ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2003年12月27日(土) 着信アリ

監督:三池崇史
出演:柴咲コウ
    堤 真一
    吹石一恵、他
オススメ度:☆☆


【あらすじ】
友人の携帯にかかってきた電話は、友人本人の番号からで、時刻は3日後のとある時刻、そして内容は友人本人の声の断末魔の叫びだった――3日後の着信のあった時刻、友人は携帯に残されたメッセージと同じ叫びを遺しこの世を去ったのだ。その後次々と携帯による「死の宣告」と受けて友人達が死んで行く・・・女子大生・中村由美は事件の真相を突き止めようとするものの、ついに由美の携帯にもそれは起こったのだ――自分の携帯からの着信が。


【感想】
「りんぐ」「らせん」等で大ヒットを飛ばす角川ホラー映画の最新作。企画・原作は秋元康氏。主演はこれが初主演になる、今ノリにノッてる柴咲コウちゃん。でもぴよは彼女の事、あんまり好きぢゃないんだなぁ〜(いきなり吠え)

今、携帯を持っていない人を探す方が難しい携帯電話。電車の中でも街中でも学校でも職場でも、みんな気にせずメール打ったり通話したりしてるよね。(これは良くない事なのでやめましょう。笑)
そんな、既に誰の生活にも密着した「生活必需品・携帯電話」を使ったホラー。アプローチはなかなか面白いです。

映画序盤はかなりドキドキして、絵的にも「ひえぇぇぇ」なシーンもお約束通りありますし、「これからどーなって行くのぉ〜」と楽しみにさせるんですけどね、話が進むにつれてこの映画は何か違った方向に行っちゃってるよーな気がして仕方ない。
絵が怖ければ何でもアリなのかよ!?
つーか、絵も「怖い」からいつの間にかキモいに摩り替わってましたし(^_^;)

ただ絵的に気持ち悪ければ観客が怖がるだろうという単純な理由なのか?意味のないホルマリン漬けのビンが出てきたり、死体が見つかっただけでは観客は喜ばないだろうと思ったのか、マヌケなゾンビみたいなのが出て来たり・・・ここら辺りでぴよは完全にこの映画に飽きた(笑)
このマヌケなゾンビの存在は全く必要がなかった。つーかこのシーンで映画が一気に3流になったぞよ。

明らかに不自然な死に方をしているのに、簡単に自殺や事故と決め付ける警察(現実もこうなのか?笑)
TV局で堂々と死んで行く友人(生本番中なのに周囲のスタッフは誰も助けようとしない)
いかにも何か起こりそうな廃病院に、わざわざ自分の死の宣告時刻間際に1人乗り込む主人公(有り得ないだろ!)
しかも数年前に廃病院になってるハズなのに、何故か今も通電されていて灯りが煌々と付く(誰が電気代払ってるん?)
・・・等々、お茶目なツッコミどころも満載で、腰砕けまくりの展開。


どんでんオチにするのも構わないし(このどんでんオチは非常に判り易く、全くどんでんとしての効果はない)
意味深に死んだ妹が「空が云々」と語ってもらっても(これも何の意味ももたない)構わないが・・・

基本的に「気持ち悪いだけで怖くないホラー」ってのは、根本的に何かが間違ってると思うんだけどナ。





 ↑
クリックすると文字が変わる投票ボタン
姑息な手ですが、映画感想が気に入ってもらえたら
ポチ☆と押してやってください(^_^;)


My追加







2003年12月26日(金) ファインディング・ニモ

監督:アンドリュー・スタントン、リー・アンクリッチ
声の出演:アルバート・ブルックス(マーリン)
      エレン・デジュネレス(ドリー)
      アレクサンダー・グールド(ニモ)、他
オススメ度:☆☆☆☆


【あらすじ】
オーストラリアの深い深い海の底、カクレクマノミのマーリンと6歳になるニモ父子は仲良く暮らしていた。
ところが父子の幸せが一瞬で引き裂かれる。ニモが人間に捕らえられてどこかに連れ去られてしまったのだ・・・臆病者のマーリンだったが今度ばかりは恐れてなどいられなかった。何故ならニモは、今は亡き妻が命と引き換えに守った大切な息子だったから。途中で出会った陽気なナンヨウハギのドリーと共に、マーリンはニモ探しの旅に出たのだ。


【感想】
アメリカでも日本でも既にアホみたいに売れに売れてるディズニーピクチャーズ提供のアニメーション。
「ディズニー」の名前は出てますけど製作はピクサースタジオですね。「トイ・ストーリー」や「モンスターズ・インク」と同じ手合いです。つーか、ディズニー自体が製作した映画って全然売れてませんもの。ピクサーに作ってもらって「ディズニー映画なんでぇ〜す♪」って売っちゃった方がどうやら儲かるらしい(笑)

今作品の何が素晴らしいって、その映像技術でしょう。
海の中が舞台というのは、今までありそうでなかなかなかったような気がする。もっと言えばきっと沢山あったんだろうと思うけど、既存の作品は記憶に残らないくらい陳腐なものだったんだろう。
とにかくそのリアル感、美しさ、鮮やかさ、瑞々しさ・・・超一級の仕上がりになっている!

正直言って「クマノミが主人公って・・・コレ、子供にウケるキャラなんか?」と半信半疑だったけど、映画を観れば納得の出来栄えですわよ。CGアニメーションの技術としては、ピクサースタジオの右に出るトコロはないんじゃないでしょうか?スタジオジブリとよく比較されますが、CGアニメーション技術においてはぴよはピクサーの方に軍配を上げますね。

「CGアニメーション技術においては」と、わざわざ注釈をつけるには訳がある。
勿論ストーリーもかなり練られていると思うよ。所々笑わせたり、ハラハラさせられたり、ウルウルさせらりたり、緩急付けながら磐石なオチに向かうソツのなさはさすがピクサースタジオです。

が。(←まーた難癖つけるかぁ?苦笑)

ネタが「父子の愛」「子の成長、親の成長」という、余りに判り易いトコロに終始しているので、正直言って話に深みを感じないんすよね。
いくら素晴らしい映像でも、いくら目新しいアプローチの設定でも、いつもいつも「愛と勇気と冒険」ばかりでは、大人はそこそこ楽しめても、逆にそこそこしか楽しめなくなってしまう。
もっと簡単に言えば・・・何見ても一緒やんかー!って気になっちゃう(そりゃあんまりにも言い過ぎか?滝汗)

せっかくこれだけの素晴らしい技術と脚本力、そして演出能力があるんだから、ピクサーはいつまでもディズニーの太鼓持ちみたいな映画ばかりではなく、ここらでグッと大人向けの、少し難しいテーマも扱ってみてはいかがでしょうか?

