監督:マイケル・デイヴィス 出演:クライヴ・オーウェン モニカ・ベルッチ ポール・ジアマッティ、他 オススメ度:☆☆☆+
【あらすじ】 深夜のNYのとある裏通り。柄の悪い男に追われる妊婦を見掛けたスミスは、行きがかり上何となく妊婦を助けようと後を追い掛けて行った。そこで激しい銃撃戦になった挙句、妊婦は産気付いてその場で子供を出産した上に殺されてしまった。残された赤ん坊をとりあえず助けてその場を逃げ出したスミスだったが、今度は子供を殺そうとする殺し屋達に追われるハメになってしまう。馴染みの娼婦の元に赤ん坊を預けに来たスミスだったが・・・
【感想】 一匹狼の謎のスナイパー?が、赤ん坊連れで巨大組織に追われるというバカバカしいクライム・アクション。 とにかく出演している役者が余りにも豪華。クライヴ・オーウェンもモニカ・ベルッチもポール・ジアマッティもぴよが大好きな役者さんばかりじゃないですか! なんでこんなにすげー役者が揃いも揃ってこんなクソみたいなB級映画に出てるんですかっ!?←をい
本作、評価がパッキリと二分されそうな予感がします。 愛すべきB級映画が大好き!というおバカB級映画ファンには大絶賛間違いなし、そして真面目にアクション映画が好き、こういうヒネった笑いは性に合わないというお方には大ブーイングの嵐になるんじゃないかと。
個人的にはこーいう「とことんおバカで、でも思いっきり本気でやってるB級」というのは大好き♪ アレですね、「キル・ビル」とか「レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード」とか見て大ウケした人、要するにタランティーノやロドリゲスが作りそうな「本気バカアクション」が大好きな人にはご馳走ですよ。 個人的にはアクション好きでバカB級好きなので、本作はかなりツボに入りましたよー。でも一応良心は持っているつもりなので(←どーいう意味よ)上記のオススメ度は低め設定にしておきますわ(苦笑)
もうね、とにかく「ありえねーから!」「バカ過ぎる!」のオンパレード。 とりあえずすげー銃撃戦を繰り広げながら助産婦状態の主人公@ハードボイルド。そのハードボイルドアクションも笑っちゃうような有り得ない展開なんだけど、コレが上手く作ってあるんだよねー・・・うっかり手に汗握ったり「ほぉ〜」と感心したくなる位ちょっといい見せ場があったりする。
その後もアホアホ展開のオンパレードで、肝心の助けようとした妊婦が殺されて、何とか救出した赤ん坊を持て余した挙句に公園に置き去りにしようとするんだけど、グルグル回る遊具(名前がわかんねー。映画見れば判るから!)を銃で撃って回してみたり、果ては「スカイダイビング銃撃戦」までやってくれますからね。 地上に降りて死体がアチコチに散乱してる映像見た時には、こらえきれずに遂に吹いたわよ(笑)
一応「クライムアクション」というだけあって、サスペンスちっくな展開なんですが・・・ 話の筋なんてほとんどどーでもいいです(きっぱり)、とりあえずアクションシーンがスタイリッシュでカッコ良くてイケイケドンドン状態で、花を添えるモニカ・ベルッチ嬢の乳はパンパンに膨れ上がってて、ポール・ジアマッティは妙に家族思いで冷徹な殺し屋が似合ってるよーで似合ってないよーで(をい)
まあとにかく笑っちゃう作品です。 でも笑っちゃえるのは「本気のバカB級アクション好き」限定ですからね。かなり守備範囲の狭い作品ではあります。 でもツボにハマれば最強!大手を振ってオススメはしませんが、B級バカ映画好きには是非トライしてもらいたい!!
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