ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2005年03月31日(木) クリミナル

監督:グレゴリー・ジェイコブス
出演:ジョン・C・ライリー
    ディエゴ・ルナ
    マギー・ギレンホール、他
オススメ度:☆☆


【あらすじ】
カジノでケチな詐欺をして店員に騒がれたロドリゴ。危うく警察を呼ばれそうになったところを助けてくれたのは、大物詐欺師のリチャードだった。実はリチャードは相棒に逃げられ困っていて、ロドリゴの詐欺の手口に目を付けて新たな相棒にしようと企んでいたのだ。狙うは偽造証券を使った超大物詐欺だが、ターゲットが泊まっているホテルにはリチャードが親の遺産相続問題でモメている犬猿の仲の妹・ヴァレリーが勤めていたのだった。


【感想】
名古屋−バンコク間の機内上映第二弾は、「クリミナル(Criminal・原題)」です。
邦題が付くかどーか判らないので原題のままUPしますが、今後邦題が判り次第変更させていただきますのであしからず。

まず初めに断っておかなければいけないのですが、本作の感想を書こうと思ってネットで役者の名前や役名、簡単なあらすじの書いてあるサイトを調べたんですが・・・ほとんど情報がない(涙)
いや、英語サイトなら沢山あるんでしょうけどネ、ぴよは語学力ゼロですから英語のサイトはワカリマセンのよ。仕方ないから必死で掻き集めた情報と自分の記憶だけで上記の役者や役名、その他諸々を書いてます。
もし役名等がまるで違ってたら、判り次第コッソリ速やかに書き変えますワ・・・トホホ

本作は詐欺師とターゲットとの丁々発止、それに関わる人達との分け前の取り合い、更に大物詐欺師リチャードと姉弟との関係を絡める「ハラハラ・ドキドキのコンゲーム映画」です。
ちなみに本作は2000年に公開されたアルゼンチン映画「ナイン・クィーンズ」のリメイクなんだそうですが、ぴよは元ネタ作品を見てないので本作が元ネタとどれくらい違うのかよくわかりません(^-^;

さて、本作の話。
以下、映画のオチが判ってしまう可能性があります。ご注意下さい。




「コンゲームネタ」と言ったら何が一番キモって言って「結果的に誰が誰を騙していたのか?」という事だと思うのですが、ぴよは猛烈に察しがいいタイプだとは思えないのでぶっちゃけ言わせてもらうと「途中で大抵の人がオチ判るでしょ」という見せ方の作品だったなー・・・という印象でした(^-^;
上記に書いた「途中でオチが判る」・・・実は誰が騙されているのか?というのは割と簡単に察しが付いちゃうんですよ。
問題は「この話のどこからが計算された計画だったのか?」という事なんですな。

この手のコンゲーム・ムービーは、パターンとして「騙す・騙されるを繰り返して最終的にどんでん返しがある」というのが王道ですが、本当にハメられていたのは誰だったのか?という部分ももちろん大切だけど、オチが提示された後で「実はこういう事情だったんですヨ」という騙す側の事情や人間関係、緻密で大胆な計画を企画する場面などの「種明かしシーン」があるからこそ、観客はオチを納得出来るし楽しめるんだと思うんですよ。

この作品にはそういう「種明かし」が全くない。
勿論騙されていたのが誰だったのかが判った時点で、本当の黒幕は誰だったのか?誰と誰がグルだったのか?という事は判るんだけど、では一体この映画のどの段階からが黒幕の計画したシナリオだったのか?というのが曖昧と言うか全く提示されていないので、ぴよは見終わってからどうもスッキリしなかったんだよね。
以下は超ネタバレなので文字は隠しますが
リチャードとロドリゴが出会ったのは偶然なのか必然なのか?黒幕チームが知り合った経緯は?どういう繋がりなのか?】等のいわゆる「楽屋オチ」部分が全く描かれていないのが、スッキリしない理由なんじゃないかと思う。

そういう「種明かしのお楽しみシーン」をザックリと放棄して、「実はコイツが騙されてましたー♪」だけで観客を驚かせて終わらせるというのは余りにムリがあるし面白味に欠けるんだよね。
なかなかテンポのいい話だし悪くはないと思うけど・・・脚本にもう一ひねり欲しかった。

ところで、ロドリゴを演じたディエゴ・ルナ君がとっても可愛い♪
どこかで見た事あるよーな気がするけど・・・と思って調べてみたら、何とぴよ大好き♪ガエル・ガルシア・ベルナル君の相棒役として「天国の口、終わりの楽園。(2002.11.5鑑賞)」に出演してました!
いや〜ん・・・ガエル君ばっかりに目が行っちゃって、ディエゴ君の事すっかり忘れてたわーん(^-^;

この作品をきっかけに、ディエゴ君もブレイクするのかしら?
・・・もっともこの作品が大ヒットする可能性は???なので、注目してもらえるかが問題なんですけどねぇ(苦笑)







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本作の邦題が「クリミナル」だと判ったので、タイトルを「クリミナル」に変更させて頂きました。
・・・って言うか、この作品劇場公開されずにいきなりDVD発売なんですね(涙)
ディエゴ・ルナ君、可愛いんだけどなぁ〜(^-^;

ま、機会があったら見てあげて下さいヨ。

(2005.8.25 追記)





2005年03月30日(水) プリティ・プリンセス2 ロイヤル・ウエディング

監督:ゲイリー・マーシャル
出演:アン・ハサウェイ
    ジュリー・アンドリュース
    クリス・パイン、他
オススメ度:☆☆☆−


【あらすじ】
ジェノビアの王女になって5年。アメリカの大学を卒業したミアは女王となるべく故国ジェノビアに戻って来た。ところが昔からの決まりでジェノビアでは女性が王位に就くためには結婚していないといけないというのだ。期日は30日しかない!慌ててお見合いをするミアだったのだが・・・


【感想】
タイから帰国しました。という訳で、名古屋−バンコク間の機内上映を今日からしばらくUPしていく予定。
まず最初は「プリティ・プリンセス」の続編です。
見に行くつもりでせっかくPart.1見たのに、本作が未見のまま公開終了しちゃったのでかなりガックリ来てたんですが、捨てる神あれば拾う神ありってヤツですねぇ〜♪機内で見れるとは思ってなかったっすわ(笑)

前作はサエない普通のアメリカ娘がゴージャスなプリンセスに大変身!という「シンデレラストーリー」でしたが、本作は既に最初っからプリンセスになっちゃってるのでどーしたもんかなー?と思ってたら、ナルホドお年頃のプリンセスのお婿さん探しの騒動ですか・・・相変わらずディズニーはやる事にソツがないですな(苦笑)

そんな訳で、本作も前作同様非常に安心して見ていられる「笑って泣いて楽しんで@カワイコちゃん頑張るムービー」としてしっかりツボを押さえて来ていました。
前作同様ジュリー・アンドリュースの使い方も磐石。往年のファンを喜ばせる為に、ほんのちょこっとだけでしたが彼女にお歌を歌ってもらったりするシーンも出て来て「ホント、あんた達やる事ウマいよ」←誰にモノ言ってるんだよ(苦笑)

エピソードも文句垂れるトコロなしの「水戸黄門スタイル」な展開ですので安心して見てられますが、どーもラストはぴよ的には納得がいくようないかないような・・・更に続編を作る気でこういうラストにしたんだろうと思うんだけど、もうちょっと「恋の行方の決着」をはっきりと見せて欲しかったんだけどなぁ〜って。
ご大層な演説で〆るのは前作と一緒だけど、前作を製作した時点では続編の話がなかったんだろう・・・ちゃんとロマンティックシーンを入れてくれてたのに、本作はそこんとこのツメがどーも甘くて尻がむず痒いぞ(笑)

まあ・・・前作から引き継いで「胸キュンKISSの時は片足がピョンッ☆と上がる」ネタも使ってくれてますから、そのシーンが挿入されてるだけでも本シリーズのファンだったら納得するべきなんでしょうなぁ。

てな訳で、本作だけを見ても充分楽しめると思いますが、出来れば前作を先に見てから鑑賞した方がいいでしょう。
こーいう「毒にも薬にもならない女の子向けロマンティックラブコメディ」って、一大市場なんでしょうね。この映画見て気分悪くなる人なんていないでしょうし・・・ヒマ潰しにはもってこいのシリーズだなぁ、と改めて思いましたネ。







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2005年03月29日(火) ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月

監督:ビーバン・キドロン
出演:レニー・ゼルウィガー
    ヒュー・グラント
    コリン・ファース、他
オススメ度:☆☆+


【あらすじ】
パーフェクトな彼氏・マークと付き合い始めて6週間と4日、ブリジットは幸福の絶頂にいた。ところがマークの秘書レベッカとの仲が怪しいと疑いを持つようになったブリジットは、事ある毎にマークとつまらないネタで衝突。更にマークが両親に「結婚はまだ考えていない」というセリフを聞いてついに切れたブリジットは喧嘩別れしてしまう。
それから5週間後、失意のブリジットは仕事でかつての恋人のサイテー男・ダニエルと共にタイへ向かったのだが・・・


