先生妄想日記

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2003年08月19日(火)    女子高生の不思議。

高校で働いていると、一番よく聞く話題が恋愛について。
次が勉強。
最後が友情。

前に書いた通り、私はよっぽど格好がみっともないとかじゃない限り、生徒を怒る事も注意する事もない。
持ってきちゃあかんケータイも煙草も避妊具もプリクラも見て見ぬふり。
いつかそれでクビになりそうだけど変えるつもりもない。
だけど、理解ある『友達先生』でいるつもりもない。
ただ、生徒には「理解ある先生」「何でも話せる先生」「優しい先生」とかなってるらしい。
騙すつもりはないけど騙されておる。

で、そんなわけで、けっこう明け透けに話をしてくれる生徒も少なくなくて。
生徒A「彼氏(隣の男子高=校舎の行き来は自由)がさぁ、毎日トイレでくわえさせるんだよねー、すっごいヤだ。先生だったらどうする?」
生徒B「つーか○○教室は全然余裕だよね、防音だし」
生徒C「彼氏がキスマークつけるの好きでさー、見て見て、やばくね?」
てな会話を山盛りしてくれます。
驚く事に、高校だけじゃなく、中学生も。
うーん、今の子はすごいなぁ。
男の子はあんまりそういう話はしません、下ネタは多いけど、彼女とどうこうとかはあんまりね、しない。男の子だけの時はするのかもしれないけど。

最初の話に戻って。
そんな「トイレでくわえる」とか「声出し放題」とか「キスマーク」とか聞いてると。
なんかなー、ケータイや煙草やらを注意するのがアホらしくなってくるというか。
もっと他に叱る所があるんではというか。

彼氏との行為の話をしている生徒には注意します。
「アンタ、彼氏の話、しない方が良いよ。そんな事話されてるってわかったら、彼氏だって良い気分じゃないでしょう」
と言うんですが、それもまた古い考え方なのかも。
うーん、難しい。

やっぱり





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2003年08月10日(日)    病気の話(2004/4/11日記)

私の病気の話です。
陰気な話なので過去の方に持ってきました。
書くべきじゃない、でも誰かに聞いて欲しい、だから日記を書きます、まぁつまり、アレですよ、話せる友達がいないのですよ(半笑
見つけてしまった方すみません。

やっぱり、来月に入院するかもしれません。
今月ではないのは、患部が炎症をおこして腫れて肥大しているので、現在の病状で手術は無理だからです。
本当は手術をしなくても、薬で誤魔化せる病気らしいんですが、私はもともと患部がでかかったらしいのと、発見が遅かったので悪化しているから、切らなければ更に悪化するらしい。

「来月、入院しましょう」
「無理です」
「でも、手術しなければ、長く生きる事は出来ないよ」
「はい」
「薬でなんとか出来る大きさじゃないよ」
「はい」
「薬を飲み続けなくてはいけないよ、一生、死ぬまで、ずっとだよ」
「はい」
「妊娠出産は諦めなくてはいけないよ」
「えっ?」
「あなたの病状で妊娠出産は無理。切らなければ再発する可能性が高いから、薬は飲み続けます。そうすると、奇形児が出来る可能性が大きい。仮にそうでなくても、出産時に、あなたが死ぬか子どもが死んでしまう事が多いんです」
「…………」
「目立つ所に傷が残るから、若いあなたは嫌かもしれないけど、私は手術を勧めます」

涙が出ました。
子どもなんていらねーよ、とか普段言ってるんですが、これを書いてる今「子どもが欲しいですか」と聞かれたら、あまり欲しくないと答えるしかないんですが、考える暇がないくらい自然に涙が出ました。

手術が嫌だったのは、こんな田舎では病院の数も限られてるから、遠く離れた関東か関西に入院しなければいけない事。
体に大きな傷が残る事。
お金がかかる事。
仕事を辞めなければいけないかもしれない事。

今も、どれも嫌だけど、でも、手術を決意しました。
来月、まだ手術をしなければいけない状態なら、入院します。

どうしてあんなに泣いて、それからとても強く手術をして、健康になりたいと思ったのかはわからない。
でも、私は、とても普通に、とても普通のお母さんになって、とても普通のおばあちゃんになりたいのかもしれない。
運が良ければ、そういう風にいつかなれると思ってた。
それはとても難しい事だったんだと初めて知った。

私の病気は、不可抗力だったけど、それでも後悔せざるを得ない。もっと早く病気が判明していれば、切らなくて済んだのに。2年前の診断は、結局誤診だったのだ。もっと色んな病院に行くべきだったのに。色んな検査をしてもらうべきだったのに。
それでも前に進むしかない。
周りの為に、私の為に。


2003年08月04日(月)    女の子の扱い方

しばらくは仕事に生きると心に決めた麦です、どうもどうも、こんばんわ。

学校が特定されると何かとまずいので迷ったのですが。
実は、私の勤めている学校は、同系列の幼稚園・小学校・中学校・高校が並んでいます。
中学までが共学、高校からが男子高・共学高に別れます。へーんなの!
ちなみに、男子高か共学高かは、中学の成績で決定されるそうです。
両高校は塀を隔てて隣接しており、私は男子高所属ではあるものの、教室は共学高の生徒も中学校の生徒も利用できる事になっています。
放課に生徒が来る事が多い教室なのですが、女の子目当てで来る男子高生徒も多く、また男子高生徒目当てで来る女の子もそこそこいます。
まぁ、かなり適当な教室だからね。
持ってきてはいけない事になっている物(煙草やケータイやら)を持ってきてても、私は何も言わないようにしてる。
別に理解あるセンセイでいたいわけではない。
そこらへんの話はまた今度。

で、私は、実は未だに女の子との距離の取り方がわからない。
普通に喋っていると、どうしても私は“友達”みたいになってしまう。
向こうも、あの年頃特有の、妙なテンションと態度と慣れ慣れしさで話し掛けてくるので、私も思わず「ありえねー」とかアホな事を言っちゃいそうになる。
身体の相談や、恋愛の相談や、性的な相談も、私はどこまで踏み込んで答えて良いかわからない。
男の子たちと違って、同性だから彼女たちの悩みは大変ナマナマしくて、真面目に答えると普通に友達の相談に乗っているような雰囲気になってしまう。
「なんかさー、私まだ処女なんだけどー、焦るよね」
「そんな、まだすごい若いでしょう、全然焦る事ないよ」
「つーか、彼氏と途中まではするんだけどね」
「そうなんだ。うーん、どうだろうねぇ」
「先生はいつ捨てた?」
「捨てたって…、うーんうーん、まだ清い体なので」
(生徒爆笑)
もうこの時点で相当困っています。
怒るべきなのか、たしなめるべきなのか、相槌を打つべきなのか。






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私に言うなっつの…!



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