ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

豊作! - 2007年10月26日(金)

武道館から帰ったら吉井和哉が「与える男」で参加した
『ユニトリ(ユニコーン・トリビュート)とエマさんが「MONTREAL0610」で
参加した酒井愁さんのソロアルバム「夜露死苦哀愁」が届いていた。
まずは吉井和哉の「与える男」。
改めて思うけれど、吉井と奥田民生さんて声質似ているんだねえ。
けれど、時折音程上がる所の声に吉井和哉独特の艶めかしさが出てたみたいに
感じて、何だかその事が物凄く嬉しかった。
他にも沢山の方々が参加されていて、とても興味深かった。
ユニコーンの曲が大勢に愛されている事を実感出来て
奥田民生さんをはじめユニコーンのメンバーの方々、幸せだね。
続いて「夜露死苦哀愁」。
ドラマーのソロアルバムとは一体どんなものだろう?と聴く前は
少しばかり???だったけれど、想像以上に惹き込まれた。
高速ドラムの激しい曲、心地よいリズム、そしてジャズモード。
中でも菊地英昭作曲、ギター&ベース演奏の「MONTREAL0610」が
格好良くて痺れた。
愁さん、是非このアルバムでLIVEやって下さい。見たいよ〜!
ジャズナンバー「拘束」も凄く好きだ。
ピアノとドラムだけでこんなに味わい深い曲になるなんてねえ。良いなあ。
アルバム最終曲は、日下部・バーニー・正則さんのギターと
三浦淳悟さんのベースをバックに何と愁さんが自ら歌った「選んだ道は棘道」。
愁さんの歌声が渋くて痺れた。
人生の荒波乗り越えた男の傷だらけの背中に惚れちゃうような
そんな感じがした♪
もう一枚は、武道館の物販で購入して来たジュリアン・コリエルの
「UNDERCOVERS」だ。
「ROCK STAR」を聴いた時にも感じていたけれど、
ジュリアンって歌声が柔らかくて良いよね。
「OLD MAN」の優しさ、「LITHIUM」の無垢な柔らかさ、
「HELP」の切なさ等、馴染み深い曲達を表現するジュリアンの歌声に
心を潤された。癒された。
吉井和哉さんも是非カバー集をお出しなさい♪




GENIUS INDIAN TOUR初体験 - 2007年10月25日(木)

24日武道館初日を堪能して来た。
行く前は、初日のみで今日の25日公演を見ずに地元に帰って来なくては
いけないのはさぞ心残りだろうと思っていたが、昨夜のLIVEを体感出来て
さほど未練を残さずに済んだ。
ジュリアンの正面席で多分吉井の横顔を見る事に為るだろうと予想していたが
座席に座ってみると吉井のマイクが想像以上に近い。
しかも何故か吉井がジュリアン側斜め前方を向いて歌う事が多かった気がして
麗しいお顔、汗の滴り、後ろ髪の跳ねなどを非常に良く見させていただいた。
ZEPP NAGOYAでエマ側最前は、経験しているが、今回の席はあの時以上の好位置だった。
これで当分席運は無いな。
この「GENIUS INDIAN TOUR 2007」ツアー、オープニングの遮幕の演出は、
皆さんのライブレポで知識を仕入れてはいたが、
「Introduction」から「Do The Flipping」の格好良さに痺れた。
薄布越しに見える艶かしい吉井和哉の動き、「Bili」」で幕が落とされ
現れたサングラス姿の吉井の細さ、髪を切って軽くウェーブの掛った赤茶に見える髪の色、
食べ頃熟れ頃といった風情だ。
「SIDE BY SIDE」
「TOUR 2005 AT The WHITE ROOM」あのツアーで演奏された頃より、一層吉井の歌の
表現力が増していると感じた。
「CALL ME」吉井の声が鋭く心に響いて来た。ある一点を除いて。
「ワセドン3」LIVEで化けた曲だと思う。鳴き声が良かった。
「シュレッダー」強い力を持った曲だ。
「聖なる海とサンシャイン」 THE YELLOW MONKEY曲がこの流れでこんなにも嵌る事に驚いた。
各地で歌詞の飛びが心配されていたらしい「PAIN」だけれど、
昨日はだいぶ歌えていたようで良かった。
吉井自作の訳詞を目にして楽しみにしていたオアシスの「Don't look back in anger」の
威力は絶大だった。
・・・・・・
そう 誰にも見えない未来を行かなくちゃ
風に揺れる Don't Look Back in Anger あじさい