そしたら全然売れなくなっちゃいますか?・・・んー。そんな気もしますけどねぇ(苦笑)






 ↑
クリックすると文字が変わる投票ボタン
姑息な手ですが、映画感想が気に入ってもらえたら
ポチ☆と押してやってください(^_^;)


My追加







2003年12月25日(木) バグダッド・カフェ 完全版

監督:パーシー・アドロン
出演:マリアンネ・ゼーゲブレヒト
    ジャック・パランス
    CCH・パウンダー、他
オススメ度:☆☆☆☆☆


【あらすじ】
ロス郊外の砂漠地帯。この地に旅行にやってきたドイツ人夫婦が喧嘩別れをして、妻のジャスミンは1人スーツケースを引きながら、砂漠のド真中にある小さなモーテル「バグダッド・カフェ」にやって来た。女主人は働かない夫や貧しい生活にいつもイライラ。モーテルに長逗留している客達は家族同然だが、その空気は常に澱んでいた。
ジャスミンの存在に最初は胡散臭さを感じて敬遠していたバグダッド・カフェの女主人達だったが、次第に彼女の存在が絶対不可欠なものになって行くのだった・・・


【感想】
メリークリスマス!
みなさんどんなクリスマスをお過ごしでしたか?

さて、この映画は感想をUPしようか非常に迷ったのですが・・・
と言うのも、基本的にこの映画感想は「初見の映画」の感想をUPするというのを信条にしていたんです。
しかしながら、本作は常々映画好きの方から「好きな映画は何ですか?」と聞かれてまず最初にタイトルを挙げる作品。ぴよが数多く観た映画の中で、この映画がピカイチお気に入りの映画なんです!
既に何度も何度もレンタルして観ていて、とにかく好きで好きでたまらない一作だったんですよ。

初見じゃないのに感想UPするのはどうだろうなぁ・・・と思っていたんですが、実はDVDをずっと探していたんですけど、なかなか手に入らずにあちこちで「バグダッド・カフェのDVDが欲しい」とアナウンスしまくっていたら、このたびクリスマスプレゼントに・・・と探して下さった方がいらっしゃって(本当にありがとう!!)ようやく手元にする事が出来たんです!
勿論速攻で観ました!!
観たからにはどうしても感想を書きたくなる・・つーか、まだ観てない人は直ぐに観ろ!!(笑)


赤や黄色がかった独特の映像。
その中で一際鮮やかな青い空と緑の壁。
わざと斜めにカッティングされた画像や古ぼけた質感。
そこに流れる「コーリング・ユー」の切ないフレーズ・・・

何もかもが、細胞の一つ一つをジワジワと癒して行く不思議な不思議な空間を産み出している。

この映画に出演している役者さんを、ぴよは誰1人知らない。
けれど、この映画に出演している誰もが必要不可欠で、誰が欠けても成り立たないし、誰が増えても成り立たない。
一見不必要に思える小さなエピソードすら愛惜しくなる、淡々とした展開。

淡々としながらも、ドイツ人の太っちょオバサンに誰もが知らず知らずの内に癒されて行くのよ・・・

この映画を観ると、いつも「明日も頑張ろう!」っていう気持ちになる。
人生に疲れた時、仕事に嫌気がさした時、好きな人にフラれて落ち込んでいる時、どうにもテンションが下がって生きているのがイヤになっちゃうくらい心がダウンしちゃってる時・・・弱ったぴよの心にこの映画はいつもいつも元気と勇気と活力を与え続けてくれていた。

詳しい映画の内容や細かい描写についてのコメントは、この作品については敢えて避けます。
とにかく観て欲しい。そして癒されて欲しい。

この映画のDVDを、クリスマスという世界の一大イベントの日に手に入れる事が出来た事を心から感謝したい。
このDVDはぴよの一生の宝物です。
まだこの映画を知らない映画ファンの方、是非今年のお正月にヒマがあったら探して観てみて下さい。

ぴよが「映画って本当にステキだよなぁ」と最初に感じた、ぴよが映画にハマるきっかけを作ってくれた作品です。






 ↑
クリックすると文字が変わる投票ボタン
姑息な手ですが、映画感想が気に入ってもらえたら
ポチ☆と押してやってください(^_^;)


My追加







2003年12月16日(火) ミシェル・ヴァイヨン

監督:ルイ=パスカル・クヴレア
出演:サガモール・ステヴナン
    ピーター・ヤングブラッド・ヒルズ
    ディアーヌ・クルージェ、他
オススメ度:☆☆+


【あらすじ】
天才レーサー、ミシェル・ヴァイヨンはル・マン24時間耐久レースの出場を決めた矢先、弟分のデヴィッドをレース中の事故で亡くしてしまった。今年のル・マンにはかつての宿敵「リーダー・チーム」の久し振りの参戦が発表されたばかり。デヴィッドの事故もリーダー・チームによるマシンの妨害工作が原因だったようだが証拠はない。
デヴィッドの妻ジュリーが夫の仇討ちの為にチームに加わり、いよいよル・マンが始まろうとしていたが・・・


【感想】
ヨーロッパ圏ではこのタイトルを知らない少年はいないと言われる、ジャン・グラトン&フィリップ・グラトン氏著の同名コミックス(全64巻・全世界で2000万部以上という驚異のセールスを誇る!)の映画化。
監督の名前なんて忘れちゃって下さい。製作がリュック・ベッソンって事だけ知ってりゃ問題ないでしょう(をい)

ヨーロッパでは超有名らしいですが、ぴよは知らなかったんですよ・・・この映画の原作がコミックだっただなんて(^_^;)
映画見終わってから一緒に見に行った人に「コミックが原作だ」と聞いてすんごい納得しちゃったのさ・・・だって、映画見ながらずぅーっと「何だか〜…30年くらい前のベタベタなマンガみたいなストーリーだなぁ」って思ってた(笑)
30年前どころか45年くらい前から続いてるコミックだそーで。なるほど納得の展開ですわ。

ヒーローがいて、ヒーローチームに絡んで来る超感じ悪い悪役チームが、どう考えても有り得ない妨害工作を次々と仕掛けてきて、窮地に立たされるヒーローチームはどうなっちゃうのぉー!?
・・って、どーもこーも先の展開ミエミエだからハラハラドキドキもクソもないんすけどネ(爆)

見せ場は何てったって実際のル・マンの会場でマシン走らせて撮影した超ド迫力映像!
2002年6月のル・マン24時間耐久レースに映画に使用しているマシンを参戦させ、本当にレース中にそのまま走らせて撮影しちゃうなんて、いかにもリュック・ベッソンらしいやり方だと思う。
車好き、レース好きにはたまらない映像ですわね♪

ところでこの映画のカテゴリは何なんでしょうかね?
クライマックスのル・マンの勝者は一体どちらのチームの手に!?・・・のシーンがさ、あの対決はないでしょうに(苦笑)
どうしてこのクライマックスで会場が異様に盛り上がるのか訳わかんない、つーか思わず大笑いしちゃったんだけどネ。

この映画って・・・「レース・アクション・ギャグ映画」なんですか?(^_^;)







 ↑
クリックすると文字が変わる投票ボタン
姑息な手ですが、映画感想が気に入ってもらえたら
ポチ☆と押してやってください(^_^;)


My追加







2003年12月15日(月) ラブ・アクチュアリー

監督:リチャード・カーティス
出演:ヒュー・グラント
    リーアム・ニーソン
    エマ・トンプソン、他
オススメ度:☆☆☆☆


【あらすじ】
独身ハンサム英国新首相の一目惚れ。妻を亡くして悲嘆に暮れる夫の苦悩。弟に恋人を取られたミステリー作家。夫の不倫に勘付いてしまった妻。片思いの同僚に気持ちが伝えられない女。かつての持ち歌をアレンジしたクリスマスソングで再起を狙う老いぼれロック歌手。親友の新妻に恋してしまった男。イギリス女に嫌気がさしてアメリカで彼女ゲットを狙うモテない君。そして偶然撮影現場で出会った映画スターの代役同士・・・それぞれの愛はクリスマスに向けて動き出す。


