ゆるだら
ひいな

+-- 注)この日記は鬱病・自傷などの内容を含んでいます --+

 過ぎゆく年
2004年12月31日(金)


今年ほど嫌な事が重なった年はありませんでした。
それもまた、風化され、想い出として笑える日が来るのでしょうか。

(…残念ながら進行形のものばかりですが(笑))


こんな面白みのない、つまらない女の呟きに耳を傾け、
時にはメールやメッセージで優しい言葉を下さった皆様。
本当にありがとうございました。
可能なら、今後も見捨てずに…ヾ( ̄∇ ̄;)


では、よいお年をお迎え下さいませ。
皆様にとって黄金の2005年になりますように…

 冷たい雪に
2004年12月30日(木)


昨日、東京は初雪が降った。
今、私は大晦日で賑わう大阪の空の下。

兄は年内退院出来て、これもまた『驚異的な回復力!』と
みんなを驚かせていた。
でも退院出来たものはできたのよ。
目に見える後遺症もなく、自分でも「大丈夫だよ」と言っている。
でも過去の記憶はちょっとあやふやな点もあり…。

今度同じ病気で倒れたら、大きな後遺症が残るか、
私より先に逝ってしまうだろう。
それだけはやめて欲しい。心から…。


何処が自分の家なのか解らない。
家なき子の気分だなぁ…とKちゃんにメルを打った。
実家にも自分の部屋はなく、大阪にいても他人の家にいるようだ。

実際、“何か”が起きた時、今まで見えなかった人の性格が
解るものだというけれど、まさに今回はソレに相当する。

まだ兄が入院中、役所の用事で大阪に戻った時、
相方にもう少し部屋を片付けるように言うと、

「だったら、早く帰ってくれば?」

だと。

どういう状況だと思ってんだよ?コラ。

あとから「早く帰って欲しい」という部分を色々甘く言いくるめて
謝っていたけど、根っこがどこからきているのか、認めようともしない。

結局は『部屋が汚いのが気に入らないのなら、早く帰ってきて
      自分の気の済むようにすれば?』ってやつだ。

そこには、精神的に合わない父と、しかもまだ老人と呼べる歳でもないのに
老人化して介助を必要としている父と同じ屋根の下で暮らし、介助し、
毎日兄の病院へ通う…この状況への労りの欠片もない台詞。

確かに洗濯・掃除・片付け係の私がいなくて大変だったでしょうよ。
それなりに努力したんでしょうよ。でも今まで1人暮らしで、
それにウサギが一匹加わっただけの話でしょう。

心のゆとりは相手よりも私になかった状態の中で。

アイシテル ってなんだ?

ケッコン 更に可笑しい。


労る、寄り添う、思いやる、そんな行動を伴った言葉の方がリアルに愛しい。



射していた光が、緩やかに澱んでいく。


 キミの、翠の瞳の
2004年12月27日(月)


キミの
翠の
その瞳を

透き通った邪気のない
その瞳を

眠る鼓動さえ愛しくて
胸に耳を当てて聞いていた
そのぬくもりを

護りきる事もできずに私は


唯一のキミを

キミの命を抱きしめる事も放棄した私は

唯一の
最後の
たった一つの命と決めたその温かさを

自ら失った私は


キミ
その記憶から私は消えている?

私は
未だに捕らわれたまま


遠くから嗤っておくれ

 神様のいない午後
2004年12月26日(日)


兄の病気は“くも膜下出血”だった。

「まだ若いのになぁ」とみんな口々に言い。
でも、なったものはなったのよ。


一週間の眠りから覚めた時、

『昨日も今日も忙しくてさぁ…』

と、兄は言った。

涙が出そうになる。

「今まで忙しすぎたから、少し休んでいいのよ」
そう言うと、『そうかぁ…』って子供みたいに呟いた。


兄の部屋にはバファリンの空箱が転がっていて、
ずっと頭痛を抱えていて、でも仕事が忙しすぎて病院に行く時間が
なかった事を物語っていた。


家と病院を行ったり来たり。
X'masなんて他人事。
病院へ向かうバスの窓に額をつけて、外を見ていた。
夕闇のX'masEve、行列ができているケンタッキーの隣にある吉野屋で、
1人で豚丼を食べている男性発見。

思わずバスを降りて話しかけたくなった。
そして2人で歩道橋の上から浮かれている奴等に向かって叫ぶ。

やってらんねぇーよっっ!!

どんなに気持ちいいかなぁーって(笑)

自分だって楽しかったX'masがあったんだもの、
そんな事言えた義理じゃないけどねー。

姫とコイビトと3人で。

そうだ、

姫とコイビトと私と…

フラッシュバックというのはやっかいで、どこでもお構いなしにやってくる。

そういえばKちゃんとFBについて話していて、“場所”が辛いのだと言っていた。
症状が悪くなった時にあった状況、人、言葉、場所…

“病院へ向かうバス”も“東京”も、私には辛いのだ。

だからといって避けられるものでもなく、歪んだココロはどんどん軋んでいく。

病院へ行く時間すらなかった兄と、
心が静まる時間を持てずに元に戻された私には、
確かに神様なんていないのだ。


願い事は冷たい溜息になって、自分自身に吹き掛けられるだけ。


 もう、ダメですね。
2004年12月04日(土)


不眠が続いていて、ストックしてある薬が切れました。
夜、2日寝てません。
昼間、ワイパックス爆飲みして寝ましたけど(笑)
やっと紹介状が届いて、相方のスケジュールに合わせて
明日の午前中に行く事になったんです。

でもね、夜中に電話がありまして、兄貴が倒れたそうです。
病名忘れました。今、なんでもすぐに忘れちゃって(苦笑)
脳関係の病気だったことは憶えています。

で、

実家に戻らねばなりません。

ほらね、父親は脳梗塞で身体半分不自由でしょ?
兄貴の病院にも行かねばなりません。
父親の世話して、兄貴の世話して、

私は鬱病再発で、

どーすればいいんでしょ。

隣で相方がちょっと考え込んでいたようですが、
やがてイビキかいて寝てしまいました。

大阪、戻れないかも知れません。

兄貴、退院しても暫くは今まで通りには働けないでしょう。
どーすりゃいいんでしょうね?


