌造りの隣の粋な小屋に、
まわりからみえそうな雑で低い石垣の中から
黄葉を見あげながら入る乳白色の湯。
あたたかい夕陽。
葉をいっぱい広げる秋桜群。

地ビール、岩魚、
紙すきもしたよ。
どこもかしこも静かでおだやかに豊かでした。
街の人々はあたたかく、
いっしょに旅行した仲間たちはとても親切でした。


今はまだ、
手に取るようにそれがみえます。
まだ、さめないうちにそれを伝えたい。
ううん。
ほんの少しでも見せてあげたい。
さわらせたい。
淡く甘いちいさな果実をわけあうように
そんなこともこんなことも、
わかちあえたら、と夢描くのです。
手も、つなげないクセにね。

さっきより、
7センチ程、月が右に移動しました。
そちらはどうですか?



2002年10月07日(月) 目を閉じて

ふうっ。
TVの中で鳴ったドアチャイムに、
身動きが取れなくなった。
背筋をぴーんと張り詰めて、
気持ちが通過するのをじっと待った。

どんなにがんばっても、
忘れていても、
現実は押し寄せる。

逃げ切れない?

闇の中で、
目を閉じて。
どんなに繰り返しても、
進むしかない。







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2002年10月03日(木) みじめ

いっぱい書いたけど虚しくなったので消した。

いろんなひとが世の中にはいる。
今日、ひさしぶりに駅でナンパされたよ。

なんて、意味ないね。
うれしくもないし。
なんだろう。
過去のこと持ち出して、
負けてるとか勝ってるとかなんてないのに、
今、すごく負けてる気がしてしまう。
もっとたくさん、もっと多くのひとに、
あいされたいとおもう。
あれもこれも。

欲張りだ。
わたしも、
みんなも。

みじめな気分。



2002年10月02日(水) 月並

台風一過の朝!!
空は秋らしい爽やかな青で、
早朝の空気は涼やかに澄んでいる。
小走りに駅まで、
6時台の電車はいつも確実に座れる。
本を読み、家を出て約一時間後、
電車を降りて、今度は自転車。
すいすいと景色を横へ飛ばしていく。

仕事が終わって、再び自転車。
急いで家に帰る。
先日買った愛車でドライブだ!
きれいなブルーの小さな車。
堤防沿いの信号のすくない道を気持ちよく走り、家に帰る。
うさうさと遊び、メールをうつ。

今週もあと二日。
週末の天気予報はまずまず良好。

月並みだけど、
そんな幸せ。






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