晴れも褻も 〜ハレもケも、と読みます。私らしいかなと。

2002年05月24日(金) free sentimental journey

電車の中で考えていたことはwith no chargeだったんだけど、
gooによるとそのような使い方は載っていない。残念。

今日は大学と渋谷と2ヶ所に用事があった。
にもかかわらず、恵比寿で籠原行きの電車が来ることを知り、
ふらりと乗り込んでしまった。
池袋でよく籠原行きの電車を見ていたこともあり、
籠原ってどれくらい遠いのか、
どんなとこなのか、見てみたくなったのだ。

前に横須賀に行ったのも突発的だったなぁ。
今日は終点の籠原までは行かずに、
ひとつ手前の熊谷で戻ってきてしまったんだけどね。
JRを降りていないから、電車代はかからない。

しかしこういうことしちゃあかんわ。
初めてこういうことしたのを思い出してしまった。
信濃町じゃないけど、不健康だよ。
高崎線直通湘南新宿ラインが大宮に止まったのもいけなかったな。
いろんなことを思い出して、また泣きそうになってしまった。
ここ数日はブルーっぽいらしい。

奴の人生において奴を一番傷つけたのは私だろうな。
かなり確信を持って思う。
そんな私と出会ったことって、ほんとに奴にとって
幸せだったんだろうか?よいことだったんだろうか?
私は奴に何かしてあげられてたのか?
いまさら考えても仕方のないことが頭から離れない。

そう、今更どうにもならないんだけど。
前向きになるために必要なことは、
自分はどこまで関われるのか、
そしてどこからが仕方のないことなのかを知ること。


2002年05月23日(木) 学習とは痛みを軽くすること

昨日彼のお父様にご飯をご馳走になった。
イタリアンのフルコース。すごかった(笑)
 余談だけど、最近すごいものをご馳走になりまくっている。
 昨日はそんなわけでイタリアンだし
 (アペタイザーから前菜、主菜1、主菜2、デザート。
  飲み物はもちろんワインだ)
 日曜はロイズのコースでこれもご馳走になったし、
 土曜は法事で中華のやっぱりフルコース。
 太るぞ。
しかもその後にカクテルまでご馳走になった。
う〜ん、たいしたことしてないのに。いいのかなぁ。

その時に父上が言われたことが、この題名。
恋愛を繰り返すうちに、自分が相手に過剰に期待することを知る。
それを押し付けているといらいらしてばかりだけど、
そのうち、どこまで相手に期待していいかの度合いを知る。
そしてそれに従う。
悪く言えば妥協だし、よく言えば痛みを軽くすること。
それが学習。
これができればいいけれど、できない人はあほなんだよ。
例えば、鶏がえさへすぐに辿り着く道を徐々に覚えていく、
これは空腹という痛みを軽くする学習。

相変わらずというかなんというか…薀蓄のある人だなぁ。
楽しみながらエラクなった人は違うということだろうか。

いろんな話をして、すごく大切に思って下さっているのがわかった。
共有する大切な人がいる。
そしてお互いに大切に思っている。
彼が遺してくれたものには素敵なものがたくさんある。
彼自身は未だに生々しくて思い出とは言えないけれど。


2002年05月18日(土) ほんの一言。

信じていないのか、信じたくないのか分からない。
振り出しに戻ってしまった。


2002年05月15日(水) 饅頭と風船

この題名を見てピンと来た方はすごいと思います。

これはあるマーケティング入門書に載っていた話です。
箱の中に饅頭を詰める。その上でひとつ取り出すと、
その不在の大きさ、位置がはっきりわかる。
しかしこれが風船だと、ひとつ取り出したところで、
ほかの風船が膨らんでしまって、
その不在はわからない。
たとえば無印良品というブランドは今その存在を主張しているが、
それがなくなってしまうとほかのブランドが規模を拡大し、その穴を埋める。
無印良品はそのポジショニングや規模はおろか、その過去の存在までもが、
市場の中で確認することはできなくなる。
ブランドは、箱(市場)に詰められた風船のようなものだ。

何を言いたいかというと、
また彼の話に戻ってしまうのですが、
彼の不在は私の中で風船の不在なのだ、ということ。
主張しない不在。
だから感情レベルでの死の認識が遅れているのかも。
何かの拍子にそれは饅頭の不在になって
感情のコントロールができなくなるけれど、
普段は風船。