【感想】
「ノッティングヒルの恋人」「ブリジッド・ジョーンズの日記」等の脚本で、世界中のラブコメファンを魅了したリチャード・カーティス氏が初メガホンを取った作品。他の製作者には「ノッティングヒル〜」「ブリジット〜」の製作メンバーに加え、世界的大ヒットを飛ばした作品を手掛けた錚々たるメンバーを布陣して万全の体制。

製作メンバーだけでなく、この映画はキャストがスゴイ!
上記の「出演」リストに挙げた3人以外にも、アラン・リックマン、コリン・ファース、キーラ・ナイトレイ、ローラ・リニー、ビリー・ボブ・ソーントン、ローワン・アトキンソン他、出演俳優がそれぞれ主演級の大物揃いで、よくこれだけの大スター達を一同に集められたものだと感心しちゃう!!

話の展開が非常に面白くて、これらの出演俳優達がそれぞれ全く違うシチュエーションと違う立場で、各々が「愛」にまつわるエピソードを同時進行で進めて行く。それぞれに「愛」にまつわる話は独立していて全く違うシチュエーションであるものの、話のどこかで各々のキャラが人間関係上繋がっていたりする小憎い演出もスゴイ。

10人いれば10通りの愛の形がある。
それは片思いだったり、親子愛だったり、夫婦の愛だったり、不倫愛だったり、友情だったり、同性愛だったり・・・様々な愛の形を、決して突飛な状況やキャラクターではなく、どこにでもいる普通の人々が普通に感じている愛の問題を、至極真正面から普通に取り上げているのだ。

これがすっごく感じいい♪

各々のエピソードにそれぞれ主演級の役者を使っているものの、どの役者のどのエピソードも自分を主張しないで、あくまでも「普通の人々」として演じ切っているし、これだけの役者を普通にまとめ上げた演出・脚本も秀逸だったと思うわ♪
映画中に使われるラブ・ソングのチョイスも絶妙!きっとこの映画のサウンドトラックCDが発売されたら売れるわネ♪

「普通の人々の普通の愛の話」の羅列だからといって、退屈なエピソードはない。
きっとこの映画のエピソードの中に、1つは「あぁ・・この気持ち、よく判るわぁ〜」と思える話があるハズ。
最近の恋愛映画って、有り得ない状況だからこそ楽しめるという「キワモノ系恋愛映画」が多かったような気がするんだけど、これだけ普通の愛を羅列してホッとさせたり共感させたりほのぼのさせられる映画ってなかったんじゃないだろうか?

ベタベタ恋愛映画にしないで、各々のエピソードの中の随所に「ププッ」と笑えるシーンを挿入する小技も、さすが長年に渡り「Mr.ビーン」の脚本を手掛けて来たリチャード・カーティスならではの鮮やかな芸術。

ただ、難癖付けるとしたら以下の2点。(←ぴよって本当にイヤなヤツよねぇ・・・苦笑)

まず1つ目は、これだけの大物役者を揃えてエピソードを羅列していくので、どうしても上映時間が長くなってしまう。
ラブコメ物で2時間15分という上映時間とは、余りに長過ぎたと思う。
ぴよは見終わって、2つくらい省いても映画の大勢や出来に影響がなかったんじゃないか?と思うものがあったわネ。

もう1つは・・・
これは映画の出来・不出来の問題ではなく、映画公開の時期の問題。
この映画は来年1月末か2月くらいの公開予定になってるんですよ(ぴよは配給会社の完成披露試写会で見ました)
映画は全て「クリスマスには誰もが素直になれるから、クリスマス当日の今日こそ自分に正直になろう!」というオチに繋がる「クリスマス・ラブ・ストーリー」なんですよ。

本当に素晴らしいクリスマス・ラブ・ストーリーに仕上がってると思う。
アメリカでは今正に公開中のようですが、どうしてUIPジャパン(超おマヌケな配給会社はここだ!怒)は頑張って日米同時公開にしなかったんでしょうか?この映画、クリスマスの終わった年明けに公開しても、間が抜けちゃって全然映画の良さが伝わらなくなっちゃうじゃないですか!!
きっとこの映画が公開されて見た人の8割は「この映画、どーせならクリスマス前に見たかったよねぇ」と言う事必至!

でもネ、本当に久々にヒットな秀作ラブ物映画でしたよ。
来年正月明けの公開らしいですが、一般公開されたら是非見に行ってあげて下さいよ・・・(涙)






 ↑
クリックすると文字が変わる投票ボタン
姑息な手ですが、映画感想が気に入ってもらえたら
ポチ☆と押してやってください(^_^;)


My追加







2003年12月14日(日) 中国の鳥人

監督:三池崇史
出演:本木雅弘
    石橋蓮司
    マコイワマツ、他
オススメ度:☆☆


【あらすじ】
商社に勤める「和田」は入院した同僚に代わって、急遽自分の専門外のヒスイ輸入の契約の為に中国・雲南省に出張に来た。現地案内人の陳さんと合流出来てホッとしたのも束の間、和田が勤める商社に貸しがあるというヤクザ「氏家」が現れ、借金取り立ての為に契約に同行すると脅して来たのだ。
和田、陳、そして氏家の3人は、電気も通じていない昔ながらの生活を営む少数民族が住む秘境を目指すのだが・・・


【感想】
椎名誠氏の同名小説の映画化。
作品はかなり前のモノです。1998年製作。DVD借りて来て久し振りにおうちでまた〜り鑑賞。

映画全編オール中国ロケをしたそうで、とにかくすんばらしい景色の連続!
個人的な事ですが、年末年始に中国に旅行する事になってるのですっごくワクワクしちゃいました♪
(とは言っても、ぴよが行くのは雲南省ではなくて北京なんすけどネ。苦笑)
某メーカーの「烏龍茶」のCMで使われたような、そそり立つ岩山に薄墨をハケで引いたような霧が立ち込める。
緑濃い山並み、色鮮やかな民俗衣装を着て屈託のない笑みをくれる少数民族・・・何もかもがぴよが憧れる「中国」そのままの風景や様子を、ありのままに美しく撮影されていて超感激モノ!!

