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アイ ナンカ イラナイ。
夏野 空の日記

2002年08月30日(金) 水を得た魚のように泳ぐのか留まるのか

午後から出社。
やっぱりキチンキチンと働くのは向いてません。
行きたい時に行けばいい仕事。
お給料はやった分だけでいいので。
いえ、やった以上にもらえる職場。
もちろん、人間関係メンドくない職場。

ありませんかね。

作業を始めて数時間で熱っぽくなってくる。
おでこに手を当てる。

げ。
これはね。
熱ありますよ。
しかもかなりあるっぽい。

でも昨日も休んだので。
もちろん、ズルです(うひ)。
なので今日はキッチリ働きます。

というワケではぁはぁ言いながら作業。
今週の作業にやっと目途がついたので、ちこっとメールチェック。

やっほー。
行きつけのフェティッシュバーが新規開店!
最近クサクサしていたアタシには嬉しい知らせ。
でもとりあえず内輪らしい。
「内輪」の中に入ってたのかぁ、と妙に嬉しくなったり。
もちろん。
行きます。

旧店での顔なじみと急いで連絡をとりあう。
あっちも。
こっちも。
おっけー。
んじゃぁ久しぶりに。

いっちょ。
熱?
んなもん下がった(きっぱり)。


が。


遠い。
遠いです。大崎。
しかも何にもないです。大崎。
店だけ。
あります。
ありました。
なんでこんな怪しい場所(笑)。

でもまた行きます。
通えないけど。

久しぶりの彼女。
久しぶりの彼氏。
来ないヤツはどーしてやろう。

手放しで呑むテキーラはやっぱり美味しい。
美味しいテキーラは進み、楽しい会話は弾み。

「はじめまして。」
「前のお店で会ったことありますよ。」
「あ、失礼。そうでしたか。」

「はじめまして。麗香です。」
「アノ麗香さんですか?」
「アノ、って何ですか?」
「MILK PITCHERの麗香さんじゃありませんか?」
「何で知ってるんですか?」

いつものようにいつものごとく。

ワタシはワタシでありました。

おそらく。
スイッチ・オン。


いい気分で帰宅。
家に着いたら、久しぶりにらぶり〜はにーがSALONに来ていた。


今日という日に感謝。





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2002年08月26日(月) 行き場を知らないヒールの音は夜半にジンを呷らせる

ここのところハイヒールを履いている。
9cmくらいか?
黒のハイヒール。
脇がカットしてある型の。そして足首をベルトで固定する型の。

少しずつ戻っていく。

少しずつ。


昨晩は夜半になって突如SALONオープン。
しかもいきなりUNO。

はぁ?
アホですか、アンタら(笑)。
しかもショットUNO(爆)。
ズブズブ負け続けてガンガン呑み続ける女のコ一人。

ふらぁ。あなた酔ってますね。
ぐらぁ。あなた呑みすぎですよ。

いえ、個人的には明るく陽気にそして可愛らしく、
そしてそして「もう呑めないですぅぅ〜〜」と言いながら更に呑み続けて
グルングルンになっちゃってる女のコ大好きです。

テキーラを薦めようかと思ったけどジンが呑みたかったらしいのでそのまま呑ませておく。
ジンはね。
雑味が多いそうですからね。

悪酔いするんですよ(うぷぷっ)。


客人が花を一輪くれた。
というより置いていってくれた。
青い酒瓶に挿した「カラー」。

少し遅めのバースデープレゼントももらう。
青いチビTで、裾に「麗香」の名前入り。

これはね。アタシのですよ。
だって名前書いてありますもん。
でもね。これって幼稚園児と同じ?
ほら、あの胸のところに名前の書いてあるハンカチを止めてある・・・。
ついでだから住所も書いてみようか、なんて。
いっそのこと電話番号も書いておいたほうがいいんじゃないか、なんて。

