山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
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日曜日はいわゆる「父の日」であった。
日曜に遊びに来た二人の娘たちが父である私に「父の日」のプレゼントに美しいフラワー・アレンジメントをくれた。アレンジメントだけあって何種類もの花が用いられている。
中でも目を引くのが「青いバラ」だ。以前は「青い」バラは存在しないことになっていたはずだが、いつぞや「青い」バラを「作る」ことに成功したというニュースを聞いた気がする。そして今や普通に花屋さんで「青いバラ」を売っているようになった。
これもバイオテクノロジーなのだろうか、科学の進歩は目覚しい。
2010年06月17日(木) |
デジタル・オーディオ・プレーヤー |
先日買ったCDプレーヤがどうしても気に入らない。リモコンがついているがそのリモコンに液晶画面がないので操作が手元で確認できない。確認音も出ない。重い。
そこで今流行のデジタル・オーディオ・プレーヤーをネットで購入してみた。どうしても国産メーカーにしたかったので、アップルのiPodではなくSONYのウォークマンにしてみた。8GBタイプで最も安価なものである。(実際にはmade in Malaysiaである。)
昨日届いてすぐに使ってみたが、こんなに世の中進んでいたとは知らなかった。メモリが一番少ないタイプにもかかわらずかなりの量のデータが保存できる。語学モードがついており、ワンクリックで3秒前にもどってっ再生するとか、区間を設定してその間を繰り返し再生できる。
付属のソフトも使いやすい。その速さに感動した。まずパソコンにCDを読み込むのだがこれには数分かかるもののそのデータをウォークマン本体に転送するにはものの数秒で終わる。
こんな便利なものをどうして今まで知らなかったかなあ。 今日は落語でも入れてみようかな。
家の周辺に広がっている水田もやっと田植えが終わり、落ち着きを取り戻してきた。毎年同じ時期に同じような光景が広がる。
不思議なもので、田んぼに水が引かれたとたんにその晩から蛙が鳴きだす。土の中で冬眠していた蛙たちがいっせいに目を覚ますのだろう。しかもその数は半端ではない。夕方暗くなるとかなりの大合唱となる。
先日来ていた孫たちが母親にせがんで蛙を採りに行った。あんなにたくさん鳴いているのだから、田んぼには蛙がうようよといるに違いないと思ったらしい。
ところがたった一匹だけ見つけてきて、
「あんなにたくさん声が聞こえるのに、カエルさんたちどこにいったのだろう?」
と、とても不思議そうに帰ってきた。そう簡単には見つけられなかったのである。
実際にはかなりの騒音といえるほどに夕方の大合唱はうるさいので数万引きの蛙がいるに違いないと思える。ところが近寄ってみると一斉に鳴き止み、先ほどまでの喧騒が嘘のように静かになる。したがって蛙がどこに潜んでいるのかなかなかわからないのだ。
さっきはおたまじゃくしを三匹取ってきていた。孫たちは湊地区に住んでいるので、蛙も鳴き声もおたまじゃくしもみんな珍しいのだろう。蛙の鳴き声が子守唄に聞こえるのはもう私らの世代だけになったのかもしれない。
昨日からまたまた「ベルケイド」という注射の治療が始まった。ずっと安定していたIgGというタンパクの数値が、このところ急に右肩上がりに上昇したからだ。タンパクには良いタンパクと悪いのとがあって、IgGは悪いほうだそうだ。
昨日から毎週火曜日に病院に通い注射を打つ。これを4週連続で続け検査を受ける。そしてまた治療を続行するかどうか判断する。
このベルケイドというクスリは、私にはちょっとした副作用があって困る。最も大きな副作用は手足の痺れが発生することだ。この薬で末端神経の痺れが出る人が多いそうだ。私の場合ちくちく痛むような痺れが出てくることがある。前回はそのちくちくが出なくなるまで3ヶ月ぐらいかかった。
またこの薬を打つとぐっと倦怠感が出る。胃腸の働きさえ停滞するようで強い便秘傾向になる。そのためあらかじめ下剤を服用するがその加減が難しい。以前入院中に便が硬くなって難渋したり、夜中に6回もトイレに駆け込んだことがあった。どっちも辛いがとちらかといえば出れるほうがまだ楽な気がする。でも今度は自宅だから夜中のトイレは遠慮したい。
とりあえず今日はしっかりと出すことができた。一安心である。
またベルケイドと同時に飲む薬で「デカドロン」というのがある。これは以前から時々処方されていたのだが、これも副作用があって先生にお願いして途中からやめてもらった。でもベルケイドのときは短期間なので我慢してしかたなく飲む。
このクスリは私の場合高揚感が出るようだ。以前は夜眠れなくなったりした。全身がほてる。気温はさほど高くないのにじっとりと汗ばむ。頭がボーっとする。でも今回は服用期間をベルケイドを注射した当日だけにしてもらったので、今日はそろそろ抜けてきた感じがある。パソコンに向かう気力もある。
しかし治療の回数を重ねるごとに副作用が強くなっていく。まだ始めたばかりなのでしっかりと様子をみて管理していかねばならない。
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