話は苦労して辿り着いた中国・少数民族が生活する秘境で、ありのままの自然に触れ、中国奥地に昔から伝わる「鳥人伝説」を通じて自分の生き方やスタンスを改めて振り返り、そして変わって行くというファンタジー(+コメディ)

この映画に出て来る「鳥人伝説」というのが本当に中国にあるのかは知りませんが、この地の少数民族は日本人の祖先ではないかという一説もありますし(だから見ていて何故だか妙な親近感が湧く♪)、日本にも天から人が舞い降りる「天の羽衣伝説」等、似たような鳥人系伝説や民話は数多く残っているので、あながちウソでもなさそうな気はします。

映画中、とにかく際立っているのがマコイワマツ演じる現地案内役「陳さん」のキャラクター!
映画冒頭、和田に話し掛ける第一声が「貴様、もしや和田ではあるまいか!?」だもん(笑)
中国人が使う日本語って、礼儀正しいんだかこっちを小バカにしてるんだかよくわかんない言葉だけど、陳さんの話すメタメタな日本語が正にそれの王道!とにかく陳さんの日本語セリフだけで笑える。

が、
肝心の「秘境の村に触れて変化していく」様子が、どうもぴよにはしっくり馴染まなかった。
主人公・和田は、最初から最後まで「日本からやって来たヨソ者」というスタンスを崩さないし、映画タイトルが「中国の鳥人」なのに、肝心の鳥人伝説自体には傾倒しない。彼が夢中になるのは鳥人学校の先生が歌うスコットランド民謡だけ。
映画の中でキモになるハズの「鳥人伝説」が浮いてしまっているような気がして仕方ないのだ。

氏家の様子や陳さんのセリフ、随所にほくそ笑むポイントがあって楽しませようという気概は感じさせてくれるものの、映画を見終わった後に何が自分の中に訴えかけられただろう・・・と考えると、中国・雲南省の素晴らしい風景しか記憶に残らなかったってのは痛過ぎる。(^_^;)

ステキ風景を見せてくれる映画としては評価出来るけど・・・それだけってのはどうもなぁ(苦笑)






 ↑
クリックすると文字が変わる投票ボタン
姑息な手ですが、映画感想が気に入ってもらえたら
ポチ☆と押してやってください(^_^;)


My追加







2003年12月12日(金) タイムライン

監督:リチャード・ドナー
出演:ポール・ウォーカー
    フランシス・オコナー
    ジェラルド・バトラー、他
オススメ度:☆☆☆


【あらすじ】
フランス南西部のとある発掘現場で14世紀の遺跡物の中から現代の物としか思えない眼鏡レンズと、この発掘現場の調査をしていた歴史学者ジョンストン教授の筆跡の「HELP ME」と書かれたメモが発見された。教授は2日前に発掘スポンサーである巨大ハイテク企業「ITC」に出向いていたハズだった。
教授の息子と発掘チームの面々はITCに行くと、教授はITCが極秘裏に開発したタイムマシンを使って14世紀フランスに行ったまま行方不明になっているというのだ。彼らは教授を救出すべく14世紀に旅立ったのだが・・・


【感想】
マイケル・クライトン原作の同名ベストセラー小説の映画化。マイケル・クライトンと言えば「ジュラシック・パーク」の原作でもお馴染みですが、今回はジュラ紀ではなくて14世紀フランスが舞台。

映画の展開が早い!早い!
とにかくどーでもいいから発掘チームを14世紀に飛ばしちまえ!って神の啓示でも受けたかのよーなスピードで、あれよあれよと言う間にメインキャラ達が14世紀にすっ飛ばされてしまいます。

それでなくても絶対に社外秘のハズのタイムマシンの存在を、いとも簡単に一般市民である発掘チームにペラペラと説明した挙句、先に14世紀にすっ飛んだ教授の救出に狩り出そうってんだから、このITCという企業の杜撰な経営体質には全くもってヘドが出そうです(笑)
つーか、元々教授にもこの企業はタイムマシンの存在をしゃべくりまくった訳でしょ。
歴史学者の教授がこんな話聞いたら、自分もその時代に行ってみたいって言うに決まってんじゃんねぇ(^_^;)

で、何故かタイムマシンで14世紀にいられる時間は6時間しかないのだ。
英仏百年戦争真っ只中の戦地に放り込まれて、6時間足らずで一体何が出来るというのでしょう?
現地にいられるタイムリミットがどうして6時間でなければいけないのか?という説明が映画中に一切ありません。
しかも、映画の展開を見ているとどう考えても6時間以上は経ってるだろ・・・としか思えないくらい、色んなイベントをこのメインキャラ達はこなしていくのです(笑)

もう・・・とにかく何もかも設定が破綻しまくってる!!

ですが。
とんとん拍子に話が進んで結構楽しめちゃったんだよね(苦笑)
ぴよは映画を見ながら「なんだか・・・ロールプレイング・ゲームしてるみたい」って思った。
ヒントを頼りに目的地を目指す、途中で出会うキャラクターを助けてアイテムを手に入れる、秘密の通路を探す、女子キャラと恋愛に落ちる・・・どれもこれもRPGゲームの王道のような展開やイベントばかりじゃーないか!

そうやって考えると、この映画はゲーマーのみなさんには結構ウケがいいんじゃないかと思う。
ぴよも「エセ・ゲーマー」なので(ドラクエとFFをちょこっとやった程度さ。はははっ)、こーいう展開ってゲームで慣れてるので割とすんなり楽しめちゃったんだよね。

純粋な映画ファンの方には酷評の予感。(笑)





 ↑
クリックすると文字が変わる投票ボタン
姑息な手ですが、映画感想が気に入ってもらえたら
ポチ☆と押してやってください(^_^;)


My追加







2003年12月11日(木) コール

監督:ルイス・マンドーキ
出演:ダコタ・ファニング
    シャリーズ・セロン
    ケヴィン・ベーコン、他
オススメ度:☆☆☆


【あらすじ】
エリート麻酔医の夫、美しい妻、そして愛らしい娘。1点の曇りもない幸福な家庭が不幸のどん底に落ちる―娘が誘拐され、出張先で夫が、そして自宅で妻がそれぞれ監禁された。犯人グループは過去4回同様手口で誘拐に成功していた。
ところが犯人グループに誤算が生じた。誘拐した娘が重度の喘息持ちで、発作が起こって3分半以内に処置を取らなければ娘が死んでしまうというのだ。


【感想】
グレッグ・アイルズのベストセラー小説『24時間』の映画化。
誘拐される娘「アビー」を演じるのは「アイ・アム・サム(2002年6月8日の感想参照)」で爆発的人気を博した、今ハリウッドでハーレイ君と肩を並べるドル箱子役、ダコタ・ファニングちゃん。

そもそも誘拐というのは、苦労が多く身代金を取る事が非常に困難な上、犯人逮捕率が異常に高い。しかも逮捕されれば量刑は極めて重いという、要するに「最も割に合わない犯罪」のトップに数え上げられる犯罪だと思う。

その割に合わない犯罪を・・・

誘拐する子供だけでなく両親をそれぞれ個別に監禁する事、
身代金の受け渡しに両親を使う事、
24時間という極めて短い時間に済ませる事、
更には、決して子供を殺さないで両親の元に返す事で「今後警察に通報したらせっかく生かして返した子供を必ず殺すぞ」と脅して、誘拐後も自分達の身の安全を確保する事によってこの犯人グループは困難な誘拐をまんまと成功させている。この手口は実に鮮やかだし、ナイスアイディアだと思う!
(今後この映画を見たどこかのおバカがマネしない事を切に祈ろう。苦笑)

でもこの映画の中で1番府に落ちないのは、過去4回も同じ手口で成功させて来た誘拐を、何故5回目にして身代金目的以外の理由で誘拐してしまったのか、という事だ。
自分の人生に深く関わり合いのあった家族の子供を誘拐すれば、いつか足が付いてしまうのは目に見えている。
加えて言えば、普通ここまで完全誘拐を成功させて来た犯人グループなら、ターゲットにした家庭の子供の既往症や病歴くらいは下調べしておくのは基本だろうと思う。