酔って意識なくした時に便利かな、ってね。

勿体無くて着れないっちゅーの。


MSNのチャットに入れなくて不自由する。
彼女と連絡がとれない。
焦ってメッセをチェック。
仕事場からチェック。
帰宅してからアチコチいぢくって何とか復旧。

今度デートしようね。


明け方まで起きていたので今日は午前中休み。

いつもの通りのいつもの「オイラ」。


やりたいように。
いきたいように。
されるがままに。
ながれのままに。





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2002年08月25日(日) 正しいSM、教えます

金曜日の夜は涼子ちゃんと待ち合わせ。
久しぶりの渋谷が待っている。

終われ仕事。
終われ仕事。
終われ仕事。

終わらないからブッチ。

急いで行ったけれど少し急ぎすぎた。
でも待ち合わせの時刻は過ぎている。
お酒は新潟越後のお酒「景虎」。
新酒・初呑み切りが出ていたのでいただく。
2合。

だったつもりが、涼子ちゃんと話し込んでいるうちに「あれ?」。
どうやら3合呑み切ってしまったらしい。
2軒目でバーに行こうと話していたのだけれど、ここで打ち止め。
イイ気分で帰途につく。

慣れた井の頭線。
慣れた渋谷駅のホーム。
慣れた下北沢の駅からコール。

いつものお店で呑みませんか?

下北沢でさらに呑む。
豪雨がお出迎え。

夜が明けたら首が痛い。
痛い痛い痛い。
後頭部が凝り固まっている。
と思ったら左側の肩甲骨まで固まってきた。

へるぷみぃぃぃぃ。

痛いので眠れない。
しょーがないので睡眠薬を飲む。
昼過ぎから少し眠る。

どこかで見た夢はアタシをいつものところへ連れて行く。
あやふやな。
けれどとどめを刺された夜。
だから言っているだろう。

「殺してください。」

夕方遅くに目が覚める。
SALONの準備に間に合わない。
ドア・オープンを30分遅らせてもらう。

バタバタバタ、と。
始まってしまえばまったりと。
呑み始めてしまえばくるくると。

夜半になってから思う。
SMが誤解されている。

「キミが言っているのはSMではありませんよ。」

人の話を聞かないヤツなので。
なのでなのでなので。

かなりむかっ腹が立つ。

そう。
だから言っているだろう。

「オマエの言うSMを、アタシがオマエに対してやってあげよう。」

さてキミは。

その時どうするかな?



ふと、そう言えば。

らぶり〜はどうした?





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2002年08月22日(木) 新宿 vs アタシ−その1−

今の会社に勤め始めた頃は「新宿なんて遠すぎる」と思っていた。
小田急線の下北沢から丸の内線の西新宿までである。
遠いか?
「渋谷(井の頭線で一本、急行なら一駅)が限界だよ」とまで思っていた。

が、人間というのはカンタンに限界を超えるらしい(違)。

今日、下北‐小田急間が苦でなくなった。


置いといて。

今日はミョウチクリンな日だった。

朝、いつものドトールでレタスドッグを買ったのだが、
社に着いて取り出してみたら、あろうことかマスタードまみれなのである。

「なんじゃこりゃ(汗)」

やっぱりこれは「新宿ナメんなよ!」ということなのだろうか。
でもお腹が空いていたので食す。
うまひ。

アイスコーヒーなども啜っていたら、以前日記にも書いた、
前の席に座っている、例の総務の綺麗なオネイサンがコーヒーを淹れて来てくれた。
アタシだけ?
しかもアタシ、アナタの目の前で既にコーヒー飲んでるし・・・。

「なんでだ?」

コーヒーのカップが朝から2つ並ぶアタシのデスク。
コーヒーを両側に真ん中でレタスドッグにむしゃぶりついているアタシ。

どういう図だ。

午後、冷たいものが飲みたくなって下のコンビニまで買い物に降りる。
と、ビルを出たらよぼよぼのお爺さんに出くわした。
よぼよぼ、というよりはカシャカシャ、とかカリカリ、とか。
水分が飛んでるっぽい音の方が似合うようなお爺さん。
だなぁ、と思ったら「綺麗なネーチャンだ・・・」と言いながら
手を伸ばしてアタシに突進してきた。

うわぁあ!
なんだこらぁ!?
近寄るな!触るんじゃねー!
そもそも、アタシゃぁもう「ネーチャン」じゃねぇ!(爆)