【感想】
大ヒットした前作から4年、レニー(レネェと書くべきか?とりあえずレニーで通しましょう)の超当たり役ブリジット・ジョーンズが再びスクリーンに戻って来ました!
本作は前作のラストから6週間後のラブラブ状態から始まります。もちろん主要メンバーは前作からそのまま引き継いで、ぴよ大好き♪ヒュー・グラント様も思いっきりイメージ通りのアホのエロ男っぷりは相変わらずよん(^-^)

またしても体重を増やして(しかも前作より明らかに増えてる!)体当たりの演技をしてくれるレニー嬢の独白形式で今作も磐石に話は進んで行くんですが、前作に比べてどーも乗れないとゆーのか(←吠え)

そもそも、前作がアレ程ウケたと言うのは「30代独身女性の等身大な叫び」が共感を得たんだと思うんす。
ぶっちゃけ言うと前作のあらすじは何となく覚えてるけど、もう細かい部分忘れちゃってんだな・・・でもとにかく「面白い!」と思った事は覚えてる(すっごくいい加減な事言ってすんまそーん。苦笑)
それが、今作のブリジットは言う事やる事何もかもがどーもピントがズレてるっつーか的外れっつーか。

前作もこんなにアホっぽかったっけ???
やたら「自分はジャーナリストだ」って連呼してるけど、まーったく内容も知識も教養も伴わない自称ジャーナリストほど痛々しいモノはありませんよねぇ。
プライドと結婚願望と猜疑心ばっかりやたら強くて、発言する時は周囲の空気が読めずにとんちんかんな失言を繰り返してエリート弁護士のマークの足を引っ張る事しか出来ない能無しオンナ←ここまで言うのも失礼か?(^-^;

まあ、細かいエピソードは結構楽しませてくれるから娯楽映画としては全然OKなんですが、少なくとも同世代の女性の共感を得るのはかなり厳しいんじゃないか?と思わざるを得ない。
少なくともぴよは見ていて「んもー♪相変わらずお茶目なんだから♪」というよりも、彼女のバカっぷりがまるで30代独身女性の愚かな部分だけをディフォルメしているようで、かなりの不快感があったなぁ。

個人的にはタイロケはものすごーく嬉しかったんだけど、投獄されたりその後の獄中の様子もこの作品のエピソードとしてはかなり破天荒で浮いているよーな気がしたんですが。
・・・って言うか、ヒューと一緒にタイに旅行なんて羨まし過ぎるってー!!←すいません。相変わらずアホで(^-^;

いやぁ〜、それにしてもレニー嬢のおっぱいのパンパンな事ったら♪
女はガリガリちゃんよりも、やっぱりコレくらいボリュームがあった方がぴよは好きだなぁ〜♪むふふふふ♪







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2005年03月17日(木) プリティ・プリンセス

監督:ゲイリー・マーシャル
出演:アン・ハサウェイ
    ジュリー・アンドリュース
    ヘクター・エリゾンド、他
オススメ度:☆☆☆−


【あらすじ】
サンフランシスコに住む高校生のミアは内気でドジでクラスの笑われ者。離婚した芸術家の母親と2人でつつましく暮らしていたが、ある日突然現れた父方の祖母の存在がミアの人生を一変してしまう。実はミアの父親はヨーロッパの小国「ジェノヴィア国」の皇太子だったのだ。ところが先日父親は事故で急死、ミアが唯一の王位継承者だと告げられて仰天!王位継承を放棄しようとするミアだが、亡き父への思いから「プリンセス修行」をして3週間後の舞踏会の席で放棄するか継承するかを決断する事にしたのだが・・・


【感想】
2001年公開作品。最近本作の続編「プリティ・プリンセス2 ロイヤル・ウェディング」が公開になったので、まずは元ネタの方を見ておかないと続編見ても意味ないよなー・・・と思ってレンタルして来たのですが、続編を見に行く時間がないぞ。
これぢゃー1作目見ても意味ないぢゃんかー!どーするヨ!?<自分(涙)
ちなみに本作、劇場公開時には「プリティ・ウーマン」「プリティ・ブライド」に続く「プリティ・シリーズ第三弾」というフレコミだったそーですが、内容的に繋がりは全くなくて単なるコジツケというヤツでしょう(笑)

感想の書きようのない作品ってヤツですな。えぇ。←いきなり(^-^;
だって上記の「あらすじ」読んだだけで先が丸々見えるでしょ?エピソードもきっとこんな感じだよねー・・って予想したトーリの事が当たり前のように繰り広げられて、そして思ったトーリの着地点に収まってお終い。
まあ胸糞悪い話じゃないし、ちゃんと楽しめるよーにはなってましたから文句垂れる箇所もないんですけどネ。

見ドコロはやっぱジュリー・アンドリュースでしょう。
彼女は本作でミアの祖母=ジェノヴィア国の女王でミアのプリンセス教育に心血を注ぐという役ドコロ。

本作のよーな「平凡な女の子の突拍子もないシンデレラ・ストーリー」の大御所と言えば「マイ・フェア・レディ」と映画好きさんなら誰もが思い付くでしょう。
映画版「マイ・フェア・レディ」は主人公イライザをオードリー・ヘプバーンが演じた事で知られていますが、元々のブロードウェイミュージカル版マイ・フェア・レディでイライザ役を演じていたのはジュリー・アンドリュース。
晩餐会で大失敗をしてウジウジしているミアに、ジュリー演じる女王が「私も初めての晩餐会では大失敗したのヨ」と語るシーンがありますが、これは明らかに「マイ・フェア・レディ」のイライザ役を演じていたという彼女の経歴を知っている事が前提で楽しめるセリフでしょう。
内容自体は何もかもが予想通りの平凡なストーリーですから、こういう「小ネタ」を楽しむべき作品かと。

単なるボディガード兼運転手のおっちゃんが、どーして一国の女王陛下にタメ口でエラソーに意見したり、当たり前みたいに一緒に踊ったりしてるんだか?(もしかして彼は女王の夜の慰み者なんでしょうか?←コラ)
マスコミに嗅ぎ付けられて、明らかにその行動の一挙手一投足が注目されてると判り切ってるのに、どうしてロクにボディガードも付けずに勝手に軽薄なビーチパーティにミアは出席してしまうのか?
そもそも女王もきちんとミアの監督しとけよ!フツーこんなに自由にさせるのオカシイだろーが!!

等とツッコミどころは満載ですが、そんな事は気にしなくてもいいんです。
だってコレはディズニー映画。そしてシンデレラストーリー。おバカ娘でもちゃんとプリンセスになれるんですから、みなさん安心してミアの行く末を見守ってあげましょう(笑)

あー・・・続編どうしよう。見に行く時間あるかなー・・・
って言うか、どーせ続編も本作と同じノリでしょ?DVDレンタルまで待ってもいいなかぁ〜(をい)







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2005年03月16日(水) 200本のたばこ

監督:リサ・ブラモン・ガルシア
出演:ベン・アフレック
    ケイト・ハドソン
    クリスティーナ・リッチ、他
オススメ度:☆☆☆


【あらすじ】
1981年の大晦日。年越しパーティーを企画したモニカは、ゲストが9時過ぎても誰もやって来ない事にイライラ。その頃パーティーに向かう友人達はまだ町の中で迷走中。恋人にフラれたばかりの男友達のグチを聞くルーシー、モニカの家の場所が判らなくなった従姉妹のヴァルは友人と迷い込んだバーでナンパされていい雰囲気。遊び人のジャックは昨夜ベッドを共にしたシンディが処女だったと知って大興奮!・・・彼らは新しい年を新しい恋と共に迎えられるのか?


【感想】
1998年製作の作品(日本劇場公開は1999年)
DVDのパッケージ見て、何やらすんごい豪華なキャストなのに驚いて思わず借りてしまった。上記の3人のほかにもコートニー・ラブ、ジャニーン・ガラファロやベンベンの弟ケイシー・アフレック、更にはちょこっとだけエルヴィス・コステロが実名出演しているという豪華おまけ付き!