もし「身代金が目的ではない」という設定を大切にしたいなら、この誘拐が初回だという設定の方がしっくり来るし、あくまでも完全誘拐を成功させて来た犯人グループが、思わぬ誤算から生じるほころびを強調したいなら、ターゲットとの家族と妙なしがらみを作らない方が自然だったと思う。

そこら辺りの「基本設定」が、思いっきり破綻しちゃってるんだなぁ〜(^_^;)
だから映画見てて「ホントにコイツら、今まで4回も誘拐成功させて来たのぉ?」って疑いたくなっちゃう(笑)

誘拐のトリックは非常に面白くて、このトリックは評価出来るんだけど・・・
その「完全誘拐」を成功させて来た犯人グループってのが、リーダーはただのセクハラおやぢ、その相棒はやたらにメロウで子供に肩入れしちゃう女、そして1番肝心の子供を監禁する役目を仰せつかったのが「ノータリンのデブ」ってんじゃーお話になんないぢゃないですか!(あうぅ。今日も無茶苦茶言ってるぅ〜)

原作はどーなの!?
きっとこんな話じゃないのよね?
よくある「映画ならではの脚本」で大失敗しちゃってる例なのよね?(^_^;)






 ↑
クリックすると文字が変わる投票ボタン
姑息な手ですが、映画感想が気に入ってもらえたら
ポチ☆と押してやってください(^_^;)


My追加







2003年12月10日(水) 犬夜叉 天下覇道の剣

監督:篠原俊哉
声の出演:山口勝平(犬夜叉)
      雪野五月(日暮かごめ)
      成田 剣(殺生丸)
オススメ度:☆


【あらすじ】
偉大な父が遺した牙。犬夜叉の「鉄砕牙」、殺生丸の「天生牙」、そして第三の牙「叢雲牙」。この3つの牙は「三剣」と呼ばれ、その力は三界(天界・地界・人界)を制すると言われていた。この叢雲牙が700年の封印を解かれて、黄泉の国と現世の境を切り裂き、亡者達が現世で蠢き始めようとしていた。
叢雲牙を人間の手に握らせると、その欲深さから世界を破滅させると言われている。叢雲牙を抹殺すべく、その牙を手にした半人・半妖の犬夜叉だったが・・・


【感想】
大ヒットアニメ「犬夜叉」の映画シリーズ第3弾。
映画シリーズはTVアニメや原作コミックの展開には絡まないようにしなければいけないので(映画の中でメインキャラを勝手に殺したりしちゃマズいしね)、体制には影響のない程度の部分で何か新しいネタを作らなきゃいけない。

今回この映画でキモになるのは「犬夜叉出生の秘密」
何故犬夜叉は半妖なのか?何故殺生丸は犬夜叉を嫌うのか?・・・原作でここら辺りがつまびらかになっているのかぴよは知りませんが、この映画を見ると犬夜叉のパパ&ママがどんな人なのか判るのよーん♪
・・ってね、映画見てもよく判りませんでしたが(をい)
いや、どんな顔してるかは判ったけど、どうして人間のママと妖怪のパパが知り合って愛し合うようになったのかは不明です。そんな事は誰も気に留めないのですか?(^_^;)

一応見ドコロは「犬夜叉 vs 殺生丸」の兄弟対決と、犬猿の仲の2人が力を合わせなければ叢雲牙に立ち向かえないけど、アンタ達どーするよ?という心の葛藤部分なんだろうと思うんだけど、どれもこれも弱過ぎですわ。
脚本が悪いのか見せ方が悪いのか・・・兄弟対決にも大した興奮はありませんし、叢雲牙との戦いのくだりもCGばかりがやたらに目立って、アニメーションとしての見せ場の醍醐味が全くない。
何より・・肝心の犬夜叉とかごめの2人が直接絡むシーンが少な過ぎて面白味がないのは痛過ぎないか?

そもそも、ジャパニメーションが世界で評価が高いのは、兎にも角にもアニメーション技術の素晴らしさと繊細で木目細やかな絵の美しさにあるんじゃないだろうか?
この映画の原画描いたヤツ、とりあえず出て来て頭下げろ!と言いたくなるくらいお粗末な絵だよ(怒)
特にクライマックスに入ってから・・・明らかにかごめと犬夜叉の顔のデッサンが狂いまくってるし、かごめの手のアップシーンでは爪の色が塗り忘れられている。(ぴよってチェックが細か過ぎるの?苦笑)
アニメーションの動きもTV番組の30分アニメ程度のセル画数だね、こりゃ。

製作者に言いたい。
いくら子供向けTVアニメ番組の映画版だからと言って、ここまで手を抜き過ぎるのはいかがなものだろうか?と。
少なくとも金取って映画館で見せようというなら、せめてメインキャラクターのデッサンくらいは気を遣ってもらいたい。

話が凡庸でつまらなくても、アニメーションとしてのクオリティが高ければ、大人はそれなりに満足出来るんだから・・・






 ↑
クリックすると文字が変わる投票ボタン
姑息な手ですが、映画感想が気に入ってもらえたら
ポチ☆と押してやってください(^_^;)


My追加







2003年12月08日(月) 再見(ツァイツェン) また逢う日まで

監督:ユイ・チョン
出演:ジジ・リョン
    ジャン・ウー
    ツイ・ジェン、他
オススメ度:☆☆☆☆−


【あらすじ】
厳しいけれど温厚な父、病弱ながらしっかり者の母の元、仲良く暮らす4人兄姉弟妹。貧しいけれど愛の溢れる強い絆で結ばれた幸せな家族だった。ところが両親が乗った馬車が崖から転落し、2人とも亡くなってしまったのだ。幼い子供4人では生きる術もなく、兄姉弟妹はバラバラになってしまう。長兄は妹・弟に涙ながらに語ったのだ。「大きくなったら、また逢おう。そのときは、悲しみもなくなっているさ」―再見〜ツァイツェン、また逢う日まで―


【感想】
2001年製作、スイスのカステリナリア国際青年映画祭でゴールデン・キャッスル賞グランプリ、モスクワ国際児童青少年映画祭ではブロンズ・テディ・ベア特別賞等、数々の映画賞を受賞。300万元の低予算映画ながら、本国中国では2千万元(約3億円)という歴代中国映画興行収入成績のベストテンに名を連ねる記録的大ヒットとなった「究極のお涙頂戴映画」

話は兄姉弟妹がバラバラになって20年後。養父母に付き添って海外移住し、世界的若手指揮者となった長女・スーティエンが故郷に凱旋帰国公演に戻って来て、離れ離れになった兄や弟・妹を探すトコロから始まっている。
舞台はあくまでも現代の中国で、スーティエンの回想が差し挟まれるという構成。