針路変更して難を逃れる。


夜遅くまで残業。

帰りに新宿駅で切符を買っていたら、隣の自動販売機で切符を買っていたコが
お釣りを取らないままで立ち去ってしまった。

「いらないのか?」

ジャラジャラと。
結構あっただろ。あれ。

窓口に届けようかとも思ったが、ヘタに手のばして、
回りのヤツらに「アイツ、ネコババするんじゃないか?」なんぞと
思われるのがシャクだったので知らん振りする。
でもどうしてなのか理由は聞きたい。>彼女。

連絡乞う。



家に着いてから行き着けに予約の電話。
二人分、席をとってもらう。
明日は久しぶりに涼子ちゃんとデート。

明日。
また何が起こるんだ。新宿。





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2002年08月18日(日) 夏の終わり

誕生日にもらったひまわりの花束はとうに枯れてしまった。
そういえば最近、はに〜達と遊んでいないせいか、バラ鞭が埃をかぶっている。

バラ鞭も気になるけど首輪だ。
ゆらゆらと。風鈴か。
けれど揺れない。
昔は綺麗に揺れたのに。

このまま夏が終わるのかどうかは分らないけれど天気予報は
「台風がすぎると秋の陽気になるでしょう」と告げている。

台風め。首が痛い。肩が痛い。

辛いよ。ダーリン。

気がついたらSALON用のマイコースターがかなりの数になっている。
中にはマイ箸まで一緒にぶら下げているコもいる。
アタシは彼女がスキだ。

とりあえず男には泣いてもらう。


夏休み最後の今日。あるいは週末日曜。
やっと休日らしい過ごし方をした。
お香と蝋燭を買いに下北の町をぐるり、だ。

雨が降りそうだったけれど傘は持たない。
風が気持ちよかったので化粧もしない。
ふと、横を走るこの道路の続いている先を思う。

「すぐ近くだと思っていたよ。」

おそらくは数年前、そこはアタシのテリトリーではなかった。
肩で風を切って通りを歩いていたのはアタシではなかった。

スズナリの近くの雑貨屋に行く。
ナグチャンパが安いのでいつもまとめ買い。
ここの雑貨はスキ。
あのオブジェはいつか手に入れてやる。

どこかで見たような燭台を見つけた。
これを眺めたのはアタシだけではなかったはず。
そして一角に大量生産されているボトルランプ。
一通り手にとって「もういらない」。

ナグチャンパだけ買って次の店を目指す。
書籍と雑貨とCDと。
雑多な店内はその人々も多種多様。
いつもと違うお香を一つ選ぶ。

久しぶりの店内をうろついていて、ふらふらしていることに気付いた。
そうだ。
寝ていないのだ。

表に出たら雨がパラついていた。
急いでいるつもりの体はコントロールが利かない。
人ごみの中をふらふらと。
雨に降られてゆらゆらと。

けれど帰らない。


蝋燭。が。欲しい。


アタシの好きな蝋燭はなかなか売っていない。
下北では今のところ1軒。
そこももうすぐ扱わなくなるので。

どこかへまた。ふらり。


家路につきながら考える。

そう言えばあの香りはどこへ行ったのだろう。





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2002年08月17日(土) きっとこうして忘れていく

木曜日から呑み続けのアタシは昼夜逆転の生活が直らない。
結局夏休みの間に何をしたのだろう。
寝たのだ。
呑んだのだ。
チャットしたのだ。
呑んで寝てチャットしたのだエンドレスに。

「やりすぎ」。

まぁね。分ってるのよ。

少し濃くSMと交わってみた。
いつもより少し濃く詩と交わってみた。
けれどきっといつか忘れていく。

いつもより多めにテキーラを呑んだ。

いつものように。

いつものように。

意識が下方に螺旋を描いていく。

いつものように。

忘れるために息をする。

忘れるために。

生きている。

いつものように。

生きている。





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2002年08月14日(水) Mとしての、おそらくアタシの欲しいもの(長文)

夏休み初日の火曜日は昼過ぎに起きて夫と映画を見に行った。
4時20分開始のそれは「es(エス)」。
渋谷のシネセゾンはなかなか快適で、目の前の座席は二人分何故か空席。
らっきぃ。
スクリーンまでの間に何も遮るものなし。
このまま誰も座るな。
誰かが気付く前に暗くなれ。
がんばれ(違?)。

