先生妄想日記

2003年07月30日(水)　　　　生徒とメール

まぁ私の（元）恋人の話はまたそのうち！…多分書かないけど、もし気が向いたら。
あーしかし高校生を見ていたり彼等の恋愛の話を聞いてるとだなぁ、私も片思いがしたくなってきた！
すごい好きな人が欲しいよ、見てるだけで幸せ！みたいなね。
死ぬ程好きとか言ってみたいなぁ。
言える時期に言っとかなかったから、言う機会をなくして今に至っている、そんな人生！わはは（目を逸らして笑いつつ現実逃避）

あ、生徒の恋愛の話は面白いです。
男の子だから、私に切実な相談とかはしてこないけどね。
そして見てるだけで幸せとか死ぬ程好きとかも言いませんが（※妄想なんです）

ところで、生徒とメールのやりとりをしている先生もみえますが、私はしないようにしています。
一度、メールで「今すぐ会いたい」とか何やらそんな感じの事をしつこく入れてくる子がいたので面倒になってしまいました。
君らには年上のオネェサン（というかババァ）に見えるかもしれませんが、私は22の、世間一般では小娘の部類に入る年齢なんです、なかなかメールだと上手に逃げられませんのです。
メールで無視しても教室に来られると困るしね。
「先生」に真剣になってしまう男の子は、とても真面目な子が多いように思います。まぁなんとなくわかるけど。
というか多分私の教室に来るような男の子は真面目な子が多いんであろうよ。

あ、そうそう。こ、怖いなぁ。
というかそういう事は、先生とか生徒とか関係なくね、顔を見て言って欲しいなぁなんて思ってしまいます。
そういう悩みも、愛の告白も、メールなんかで伝えようなんて、いくら若くても、狡いと思うよ。

2003年07月29日(火)　　　　お別れしました。

恋人と別れてしまいました。
理由は色々あったんですが、立ち直るまで日記を書くの、やめてました。
グチャグチャ書いちゃいそうだったからね。

私は、良い年してちっとも恋愛が続きません。
どうしてかなぁ。
難しいなぁ。

まぁ良いや、しばらくは高校生と楽しく過ごそう。
夏休みに入っちゃったけど。

2003年07月08日(火)　　　　生徒の噂話

生徒の噂話は案外面白い。
ぜーんぜん聞いてないよ～という顔をしながら、
「えっ、本当？」
などと思ってこっそりと笑ったり驚いたり悲しんだり。

どんな噂話が多いかというと、大概下ネタです。
・この間から○○が付き合い始めた女、絶対膜張ってるで、とか。
・○○の彼女は××（自主規制）が臭いらしいで、とか。
・○○先輩、滅茶苦茶でかいらしいで、とか。

下ネタでなければ、
・○○先生、ヅラらしいで（定番だ！）とか。
・○○先生不倫してるらしいで（！！）、とか。
・体育倉庫1階のトイレは最近厳しいから煙草は駄目だ（…）、とか。
・○組の○○たち、あいつら毎晩チャットやってんで（学校でも毎日会うのにチャットしてるんか？）、とか。

まぁそんな、かわいらしいというか、笑ってしまうような事が多いです。
下ネタと学校ネタ以外は、私は聞いていても全然わかりません、まるで宇宙語です。

でも、こないだすごい噂を小耳に挟んでしまいました。

うちは男子高…だったような…。

しかし噂は聞かないフリが一番です。

2003年07月07日(月)　　　　怖いなーと思う生徒とは。

生徒「先生、まだ膜ある？」
私「何の？」
生徒「（してやったりな満面の笑顔で）ま○こ！」
私「あるっつったらどうすんの、君」
生徒「いや・・・えーと、すいませんでした」
などという心底くだらないような会話を相変わらずしている（しかも真顔で）私ですが、怖いな－、と思う生徒が何種類かいます。
膜とか言ってる生徒は可愛いもんですな。

・真面目な感じの生徒は怖いなーと思う事があります。
週に1度、当番を決めて生徒に手伝ってもらう作業があるんですが、真面目に見える子は真面目な顔で
「こんなくだらない事、時間が勿体無いので帰りたいんですが」
などと眼鏡を光らせて言うので大変怖いです。
すんませんと謝ってしまいたくなります（…）。
「うーん、帰りたいのか、それは出来ないから早く終わらせて帰りなさい、しかしアンタ、何を基準にくだらないって言ってるの」
と聞くと、大変悔しそうなというか憮然としたというか、今にも刺しそうというかそんな顔をしたりします。
まぁ確かにオバチャンと放課後過ごすのは苦痛であるかもしれん、でも当番だからやってもらうけど。御愁傷様。