話は大晦日の年越しパーティーに集まる人々の様子をバラバラに見せて、最後にパーティーで全員集合させて〆るというありふれた青春群像劇な訳ですが(すごく簡単で感じの悪い説明ですな。苦笑)
この映画は劇場公開時じゃなくて2005年の今見て良かったかも♪とぴよ個人的には思いましたネ。

それというのも、劇場公開当時だったらこの映画に出てくる役者の豪華さに有難味を感じなかっただろーし、時代設定が80年代というのもそれ程お楽しみに感じなかったんじゃなかろうかと思う訳です。
当時はベンベンもクリスティーナ・リッチも多少は知られてたけどそれ程ブレイクはしてなかったし、ケイト・ハドソンに至っては「有名女優の娘」程度の認識で全く気にも留めなかったに違いない。
更に言えば映画中の使用楽曲が70年代後半〜80年代の大ヒットナンバーが目白押し!80年代ポップスロックがリバイバルヒットしている今だからこそ楽しめるという部分も大きいと思いますネ。

オムニバスに登場人物のエピソードを繋いでいるので、出演してる役者の数が多い事から劇場公開時には「人が多過ぎて顔が覚えられないから混乱して訳わかんねー」になっちゃったかもしれないけど、今なら一目見て誰が誰だか判るからエピソードにすんなり入れるというのも2005年に鑑賞する利点。

色んな人のエピソードが出て来ますが、中でもケイト・ハドソン嬢絡みのエピソードは秀逸。初デートを絶対に失敗したくなくて舞い上がってる彼女が、失敗したくないと気負い過ぎて逆にとんちんかんな失敗ばかり繰り返す様子は、いかにもケイト・ハドソンのキャラクターにピッタリで誰もがニヤニヤする事請け合い!彼女の衣装もとっても可愛いヨ♪
クリスティーナ・リッチのメイクにはギョッとしたけど、童顔の彼女がすっ飛んだメイクしてるのは滑稽で可愛い。

感動するとか心に残るとかいう類の映画じゃないけど、見ててププッと笑って気分のいいB級ムービー♪
それにしてもベンベンはマヌケな役やってます。今だったら絶対にやらないだろうチョイ役(笑)







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2005年03月15日(火) ダイヤモンド・イン・パラダイス

監督:ブレット・ラトナー
出演:ピアース・ブロスナン
    サルマ・ハエック
    ウディ・ハレルソン、他
オススメ度:☆☆☆−


【あらすじ】
稀代の大泥棒マックスは世界に3つしかない「ナポレオンのダイヤモンド」の内の2つを盗み、相棒で恋人のローラと共にバハマ諸島のとある島に居を構えた。ついに彼は泥棒稼業から足を洗い、このバハマの小さな南の島で穏やかに過ごす事を決心したのだ。そんな所へ長年マックスを追い続けていた宿敵、FBI捜査官のロイドがやって来た。たまたまマックスが隠遁していた島にナポレオン・ダイヤモンドの最後の1つがやって来ていたのだ。もう泥棒稼業からは足を洗ったハズのマックスだが、ロイドに刺激されて得意の腕がうずうずと鳴るのだが・・・


【感想】
成田−モルディブ間の機内上映作品。日本公開は今秋くらいか?
まだ邦題が決まっていないようですので原題「アフター・ザ・サンセット (AFTER THE SUNSET)」のまま感想はUPしますが、今後邦題が判り次第訂正させていただきますのであしからず。

話は大泥棒カップルとFBI捜査官の丁々発止を見せるクライム・サスペンス。
大泥棒マックスは一応泥棒稼業を引退してるんだけど、いざ「穏やかな生活」とやらを始めてみると刺激のない毎日は退屈で仕方ない様子。
でも相棒で恋人のローラは引退を望んでたし、実際彼女は新しい穏やかな生活がとても気に入ってるみたい・・・今更新しい獲物が目の前にぶら下がってるからって彼女を泥棒に加担させる訳にはいかないし、それにまたオレが泥棒やりたいって言ったらきっと彼女はババ怒りしてオレの元を去ってしまうに違いない・・・うずうずうず・・・

そんなおちゃっぴーな大泥棒マックスを演じるのが「007シリーズ」でジェームズ・ボンドを演じたピアース・ブロスナン。
英国諜報部から大泥棒に転職したピアース・ブロスナンですが(をい)、キャラは思いっきりジェームズ・ボンドです。
奇想天外で天才的な手口を駆使して泥棒を働くマックス、彼女を口説くセリフの臭さもバッチリ板に付いてるマックス、ニヒルでお茶目で憎めないキャラのマックス・・・
マックス、マックスって連呼してますが、脳内では「ジェームズ・ボンド」と叫んでいる自分(爆)

サルマ・ハエック嬢は「フリーダ(2003.9.27鑑賞)」等で日本でも随分メジャーな女優さんになりましたが、今作は南の島の明るい太陽の下でお色気ムンムン♪この方すんごいスタイルいいですねー!
乳がスゲーよ!・・・って、太文字で叫ぶ事でもないんですけどネ(^-^;

FBI捜査官ロイドとマックスの絡みも結構面白くてネ、テンポもよくてとんとん拍子に話が進んでいくのでダレずにお軽く楽しめる作品になってると思うんですが・・・

日本人ならほぼ90%以上の人が「大泥棒と美女」「それを長年追い続ける捜査官」という3角関係?と言うと「ルパン三世」を思い浮かべるんじゃないかと思います。
んでもって本作は「ルパン三世」+「007」という図式が容易に頭の中に出来上がる。ルパンをジェームズ・ボンドが演じているというイメージで見ているとピッタリ来る・・・でもアニメの方が映像に制約がない分、話が大掛かりであり得ない状況も何でもアリですから面白味があるんですよね←今日も吠え(苦笑)

ま、本作のFBI捜査官ロイド氏は銭形警部のよーな高潔な人物ではないので「え!?」というオチがあるのですが、それだって別にどうって事ないオチだよなぁ〜・・・という印象(^-^;
むしろ、あの「どんでんオチ」を更にひっくり返すよーなマックスの応酬があってもよかったかも?ちょっとアッサリと終わり過ぎてるような気がしなくもなかったです。

まあ、そこそこ楽しめる作品にはなってますから退屈はしませんけどね。
正直言って・・・DVDレンタルまで待っても充分かもねー(コラコラ)







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本作の邦題が「ダイヤモンド・イン・パラダイス」だと判明しましたので、タイトル変更しました。

(2005.10.13)





2005年03月14日(月) サイドウェイ

監督:アレクサンダー・ペイン
出演:ポール・ジアマッティ
    トーマス・ヘイデン・チャーチ
    ヴァージニア・マドセン、他
オススメ度:☆☆☆☆−


【あらすじ】
国語教師のマイルズは小説家志望。脱稿した小説が出版されるかもしれないとあって連絡待ち状態で落ち着かない。友人のジャックが1週間後に結婚を控え、2人は結婚祝いと称して1週間「ワイン三昧」の旅行に出かけた。
ワイン通のマイルズをよそに、ジャックの本当の目的は独身最後の女遊び。前妻との離婚を引きずり続けるマイルズにウエイトレスのマヤをけしかけるジャック。ジャックもワイナリーに勤めるステファニーを口説き落としてご機嫌なのだが・・・


【感想】
今年のアカデミー賞の脚色賞を受賞した事で、多少知名度が上がった感のある本作。
えー・・・この作品、モルディブに行った時にスリランカ航空の機内上映で見ました。元々帰国したら絶対に見に行くつもりでいたからタダで見れたのはラッキーでしたワ♪
監督は「アバウト・シュミット」の大ヒットが記憶に新しいアレクサンダー・ペイン氏。

そもそもビール一辺倒のぴよはワインの知識が全くない。
作品中にマイルズがワインのウンチクを垂れるシーンがありますが、まあワインを知らなくても全然問題ないし、映画の展開上ワインの知識がないと理解が出来ないようなシーンもありませんので問題ないです。
で、マイルズとジャックがワインのテイスティングをしているシーンで、ジャックが実はガムを噛みながらテイスティングをしていた事が判ってマイルズが唖然とする場面があるのですが、さすがにワインを知らなくても「こんな事あり得ねー!」って誰でも笑えますしネ。

ワインのテイスティング旅行に出かけた先でのアバンチュールが話の中心ですが、これがなかなか面白い。
男も女も30代後半〜40代前半くらいの設定かな?そこらのケツの青いガキどもの色恋沙汰じゃなくて、人生の酸いも甘いも嗅ぎ分けた大人の男女の会話というのは非常に機知とウイットに富んでいて楽しい。
ワインに関する話題の中にさりげなく人生観や恋愛観を潜ませる・・・もっと言えば、ワインを題材に借りてお互いの心の内を探ったり自分の心を垣間見せたりする。

映画中、マヤがワインに人生観を引っ掛けて「人生はワインのように熟成されてピークを迎え、その後は徐々に坂を下っていく。でもピークを過ぎて下っていく味わいもまた捨て難い」というようなセリフを語るんだけど、これは誰が聞いても(特に30代以降、多少は人生論を語れるよーな歳になった人なら)うっとりするシーンだと思う。