そう シャレにもならない出来事の多さ
もっと遠くへ Don't Look Back in Anger 放て

そう 初めて感じる喜びの多さ
過去を抱きしめ Don't Look Back in Anger
Don't Look Back in Anger 飛び立て

さあ行きなさい

音源化無事成功するように祈ってます!
個人的に是非聴きたいと願っていた「SWEET CANDY RAIN」が私には、この日のベストだった。
曲前のMCで「気持ち悪いアルバム」だとか何とか言っていたが、謙遜か自虐か知らないが、
この名曲に失礼にも程がある!(笑)
昨日のLIVEを見て「地味すぎる」とか「つまんなかった」とか仰ってる人がいるらしいが
悪いけど吉井和哉のどこを見てそんな事仰るの?とお聞きしたい(笑)
キラキラあげあげROCK STAR振り満載の「39ツアー」は、あれはあれで楽しかったけれど、
そんなのは毎回いらないと私は、思う。
「SWEET CANDY RAIN」に続いて演奏された「WINNER」が、CDで聴くより
断然力のある曲に為っていた。沁みました。
「マンチー」の“始まった”コールも「Love Communication」のワイパーも楽しかった。
けれど「Love Communication」のギターソロで現実に引き戻されてしまった。
慣れ親しんだエマの音ではない。
ジュリアンは、ぴょんぴょん跳ねてとても笑顔が可愛いキュートな人だし、
華麗にパワフルにギターを掻き鳴らしてて凄いと思ったし、バーニーとの掛け合いにも
見とれた。
でも「CALL ME」や「Love Communication」で違和感を感じて仕舞った自分がいた。
集中力が途切れた自分を情けなく思ったり、吉井和哉に申し訳なく思ったり
複雑な気分だった。
でも仕方ないよね。
これからも吉井和哉は、THE YELLOW MONKEYの曲を演って行くだろうし、
曲に命を与え続けて行っても欲しいし。
ひとつ意外だったのは、吉井和哉は、ROCK BAND志向を強めているんだろうかと
感じていたのに、昨日のLIVEを見た印象では、ソロヴォーカリストとバックバンドという
形に見えた点だ。
素人が大変偉そうな物言いをして申し訳ないが、
ジュリアンもバーニーもギターが凄いと思うのに、三浦さんや鶴谷さんや城戸さんの音も
纏まって良いバンドだと思うけれど、控え目過ぎないかな。
もっともっと化学変化を起こすくらいの火花を観たい気がした。
「バッカ」の白スーツが眩しかったなあ。
ひいおじい様の遺伝子を確実に受け継いでらっしゃるのですね。
数千万掛かるというPV予算にびっくりですが、思い通りのPVを是非作って下さい。
期待してます!
「雨雲」のラスト、武道館の客電が着いたあの光景が鮮やかに心に残った。
宇宙の森へのトランス旅行から、現実の空間に無事着陸成功して、
とても満ち足りた幸せな余韻を噛み締めているそういう感触だった。





ROCKIN'ON JAPAN11月号 - 2007年10月20日(土)

「GENIUS INDIAN TOUR 2007」初日@仙台体育館ライヴレポ
&終演直後インタヴューを読んだ。
読んだけれども、私はまだこのツアーを実体験していないので、
山崎洋一郎氏と吉井和哉の発言をしっかり理解出来ないという事が
非常にもどかしい。
山崎氏と吉井和哉の言うところの『でかい扉を開ける瞬間』を
私もこの全身で体感してみたかった。
個々の曲や演出や吉井和哉の表現などという核心については、
武道館LIVEを無事観終えてから考えようと思う。
初日LIVEを終えて『自分がイメージしてる扉の大きさよりもでかい』扉を
開けて仕舞った事に『パニクってる(笑)』吉井が山崎氏に
『東京は来れるんですか?』と尋ね、『もちろん」と答えて貰って、
(安心したように、嬉しそうに)『じゃ、その扉なりの人間になっときます(笑)』と
答えた箇所が、微笑ましく頼もしく感じられて嬉しかった。
インタヴューの最後に山崎氏が
『(笑)。じゃ、今日はこれくらいで勘弁しときましょう。』
吉井が『(笑)はい、勘弁してください。』という遣りとりが、良いなあ。