・身体の大きい子が、授業を抜け出して私の教室に来るとちょっと怖いです。
用事があって来るのなら全然平気というかそれが私の仕事なんだけど、用事もなく来てもらうのは、そういうあしらい方が上手でない私は困ります。
「先生と二人で話したくてさー」
などと言いつつ寄って来られると、からかわれているんだとわかっていても、やっぱりね。ちょっと怖いです。
「わかったから早く授業行きなさい」
「迷惑？」
「歓迎してるように見えるんか」
ほんとにね。他の先生に見つかったら私も叱られるしなぁ。でも悩みがあって来てるのかもとも思って、あまり滅茶苦茶は言えないし、困った所です。

私立だからね～、あーやだやだ。

2003年07月03日(木)　　　　年下の男の子

昨日書いた、可愛いと思っている男の子の話を、私はよく彼氏にします。

「今日サトちゃん（薬局の前に立ってるサトちゃん人形に似ているのだ）が来たんだよ～」
「あそ（雑誌読みつつ）」
「でも格好良い子っつうのはアレだね、用事が終わると爽やかにすぐ帰っちゃうもんだね」
「うん（漫画読みつつ）。あ、来週これ最終回だって」
「ふーん、最終回なんだ。そいで、全然喋らないような子が、何を言うでもなく、ずっと教室にいたりするんだよねぇ」
「うんうん（新聞読みつつ）。あれ？麦ちゃん見に行くって言ってた映画、明日までだよ（欠伸しつつ）」
「嘘！見に行かないと」

と脱線していくわけだ。というか全然聞いてないと思う。そして毎日男の子に囲まれて過ごしている私を全然心配もしてくれませんがどうなのかしら。
彼氏も女の子（客）に囲まれて過ごしているのですが。
でも私は人並みに心配したりしています。だって可愛いお客さんばっかりな上に、見ているとすごい指名を貰っている。…客とか指名とか言うとホストのようですな。

「心配してもなー、仕方ないし、高校生なんて少なくとも5歳下だし」
「まだ4歳差です」
「それにしたって、麦ちゃんの弟より下だよ」

嫉妬されると鬱陶しいと思うのに、こんなに余裕の態度でいられるのもなかなか切ないモノがあります。

でもそんなん言われたら薄笑いを浮かべながら後ずさりしてしまいそうです。

2003年07月02日(水)　　　　

なにを間違ったか、時々、本当に時々、一年に数回、生徒が「先生…」と大真面目な顔をしてやってきます。

さきに言っておくと、多分、この事が書きたくて私は日記を借りたんだと思います。
やっぱり誰にも言えないからね。学校と関係ない友達にも言えません。だって真面目に言ってくれてるんだから。

で、話を戻して、思いつめた顔で教室に来て、
『先生…俺、俺、先生の事…！』ガバッ！
とかには今の所なっていません。若い先生だというだけで興奮してしまえるらしい少年には、たまにそういう事があるらしくて、採用される時に色んな人から注意を受けました。「もしそういう事があったら言うように」ってね。
ガバッ、はナイにしても、詰め寄られたりは稀にあります。好意を寄せてくれておるんだろうと思う事とか。
教師と違って、私は勉強について五月蝿く言わなくて良い職業だからかもしれません。鬱陶しいなぁと思われる事が少ないようです。
「先生、好きなんですけど」
「う、うーん、ありがとう」
そこで納得というかなんとなく流してくれる生徒もいれば
「ありがとうじゃなくて」
と言ってくる生徒もいます。
「でもそう言う以外ないでしょう」
と言うと
「じゃぁ俺が卒業したら真面目に考えて」
と言ってくれます。笑って、
「うん、卒業して私の事を覚えてたらね」
と言うようにしていますが、いつも、卒業したら私の事は忘れるんだろうなぁ、と思います。それは少し淋しいけど、でも多分それは間違っていないだろうと思う。

私も可愛いなぁと思う生徒がいます。
名前も知らないけど。会えると学生のようにウキウキです、わはは。
でも、私が可愛いと思っている子も、来年になったらいなくなって（今三年生だから）、それで新しい子が入って、その子たちもいつかいなくなって、本当に、とても不思議なきもちです。

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