意外な事に、予告編を見た限りでは大人の男女のしっとりと成熟した恋愛をワインに絡めて見せる作品なんだと思っていたのに、マイルズの相棒ジャックのキャラが物凄く濃く(しかもとんでもおバカ♪)かなり滑稽なエピソードが多くて、見終わった後冷静に考えると結構ハチャメチャなんだよね(^-^;
マイルズはジャックに振り回されて散々なんだけど、でもジャックは何だか憎めないキャラ。
複雑な大人の事情や人生観、マイルズのトラウマ、そういうウェットな部分をジャックのおバカキャラがうまく中和しながら見せてくれるのは上手い構成だと思う。ハチャメチャなエピソードを見せながらもきちんと大人の恋愛を見せてくれるという絶妙なバランスは、まるで熟成されたワインを味わうようなお楽しみがありますよネ♪

華やかな恋愛物ではないし、年に数本しか映画を見ないよーな方には馴染みのない役者さんばかりで「客寄せパンダ」がいないから、日本では注目度も低くなってしまうだろうとは思う。
でも、「非常に丁寧に作られた小品の良作」という印象の強い作品です。大人の方に是非勧めたい♪

ぴよ個人的には、サンドラ・オー(ステファニー役)が結構お気に入り女優さんなので、彼女が途中で出番がなくなっちゃったのがものすごーく残念だったんだけどネ(^-^;







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2005年03月13日(日) ライフ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方

監督:スティーブン・ホプキンス
出演:ジェフリー・ラッシュ
    エミリー・ワトソン
    シャーリーズ・セロン、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
1950年代、イギリスのラジオドラマで人気を博していたピーター・セラーズは、苦労の末ようやく夢だった映画の世界に入り大活躍するようになった。映画で共演したソフィア・ローレンに惚れ込むピーターに呆れた妻は、ついに子供と共に出ていってしまう。失意のピーターに舞い込んだ仕事は「ピンクの豹」のクルーゾー刑事役。これが大ヒットして私生活では美人女優ブリット・エクランドと再婚するが、突然の心臓発作が彼を襲うのだった。


【感想】
大ヒットコメディ映画「ピンクパンサー」シリーズのクルーゾー刑事役、と言えば誰もが「あぁ、あの人ね!」と思い出すであろうピーター・セラーズ氏の半生を描いた作品。
ぴよも「ピンク・パンサー」はいくつか見てるけど、子供の頃にTVの洋画劇場で見たきりだから内容なんかはほとんど覚えてない・・・でもコミカルで独特のパフォーマンス(虫眼鏡で覗き込む表情とか)のクルーゾー刑事は印象に残ってる。

伝記映画というと、見せ方にパターンがいくつかあるようです。
その人物の独白形式、その人物に関わった第三者が回想して語る形式、人生の終末に走馬灯のように自分の半生を振り返る様子を見せる形式、その人物のある時点を切り取ってリアルタイムの出来事のように見せる形式、等々
本作は、ある時ピーター・セラーズの独白形式であり、ある時第三者の回想であり、ある時リアルタイムに見せていて・・・視点がコロコロと変わって観客を翻弄し続けるという、ちょっと変わった見せ方になっています。

更に言えば、回想シーンだと思っていたものが実はセットで組まれた演技シーンであったり、リアルドラマだと思っていたものがいつの間にかピーター・セラーズの脳内ドラマになっていたり、妻の存在がいつの間にかピーターの形態模写に摩り替わっていたり・・・結局この映画を見ても、誰も「ピーター・セラーズ」という人物の実態や実像を掴む事は出来ないんじゃないかと思うんです。

コレが「訳わかんないからダメだ」という事ではなく、逆にキモだと思うんだよね。
映画中でピーター・セラーズは自分の事を「何も入っていないカラッポの箱だ」と語っている。空箱の中にその時々の役の人格や人生を詰め込んで演技している。
ピーター・セラーズ自身、自分が何者なのか?自分のアイデンティティとは何なのか?結局掴めずに・・・と言うよりも「自分自身」という確固たるものがないと延々と苦悶し続けている。
鏡の前に立った時、自分の姿が写っていないというシーンはとても印象的だった。

冷静に考えると、随分子供じみた人だったんだなぁと思う。
映画冒頭、ピーターの父親が嘆くシーンが印象的。母親の育て方が間違っていたと語る父親は、ピーターの事を「最後に残ったケーキを独り占めする子になってしまった」と語るけれど、そのセリフがすごーく納得出来る。

そんなトリッキーな見せ方の話なんですが、どーもこの映画のテンポに乗れませんでした(^-^;
決して退屈ではないんだけど、ピーター・セラーズという人がどういう人だったのかが結局判らないので・・・と言うよりも、どういう人なんだかわかんないというのがキモの話なので、当然だけどピーター・セラーズ自身に観客が共感したりのめり込める余地がないんですわ。
ずーっと不可思議で不安定な気分で見続けて、結局不安定な気持ちでエンディングを迎える(苦笑)

ジェフリー・ラッシュの演技は素晴らしかったですけどネ。
でも自分の気持ちが入り込む余地のない映画って、どーもとっつきにくくて苦手です。







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モルディブから帰国いたしました!
いやぁ〜・・・サイコーですよ!モルディブ!
スマトラ沖地震?そんな事気にしないでモルディブ行っちゃって下さいヨ!
モルディブの皆様も「他の国の人はすっかり元通り来てくれてるのに、日本人だけが戻って来ないよぅ〜」と嘆きつつ、
今か今かと日本人が戻って来るのを待っておりました。
ビバ!モルディブ!今こそ日本人のみなさんもモルディブ行って青い海を思う存分楽しむのぢゃーっ!!


さて。
今日の感想はモルディブに行く際に鑑賞した機内上映ではありません。
モル旅行前に鑑賞してUPしそびれていた作品「その1」です。
実はまだモル前鑑賞した作品が2本UPしていないんですが(苦笑)

明日こそは機内上映で鑑賞した作品を何とかしてUPしたいなと・・・もしかしたらムリかも?(^-^;





2005年03月12日(土) ナショナル・トレジャー

監督:ジョン・タートルトーブ
出演:ニコラス・ケイジ
    ダイアン・クルーガー
    ショーン・ビーン、他
オススメ度:☆☆☆☆−


【あらすじ】
テンプル騎士団によって守られて来た4千年の歴史を誇る伝説の秘宝。時を経てフリーメイスンが後を引き継ぎ守っていたのだが、1799年アメリカ独立戦争中に忽然と痕跡が消えてしまった。3代に渡り秘宝の行方を追っていたゲイツ家の末裔ベン・ゲイツは、苦労の末に独立宣誓書に秘密が隠されている事を突き止めた。ゲイツのパトロン・イアンが秘宝を横取りしようと企んでいる事を知ったゲイツは、それを阻止するべくイアンよりも先に独立宣誓書を盗み出したのだが・・・


【感想】
ブラッカイマー&ニコラス・ケイジのゴールデンコンビが送る新作アドベンチャー大作!
このコンビは過去に「ザ・ロック」「コンエアー」でヒットを飛ばしてる磐石な組合せなので安心して見れます。
つーか、ニコラス・ケイジが大好きなのよぉ〜♪だから今日の感想はもしかしたら他の人と随分違うかもー♪(をい)

予告編からワクドキ☆だったんだけど、もう期待を裏切らないスリリングな展開とステキ映像の目白押し!
秘宝の出自もまた興味をそそるじゃないですか。映画冒頭でこの秘宝の変遷が語られるんだけど、コレ聞いてだけでクライマックスに一体どんなお宝が出て来るのかしら!?って期待ムンムンッ!

更にお宝探しに絡むのが1ドル札の「ピラミッドと全能の目」や「独立宣誓書」ってのもいい!
コレをネタにする=フリーメイスンが絡むというのはすんごく自然だし・・・
 (※ フリーメイスン  自由と平等をモットーにした団体らしいんだが、その実態はよく知らん←をい)
と言うのも、1ドル札をデザインした委員の中にベンジャミン・フランクリンっつーおっさんがいたんだけど、この方はフリーメイスンの一員である事で有名ですからネ。
そして映画中でも彼の名前が登場する事でも納得出来るでしょ?でしょ?でしょー!?

