意外と近くに転がっていたりした。 そして案外とくだらないものだったりした。 「こんなものに振り回されていたのか」と。
空笑いなのか高笑いなのか、 そんなものと共に踏み潰してやりたい衝動に駆られる。
ぐしゃり
もう何日目かの眠れない朝を迎えている。 いい天気だけれど。 今日で3日目だろうか。
やけくそになっているのか あるいは自制が効かなくなっているのか 夜半、いてもたってもいられずに起き出して、 まるで何かに取り憑かれたかのように眠剤を次々と取り出し、 ざらざらと喉の奥へまとめて流し込んでいる自分をどこからか俯瞰している。
それでも眠れずに明るくなってゆく窓を眺めていた。
眠れないくせに体はどうしてだか軽く、 好天に誘われて布団を干したりタオルケットを洗ったり掃除をしたり。 体の好・不調を感じる神経が麻痺しているのか、 それとももう既に復調しているのか分からないまま動き続けるしかない。
アタシ
昨夜、眠れない頭の中でグルグルと渦巻いていた。 「自分の命を大切にできない人間が 自分を愛せるわけがないじゃないか。 自分を愛せないのに他人から愛されるわけもないじゃないか。」
こんなくだらないことに。 何故今更やり切れなくなるんだろう。 哀しむ必要なんかどこにもないじゃないか。
それどころか。 哀しむ資格すらない。
踏み潰してしまえ。 と、胸を切り裂いて出てくるアタシの声。
壊してしまいたい衝動が再び。 壊れてしまいたい衝動が再び。
ダレカアタシヲコロシテ。
そして。
ぐしゃり
誰かに言って欲しいと
誰かの口から聞きたいと
そう思っているあなたへ。
そんな風に渇望しているあなたへ。
大地に響くのと同じリズムであなたへ。
風がうねるのと同じリズムに乗せてあなたへ。
大丈夫。
「私があなたを愛している。」
リンクしている
見えなくてもリンクしている
この先の全ての「あなた」へ。
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