とにかく予告編見た時から涙目状態だったぴよですが、もう泣ける!泣ける!!
「いかにも泣かせな映画だよなぁ〜」と百も承知していながらも泣ける。

それもこれも子役の4人がウマ過ぎ!!
この子役さん達、全員がオーディションで選ばれた新人さんなんだそーですが、中国にはなんて芸達者な子役さんが多いんでしょうか!?どの子もとにかく素晴らしい演技だった!
この子役達がまたすげー泣かせるんだ〜っ!つーか、子役の涙目見ただけでウルウル・・これは卑怯だよぅ〜!!
子供達4人がバラバラになって行くくだり、もう先の展開読めてるにも関わらず泣けて泣けて仕方ない。

が。(←これはお約束なのか?苦笑)

現代での「兄姉弟妹探し」シーンと、この「お涙頂戴」な回想シーンが交互に差し挟まれる事によって、逆に展開がもたついてしまっているのが勿体無い。
通常こういう「現代」と「回想シーン」を交互に見せるパターンというのは、回想シーンを差し挟む事によって、より現代の兄姉弟妹の絆の深さを強調するという効果をもたらすべきハズなのに、この映画では回想シーンの方が観客の感情移入のポイントが高過ぎてしまう為に、現代劇に入るとどうもダレてしまう感が否めない。
もっと言うと、回想シーンに比べて現代の様子が「家族の絆」をそれ程感じさせてくれなかったというのが痛かった。

回想シーンだけでいいね。
この映画は回想シーンで泣ける。とにかく泣ける。
泣きたいヤツは、この映画見れば120%満足間違いなしの太鼓判!!

ぴよはこの映画が今年1番泣けた映画だったね。・・・展開のもたつきがなければ、と悔やまれる作品ですな。





 ↑
クリックすると文字が変わる投票ボタン
姑息な手ですが、映画感想が気に入ってもらえたら
ポチ☆と押してやってください(^_^;)


My追加








2003年12月05日(金) ブルース・オールマイティ

監督:トム・シャドヤック
出演:ジム・キャリー
    モーガン・フリーマン
    ジェニファー・アニストン、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
ブルース・ノーマンは地元TV局に勤めるリポーター。憧れのアンカーマンをライバルのエヴァンに取られ、局をクビになった上にストリートギャングには袋叩きに遭い、街を歩けば水溜りに足を突っ込み、車で飛ばせば街灯に激突・・・ブルースは神を呪い、「お前は職務怠慢だ!」と天に向かって吠えた――すると、神が現れてそんなに神に文句があるなら代わりにお前が神の仕事をしろ言われたのだ。神の「全能パワー」を身に付けたブルースは、それまでのうっぷんを晴らすようにやりたい放題を始めたのだが・・・


【感想】
トム・シャドヤック監督が、「エース・ベンチュラ」「ライアーライアー」に続きまたしてもジム・キャリーと組んで送るハートフル・コメディ。ジム・キャリー自身も「大笑いして、そしてホロリとさせる」というが定番キャラ化していますから、この2人がタッグを組んだと聞いただけで「こりゃ、磐石ですな」と思わず言ってしまうぴよですが。

何をやっても空回り、周囲の人間は彼のユーモアに癒されているんだけど、本人は思い通りにいかない自分の人生にイライラしっぱなしで被害妄想気味。そんな被害妄想@自己中男・ブルースを、ジムが相変わらずのキレの良いパフォーマンスと豊かな表情で好演。
おまけにモーガン・フリーマン@重鎮に、クソ真面目な顔でジムとパフォーマンスさせる大胆な演出は見モノです!

とにかくジム・キャリーの演技は判り易い。よく動く顔筋としなやかでリズミカルな体の動きは、見るだけで笑いが取れる希少な才能だと思う。今回は「全能パワー」を持ったという設定なので、ジムのパフォーマンスに更にふんだんにCGを加えて、随所に笑いドコロを散りばめて観客を楽しませようと頑張っている。

とは思うものの、「ライアーライアー」の頃に比べるとジム独特のパフォーマンスがかなりパワーダウンしている気がする。
良くも悪くもジム・キャリーは「アクが強い」「クセのある」役者さん。彼が好きだという人はあのアクの強いパフォーマンスに心酔している事だろうし、逆にジムのアクが強すぎる演技が「わざとらしくてウザい」と嫌う人が多いのも事実。
この映画では、その両方の観客がどちらもホドホドに楽しめるように上手に作ってあるとは思うものの、上手になり過ぎて本来のジム独特のアクが抜けて、ジムファンには少し物足りないと感じられないだろうか?

実際、ぴよがこの映画で1番笑ったのはジムのパフォーマンスじゃなくて、ブルースのライバルでアンカーマンになったエヴァンが、番組本番中にブルースのいたずらによってとんでもない事を口走るシーン。
やっぱりぴよはジム自身のパフォーマンスで笑いたかったんだよね。そう思うとこの映画の毒気のなさが逆に悲しい。

全能の神にも操れないモノがある・・・それは人の心。
そこんとこのツボがこの映画ではうまく利用されているし、後の「ホロリ」とさせるオチにキレイに着地している。
映画中盤までのブルースの自分勝手な傍若無人ぶり(ちょっとムカっ腹立つくらいな、ネ)が生きてると思うね。
キレイにまとまり過ぎてちょっと説教臭くなってる感はありますが。(苦笑)

ジム・キャリーのクドい演技が苦手だ!という人にも安心して楽しめる、充分及第点の付けられるハートウォーミングコメディに仕上がってると思いますが・・・ジムからアクを抜いたらただのお馬鹿パフォーマーになっちゃうぢゃんかよう!と思ったのはぴよだけですか?(^_^;)







 ↑
クリックすると文字が変わる投票ボタン
姑息な手ですが、映画感想が気に入ってもらえたら
ポチ☆と押してやってください(^_^;)


My追加






2003年12月04日(木) チャーリーと14人のキッズ

監督:スティーブ・カー
出演:エディ・マーフィ
    ジェフ・ガーリン
    スティーブ・ザーン、他
オススメ度:☆☆☆☆


【あらすじ】
チャーリーは広告会社に勤めるエリートサラリーマン。家庭を顧みないで仕事に没頭する典型的ワーカホリックだった。ところが自分の担当部署が閉鎖になってリストラされてしまったのだ。不況で次の就職先も見つからないチャーリーは、一緒にリストラになった親友フィルと共に自宅を使って保育園を開園する事にしたのだが・・・


【感想】
エディの新作は子役がジャンジャン出て来るファミリー向けハートウォーミングストーリー。監督はエディの代表作にもなっている「ドクタードリトル2」のメガホンを取ったスティーブ・カー氏。
・・・ぴよは「ドクタードリトル」シリーズを実は見てないのですが。(^_^;)

常々この「ぴよの映画めった斬り」で、エディの映画を見る度に書いて来た事ですが、ぴよは昔は本当にエディが大好きだったんだけど、何本も何本も彼の出演映画を見る内にすっかり「エディ・マーフィ」というキャラクターに飽きてしまったのだ。
小気味良いトークも、同じパターンが続くとただの「畳み掛けるようなマシンガン・トーク」にしか感じないし、相方を小バカにするようなキャラクターばっかりでワンパターンだし、正直言ってもう彼は終わったな・・くらいに思ってた。