話が脱線したな。
で、そんな「アメリカ人には猛烈に馴染みのあるネタ」で話は進むので、日本人で1ドル札をじっくり見た事がない人にはちょっととっつきにくいネタなのかもしれません(^-^;
他にも「ランプの数がどーのこーの・・」とか、ぴよにもちょっと意味不明な話も出て来ますし。
そうは言っても映画中で結構細かく説明しながらサクサク話が進むし、1ドル札の事もフリーメイスンの事も知らなくても楽しめるような作りになっているのでご心配なく!(確かに知っていた方がより楽しいとは思うけど)

ただ、ちょっとなぁ・・・と思うのは、1つのヒントから次のヒントを見つけ、更に次のヒントという繰り返しで宝の在処に辿り着くという展開なんですが、このヒントがすんごい難しいんですよ。
文字が現れる。ニコが文章を読む。長々した文章でしかも意味不明。戸惑ってるとあっちゅー間にニコが解読(笑)
をい・・・どーしてこんな難解な文章でお前ら次々と正解を出して行くんぢゃよぉー!の連続技で、観客にヒントの謎解きをさせるという気が全くありません。完全に観客を置いてきぼりにしてヒントが明かされて行くのですわ(^-^;

考えてみると、話の展開自体からして観客に考えさせる余地など全くありません。
この難解なヒントを本気で観客に考えるだけの時間を与えようと思うと、上映時間10時間でも足りないでしょうから(笑)、最初から謎解きを楽しませる気などは毛頭なくて、ニコちゃん達が次々とヒントをもらって次々とイベントをこなしていく様子を楽しませるのが目的の映画なんでしょう。

そう考えると、あり得ないスピード感でビシバシと話が展開して行くのは有難い気もします。
妙に観客に謎解きさせるだけの余裕を与えると展開ダレダレになっちゃいますから(絶対に解けないヒントだし。笑)

要するに「一見知的を気取ったアドベンチャー・エンターテイメント」なんです。この作品わっ!
そー思って割り切って見て下さい・・・そうすると次々こなすイベントシーンを楽しみ、邦画では味わえない映像世界を心置きなく存分に楽しみ(秘宝ご登場シーンは鳥肌が立ったわよぅ!)、そしてニコちゃんの相棒ライリー役のジャスティン・バーサの楽しいキャラを楽しみ←彼はめっけもんですわ!スゴイいいよ!今後注目したいっす!!

ま、何も疑問に思わなければ(思わないように努めれば?苦笑)誰もが楽しめる作品になってます。
何しろニコちゃん主演ですからぁ♪ぴよは彼が出演してるだけで、大いに肩持っちゃうもんねっ♪(笑)







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2005年03月10日(木) アビエイター

監督:マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・ディカプリオ
    ケイト・ブランシェット
    ケイト・ベッキンセール、他
オススメ度:☆☆☆☆−


【あらすじ】
若くして莫大な遺産を相続したハワード・ヒューズの夢は、世界一の映画を作る事と世界最速の飛行機を作る事。全財産を注ぎ込んで製作した映画「地獄の天使」は空前のヒットを飛ばし、一躍ハリウッドの寵児になる。次々とハリウッド女優と浮名を流し、更には大手航空会社を買収したハワードは軍飛行艇「ハーキュリーズ」の開発に乗り出すのだが・・・


【感想】
今年のアカデミー賞で1番話題になった作品。
そもそもハワード・ヒューズの伝記を読んだディカプリオが「是非彼の映画を作りたい!」と話を持ち込み、「ギャング・オブ・ニューヨーク」で共倒れした(をい)スコセッシと懲りずにまたタッグを組んで、リベンジを計った鳴り物入り映画です。

とは言うものの、蓋を開ければ技術面ではオスカー総なめ状態だったものの、主要部門ではケイト・ブランシェットが受賞した助演女優賞だけ。女優賞は基本的に作品自体に対する評価ではないと思うので、嫌な言い方をすればオスカー選考委員はこの作品を「金のかかったスゴイ映像だけど内容はイマイチ」という評価を下したって事なんだなーと(ひー!)
・・・でもゴールデン・グローブ賞は取ってるもんねぇ。スコセッシってオスカーに嫌われてるん?(^-^;

そもそも「ハワード・ヒューズ」という人の事をぴよは知りませんでした(涙)
アメリカでは歴史的有名人で、190cmの長身にハリウッド俳優並のルックスで次々とハリウッド女優と浮名を流し、数々の奇行と猛烈なワンマン経営、そして20年間も姿をくらまして(この20年間、ドコで何してたんだか未だに判ってないそーだ)、そして70歳の時に飛行機の機内で死亡した時には誰も彼がハワード・ヒューズだと識別が出来ず、検視官が指紋照合までしたという・・・日本ぢゃー考えられないレベルの奇人らしいです(笑)

本作では、ハワード・ヒューズが「地獄の天使」を撮影する1920年代後半から「20年間姿をくらます」直前の1940年代後半までの約20年間の彼の人生を追っています。

映画冒頭、幼いハワードが母から感染病の恐怖を叩き込まれるシーンから入る。
これが後々までハワード・ヒューズの人生をある意味振り回す?くらいに尾を引く「キー」になってますが、その後この冒頭の回想シーンというのが全く出て来ない。出て来ないんだけど、映画が進むにつれて冒頭シーンが誰しも忘れられないものになっていくハズです。だから見逃さないよーにしましょう(笑)

確かに映像がスゴいです!
特に「地獄の天使」の撮影シーンなんて猛烈に興奮する!飛行機のスピード感を出すのに雲が必要だ、とハワードが語った段階で既にジブリアニメ「紅の豚」を頭に思い描いていたぴよですが、その後の映像を見てこの発想に間違いがなかった事が確認出来ましたワ♪
ハワードがテスト飛行中に事故が起こって爆発炎上するシーンも圧巻!「ギャング・オブ〜」をご覧になってる方なら想像付くと思うけど、この時代の衣装や装飾を忠実に再現する力量は、さすがスコセッシ!と誰もが賞賛出来るハズ。

それにしても前作「ギャング・オブ〜」を見た時も思ったけど、スコセッシは欲張り過ぎなんだと思いますよ。
とっても丁寧に作っているんだけど、丁寧過ぎるんです。「ハワード・ヒューズ」という人間の魅力や苦悩や葛藤や力強さの中に潜む繊細な心を、観客に漏らさずきちんと伝えたい!という気持ちはとても良く判るのですが、それが返って観客をダレさせてしまう要因にもなってしまう訳ですわ。

上映時間2時間49分。映画の尺としては相当長いと言えるこの時間、観客をダレさせずに見せるというのは至難の業。
確かにハワード・ヒューズがいかに潔癖症で完璧主義者だったか、そしてそれ故に心の均衡を崩していくハワードの様子が非常に丁寧に表現されていて、誰の心にも訴えかけるものがあるでしょう。

でも、もう少し大胆にエピソードを端折っても充分に伝わったと思うんですよ。
その全てを見せなくても、一端を見せてくれれば充分観客に伝わるだけの力を持った作品だと思うんです。
ディカプリオの演技も「アイドル俳優」からの脱皮を図りたいという熱意の充分伝わる演技でしたしねぇ

まーでも、ジェイミー・フォックスがオスカー取って順当でしょう。
そしてこれまた「ミリオンダラー・ベイビー」未見なので早計かもしれませんが・・・

この作りでは「作品賞」はやっぱりムリだっただろうなぁ、と思いましたネ(^-^;








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2005年03月09日(水) サハラに舞う羽根

監督:シェカール・カプール
出演:ヒース・レジャー
    ウェス・ベントレー
    ケイト・ハドソン、他
オススメ度:☆☆


【あらすじ】
1884年、イギリスは女王陛下の名の下に世界に領土を広げていた。将軍の息子である青年ハリーは、友人達からも信望の熱い将来を約束されたエリート仕官。美しい令嬢エスネとの婚約も発表して人生は順風満帆だった。ところがある日、ハリーの属する隊が反乱軍鎮圧の為にスーダンに派兵される事になったのだ。ハリーは派兵辞令の翌日希望退役し、仲間達から「臆病者」呼ばわりされて屈辱の白い羽根を送り付けられる。愛するエスネにまで軽蔑されて背中を向けられたハリーは一念発起、仲間を救うべく単身スーダンに乗り込んだのだが。


【感想】
2002年、英・米共同制作作品。
元々は1902年に発表されたA.E.W.メイスン氏著の「四枚の羽根」が原作ですが、この作品は過去に何度も映画化されているんだそうです。ですがぴよは他の映画化作品を見た事がなかったですね。
ケイト・ハドソン嬢が結構好きなので劇場公開時にかなり楽しみにしてたのに、何故かスルーしてしまった作品(^-^;

まずそのお気に入り女優♪ケイト・ハドソン嬢が・・・・ぜんっぜんイギリス貴族のご令嬢に見えないっ!(涙)
ダンスもおぼつかないしイギリス訛りの英語も???だし、それに「貧乳」にあの時代のドレスはちょっとなぁ(をい)
それからハリー以下、出てる役者さんがとっても現代風っていうか何ていうか・・・全く1884年っぽく感じないヨ。

ま、そんな瑣末な事はツッコミポイントではありません。
この映画はとにかく主人公に全く同調出来ないトコロがスゴイんです!(苦笑)