明日、病院で何を話せば良いんでしょうか。
どうせもう、通院も出来ません。
そんな患者に何をしてくれるでしょう…



疲れました。
神様っているんでしょうか?


 『電車男』と『空気の壁』
2004年12月03日(金)


Amazonでふと見つけた
「空気の壁」と噂の「電車男」を読んだ。

場の空気が読める事…鬱病患者が社会復帰するのに、これは必須条件である。
結構、マジメな意志で購入を決めたのだけど、
私はここで愚かな失敗を犯してしまった。
『バカの壁』がある。そのパクリのタイトルに、何を期待していたのだろう(泣)

でも笑えますよ、私の印象は「やられたぁー」って感じだけど…とほほ
図書館で借りるか友達に借りましょう…

「電車男」…私的にはかなり面白かった。
2chには悪い印象しかなくて、「出版までしやがってこのやろぉーっ!」と、
過去にBBSを荒らされた経験のある管理人と、怒りまくっていたんだけど、
店頭でパラパラっと見た時に、「あれ?」と思った。

☆.。.:*・イイかも。☆.。.:*・°

途中飽和状態に陥って脱落しかけましたけど、2日で読み終えました。
2chの住人もやっぱり同じ人間なのねぇ…だから今回の面白みも出たけど、
忘れちゃいかんのは、対局に異常な住人(人間)も居るって事だよね。




例の美味しい珈琲の店は、
何故か相方を連れて行くと閉まっています(笑)

これは私だけの隠れ家にしろという意味があるのでしょうね♪
なーんて勝手に思っておりますξ^.^ξホホホホホ


 香り
2004年12月02日(木)


香水を買ってみた。
満員電車の中で、ヘタな付け方しているオバサン&ギャルの
おかげで、私はすっかり香水つけない派になってしまった。

でもやっぱりバリでオイルマッサージしてもらったり、
入浴剤の香りで癒されたりするので、リラックス効果としての
威力は大きいと思う。

で、

気分も落ち込み気味なので、何か「香り」を探そうと思った。
最初に目に付いたのが、元コイビトがつけていたユニセックスもの。
それから古い香水を見つけた。
私が高校生の時、父の知人がプレゼントしてくれたものだ。

NINA RICCIの『L'AIR DU TEMPS 』

それまでの香水に関するイメージを一新させてくれたっけ。

届くのが待ち遠しいな…。



薬が切れて眠れない。
夜の10時に寝て、深夜2時に目が覚めて、それからすっかり覚醒。
追加眠剤はもう飲み干した。
頓服を使って、こっちまで切れてしまうというのは、日常を送るのに
かなり厳しくなる…

嬉しい知らせもあり、紹介状がやっと届いた。
来週、相方が連れて行ってくれるそうだ。
それまで持つか、ワタシ。(o_ _)o…パタリ

家事が面倒くさくて、食事はベネッセで食材とレシピを宅配してもらう
事にした。そうすればなんとか学校の調理実習のノリで作れるんじゃないかと
思ったり…(笑)


なんだか本当にダラダラとしてる。
怠くてしょうがない。
軽い躁の傾向か、ネットで買い物しまくってますし。
(でもそんな高くないですがヾ( ̄∇ ̄;))



新しい先生に、何から話せばいいんだろ…






 つま先立ちで
2004年12月01日(水)


刃の上を歩いているようで。

相方が、フッと風を送るような事をしたから、
私はふらついて、苛ついて、相方と喧嘩になった。

ココロが切れてポツポツと血が流れそうになる。
血を止める為、私はたくさん薬をたくさん飲んだ。
おかげで今日はヤク中のようで、真っ直ぐ歩けない。

笑った。

小さな突起につまずいて転んだ。
ウサさんが驚いて、ビクビクしながらこちらの様子を窺っている。
姫なら、駆け寄ってきてくれるはず。
遊びのつもりで、そのままコロンっと自分も転がるかも知れない(笑)

泣いた。


それでもこのウサギは、人がどうしようもなく落ち込んでいる時、
彼等風の愛情表現を示してくれる。
昨夜は、ギィギィ鳴いて「かまって、かまって」と寄ってきた。
ウサさんの声を聞いたのは久しぶりで、何だか微笑ましかった。
ギィギィは歯をこすり合わせる音ともいう。
ということは、気持ちいい時??…いまいち予測不明なウサさん(笑)

“良い関係”ってやつ?



希死念慮が強い。
ストックしていた薬がどんどんなくなる。
ずっとラリっていたい。

薬の作用でちょっとハイになっている私を、
相方は「鬱、だいぶ良くなったんちゃうん?」と喜んでいた。

この人が喜んでくれるなら、32条が廃止になるまで、いくらでも
お薬飲みましょう♪と思ったり。



まだまだ。
入院前と比べればずっとマシ(笑)


あ。
そういえば、今日から12月なんですね…



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