でも、この映画に出て来るエディは今までのキャラとはまるで違う。

エディは決して「同じパターンの役しか演じられない大根役者」ではなかったのだ。決してブルース・ウィリスのコメディ版ではなかったのだ。(ブルース・ファンの方、ここは軽く読み飛ばして下さい。苦笑)

正直言って、予告編見た時は「あぁ、エディも自分の名前だけぢゃ観客呼べないから、ついに子役を相方にしてファミリー層を取り込むしか方法がなくなっちゃったんだなぁ・・」くらいにしか思ってなかったんだけど、今回この映画のエディを見てぴよはそれが間違いだったと、エディに「今までヒドい事言ってごめんよ・・」と誤りたい。
(いや、別にぴよが誤ってもエディはそもそも相手にしてくれてないんでしょうけど。笑)
彼はいい脚本に恵まれれば、まだまだ自分のキャラクターを生かせる素晴らしい役者さんだと改めて認めるよ。うん。

話もなかなかまとまっていて楽しい。
笑わせる部分はきっちり押さえ、この映画に出演している役者の代表作ネタをさりげなく会話に盛り込んだ「お約束ギャグ」も映画ファンには嬉しい限り♪
展開的に「そりゃねーだろ」と思うような設定も無きにしも有らずだけど、それを補って余りあるステキな話だった。
ただの「子供絡みのドタバタ・コメディ」ではなく、きちんと映画の中で子供も大人も成長して行く。
手の付けられなかったクソガキがお行儀良くなるだけだったらハート・ウォーミングストーリーとは呼べない。子供が成長する過程に携わりながら大人達も改めて自分を見つめ、そして成長して行く。
誰が見ても納得出来る、かなり練られたいい脚本だったと思う。

子役の人選も良かったね。
チャーリーの息子「ベン」を演じた子役、カーマニ・グリフィン君はめちゃ可愛かった!他にも気になる子役がチラホラ・・園児の1人にプラチナブロンドの妙に美少女の子役がいて、「ダコタ・ファニングちゃん(アイ・アム・サムに出てた超美少女子役)に雰囲気似てるぅ〜」と思ってたんだけど、公式HPで調べたら名前が「エル・ファニング」だった。これってやっぱり・・・ダコタ・ファニングちゃんの妹だよねぇ?

今までぴよの映画めった斬りを読んで、「同感〜!私もエディの演技には飽きたと思ってたのよぅ!」と思っていた方、是非この作品を見て欲しいです。
ある意味平凡でエディらしい毒が抜けちゃってる・・・と言えなくもないですが、エディはこんなほのぼのした映画に出ても違和感なく演じられる、まだまだ演技の幅のある役者さんなんだよーと、再発見出来る事請け合いですヨ♪

色んな人にこの映画を見て、楽しんでもらって、そしてエディをみんなで復活させよう!!
・・・ってここでぴよが叫んでも、たぶんみんなエディに飽きちゃって見てくれないんだろうなぁ〜(苦笑)






 ↑
クリックすると文字が変わる投票ボタン
姑息な手ですが、映画感想が気に入ってもらえたら
ポチ☆と押してやってください(^_^;)


My追加






2003年12月03日(水) MUSA -武士-

監督:キム・ソンス
出演:チョン・ウソン
    チュ・ジンモ
    チャン・ツィイー、他
オススメ度:☆☆☆


【あらすじ】
14世紀中国、高麗は明に使節団を送るものの、明は使節団をスパイだと決め付けて彼らを砂漠の果てにある流刑地に送ろうとした。ところが護送中に蒙古軍の襲撃に遭い、明の役人は全員虐殺されて使節団は砂漠のど真ん中に取り残されてしまったのだ。彼らは自力で故郷に帰ろうとするものの、旅の途中で偶然蒙古軍に捕らえられた明王朝の姫に出会った彼らは、姫を明王朝に引き渡せば自分達のスパイ容疑が晴れるのでは・・と考え、姫を救出したのだが。


【感想】
企画・製作5年、総制作費70億ウォン(って何円よ?)、中国大陸1万キロのオールロケという想像を絶するスケールで登場の韓国製作映画。話は一部史実にのっとっていて、14世紀の中国(当時の明)に4回高麗から使節団を送っているのだが、その内の1つの使節団(9人の武士)は高麗に戻る事がなかったんだそーだ。消えた9人の武士は一体何処へ行ったのか?という謎を、この映画は「こんな事だったとしたらカッコいいよねぇ〜♪」とフィクションで作り上げている訳ですが。

使節団の副団長の奴隷だった男・ヨソルを演じたチョン・ウソン、この俳優さんの事をぴよは全く知らなかったんだけど、今後の彼の活動には絶対に注目です!
はっきり言うけど近い内に(つーか、この映画が封切りされたら)間違いなく日本でブレイクします!要チェックです!!
ストイックで男臭くてしかもかなりイイ男♪アジア通の映画ファンの方なら既にご存知なんでしょうな♪

かなり壮大なスケールで、戦闘シーンはとにかくリアリティを追求した凄まじい迫力の映像!
腕が飛び、首が飛び、血が噴出し・・って、これは先日「キルビル(2003年10月21日の感想参照)」にも同じよーな事を書きましたが、こちらの映画はキルビルみたいな娯楽性はありません。

「ひょえぇぇぇ〜っ」と、思わず顔を背けたくなるくらいリアルなシーンがビシバシと・・・(^_^;)

映画中でも「所詮敵国の姫なんだから、蒙古軍に引き渡せば自分達の命は助かるじゃないか!」という意見が飛び交いますが、ぴよも映画見てて全くそのトーリだと思ったさ。(苦笑)

もちろん当初の目論見は「姫を明王朝にお返しすれば、自分達のスパイ容疑が晴れる」というものだったというのは判っていますが、それでも姫の命を守る為に自分達が死んでしまっては本末転倒というモノだ。
目的が「自分達のスパイ容疑を晴らす為」という事から「ここまで姫を守ったんだから、こーなったら意地だぜ!」と路線変更したが為にここまで凄惨な戦いをしなければいけなかったとしたら、何とこの映画のモデルになった使節団の一行はバカのマヌケなんだろう・・・と思わずにいられない。(をい)

「敵の姫を守る」という理由付けとその後の展開との絡みが弱過ぎる為に、ただただ凄惨な戦闘シーンの羅列に終始する映画になってしまっていて、彼らの崇高なスピリッツを伝え切れていなかったような気がするんだよね。

つーか、凄惨なシーンがクド過ぎ。(^_^;)

ジーンとしたのはクライマックスのバーちゃんの様子だけ。
後は惨殺シーンモリモリの大スペクタクル殺戮映画になっちゃってるのはどーなんだろうなぁ?
もうちょっと「MUSA」達の心理描写に肉薄するようなエピソードを盛り込んだ方が、映画として締まったと思うの。

すごく丁寧な作りなのに、肝心の「魂」を感じられなかったのは余りに痛いかも・・・






 ↑
クリックすると文字が変わる投票ボタン
姑息な手ですが、映画感想が気に入ってもらえたら
ポチ☆と押してやってください(^_^;)


