先生妄想日記

2003年11月28日(金)　　　　なんで電話くれないんですか

リアルタイムで起こった事は書かないようにしています。
って、そんなの日記じゃねーよ。
でもリアルタイムで書くと、なんせ数千人単位の学校なので、誰が読んでいるかわからない。私は知らない子でも、向こうは私を知っているかも。もしかしたら当人が読んでいるかも。
ということで、今日も大分前の話です。

こないだ、扉を細く開けて私を呼ぶ声ありけり。
「先生」
「はいはい」
見れば少し前にケータイの番号を強引に手渡していった子（先週書いた子とは違います）。
「…………」
「どうしたの」
「………あの」
「うん、っていうか入れば？座る？」
「あ、いや……、その」
「なによ」
「…………あの」
ようやく顔をあげて。
「先生、どうして電話くれないんですか」

……………えっ？

「ごめん、生徒と電話する事は禁止されてるの」
「えっ、そうなんですか」
「うん、ごめんね」
「でも黙ってれば」

……………はっ？

メールだけなら、とか色々言うのを「駄目。私は先生だよ。友達でもなんでもない」と説き伏せたんですが。

数日後。
彼の友達がやってきて曰く。
「○○、すごい悩んでて。多分、先生の事めちゃくちゃ好きなんだよ」

……………あ？

なんとなく思うんですけど。
学校って、怖い場所ですよね！

申し訳ないけども、私は世間に出ればそう美しくもなく綺麗でも可愛くも優しくもお洒落でもなんともない、どっちかというと顎がしゃくれがちなそろそろ結婚とか思うような、ただの社会人です。

それなのに、生徒のこの思いつめ様。
怖いっつーの。
真剣に言っててくれるその気持ちをこう言うのはなんですが。
でも声を大にして言いたい。

「男子高」の「先生」というだけで、君達は何か騙されているんですよ！

先生だって、先生だって……！

2003年11月27日(木)　　　　御立派なモノをお持ちで

今日、暇な子達が何人か教室に集まっていたんですけど。
どうにも冴えない感じの男の子達の会話。

「おぉぉ、御立派なモノをお持ちで！」
「いやいや、○○の方が良いって」
「いやまじで！良いなー。おい、××、見ろよコレ」
「おぉぉぉ」
「すごいよな」
「すっげー、良いなー」

なに、何の話！？
先生もまぜて～～～～～！
とばかりに勢い良く、何気なく（何気なくか？）覗き込んだら。
なんと。
新しいケータイでした。

‥‥‥‥なんだよー。
期待させんなよー。
先生過剰に反応しちゃったじゃんよー。
ケータイくらいでそんな騒ぐんじゃねーよ、チッ。

でも男の子の会話は大概、大変楽しいのよ。
陰気で陰険な話をしてる子もいるけどね。
だからしょっちゅう聞き耳をたててしまいます。

そして、その子達に
「ケータイ没収！と言いたい所ですが、今回は見逃すよ。今度私の前で見せたら没収ね」
と言ったんですよ。
寛大でしょ。もちろん担任には婉曲に報告致します（寛大…？）
後で抜き打ちで担任に検査してもらうのだ。
私はほんとは没収する権利も義務もないので。

でもまぁ普通は没収なんだって。
その場で没収したって良いのに、それなのに、チビッコ共。
「………はーい。ってか先生だって持ってきてんじゃん」
「なにおう？オメ－が言うなアホ」
「先生、女の子なんだから言葉遣い‥‥」
「誰のせいだ、誰の。なんなら御立派なケータイ、没収してあげても良いよ。履歴やらメールやら私が見ても良いの？」
「すんません…」
わかれば良い。

ぐふふ。ささやかな幸せです。

2003年11月26日(水)　　　　先生は欲求不満気味です

私の勤めている学校の男子部には、スポーツ科みたいなのがあります。
そのスポーツ科みたいな所の子たちは、まぁ種目によりますが、かなり体格が良いのです。
その科の子との、今日の話。

私「ちょっと、あれ取ってくれるかなぁ？」
生徒「え？」
私「え、じゃない。取ってくれる？先生届かないから」
生徒「あー…（笑いつつ）」
私「………もう良いよ」
生徒「嘘、ごめん、取るよ」
私「良いよ、もう良い。ほれ、あっち行きな」
生徒「ごめんて。取るから」
私「良いっつーの、しっしっ」

しっしっ、と言いながら、ふと生徒の腕に触れて。
仰天。
んまー、なんて良い体してるの！
って、当り前なんですけどね、体格良い子がやる種目やってる子なんだからね。
すんごい筋肉で、先生ドキドキです。
私「あらー、すごいね、君、筋肉！」
生徒「そうっすか？」
私「うん、すごいよ。良いねぇ」
うっかりサワサワしたら、生徒が異様に顔を強張らせつつ赤くなって、またもやシマッタと思いました。
ごめんね。
謝るからババァにセクハラされたとか訴えないでね。

