少しずつではあるけれども
残業が日常となっていた日々から開放されつつあり
従って、以前の生活リズムに戻りつつあり。

少しずつではあるけれども。

言うまでもなく、そこには「酒」が待っており。
そして今、誰も止められる者はおらず。

今、は。

と言うより、止めそうなヤツからは微妙に逃れており、
どちらかと言うと一緒にハメを外してくれそうなヤツと
つるんでおり。

春先というか、毎年初夏の頃に被害に遭うのは
オイラの酒癖を知らない方々ばかりであるのは
気のせいではないように思われる。

が、気のせいにしておこう。

しておきたい。



何やらここ半年ほどの間に
オイラの身の回りでは色々なことがあったらしい。

結婚することになったヤツ、
子供が産まれたヤツ、
夜逃げ同然で引っ越したヤツ、
元気で仕事もしていたハズなのに、いつの間にかイッちゃってたヤツ。

一言言ってくれても良かったのに、と
今なら思うのだが、先日まではムリであった。

時間と言うのは冷たいもので、
一度逃がしたら二度と振り向いてはくれない。


「コンサルというのは半年はヒマで、残りの半年で稼ぐのだ。」
遠い昔、そう誰かに聞いた。
今年もまた、そうして寒い時期を過ごした。


この半年、耳を傾けなかったモノの代わりに
オイラが見聞きしていたのは何だったのだろう。

一体何が手元に残ったのだろう。

通り過ぎたものがあまりにも大きく見えるのは
気のせいなのだろうか。