先生妄想日記 |
2006年10月31日(火) ワタナベのその後 2005年の4月に書いた「ワタナベ」の話ですぞ。 先週の休日、ワタナベのお見舞いに行ってきました。 遠いところにある専門病院です。県越えだぜ! ワタナベはあれから、一般入試で四年制大学に進学し、その大学で同じ種目を続けています。 続けるための手術を何度か受けていて、今回が最後から2度目の手術になる予定だそうです。 今年の冬が最後。 「うっそ、まじでお見舞い来たの?ほんとに?先生、俺のこと好きだろ絶対!てか俺、確かに年上好きだけど、先生はちょっと年上すぎってゆーか、俺けっこうメンクイだし!いま彼女いるし!ごめんね」 わはは、遠路はるばる見舞いに来た人間に対して、なんつー失礼なことを…! 傷見たい?と聞くので、見たいと言ってみたら、どんな趣味だよ変態じゃんとか言いながら見せてくれました。 手術したから、前と同じようにできるかっつったら、そんなことはねーんだよね、実は。 リハビリして、そしたらちょっとマシになるかなって程度でさぁ。 俺、勉強したら国立軽く受かっちゃったし、スポーツ万能、頭も良い、顔も良い、家は金持ちなんて無敵じゃねぇ? だから別に、大学休学してまで手術なんてしなくてよかったんだけど…。 じゃぁなんで手術したの。 とは、やっぱりね。聞けませんな。 試合中のワタナベは、本当にすごくて、鳥肌がたつくらいすごくて、一度日本一になった人間が、それを手放さなくてはいけなくなったときの気持ちは、私にはちょっと想像ができない。 ただ。 最後の手術も、どうか成功しますように。 |