注目の「吉井和哉自伝」についての広告も載っていた。
『失われた愛を求めて 吉井和哉自伝』
「ロックスターの人生は美しいのか?悲しいのか?
衝撃の独白!出生、父の死、静岡で過ごした暗黒少年時代、
東京への思慕、歌謡曲、祖母、ロックへの目覚め、
女性、ザ・イエローモンキー全盛期と家庭生活、孤独・・・・・・
ロックンロールに人生を捧げた男が不惑を超えた今だからこそ
明かす半生記』―――― 12月発売予定」

「失われた愛を求めて」!?
うわあ、衝撃的な見出しだこと!
「独白」って言う事は、吉井自身の執筆ではなくて、吉井が語った「半生」を
編集者が纏めたものになる可能性が大きいのかな。
吉井和哉の事だから、綺麗事で済ます筈もないだろう。
赤裸々に語ってくれちゃうんだろう。
THE YELLOW MONKEYの虚像と実像、知られざる葛藤・・・とか?
怖いな。女性の事は、まあ察することも出来るけれど、
家庭生活の事は、本当に老婆心ながら、例えば時間が経って
(成長して)その部分を読んだ時に心を痛める誰かが出ないように、
細心の配慮を持って書いてあって欲しいと思う。
『ロックンロールに人生を捧げた男』本人は、それで本望だろうが、
そうじゃない誰かが必ず居る筈だから。
この告知ページの吉井和哉は、本当に美しいね。
この眼、曲者だ。




あなたがいてくれてありがとう! - 2007年10月17日(水)

from YOSHII KAZUYAを読んで泣けて仕舞った。
落ち込んでメールを寄越したお友達にこう返してあげたのだという。
『どうしたの?
 大丈夫だよ。
 しんどいという気持ちは自分が作ってるんだよ。
 そこをクリアできたら問題の原因は自然に立ち去っていくよ。』

何て暖っかくて優しい言葉だろう!
吉井和哉にこの言葉を貰ったお友達は、
このメールを受け取って、どれ程心強かっただろう。
お友達の苦しみが少しでも早くクリア出来ると良いですね。

私自身、この何日かある物思いに囚われていて
それは、自分自身のトラウマに直結する事なのだけれど
頭で理解出来ていてもどうしても心で消化出来ずに煩悶していた。
早く武道館で吉井和哉の歌う「SWEET CANDY RAIN」を聴きたいと
思い続けていた。

「ありがとうありがとう
 私に流れた色んな人たちの血」

 So she was crazy
 まぼろしの
 Sweet candy rain は止み
 救いだった神にすらもう
 Say goodbye
 Say goodbye say
 もう誰のせいにもしないって


誰が悪い訳でも無かったと今の私は、思えます。
皆が苦しんだし傷を負った。
長い時間が経って皆それぞれ平穏を得たように見えていても
癒しきれない傷痕を持っている。
赦し合わなきゃね。労わり合わなきゃね。

武道館でこの「SWEET CANDY RAIN」を聴けたら、
私は、この痛みに決着を着けられそうな予感がしています。
ありがとう。
あなたの歌があって良かった。




世界の終わり - 2007年10月12日(金)

英国人の54%、世界の終わりは愛する人と迎えると回答
英国人を対象に、1時間後に小惑星が地球に衝突し
世界が終わりを迎えるとするならば何をするかのアンケートを行ったところ、
英国人の54%もが、世界の終わりは愛する人と迎えると答えたそうだ。
「愛する人と」かあ。
私だったら何を望むだろう。
1時間しかないというのは短すぎるだろうが、
もしも「明日世界が終る」というのだったら、
私は、この世の最後にTHE YELLOW MONKEYのLIVEを観たい。
近場の者達は、駆けつけて、遠く離れた者には、NET中継でもして貰って、
「どうせこの世界が無くなるなら最後は好きな音楽で」なんていう
奇特なスタッフも集まって来てくれそうな気がするし、メンバーの中には、
「独りシャンパンでも飲みながら」とか「快楽に耽りたい」などと言う方も
居るかもしれないが、そこは何とか説得して(笑)、最後の瞬間まで
演奏し続けてくれないかなあ。
世界が終るその時、目に焼きつけられるのは、THE YELLOW MONKEYの姿、
耳に残るのは、THE YELLOW MONKEYの音、
物凄く幸せな死を迎えられそうだなあ!と思って仕舞った。
本当に“I’m just a Dreamer”!