そもそも戦争に行くのがイヤ、死ぬのが怖い!って理由で退役したハリーが、みんなから臆病者呼ばわりされた挙句に彼女にまでそっぽ向かれた事で「俺は臆病者なんかぢゃなーい!みんな待ってろよー!」と突如猛然と立ち上がって、単身スーダンに乗り込んで行くのだ。
・・・だってお前、戦争行くのが怖くてイヤだから逃げたんでしょ?充分臆病者やんか(ぼそ)
しかも後からスーダンに追っかけて行くくらいだったら、最初から逃げんなよ。もっと言えば、本当に臆病者のクセに白い羽根送られたくらいで突然勇気りんりん♪スーダンに行っちゃうというのも、理由として余りに弱いぞよ。

スーダンに行った後も、たまたま手助けしてくれる黒人の相棒に出会うと彼におんぶに抱っこ状態が延々と続き、捕虜になった友人を救い出すっ!と心に誓ったハリーは、助け出す算段も何もないのに自ら捕虜になりに行く。
「きっとあの黒人サンが助ける算段を付けてくれるに違いないゾ♪」くらいに思ってたんでしょうか?このアホは(爆)

エスネ嬢もまた中途半端なキャラで、「ハリーの事が忘れられないのぉ♪」と言いつつも、明らかに自分に好意を寄せていた事がミエミエだったハリーの親友ジャックに「愛するジャックへ(はあと)」な手紙を出して色目使いまくる。
今まで散々翻弄され続けても頑張ってようやく婚約まで漕ぎ着けたジャックに対し、ハリーが戻って来ると一応スタンスとしては「私はジャックと結婚するワ」と言いつつも、明らかに人のいいジャックが自ら身を引く事を熱望(苦笑)
ジャックもみすみすハリーに譲ってる場合ぢゃねーよ!つーかジャックが許したってぴよが許さねーぞ!コラ!

と、ツッコミどころ満載でなかなか楽しい映画です(笑)
結局コレは反戦映画なのか?それとも宗教弾圧モノ?友情映画?冒険映画?さーぱり作品の主題が判らなかったぴよですが、映像に関して言えばかなり満足出来ます←取って付けたような書き方ですが、ホントなんだってば(笑)
砂漠のシーン、あの時代の古式ゆかしき戦闘シーン・・・特に砂漠で角陣を組んだイギリス軍を、四方八方からスーダン反乱軍が襲い掛かる所を上空から俯瞰する映像の迫力と言ったら!

しかもイギリス軍は完膚なきまでこっぱ微塵にやられちゃうんだヨ。スーダンばんざーい♪(笑)







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2005年03月08日(火) あずみ2 Death or Love

監督:金子修介
出演:上戸 彩
    小栗旬
    栗山千明、他
オススメ度:☆☆☆−


【あらすじ】
戦をなくす大義の元、徳川家の反逆分子をことごとく抹殺して来た刺客あずみ。数々の標的を討ち取る過程で仲間を次々と失って、たった1人残った仲間・ながらと2人で最後の標的「真田昌幸」を追っていた。ある夜、あずみは初恋の人「なち」に瓜二つの夜盗「銀角」に出会う。銀角に「戦は無くならない。使命など忘れて生きろ」と諭されて動揺するあずみ。
その頃真田昌幸は上野甲賀を護衛に付けて、徳川に戦を仕掛けるべく着々と準備を進めていた・・・


【感想】
2003年に劇場公開された「あずみ」の続編。
副題が「Death or Love」っつーんだけど、コレはちょっとダサくないか?(^-^;
監督が前作の北村龍平氏から金子修介氏にバトンタッチ。金子氏の代表作を知らなくてちょっと調べてみたら、何とこの方元々はにっかつロマンポルノを撮ってらっしゃったらしい(笑)

実は前作も鑑賞してるんですけど、あんまり覚えてなかったりするんだな。
修行の最後で仲間同士を殺し合った事、それからオダギリジョー君が猛烈に面白いキャラをやってた事。やたらに人斬りシーンが多くてアイドルのカワイコちゃんにしては頑張ってスタントしていた事・・・内容はどーしたよ?(^-^;
もっとも、前作を覚えてなくてもちゃんと判るよーには作られてます。
前作のハイライトシーンを、上戸彩ちゃん演じるあずみの夢の中で見せるというソツのないご説明♪

それにしても、原作がコミックだから・・・というのを考慮に入れても物凄い話です(笑)
前作の時も「何だかすげー話だよなぁ」と思ってたけど、今作見て本当にコレはスゴイと改めて思いましたネ。
話も設定もエピソードも何もかも完全に破綻してますから♪

あずみの衣装はいつ洗ってんの?とか、クライマックスで着用してる黒マントはどこから調達したんだ?とか、田舎の夜盗崩れのヤツらがどーして子供の頃から修行を重ねたあずみ並みに強いんだ?とか、高島礼子が持ってる「シャキーン☆」って刃が飛び出す武器はバネ仕掛け?いつの時代の武器なんすか?とか、そーいう瑣末な事をツッコミ出したらキリがないのですが(これだけツッコミ入れといて瑣末もクソもないだろーに。苦笑)

この映画の見ドコロは以下の2点

1. 栗山千明ちゃんの目ヂカラ満点の美少女っぷり(ちょっとバカキャラ)
2. 高島礼子の乳に鎖が付いた甲冑(爆)

高島礼子ももーちょっと仕事選ぼうよぉ〜!(^-^;
仕事選ぶっつーか、せめて衣装くらいはクレーム付けようよぉ〜!(笑)
あの甲冑姿で登場した途端、場内失笑・・・そもそもこの映画の衣装デザインって誰っすか?武将・真田昌幸の衣装なんてバカ殿そのものだよ!
もっとも「色ボケジジイ」という役ドコロなので、わざわざバカ殿ちっくな衣装にしたのかもしんないけどサ。

てな訳で、内容に関してはどーこーいう程のモノはないです。
一応前宣伝では「あずみの葛藤が云々」って聞いてたけど、あまりに面白いネタが他に多過ぎて、実言うとほとんど内容そっちのけで高島礼子の甲冑ばっかり見てたんだよねー(コラコラ)

クライマックスのあずみが単身で真田陣営に乗り込むシーンは必見だヨ!
大の大人のおっさん達が、あずみに斬られる為に順序よく刀に突き刺さりに行っちゃいますから♪(爆)
ラストシーンの【あずみが通った後には川が血染めになる】ってのも、微妙にクサくて次回作を期待させてくれますよネ!
・・・次回作、まだ作る気でいんのか?(^-^;

どーでもいーけど、栗山千明ちゃんホントに可愛いよねぇ♪←何言ってんだか







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2005年03月07日(月) ロング・エンゲージメント

監督:ジャン=ピエール・ジュネ
出演:オドレイ・トトゥ
    ギャスパー・ウリエル
    ドミニク・ピノン、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
第一次世界大戦下のフランス、恋人マネクの帰還を心待ちにする婚約者マチルダの元へある日悲報が舞い込む。軍法会議で死刑宣告を受けていたマネクが、武器も食料も持たされずにドイツ軍との前線に置き去りにされたというのだ。戦争が終わっても戻って来ないマネクがきっとどこかで生きていると信じるマチルダは、必死になって彼の消息を探すのだが・・・


【感想】
「アメリ」のジャン=ピエール・ジュネ監督とオドレイ・トトゥ嬢が再びタッグを組んだ超話題作。
今年のアカデミー賞の撮影賞と美術賞にノミネートされたので(残念ながら受賞しませんでしたが)タイトルくらいは聞き覚えのある方も多いでしょう。フランスのミステリー作家セバスチャン・ジャプリゾ氏著「長い日曜日」の映画化です。
オドレイ嬢が出演するといつも「アメリの」「アメリの」って前置きが付くのにそろそろ嫌気が差しているぴよですが、本作に限って言えばこの前置きは当然と言えるでしょうね。何しろ監督さんも「アメリの」ですから(笑)

そんな訳で、本作も「アメリ・テイスト」がふんだんです。
戦争が終わっても戻って来ない恋人マネクの生存を「直感して」彼の消息を辿るマチルダ。そんなマチルダを支える周囲のみんなも、表現は違えどマチルダの幸せを願う心優しい人達ばかり。

更にマチルダは自分の中で日々小さな賭けをしている。「食事に呼ばれる前に犬が部屋に入って来たらマネクは生きてる」とか「7つ数え終わるまでに車掌が切符切りに来たらマネクは生きてる」とか・・・
こーいうの、誰でもやりますよネ!ぴよもよくパチ屋に行って「300回転までにスーパーリーチが来たら確変がかかる!」みたいな賭けをやっていつも負けるんですが(をい)、こういう遊び心もアメリを彷彿させて楽しませてくれます。

