先生妄想日記 |
2004年12月03日(金) 家族の続き 私が敬愛してやまない奥田たみおの、「LION」というアルバムの中に「何と言う」という曲があるわけですが、家族というものもそんなものだろうとおもう。 きっと語ったら30巻くらいの辞書にはなるんであろう。 どの家族もそんなもんで、何もない家族なんてありえない。 今年から新しく赴任された、共学校の保険医さんは「心の病気って子が多いんだけど、誰だってそんなもん持ってんだから」というのが口癖なんですが、誰でも持ってるからって、解決になるかっつったら、そんなわけはないと、個人的に思っています。皆が患ってるからって、楽になるかっつったら、んなわけはない。誰も患ってないからって、苦しいかっつったら、んな事もない。 家族も同じで、簡単に言うとそういう感じ。 うちの家族は、未だよくわからない。まぁそれは自業自得で、仕方ない。 家族というものは、本当にたくさんのケースがあって、生徒と話していると、私は時々まじめに「家族ってなんだろう」と思うことがあるのです。 私は自分で家庭を作ったことがないので、あくまで子どもの視点から、になっちゃうけど、家族というのは、多分、人が一番最初に「受け入れたい」と思ったり、「受け入れられたい」と思ったりする他人であるんだと思う。 まぁだから何ってわけじゃないんだけどな。「家族とは何か」というテーマは、私には難しすぎますだ。 |
2004年12月02日(木) 家族 生徒は、意外に自分の家族の話をしてくれます。 聞いていると、思わぬヘビーさに驚くこともしばしば。 かーちゃんやとーちゃんなんて関係ねーよ、それよりシモの話しよーぜと言いたい年頃の男の子が、家族の話を、しかも私なんかにするようなときは、大体がみんな、もう切羽詰まってしまっていることが多いようです。 そんなことを話してもらっても、私は何も出来ないんですけどの。特に私学の保護者というのはなかなか厄介で、担任の先生でさえ、なかなか介入できないようです。 だから最近は、生徒がそういう家族の話をし出したら、壁になるように心掛けてます。 どうせ何も出来ないんだから、話すことがなくなるまで聞いていられたら良いなぁと思う。 相槌は「へー」「あー」「ふーん」「そういう事もあるよなぁ」の4つだけと決めています。 同意も、反論も、説教も、私の立場では、してはいけないような気がするのです。 保健室の先生のように、カウンセリングの研修に出席できるわけがないし、そういう勉強をした事もないので、私の対応は正しいのかわからないけど。 さいきん、学校のトイレの壁になれたら良いなぁと思っているのです。 色んな事を、ただ書いて、ついでにうんこもして、はー、と一息ついて部屋を出てってもらいたいもんです。 そして学校を辞めずに続けていてもらいたい。 君らが辞めたら淋しいのだと、トイレの壁は思っているのですが、トイレの壁にそんなん思われても生徒は困るわな。わはは。 家族の話題は、また後日。 しらふのときに、続けて書かせてください。 |
2004年12月01日(水) 今日の話題 12月になりましたな。 今年も残すところ、あと1ヶ月。うーん早いなぁ。 さて12月になると、生徒の話題にクリスマスがのぼり始めます。 今日、生徒10人くらいと交わした会話↓ 「せんせー今年もクリスマスは1人っすか?」 「ふっふっふ、それはどうかな」 「わー地味に見栄張ってるよ…」 「君はどうなの、誰かと過ごすの?」 「俺?俺はー、ゴム1ダースで足りるかなって感じ?」 わはわは、見栄を張るならこれくらい言わなきゃダメなのね。 ちなみにダイゴは土曜日はオヤスミではないし、私も人込み歩くと鼻血を噴くので(ヒキコモリすぎて)、多分おうちで過ごします。 きっと日記も書くぜ。 あと、クリスマスが近くなると、普段来ない共学校の女の子たちもやってきます。 何をしに来るかというと、クリスマスに着る服とか香水とかについて悩みにきます。わー可愛いなぁもう。 「せんせー、クリスマスなんだけど、ブーツはこうと思うんですよー、そいで、ブーツの下って先生は何はいてますかー?」 「私?素足」 「えー、素足だと臭くないですかー?」 「私の足はニオわないから」 「…………(半笑)」 「せんせー、クリスマス、香水もらうんだけど、先生は香水って何つけてます?」 「学校にはつけてきてないよ」 「えー、でもなんか良い匂いしますよー」 「そう?体臭じゃない?」 「…………(半笑)」 …………あれ? 久し振りに女の子と話すと、なんか反応が微妙に違って困惑するぜ。 でもまぁ、生徒諸君。 浮かれる生徒を見てるのは楽しいけどの。なんか私までテンション上がるよ。 |