ゴールドケンタウルス - 2007年10月09日(火)

☆12月27、28日 「吉井武道館2007」公演決定!
☆12月19日「バッカ」シングルカット&
「Hummingbird in Forest of Space」アナログ盤発売決定!
「バッカ」初回限定盤には、DVD「シュレッダー」「バッカ」PV収録
CD収録内容
1.バッカ
2.新曲
3.ツアーライヴ音源

☆アナログ盤
「Hummingbird in Forest of Space」
ポスター付き!

☆10月31日「Bridge」表紙巻頭特集(草野正宗 対談)


年末武道館の正式発表は、昨年の武道館LIVEの時から
期待し続けて来たものだし、「Hummingbird in Forest of Space」の
アナログ盤も出して貰える事に為って嬉しい。
「バッカ」のシングルに新曲だけでなく「ツアーライヴ音源」が入って、
初回限定に「シュレッダー」と「バッカ」PV収録DVDだなんて、
想像以上の豪華さだ。
物凄く嬉しい。嬉しいのだけれど、何故か怖くなった。
新曲レコーディングに「バッカ」のPV収録、
新曲を出すとなればそれに伴うプロモーション、
「吉井武道館」へ向けての準備、等など、10月28日福岡で
ツアーが終わっても、吉井和哉に休む暇なんて無いのでは?

10月7日横浜BLITZ「前夜祭・温野菜」MCで語られたという
前日の救急車搬送は、この「Bridge」誌における草野正宗さんとの対談の
仕事後だったそうだ。
取材中既に気分が悪くなっていたものの、その後奥田民生さんへの
コメント録りも終えて車で帰宅途中、更に症状悪化、自宅ガレージまで辿り着いて
自分で救急車を呼んだ!?

そんな時に車なんて運転しないで下さいよ。
周りの人、誰か止めて下さいよ。独りで帰さないで。
社長が「大丈夫だから」なんて言っても、身体張って止めて下さいよ。
ゴールドケンタウルス吉井和哉は、文字通り金色に輝く存在でしょうが
どなたか強く逞しい方に手綱をひいて貰いたいと強く思った。




Don't look back in anger - 2007年10月06日(土)

吉井和哉「GENIUS INDIAN TOUR」でOasisの「Don't look back in anger」が
歌われているそうだ。
“Please don't put your life in the hands
 Of a Rock n Roll band
 Who'll throw it all away”

ここの部分を吉井は、何て歌っているんだろう。
「黒く塗れ」の時みたいに超訳になっているのかな。

Don't Look Back In Anger [(What's The Story) Morning Glory?]
Written by Noel Gallagher


Slip inside the eye of your mind
Don't you know you might find
A better place to play
You said that you'd once never been
All the things that you've seen
Will slowly fade away

So I'll start the revolution from my bed
Cos you said the brains I had went to my head
Step outside the summertime's in bloom
Stand up beside the fireplace
Take that look from off your face
You ain't ever gonna burn my heart out

So Sally can wait, she knows its too late as we're walking on by
Her soul slides away, but don't look back in anger I hear you say

Take me to the place where you go
Where nobody knows if it's night or day
Please don't put your life in the hands
Of a Rock n Roll band
Who'll throw it all away

So I'll start the revolution from my bed
Cos you said the brains I had went to my head
Step outside the summertime's in bloom
Stand up beside the fireplace
Take that look from off your face
You ain't ever gonna burn my heart out

So Sally can wait, she knows its too late as we're walking on by
Her soul slides away, but don't look back in anger I hear you say

Don't look back in anger
Don't look back in anger
Don't look back in anger
At least not today


私は、もう人生、吉井和哉(と彼の作る音楽)に委ねて良いとさえ
思っているんだけれどな。
後悔なんてない。






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