ですが、本作はアメリの「ふんわり幸せカラー」とは打って変わって非常にストイックなサスペンス仕立てです。
加えて言えば舞台が第一次世界大戦の悲惨な仏独対決、戦争シーンはかなり力が入っていて「アメリ」みたいな映像世界を期待しているロマンティストの方にはかなりショッキングなシーンも多々出て来ます。
ただ映像はとてもキレイで手が込んでいる。戦闘シーンの悲惨な様子の描き込みも素晴らしいですが、戦後の花畑やマチルダとマネクの回想シーン等の映像は本当に美しい♪

で、問題なのが「サスペンスな展開」ですわ。
マチルダが少しずつマネクに近付くヒントを見つけて、マネクが最後に一緒にいた仲間の兵士達の所に赴いては次のヒントをもらって真相に辿り着くという展開なのですが、登場人物が多くて名前と顔が一致しないから困るんだな(^-^;
マチルダと誰かが話してる時に話題に上る人名が、具体的にどういうキャラでどういう顔だったか思い出せないから、話がずんずん進んでも結局何やってた人だったんだか最後までわかんないヤツもいたりして(涙)
会話の中で人名が登場する度に、スクリーン脇に白抜きで顔写真だけ出してくれればまだ判り易いんだけど・・・ってそんな事出来る訳ねーっつーの(爆)

なかなかトリッキーでよく考えられたプロットですし、キャラクターの作り方もいい。映像も素晴らしい!
けど、映画全体を支配するこのサスペンスな展開に着いて行けないと、どうしても作品自体に乗れない。
少なくとも映画に登場する人物全ての名前と顔とマネクとの関わりを、映画冒頭のナレーションを聞きながら瞬時に理解して完璧に記憶するという荒業をこなさないと置いてきぼり食らってしまい、話の全容が全て明らかになったトコロでムリヤリ納得しなければならなくなる(薄涙)

とは言え、見終わればきちんと理解出来るようには作られていますから。
ただ話が展開している間、顔と名前が一致しないと訳わかんなくて退屈するって事ですわ(こらこら)
きっともう1回見たら全然違う感想になると思う。作品の出来としてはかなりいいと思いますから。

登場人物の名前と顔を瞬時に記憶出来る頭脳がぴよにあれば・・・バカって映画楽しめなくて損ネ(^-^;








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2005年03月06日(日) ホーンテッドマンション

監督:ロブ・ミンコフ
出演:エディ・マーフィ
    テレンス・スタンプ
    マーシャ・トマソン、他
オススメ度:☆☆


【あらすじ】
やり手不動産屋のジムはワーカホリック。ようやく取った週末の休暇で妻のサラ、2人の子供と一緒にキャンプに出掛けたものの、とある大豪邸に寄り道しようと言い出す。この豪邸の主人グレイシーからサラの所に「屋敷を売却したい」と電話が掛かって来ていたのだ。こんな豪邸の売却仲介が出来るなんて千載一遇の大チャンス!とばかりに、大反対する家族を引っ張って屋敷に入ったジム達だったが・・・


【感想】
ウォルトディズニー・ピクチャーズが「パイレーツ・オブ・カリビアン」の大ヒットに気を良くして、柳の下の2匹目のどじょうを狙って送り出した「ディズニーアトラクションムービー」
主人公ジムを人気俳優エディ・マーフィが演じてますが、その他の役者さんをほとんど知りません。もっともエディの本作のギャラが噂では2000万ドルとか言われてますから(万円、じゃなくて万ドルってのがスゲーよな)、他の役者に金が遣えなかったんだろーと推察(苦笑) ちなみに2003年製作作品です。ぴよはDVDで鑑賞。

東京ディズニーランドでも開園当初からあるアトラクションで、しかも今でも常に長〜い行列が出来る大人気アトラクションでもある「ホーンテッドマンション」、ディズニーランドに複数回行った人だったら1度は入った事あるよね?
胡散臭い絵画の並んだ部屋、水晶玉の中で恐ろしげな様子でこちらを見ている女、真夜中の幽霊達のパーティー、そしてラストに自分達の間に浮かび上がる・・・等、質の高いアトラクションでぴよもお気に入りの1つです。

さて、ディズニーアトラクションとしての質は高いですが、映画の質は低いです(コラ)
決して「質が低い」と言う程でもありませんが、よーするに物凄くお子様向けになってて、大人が見るには物足りません。
確かに各シーンで効果的に使われているCG等の映像技術はしっかりとしていますし、とんとん拍子に進む展開も磐石でダレる要素もないし、そこそは楽しめるようになっています。

ま、でもそれだけの映画って感じです。
ディズニーランドのアトラクション程度には楽しめるけど、それ以上のお楽しみはまるでありません(バッサリ)
実言うと、まるでダレないサクサクした展開のハズなのに、逆に余りにサクサクしてて深みも面白味もないもんだから、見てる途中で居眠りコイちゃったんだな。で、2回も見直すハメになっちまった(^-^;
2回も見たのに、見終わった今何も感想が浮かんで来ない・・・あー楽しかったネ、はいお終い!みたいな(苦笑)

完全にお子様向けでしょ、コレは。
「パイレーツ〜」見てジョニー・デップの胡散臭いメイクに大喜びした大人には薦めません(笑)
まあ「そこそこは楽しめる」から「見て損した」とは言いませんが・・・劇場に金払って見に行かなくてよかった(爆)






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2005年03月05日(土) 香港国際警察

監督:ベニー・チャン
出演:ジャッキー・チェン
    ニコラス・ツェー
    ダニエル・ウー、他
オススメ度:☆☆☆☆


【あらすじ】
ゲーム感覚で銀行を襲った集団のアジトを突き止めた香港警察特捜部のチャン警部は、「3時間以内に逮捕する」と豪語して部下を引き連れ乗り込んだ。ところが彼らの周到な罠にハマリ、チャン以外の部下全てを失うハメになってしまう。失意のどん底のチャンは休職、それから1年経ってもチャンは飲んだくれて自分を許せないでいた。そこへ「新しくチャンの相棒に任命された」という新米巡査シウホンが現れて・・・


【感想】
ジャッキー・チェン主演最新作ですよぉーん♪
しかも今作は、ジャッキーが英皇集團と共同で設立したJCE(ジャッキー・チェン・エンペラー)ムービーズの第一回作品という記念すべき作品でもある訳です。ジャッキーファンの方ならよもや見逃す訳ないっすよネ?(^-^)
ちなみに、本作と同名タイトル「ポリス・アカデミー/香港国際警察」という映画が85年に製作されています。
当然ですけどぴよは劇場公開当時に映画館に足を運んでいますヨ♪クライマックスのデパートの吹き抜け電飾を滑り降りるシーンは、今思い出しても身震いするくらいジャッキーったらカッコ良かったワ♪←バカ

さて、そんなジャッキー好き♪好き♪ぴよの感想なので、ジャッキーファンじゃない方は参考にしないで下さいネ!
・・・と、注釈を軽く入れたトコロで(笑)

本作、ジャッキー映画なのに、ジャッキーがかなりやられまくっちゃってます。
映画冒頭から飲んだくれて吐いて潰れてだらしない姿を散々見せ付けられてちょっぴりガックリ来ます(薄涙)
しかも、どーしてぴよのジャッキー様がこんな状態になってるの?という回想シーンでは、ジャッキーファンを打ちのめすようなとんでもない展開が待っています。あの天下無敵のジャッキーが、泣きながら土下座しているんですっ!!

それに、ジャッキー映画の魅力ってのは「アクション+おちゃらけシーン」だと思ってたのに、本作は物凄くストイックな作りでいつものジャッキー作品の特徴とも言える「プププッ」なシーンは皆無、加えて言わせてもらうとジャッキーファンなら誰もが楽しみにしてる(よね?)「ジャッキー全裸orケツ見せ」シーンすらないんですよっ!
どーしてなのっ!?どーしてジャッキーったらケツ見せてくんないのっ!?←何か間違ってます?(苦笑)

しかしながら、本作は今までの「ジャッキーの見せ場アクションシーンさえあれば、脚本なんてどーでもいい」という作りとは一味も二味も違う、ストーリー部分だけでも充分見応えのある作りに仕上がっていて、これは全く予想してなかっただけに嬉しい誤算でした。

加えて言えば、今作のジャッキーはすんごくアクションを頑張ってる!
ここんとこCG使いまくりで「なんだかなぁ」だったジャッキーですが、今作は本格アクションで最初から最後まで押し通してくれて、かつて全盛期時代にワクワクさせてくれた大物アクションから手技足技を駆使した細かいアクションまで、往年のファンも大満足なアクションシーンに仕上がってましたヨ!