ていうか。若い子が良いのはオッサンだけではありません。
オバサンだって若い子の方が良いです。
いや、私だってまだ世間的には若いというか小娘なんですけどね。
若さの単位が違う、ほんと。
いやーしかしホント、良い体でした…。
合掌。

2003年11月25日(火)　　　　優しくしないで

電話番号の可愛い男の子は、今日何ごともなかったように
「先生、３連休何してた？どうせ家にいたんだろ～」
というような事を言ってました。
ありがたや～。
叱っても怒鳴っても怒っても傷つけても、高校２年から３年の、大抵の男の子は次の日、また何も変わらない態度で接してくれます。
きっと、もう大人なんだろう。
彼らから見たらババァなのに、驚く程優しくしてくれたりします。
干支一回りくらい年下なんだけど、それくらいの年齢の男の子には、時々どきりとさせられます。
もっと良い男になるが良いよ。

でも、めちゃくちゃ格好良い～！
なんで剃ったのー？と聞いたら、推薦受かったから、とかわけのわからない事を言っていました。
ぐっふっふ、可愛いなぁ。

2003年11月22日(土)　　　　結婚したいんですけど。

来週は友達の結婚式です。
あ～結婚…！
普通に結婚したいです。
今までの恋人と長く続いた事がない私としては、非常に切実！
この歳になっても、未だに「もしかして私は一生誰かと一緒にいる事が出来ないんでは‥」と思うわけですよ。
生徒（女の子）たちが
「彼氏に～、一生お前を愛するって言われちゃった～！」
と話しているのを聞くと、ストーブが壊れている私の部屋並に寒くなったりするわけですが、でもそれと同時に、それが本当になると良いなぁとも思います。
きっと真剣に言ってるんだろうから、その真剣な気持ちが嘘になる瞬間は、本人も辛いに違いない。
私は誰かの事をそんな風に思えた事がありません。
だから、そういう盲目的な愛や恋が、少し羨ましいです。
私にも白馬に乗ってパッカパッカやってくる、出来ればボウズ頭でガタイの良いヴィン・ディーゼルのような男が来る事を祈ろうではないの。

あと、昨日…じゃないですな、えーと、一昨日くらいの投票ボタンを押してくれた人、ありがとうございます～！
押した人は読んだと思いますが、あんだけ書いといて聞きません（笑
彼には優しく美しく清らかで、間違っても「イッパツ」なんて言わない先生を胸に卒業して頂こうかと。
なぜなら、淋ちぃ！

2003年11月21日(金)　　　　教えて下さい

前言撤回。
生徒と先生の恋愛はアリです。
嘘です。
先生が生徒を可愛く思うのはアリにしても良いですか。

もうなー、すごい可愛い男の子がいるんだよー！
そして可愛い感じでケータイの番号を手渡したりしてくれるんだよー！
まぁ干支半分くらい違うわけですけど！
手渡してくれた紙に番号とアドレスが書いてあった時の私↓

私の心「ありがとう！毎日かけるでよ！（鼻息荒く）」
私の口「あぁぁ？なにこれ。出席番号？」

よりによって出席番号。
とても傷付いたというか怒った顔をされて、失言だったと気付きました。
ごめん。
でもホント、めちゃくちゃ嬉しかったんですけど。
あー私が干支半分若ければ…（無茶言うとる）
ほんと、干支半分若ければ、是非ともイッパツ…（下品です）
というか、私が男で向こうが女なら干支半分でなくとも是非イッパツ…（あーぁ）
立場がなぁ。
というか、普通に交換なら良いんだけど、なんとなく意図がわからん時は躊躇する。
先生はそんな事を苦悩しています、という話。
というか、早く彼氏を作れよという。

まぁそんな所で皆さんに教えて欲しいんですけど、えーと、上の話が月曜日にあった話なんですけど、それ以来会ってないんですけど、また来週私の教室に来る用事があるんですけど、その時に、可愛く
「先週はごめんね。もっかい教えてくれる？」
とか言ってしまっても良いですか？
淋しい23歳（あ、いっこ歳とりました）だと笑うのは可。
下品な日記だと笑うのも可。
全部妄想なんじゃねーのと疑うのも可。
なんでも可なので良いという人は下の投票ボタンを押して下さいな～（笑

2003年11月14日(金)　　　　年下の男の子・2

学校でちょっとゴタゴタしまして、それ以来日記の存在を忘れていました。
今日久し振りにIEのお気に入りを整理していたら発見した。
残ってて良かった…。
えーとメールも久し振りにチェックしました。
送って下さった方、ありがとうございます、返事は書いた方が良いんでしょうか。
ネット世界とはとんと疎遠な生活をしておるのでわかりません。

よくわからないのでここでお返事させてもらいます。
と思ったんですが、もう眠いので寝ます。
明日また書きます。
一番多かった、先生が好きだという、現役高校生の方へのお返事を。
でも、皆、すごい好きみたいで、うらやましいです。
おやぷみなさい～。

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