サイトを放置していたらBBSが営業さんの 巡回先になってしまっていたようだったので 「ちこっと」いぢくってみたりした。
色々と企画するのは好きなのだが 元々がメンドーくさがりなもので。 そしてアレコレ盛り込もうとすれば当然、 一朝一夕で出来るもんでもなくなり。
まぁ、「あーしよー」とか「こーしよー」とか 楽しげなことを思いついたりもしたのだけれど。
どっちにしても、アタシがそんなメンドいことするワキャァないって。
結果、どちらかと言うとオイラのひねくれた性格がそのまま 現れたような出来になってしまいますた。
入れない人。 ゴメンなされ。 まー冗談だと思って。 「れーか(あるいは、そら)のヤローめ」と笑って。
ユルしてたもれ。
ユルせなかったらメールでもくだされ。 何とかしませう。
で。
お仕置きしてみる?(微)
おそらく変化がないからなのであろう。 「ない」とは言えないと思うのだけれど。
あれこれバタバタと あちこちバタバタと 気がつけばパタリと 動いたり止まったりはしているのに。
体も動いたり止まったり 心も動いたり止まったり
けれどあまりものを書く気になれないのである。
根は「飽きやすい」方である。
飽きたのであろうか。
それよりも忙しいのである。 おそらく、ゆったりと考える余裕が無いのである。 まぁ、ゆったりと考える余裕というものは 私にとってある意味「刃」なのであるが。
向き合うことをしなくて済むというのは 私にとってとても助かることなのである。
かちり。と時が止まる。
かちり。と秒針は進む。
今生きている私がいる。
今私を生かしている人がいる。
けれど私の足は停まりがちになっている。
何かを考える余裕もなく日々追い立てられるように息をしている私と。 男だの女だのSMだの愛だの命だの死だのについて一々考えている私と。
貴方はどちらの私が好き?
2004年02月16日(月) |
ハッピー・バレンタイン・デー |
週末、病院に行った帰り、 風は少し強かったけれど天気が良かったからなのだろうか。 やめておけば良かったのに街をうろついてみる気になってしまった。
なぜそうしてしまったのか。 もらってくれる人がいないのは分かっていたはずなのに チョコレートを買った。
「もしかしたら」などと一人で浮かれてバカみたいに悩んで。 チョコレートを一つ選んで買った。
家に帰ってきてちゃぶ台の上に乗せてみる。 コーヒーを淹れ、飲みながらしばらく眺めていた。 けれど、いくら待ってみても何か起こるわけでもなく。 空っぽなままのバレンタイン・デーはそのまま終わってしまったので。
しようがないのでゴミ箱に捨てた。
赤いパッケージに入ったチョコレートが ゴミの中から私を大声で嘲笑っていた。
あまりに哀しすぎて涙の一粒さえ落ちなかった。
一日中、数字とにらめっこして赤い目になって。 けれど帰り際にメッセで少し構ってもらったので 昨日までの重たい気分が明るくなって。
渋谷の駅を足取りも軽く歩いていたはずだったのに「ぽくっ」。
ぽくっ
ぽくっ
ぽくっ
「ぽくっ」?
ヒールが溝にはまったような感覚を左足だけ三歩分も立て続けに受けたので 人混みの中で押されそうになりながらも ちょっと立ち止まってみる気になった。
人の邪魔にならないよう、そして左側に体重をかけないよう、 妙な予感を心の中で思いっ切り否定しながら壁際まで寄って行って 恐る恐る見下ろした左のハイヒールの踵は見事、真っ二つ。
「ありえない・・・・・(汗)」
信じたくなくても、何度瞬きをしてみても、 真っ二つなものは真っ二つで。
そして頭の中は真っ白で。
何で? いや。 とりあえず理由は置いておこう。
確か近くにミスターミニットがあったはず、とヒョコヒョコ歩きながら 何とか店まで辿りついたアタシに店員は周りにも聞こえるような大声で 「もー、こうなっちゃったら修理できないんですよ!応急もムリ!」
メッチャ明るい笑顔だし。
いや。 だからさ。 そんな、アータ、にこやかに言い放ってくれなくても・・・。 この先アタシに、どーしろっちゅーねん。
しかも修理にはおおよそ1ヶ月もかかるそうな。 他の客の明らかに笑っているであろう目を避けるようにして 靴を履き直しながら、さてどうしよう、と次の手を考える。
が、考えるまでもなく歩けないのだ。
ヒョコヒョコとタクシー乗り場まで。
と思ったがムリ。
ムリであったので、 さらにヒョコヒョコと移動してエスカレーターに乗り、 違うフロアにある靴売り場へ駆け込んだ。
間に合わせで買った靴はヒールが5センチ程度しかない。
いつもより背が低くなった分、目線も低くなって、 何だか一生懸命背伸びをしながらまた人混みの中へ入っていく自分が とても滑稽に思えた。
色々なことがあって、重苦しくても時間は過ぎて行ったのだけれど、 結局ほとんどが零れ落ちてしまったような。 手元には何も残っていない気がする。
それなりに歩いているはずもない。 歩いている気もしない。
自覚はしている。
何週間か前から何かが少しずつ狂ってきてしまっている。 それは狂ってきているのではなく、もしかしたらこれが 正しい噛み合わせなのかもしれないのだけれど、 そんなもの誰にも分からない。
アタシ以外には。
けれど。 不規則な時計の針は「いつ」を教えてはくれず、 自分が今どこにいるのか分からないような気がする。 何をどうやって過ごしたのかも覚えていない。 どこにいるのか分からないのだから、 何をしているのかなんてことが分かるわけもない。
「そんな気がする」ばかりで、それこそまるで泡を掴んでいるような。
週末、涼子ちゃんと呑みに行った。 あれこれ話して、そこにいるのは「麗香」だった気がするのだが、 どうやって帰宅したのか覚えていない。 いつもの道を。
空はどこへ行ったのだったろう。
お土産は鯛焼きだった。
理由はおそらくアタシの考えているもので当たっているのだろう。 携帯は黙りこくったままアタシを眠らせ、 目が覚めたら誤爆メールを表示していた。
叩きつけたくなった。
と、昔浴びるようにお酒を呑んでいた頃のことを思い出した。
夜、仕度をして再びいつもの道を歩く。 大阪のM女さんを迎えて久しぶりの顔と会った。
一体何故なのか、アタシの中で何が燻っているのか分からないけれど、 そしてそれが何なのか実は分かっていて見ないフリをしているのだけれど、 いい加減酔っ払ったアタシが路上で彼女の頬に噛り付いた時の感触は 薄い記憶の中、表面近く静かに沈んでいる。
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