この映画の魅力は脇役俳優の豪華?なラインナップもその一つ。
ジャッキーの相棒、新人巡査シウホン役のニコラス・ツェー君は反町君をアイドルちっくにしたような美少年だし、犯罪集団のボスキャラ「バカ息子ジョー」を演じるダニエル・ウー君は小泉孝太郎(首相の息子)にしか見えない(爆)
コータローにしか見えないんだけど、演技はすんごいウマい!・・・いや、コータローが大根とかそーいう訳では(苦笑)

犯罪者側の心理、それを追う側のジャッキーサイドの描き込み、アクション、展開、そして誰もが気にするであろうシウホン君ネタに対するオチ、どれを取ってもキレイに着地点をキメている、アクション先行映画とは思えない質の高い作品に仕上がっていると思います♪

難を言えば、やっぱりジャッキーの恋愛ネタはぎこちなくて浮いてしまうという事。
それからジャッキーファン以外はなかなかこの映画を金払って見てくれないって事ですかねぇ・・・(^-^;

でも、今までジャッキーのアクション映画を敬遠していた方にも是非勧めたい作品なんですよ!ホントにっ!!








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2005年03月02日(水) ガーフィールド ザ・ムービー

監督:ピーター・ヒューイット
出演:ブレッキン・メイヤー
    ジェニファー・ラヴ・ヒューイット
声の出演:ビル・マーレイ(ガーフィールド)、他
オススメ度:☆☆


【あらすじ】
うららかな月曜の朝、ガーフィールドは今日も寝坊助の主人ジョンを叩き起こして朝食の過剰摂取。ガーフィールドの太り過ぎを気にするジョンはまた獣医リズの所にやって来た・・本当の目的は高校時代からの憧れのリズに何とかお近付きになりたい為。そんなリズに頼まれてジョンが子犬のオーディを引き取って来たのだ。ガーフィールドの楽しい毎日がオーディに脅かされる事になるのだが・・・


【感想】
1978年にジム・デイヴィスが発表するや、たちまち世界中の人気者になったコミック・キャラクターの実写映画版。
多分世界中で「トムとジェリー」のトムの次に有名な猫なんじゃないだろうか?ぴよが中学生くらいの頃だったと思うけど、フジフィルムの現像を頼むとポイントシールがもらえて、それ集めるとガーフィールドグッズがもらえたんだよね。必死で集めてガーフィールドの大きなショッピングバッグを貰った記憶があるさ(笑)
本作でガーフィールドの声を担当したのがビル・マーレイ。なかなかイメージが合ってていいです。

当然だけどガーフィールドはフルCGで、役者はガーフィールドがそこにいるというのを前提に演技しているんでしょうけど、何がスゴイって言って「子犬のオーディ」が信じられないくらい可愛いんすよ!!
映画の内容でもガーフィールドのお株を奪うという役ドコロですが、完全に映画の主役を奪ってます!
ぶっちゃけ言って「ガーフィールドすっ込んでろ!オーディが見れればそれでいいぞ!」てな感じです(笑)

上にも書いたけど、人間の役者が「ここにガーフィールドがいると過程して」演技するというのはそんなに難しい事ではないと思うんだけど、この子犬のオーディとガーフィールドの絡みはどーやって撮影したんでしょ?
オーディがガーフィールドの顔を舐めたり、ガーフィールドとヒシッ!と抱き合うシーンがあるのですが(すげー可愛い♪)、犬にどうやって納得させて演技させるんだかすごく不思議。ガーフィのぬいぐるみでも置いて、それに抱きついたり舐めさせたりしてるのかしら???

話の内容は大した事ありませんし(ま、磐石っちゃー磐石ってヤツだな)、誰もこの映画見て感動したり啓発されたいなんて思ってないでしょ?上映時間も81分と飽きない程度のボリュームですし、ガーフィールドが子供の頃好きだった人が見て楽しめればそれでよし♪な作品ですから、文句付ける場所もなければ理由もない(笑)

実言うと、劇場公開時に映画館に見に行こうかすっごく迷った作品だったんですが・・・
「この程度の映画に金払ってわざわざ見に行くのも勿体無いよな」←コラ
と思って、敢えてDVDレンタルを待ってスルーしたんですよね。

ま、この選択は間違っていないでしょう(爆)
DVDレンタルで充分な作品です。よっぽどガーフィールドのファンじゃなければ見る必要すらないっすね(きっぱり)







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2005年03月01日(火) レーシング・ストライプス

監督:フレデリック・デュシュー
出演:ブルース・グリーンウッド、他
声の出演:ダスティン・ホフマン
      ウーピー・ゴールドバーグ、他
オススメ度:☆☆+


【あらすじ】
ある嵐の夜、農場主のノーランは道に置き去りにされたシマウマの赤ちゃんを見つけて家に連れ帰った。娘のチャニングは大喜びでこのシマウマに「ストライプス」という名前を付ける。農場に飼われている優しいヤギのフラニーおばさん、気難しいポニーのタッカー等の仲間達に受け入れられてすくすくと成長するストライプス。ある日農場の隣にある競走馬の調教場の様子を見たストライプスは、いつか競走馬になってレースに出たいと夢見るようになるのだが・・・


【感想】
動物好きやファミリー層など、大ヒットは難しくてもある程度の観客数が見込める事から、年に何本かコンスタンスに製作されている「動物ご出演モノ映画」というジャンル。
アニメーションと実写版モノが仲良く住み分けて製作されるこのジャンルの、正に王道的作品の登場。
本作は実写にCGを組み合わせて役者と動物の共演、更に動物のセリフの吹替えにダスティン・ホフマン、ウーピー・ゴールドバーグ、マンディ・ムーア等の有名俳優を起用する事でパパママ世代にも魅力をアピール。

話は「希望を持って一生懸命努力すれば、誰だってきっと願いが叶う」という、お子様向け直球ど真ん中ネタ。
一応ストライプス達の動物さん側のドラマと、農場主ノーラン親子側の絆と再生ドラマの二本立てで話は進行しますが、どちらも磐石でヒネリもなく安心して子供に与えられる作品に仕上がってます。

狂言回しにハエのコンビが登場してきっちり笑わせてくれたり、悪ぶってるもののドジでマヌケな「ボケ担当」のペリカンや、話の筋に直接関わらないけど「幕間」代わりに一息付かせる犬の存在等、どれを取っても本当に過去何千本も作られた動物モノ映画のセオリー通り。
ハズさないけど意外性もないから大人の鑑賞にはちょっとな・・・とは思うけど、こういうジャンルを見に来る人で驚くような展開を期待している人は皆無だと思うので、まあどーでもいい事ですわネ(苦笑)

ネタも展開も何もかも子供向けだけど、子供だけが楽しむには勿体無いくらい撮影に手が込んでます。
そもそも「シマウマ」というのは臆病で野生が強い動物なので、調教したり演技をさせるのはムリだろうと言われていたそうなのですが、本作では10頭のシマウマを数ヶ月に渡り調教し、見事に「役者」として演技させています。

特にスゴいのはクライマックスのレースシーン。映画見てた時は競走馬だけを走らせた映像にシマウマの疾走映像をCG合成しているんだとばっかり思ってたんだけど、何と全て実写で撮影してるそうですヨ!
負けん気の強い競走馬を、シマウマの速度に合うようにわざとゆっくり走らせるのは至難の業なんだそーだ。
クライマックスシーンは思わず腰が浮いて「行け!行け!行けぇーっ!」と叫びたくなる迫力!

他にも人間の役者が全く登場しない「ムーンライト・レース」のシーンも圧巻。これもてっきりCG合成だとばっかり思ってたんだけど、ちゃんと馬達を並べて、その間をシマウマがレースをするように演技させているんだとか・・・どーやって調教すればこんな事が出来るんだか不思議ですわ〜

要するに、ハエの動きや動物が喋る時の口の動きにはCGを使ってるけど、基本的な演技シーンはほとんど実写。
きっと物凄い時間かけて調教して、撮影にも相当の苦労をしているんだろうなぁ・・・と、映画を見終わった後に家に帰ってから公式サイトを読んで感心していたんですがネ、

問題は、この映画を見たほとんどの人はわざわざ公式サイトでそういう情報を仕入れようとはしないという事でしょ。
だから映画見ても「最近のCG技術ってスゴイねぇ〜」としか思わない。まさかコレが全部実写だなんて、今の時代誰も思わないのが普通でしょ(実際ぴよも公式サイト見るまではCG合成だとばっかり思ってたし)
そもそも映像にこだわりのあるよーな「映画通」の方が大挙して押し寄せる類の作品じゃない。
子供同士、もしくはパパママと一緒にお子ちゃまがご鑑賞する程度の客層の作品に、ここまで実写にこだわる意味があるんだろうか?という疑問がフツフツと湧く訳でして(苦笑)

こーいう手間ヒマのかけ方って、物凄く空しい努力のよーな気がするんだけど(^-^;
それとも・・・「希望を持って一生懸命努力すれば、きっと観客動員数の記録が塗り替えれる!」のでしょうか(爆)







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