ひざ掛けを借りて、コーヒーとポップコーンを両手に席につく。
準備おっけー。

スターウォーズにしようかどうしようか迷った末に選んだ映画だったけれど
こっちにして正解。
ぼけらぁ〜、っとしていたら何度か驚かされた。
暗闇に取りこぼしたポップコーンいくつか。
大丈夫。
暗いから誰にも気付かれていない。ハズ。

終わってから久しぶりの行きつけに顔を出す。
まだ空いている店内であれこれ、男山を呑みながら話し込む。

帰りがけにビリヤードをやりたがったら、もう帰ろう、と言われた。
やだやだやだ。

と思ったけれど大人しく帰ってくる。
やりたかったのに。

地団太。


夏休み2日目の水曜日。
明け方までチャットをしていたので午後ゆっくりに起きる。
病院に薬を取りに行くのと注文しておいた化粧品をとりに行くのと、
どっちの用事を先に片づけようか悩みながら家を出る。

寝るのが好きなもんだから。
目覚めるのが遅かったもんだから。
出かける前の慌しさは“日常”。

新宿についてから、先に病院へ行くことに決めた。

いつものように、いつものごとく。
とって返した新宿はすでに閉店40分前で、
分っていたはずなのに少し時間をかけすぎる見慣れたコーナー。

けれどあまりにものんびりしすぎ。
シャッターが下りてくるのを横目で見ながら口紅を選ぶ。

どれがいい、どれがいい、どれがいい。
どっちがいい、どっちがいい、どっちがいい。
うわぁー。

「もういい。これで。」(きっぱり)

こういうのって何て言うんでしょうね。
衝動買い、っていうのとは違うと思うんですね。
見切り発車的な買い物の仕方ですね。
でもおそらく。

この色は似合う。


夜、少し眩暈を覚えて横になる。
殺される夢を見た。

違う。
そうじゃない。
殺して欲しがる夢を見た。


傍から見てアタシという人間がどういう風に見えるのかは分らないけれど、
アタシが欲しているのは癒してくれる人間と殺してくれる人間なのである。
以前、ある人に「麗香さんはMとしては危険な存在ですよ。」と言われた事がある。
破壊的な欲望を持っている人間を本能的に見分け、知らず知らずのうちに挑発し、
相手に行為を起こさせ、結果、破滅へと引きずり込んでしまうらしい。

なのでアタシのご主人様は生きることに前向きなのである。
破壊行為は崖を目指さない。
ので、破滅しない。

けれど例えばそう、次の瞬間。
アタシは殺されたい。
無論、誰でもいいのではなく、愛している人に殺されたい。
けれどそんなことをしてくれる人間はなかなかいないので、
そのストレスを癒してくれる人間、
つまりは忘れさせてくれる人間、
トランス状態に追い込んでくれる人間を欲するのである。

アタシは日々癒されながら、「愛情をもって殺してくれる人」を探しているのである。


昔。
殺してくれそうな人に出会ったことがあった。
愛していた。
愛されていた。

「破滅」という崖の一歩手前でとまったそれは果たして幸だったのか不幸だったのか。





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2002年08月11日(日) テキーラ・テキーラ

金曜日は会社で歓迎会。
やってくれなくてもね。
いいんですよ。
あまり長くいるつもりないから。

でも履歴書には「長く勤めたいと思います。」って書いたね。
ま、社交辞令ってことで。

1次会はまぁあんなモンでしょう。
イタリアンレストランで美味しいピザ頂きました。
クリスピー、クリスピー、スーパークリスピー。
ブルーチーズのピザでした。
エラドゥーラのシルバーが置いてあったのでテキーラバックを頼みました。
これはね。
ジンジャーエールにカナダドライを使っていますね?

いつもと味が違うのですぐ分る。

でも呑み放題でエラドゥーラですから。
ユルす。

2次会で上司の仮面が剥がれる。
猫と二人(?)の生活。
アニメオタク。
アイドルの歌ならおまかせ。

カラオケボックスから出てきたら
頭の中で仮面ライダーとキカイダーが戦っていた。

辞める。

ぜってー辞める!