そう感じる自分を申し訳ないと思います。
かつて指摘されたことがあるけど、やっぱ私は情が薄いのかも。
彼が死んでいるという状態に慣れつつある私は、
自分でもとてもさびしい。
けど、それを肯定する自分もいて、
それを推し進める時というものがあって。

時とか、人間ってそういうものなのかもしれない。
でもまだ、It's a wonderful world(ミスチルだっけ?)とはいえないかも。


2002年05月09日(木) アリナミン7

セブン、セブン、セブン
三田の近所の薬屋はリポDもエスカップも143円と
ほかより少し割高だったので、
今日はアリナミン7にしてみました。

昨日からどうしようもないブルーに襲われていて、
いきなりセミナーはサボるわ、
昨日は何も手につかずひたすらアドルフに告ぐを必死で読むわで
もうどうしようもない、こりゃあかんと、
朝一番で薬局に入り、アリナミンセブンを一気飲み。

薬屋のお姉さんが「こちらで飲んでいかれますか?」
とまあ親切に蓋まで開けてくれて、
「ストローはいりますか」とまで聞いてくれるから、
ほかが割高だったことも忘れてしまった。
で、ごっくごっくとマジで一気飲み。

雄姿。押忍。

飲みながら、アリナミン7はほかより甘い、
もうやめようなんて考えつつも、ここでやめたらもう飲み干せない。
この量飲み干せないのも情けないでしょ。

薬局から大学までの道で、
久しぶりに重力を感じた。


2002年05月05日(日) 小田和正

先日CDTVで小田和正のベストアルバムがランクインしたとかで、
ちょこっとだけ「言葉にならない」が流れた。

あの人、どうしてああ素直な声なんだろう。
先週の土曜日から、彼に生前貸していた山崎まさよしを
聞いていたんだけど、いい曲だと言うのはわかるが
私の中には入ってきていなかった。
それなのに、先日の小田和正は
まっすぐに私の中に入ってきた。
音楽中毒を自負する私ですが、
音楽を自分の中に取り込めなかったのが、
急にわぁーっと入ってきて、
思わず涙が出てきた。

これが、音楽の力って奴か。
人を泣かせるのは哀しみであって寂しさじゃないと思う。
私の側に寂しさはいるけれど、悲しみは常にあるわけじゃない。
だから悲しみがよみがえれば泣くことはあったけれど、
ここ数日は普通に過ごしている。
それが、たかだか4小節で涙させてしまうんだから、
音楽ってすごい。

とりあえずツタヤの金券があるから、
そのベストアルバムを借りに行こうと思う今日この頃である。


2002年05月01日(水) それでも

遺された人は必死で生きていかなきゃいけない

昨日はもう馬鹿みたいに泣いて泣いて大変だった
そりゃ人前では泣かないようにしてたけど、
なんだか空気が抜けて抜け殻みたいになっていて
何にもできなかった。
ネットを開けてもリクナビを開けても
何か考えるような活動はまったくできなくて、
ぼんやりと画面を見ているだけだった。
彼の名前でヤフー検索してみたり、縁の人々のHPを覗いたり、
どうしようもなかった。
今日の午前中には面接があったのに、
その準備なんかまったくできなかった。

不安になって夜友達にメールをした。
前を見るしかないんだよ
そう言われたってわかんないよ
彼はあなたの背にはりついて見守ってるから
見えないよ あいつが何考えてんのかわかんないよ
そりゃ見えるわけないよ(笑)
ああ、そりゃそうだよね
少し笑ったら元気になった
でもお風呂の中でまた泣けてきた

面接前にリポDを飲んで気合を入れた
なんか儀式をしないと目に力が入らない気がして
面接はそれなりにできたと思う。
面接後、かなり行きたい企業から筆記通過の連絡があった
何度かやりとりをしたけれど、その企業はとても感じがよくて、
面接の日程変更などにも快く応じてくださった。
ああ、行きたいと思った
良いことがあって、良い対応を受けて、新たな目標を得た
彼がくれたんだと思った
彼はきっと友達の言うとおり私の背中を押すだけなのかもしれない
それでもいい
彼は頑張って生きたし、私は弔辞でこれからも頑張りなさいって言った
そしたら、私が頑張らなきゃ嘘だよね

わたし、がんばれ


***南の島の写真をアップしました。→こちら***
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