先生妄想日記

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2004年11月29日(月)    ぼくたちの秘密

シモですぜ。

ある日、ある生徒が突然「俺、実はドーテーなん!」と元気よく言い出した。
あっはっは、なにゆうてんの突然!聞いてねぇよ。

「あーオマエね、見えないよね、ドーテー」
「一番やってそうな顔して」
「先生、どう思う?ドーテーの男。やっぱダメ?」

いやーダメじゃないよ、良いんじゃない?ていうかまだ焦るような年齢じゃないよ。

「ていうか、まぁ良いんだけど。男の価値はちんちんじゃねぇからな」
「わはは、そういう事はオマエ、いっかい突っ込んでから言うべき」
「あ、テメェ今ひでー事言った。まじ傷付いた。そういう事言うなら、俺も先生に言うからな。てゆーか、てゆーか、先生聞いて!こないだコイツん家行ったんすよ、したらー、なんと縄で女を縛ったりムチで叩いたりするビデオがあって〜」
「おい!テメ−言うなって!」
「コイツなんて、カノジョの胸ばっか30分くらい舐め続けてフラれてんすよ!」
「だからドーテーなんだよ!」
「うっせーな、オマエなんて中学生に片思いしてるくせにー!」

我先にと友人の秘密を喋る彼ら。いやーだから聞いてねぇって。
最後に、ボス格な男の子が余裕の態度で口を開いて曰く。





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あっはっは、みんな強烈だ。


2004年11月27日(土)    さみしい?

そろそろ期末の時期なので、私はめっきりヒマになります。
期末前は「期末対策」という名の補習(弁当付き)が夜まであるので、私の教室はめっきり利用されなくなるのでした。
いやー今更ですが、うちの学校、塾みたいだなぁ。

そんなわけで、先週の話。
時々遊びに来てくれる、良い感じの集団。
男子校というのは、本当にみんな仲が良くてですな、男の友情をテーマに数々の作品が生まれる理由がわかるような気がしてくるんですが、その中でも「良い雰囲気」と評判のあるクラスの子たちです。
先週も、放課の部活の時間まで「あーヒマ」「ヒマすぎ」「ていうかハウル観てぇ」「観にいこうぜ」「オマエとかよ」などと本当にヒマそうな会話をしに来ていたわけですが。
帰り際。

「あ、俺らしばらく来ないけど」
「え、そうなの?」
「うん、来週から補習始まるじゃん」
「あーそっか、頑張ってね」





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わはは!
そんな顔してた?
彼らはぎゃははと笑って

「しょーがねーな、テスト中、来れたら来てやるよ」
「そうなの?ありがとう」
「わはは、今度はめっちゃ嬉しそう!」
「ほんとしゃーねーなぁ、先生」

などとゆうてました。
おちょくられておる…。
しかしそうか、顔に出てんだなぁ。修行が足りないぜ。


2004年11月21日(日)    エロ本ぼっしゅ〜

職員室で怒られてる生徒2人組がいた。
担任の先生はめちゃくちゃ怒鳴ってみえます。
うちの教室にもよく来てくれる子たちで、あらま〜一体なにしたの、と思っていたら。

「なんでそんなもの持ってきたんだ!」
「えっ、だから、○○が、俺の持ってるエロ本の方がすごいとか言い出したんすよ」
「そしたら××が、俺の方がすごいって」
「「やっぱり見せ合って確認するのが一番確実かなって」」
「なにが確実だー!(激怒)(激怒)(青筋浮いてるよ!)」

でも怒るだけ怒って、先生は「エロ本なんか学校で大っぴらに見ても楽しくないだろ、もう持って来るなよ」と笑ってみえました。
うーむ、さすが。





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先生方は「いやーエロ本と併せて没収されると無駄に恥ずかしい雑誌ですね」と言って笑ってみえました。
わはは、うん、たしかに。

エロ本は、わたし、エロ本というものをしっかり見たことなかったんですが、表紙だけでも直視できないようなエロさでした。
生徒が恥も外聞もなく「エロ本」とか叫んでるのに慣れてしまったのか、なぜか全然やらしいイメージじゃなかったんですが、ひえーあの子らこんなすっごいの読んでんのねー、とちょっと驚いてしまったのでした。
いやーアダルトだ。


2004年11月10日(水)    マニキュア

こないだ生徒に「麦先生って、弟いるっしょ」と言われた。

「2人いるけど、なに?突然」
「やっぱ?なんかあれだよ、ねえチャンて感じだもん」
「えっ?」





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……………えっ?


そんなわけで、昨日、ダイゴの家で指の爪に透明のマニキュアを塗ってたんですよ。
普段は透明のも塗ったらダメなんですが、今週は学校行事の関係で塗らねばならんのです。
ほんで塗ってたわけですが、塗り終わって乾かしてるときに、ダイゴの寝顔を見ていたらムラムラきてしまってですな。
いや、ムラムラつーか。ムラムラ?
まぁそんなわけで、ダイゴの足の指にも塗ってきてあげました。
帰る時点では気付いてなかったけど、いつか気付くのかな。
気付かないかもな、アホの子だから。

女らしいというのは、なかなか難しいもんですな。


2004年11月06日(土)    乙女

ある生徒が秋季遠足のお土産を買ってきてくれた。
「土産買ってくるから!」と言うだけ言って買ってこない生徒が大半です。そりゃー楽しく騒いでる最中に私のことを思い出すワケないっつー話ですよ。
「買ってくるから」なんて言ってくれるだけありがたいってもんです。

そのお土産ですが、なんと可愛いヌイグルミでですな。
生徒にも先生にも、お菓子とか消費されるもんしかもらったことがなかったので、すごく驚いてしまっただ。

「うっわ、めっちゃ可愛いし!なんで、どうしたの、高かったでしょう」
「いや、なんか成り行きで。てゆうかすげー安いし。てゆうか土産の値段とか気にすんなよ」
「わはは、ごめん。成り行きって?」
「こういうヌイグルミばっか売ってる店があったのね。そしたら皆、カノジョに買っててさぁ、俺カノジョいねぇじゃん、だからオンナに買うフリして先生に買った」
「そうなの?ちゅーか私がもらって良いの?」
「うん、だってオンナトモダチとかって、ヌイグルミやったら誤解しそうじゃん。ヌイグルミなんていらねーとか言われそうだし。ていうかそんな親しいオンナトモダチいねぇし。って俺、もしかしてめっちゃ淋しい男?」

わははわはは!見栄張ってんなよ!オンナに買うフリすんなよ!





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うーん、でもとても嬉しかったのでした。ありがとう。大事にするぜ。
いつかカノジョの為にヌイグルミを堂々と買ってあげてくださいな。


☆☆☆

明日はものすごく久し振りにダイゴに会います。数週間振り。
久し振りなのに、お肌が大荒れで大変なことになっているので、とても会いたいんだけどとても会いたくない。
うぉー複雑な乙女心だぜ。
引き続き乙女な話題なんですが、さいきん自分に合う化粧品が見つからないよ。
ある国内ブランドのラインをずっと使ってて、とても良い感じだったんですが、私には贅沢品なのですよ。破綻しそうになったのでやめました。朝と夜で違う化粧水とか普通にありえないぜ。
私の経済力で、基礎化粧品に月に1まんえん以上かけたら、頭のおかしい子になってしまいます。



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