でも帰りは車で送ってもらった。
週末の新宿は道が混んでいてなかなか下北方面へ車が進まない。
タクシーに乗っていたら何千円かかっていたことか。
なので。
さんくす。



土曜日のSALONは詩人さんの集い。

久しぶりの人も、最近よく遊びに来てくれる人も、お初の人も、
みんな一緒になって大勢でワイワイやるのは楽しい。
ウチのコ達みんなスキ。

明らかにアタシより年上の人も。
ウチのコ。
ムスコだったりムスメだったり。
でもちょっと驚いていたらしい。

こんな世界もね。
あるんですよ。
こんな女もね。
いるんですよ。



SM愛好家やらフェチやらのコ達の居場所が一つ減った。
ちょっと心配。
動こうかどうしようか画策中。
でもちょっと躊躇。
しばらく流れを見てから。

それから。

慎重に。



イベント終了後の賑やかな声に囲まれて、ふと。

ちょっと肩凝りがひどくて。
ちょっと憂鬱な出来事が続いていて。


誰も分ろうとしないので。
そもそも。
誰かに話す気もないので。


テキーラで喉の奥へと流し込んだ。





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2002年08月05日(月) 小田急をリサーチ。彼女をリサーチ。

最近、アチコチからお誘いを受けることが多い。
殆んどが「あなたどなた?」って人なのだが。

M女、っていうだけで寄って来る。
元モデル、っていうだけで目の色を変える。
そしてそれしか頭にナイ。
人の話を聞くでもなく。
事前リサーチをしているでもなく。
なので、当然ろくすっぽ話ができるワケもなく。

どうにかなりませんか。


鬱陶しい月曜日の朝はいつもの週始めよりかったるく家を出たので夏の陽射しが痛い。
少し迷ったのだが、ここのところ夕立のある日が幾日か続いているので、
昨日、誕生日プレゼントに夫からもらったハイヒールは履かないでおいた。

小田急線にはまだ慣れない。
いつまで経っても慣れない気がする。
ただ確実にその乗車時間には慣れている。
車窓からの景色も当たり前になりつつあって、
「ぼさーーーっ」としていても乗り過ごすことはなさそうである。

会社への道を歩きながら考える。
アイランドタワーのドトールで買ったアイスコーヒーを片手に考える。
どうしてこうも西新宿というのは面白くないのだろう、と。

道が造られているからである。
どうも昔から路地裏とか。裏道とか。雑木林の中をのびる獣道とか。
なので、大きな伸び伸びとした道路には「ときめかない」のである。

女のコにしても同じだ。
道と同じくどいつもこいつも同じような格好をしている。
同じような顔をしている。
それでも駅周辺はまだマシなのだが、
ウチの会社はいわゆる「新宿」から離れているから疎いんであろうか。
いいのか。
そんなにダラけていて。

「わくわく」しない。

「へっへっへっ」みたいな。

ない。

緊張感が。

ない。

しようがないので磨り減ったサンダルのヒールで
つまらないアスファルトを踏みつけてみる。


今の仕事に就いて1ヶ月くらいになるのだが、
やはり人間相手の仕事には向いていない。
くだらない押し問答をする気はさらさらないので勝手に言わせておく。
「はぁ。そうですか。」と言いながらこの人が何を話しているのかは知らない。


ぜってー合わねぇ。

この会社。


帰りの小田急に乗って電車が出るのを待ちながら「あー」と思った。



地下鉄だからイケナイんだ。





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2002年08月04日(日) ケチャの音、雨の声。ハイヒールは歩かない。

先週のSALONはバースデーパーティー。
次々来てくれる、みなさん、さんくす。

差し出されるプレゼント、プレゼント、プレゼント。

こんなことなら、1年に2回誕生日があればいい。
1回で0.5歳ずつトシをとる。どう?

次々開けるラッピング。
けれどそれらは酒70%、マッサージ機20%、その他10%・・・。

これってどうなんでしょうか?
アタシってそんなに飲兵衛っぽい?
あるいは飲兵衛?
そしてやっぱり首ヤバイっぽい?
イっちゃってる?

ああでもどれもこれもアタリです。
テキーラもワインもシャンパンも日本酒も低周波治療機も
中山式快癒機もCDもぞうさんの栓抜きも受話器越しの自作バースデーソングも
耳元で囁かれたバースデーソングもアポロチョコレートも。
(何か書き忘れてるモノあったら後で申告してください。書き足します。)

そして花束。
そしてケーキ。

ケーキは我が家御用達のお店に夫が注文しておいてくれた。
特大チョコレートケーキ。
アタシの誕生日のための。
アタシの名前が入ったプレートの乗っている。

チョコレートケーキ。
アタシの。
オイラの。
「麗華」・・・の?・・・・・あ?