My追加






2003年12月02日(火) ミッション クレオパトラ

監督:アラン・シャバ
出演:モニカ・ベルッチ
    ジェラール・ドパルデュー
    クリスチャン・クラヴィエ、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
紀元前52年エジプト。自己中で傲慢でワガママな女王・クレオパトラは、愛人のローマ皇帝シーザーの鼻につくプライドの高さにブチ切れ、「90日間で貴方に素晴らしい宮殿を作ったら、エジプトの民が世界1偉大だと認めろ」と約束させた。
建築を依頼されたのは前衛建築家のニュメロビス。3ヶ月で宮殿を完成させなければワニのエサにされてしまうニュメロビスは一計を案じ、魔法の薬を調合するパノラミックスを尋ねてガリアに向かった・・・


【感想】
フランスで2002年興行収入NO.1、フランス映画史上最大の総制作費60億円、フランス人の実に4人に1人が見たという驚異の大スペクタクル・フレンチコメディ。原作はルネ・ゴッシーニ&アルベール・ユデルゾ氏の人気コミック「アステリックス&オベリックス」シリーズの同名タイトル作品。

何しろあのモニカ・ベルッチがクレオパトラですから!
似合い過ぎ♪めちゃキレイ♪衣装もすっごい♪ステキ過ぎ♪
タイトルに「クレオパトラ」って入ってるから、クレオパトラが主役と思ってたら、あくまでも映画の中心は宮殿建築に関するドタバタ。それでもモニカちゃんがすんごい衣装で登場する度に、思わず溜息出ちゃったもんねぇ〜♪

で、その問題の「おフランス・ギャグ」ですが。
フレンチコメディというと思い出すのが「ル・ブレ(2002年8月22日の感想を参照)」での大落胆ですが、この映画のギャグテイストはかなりぴよ的に高評価です♪・・って、ル・ブレの時に散々おフランスギャグが理解出来ないって吠えまくったくせに、一体どっちなんだよ!っていうツッコミはやめてぇ〜ん(^_^;)

誰が見ても判り易いドタバタギャグ系から、判る人だけ楽しんで♪という小技ギャグ、更に有名映画や名画等のパロディギャグまで、ありとあらゆるギャグパターンを網羅して、どんなタイプのおバカ映画好きにも対応したマルチコメディ映画になってて嬉しい限り♪
スフィンクスの鼻が落ちるシーンなんて、ぴよは嬉しかったなぁ!個人的な事ですが、今年7月にエジプトに旅行して実際にスフィンクスを見た後だっただけに、このネタはかなり気に入ったわネ。

基本的にフランスが作ったコメディ映画ですから、クレオパトラだろうがシーザーだろうがエジプト人だろうが、とりあえずフランス語で通しちゃってますけど、はっきり言って英語で話されるよりも好感持てちゃったもんね(笑)
「最新ハイテクを導入」とか言って人力エレベーター作っちゃったり、「コンタクト落としちゃった」なぁんてギャグまで入れて、設定なんてハチャメチャ・・・と思いきや、「エジプトの民が世界1だ!」と豪語するクレオパトラに対し、シーザーに「だって君はギリシャ人じゃない」とツッコミを入れさせる芸の細かさには頭が下がります。
(この会話の意味が判らない人は、もう一度世界史の教科書を読み直しましょう。苦笑)

知性を感じさせるギャグで人を本気で笑わせるのは難しい。
その点、この映画はその難しい落としドコロをきちんと抑えていたのは、非常に好感が持てたわ。
おフランス・ギャグをちょっぴり見直しちゃったわネ♪







 ↑
クリックすると文字が変わる投票ボタン
姑息な手ですが、映画感想が気に入ってもらえたら
ポチ☆と押してやってください(^_^;)


My追加






2003年12月01日(月) 蛇イチゴ

監督:西川美和
出演:宮迫博之
    つみきみほ
    平泉 成、他
オススメ度:☆☆☆☆


【あらすじ】
明智家は誠実で周囲からの信頼も厚いベテランサラリーマンの父、良妻賢母の母、痴呆症の祖父、そして子供の頃から憧れていた職業・教師になった倫子の4人家族。倫子は結婚を前提に交際している同僚教師がいて、家庭は円満そのもの・・のハズだった。
その明智家の団らんが砂上の楼閣だった事が祖父の死によって明らかになる―そして泥棒まがいのペテンぶりに激昂した父が勘当し、家族の誰もが忘れたいと思っていた兄が、10年振りにひょっこり帰って来たのだ・・・


【感想】
最近TVドラマで役者としての頭角をメキメキと現している「雨上がり決死隊」の宮迫博之がスクリーンデビュー!彼の脇を固める俳優陣も実力派俳優を配して臨んだ渾身の一作。監督はこの映画が初メガホンで、更に脚本も手掛けた才能溢れる女性監督・西川美和氏。

ホームドラマの「平凡だけど温かい家庭」100点満点な家族・・・その家族の1人1人が抱える闇。
その余りにリアルで、余りに辛らつな「闇」の描写に、ぴよは共感を突き抜けて感動すら覚えちゃったね!
この新人監督さん(新人脚本家さんとも言えるか)は実に人間描写が巧みだし、また配役の人選もドンピシャリとハマっていた。平泉成と大谷直子の夫婦って、本当に実生活で夫婦だって言われてもうなずけちゃうくらいに息が合ってる!(笑)
更に加えて言うなら・・・ボケたじいちゃんを演じた落語家・笑福亭松之助氏の素晴らしさと言ったら!!

ボケたじいちゃんが死んで(死ぬきっかけは母の心の闇の部分だ)、その葬式の席で今度は誠実を絵に描いたよーな父の嘘が露呈する。家族をペテンにかけて勘当された兄を異端視していた妹が知る、我が家族のなんと愚かな事よ・・・

1番近しい存在・家族。
でも1番近しいからこそ取り繕ってしまう、つまらない虚勢を張ってしまう、もっと簡単に言えば「いい家族を演じてしまう」自分って、実は誰でも感じてはいないだろうか?
話は兄の帰省によって、その取り繕っていた家族が「本当の自分」をさらけ出す事になるんだけど、つみきみほ演じる妹だけは父や母がさらけ出した「本当の自分」を認める事が出来ない。でもこれも見ていてうなずける設定だったと思うし、彼女の存在はこの家庭を「平凡だけど温かい家庭」として取り繕うための「箍(たが)」だったんだろうと思う。

その後の展開もすごく気が利いてると思った!
今まで言う事成す事ウソとペテンばっかりだった兄に「お前って人を騙した事が1度もないよな」と感心された妹が、初めて兄をペテンにかけようとする。しかもそのペテンは「平凡だけど温かい家庭」を守ろうとするために。

でも彼女が兄に誘われても越えられなかった川の先には・・・

リアルで辛らつで、でも家族の崩壊とその後に仄見える再生を予感させる含蓄の深〜い話。
すごく地味で淡々と話は進むけど、久し振りに丁寧に作られた質のいい邦画を楽しませてもらった気分!
あ・・・書き忘れてましたが初主演の宮迫クン、彼の演技はいいね♪役者専業になった方が飯食えるんじゃない?(笑)






 ↑
クリックすると文字が変わる投票ボタン
姑息な手ですが、映画感想が気に入ってもらえたら
ポチ☆と押してやってください(^_^;)


My追加










 < 前の作品  INDEX  あいうえお順INDEX  次の作品 >


ぴよ [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加