夫よ。
アタシは「麗華」ではなく「麗香」です(涙)。
ちょっぴり哀しかったけれど、笑えたのでユルす。


あーでもない、こーでもないと夜は更けて。
SMについて語り。
SMをお題に詩を書いてもらったりして。
そして書いてみたりもして。
ついでに読んでみたりもして。
興に乗って縄を引っ張り出して縛りっこなんかやってみたりもして。

でも明け方のSALON名物、オープン・UNOは残酷です。

午後ゆっくりに目が覚めて。
夫が靴をプレゼントしてくれるというので。
靴なら新宿。
欲しい形はいつも決まっているので。

ちょっとヒールが高い。
ちょっとヒールが細い。

少しずつ「女」に戻るのです。


買い物のあと、西新宿に「ケチャ」を聞きに行く。
久しぶりの芸能山城組。
昔、スキだった。
あれはいつ頃だったろう。

決められた場所に人は納まりきらず、
決められていない場所にへばりついている人、人、人。

「ガムラン」が終わり、バラける人の間を縫って一番前に陣取る。

なんてらっきー。
という間に、昨日の台所係をやってくれた女のコも登場。
夫も彼女も「ケチャ」は初めてだそうな。

時、いい頃合。
暗がりの中静まる広場。




・・・・・・・チャッ、チャッ、チャッ、ケチャケチャケチャ・・・・・・・




踊る炎
踊る人
踊る声
踊る瞳
降り始めた雨に抗うかのように




観終わった後みんなでカラオケに行った。

抜け出してトイレに行く途中、通路の曲がり角で「レイカ」と。


私を呼んだのは誰。





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2002年08月01日(木) なめたらいかんぜよ。

今日はイヤンな日記です。
後味悪いのがキライな人は読まないほうがいいです(笑)。


ウチの会社ですね。
医者やら看護婦やら患者さんらに来て貰って覆面座談会やったり
個人的にお話伺ったりもするんですけどね。
医者のところへ話を伺いに行ったりもするんですわ。
でもこれをやるのは別の人。
「インタビュアー」と呼ばれる人達が出向きます。

結構、オトシを召した方たちです。

で、今アタシがやってるのはこの人達のスケジュール管理、
そして病院リスト及びDBの管理なんですわ。

まず各インタビュアーさん達に、行きたい病院をリストアップしてもらう。
それらがバッティングしてたらコッソリどっちかに甘い顔して
どっちかには涙をのんでもらう。でも飴も用意しておく(微)。
「もうリストアップした病院は全部あたった or 手持ちの病院じゃぁ足りない」
となると、DBから引っ張り出してきたり、業界用の名簿(ワハハ)をめくって
リストを作って出してあげるワケです。

「○○病院は私が行きます〜」って追加で言ってきてくれるのはいいんです。
適度なら。
あくまで。

適度なら。

そしてそうやって申請した分だけ、アポが取れてるなら納得もイクんです。
そして他の人は全員そこそこのアポが取れてるんです。
なのに。
申請ガンガンするのに全くアポがとれず、さらにリストも出せ、という
「オマエはオレをなめとんのか?」ってな人が一人いるんですな。

その人の言うことにゃ。
「どこの病院も謝礼が安いから、って断られちゃうんですよ。何とかなりません?」

てめー。
そりゃぁアンタがちんたらやって通常の倍の時間かけちゃうから医者が
嫌がってるんだろーが。
フツーにやれ。
フツーに。
インタビューの途中でパソがフリーズしたからって、
板橋から新宿までタクシーに乗って逃げ帰って来るんじゃねぇ!(怒鳴)

自腹っとけ(凄)。

そんなこんなで。
誰もアタシを癒してくれることなく、今日は帰宅が12:00頃でした。

しょーがなかったのでコンビニでドライカレー買ってチンして食べました。

かなりやさぐれてます。





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〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜
愛してくれる?

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麗香@夏野空 [MAIL] [MILK PITCHER]
 
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