Sotto voce
DiaryINDEXpastwill


2005年12月30日(金) 真っ黒な 思い吐き出し 早4年。

なんだかんだでここにお世話になって早4年。

4年も経ちゃあ少しは漂白されてるかと思いきや、

真っ黒くろすけな大人へまっしぐら。

ここ最近は日記のジャンル換えした方がいいんじゃないか、

ってぐらいにエロ街道突っ走ってますが。



4年の間に、いろいろあった。

私を取り巻く環境が

恐るべきスピードで変化していった。



母との確執は本格化し

自分を見失うくらい愛した人への

思いを断ち切れずに苦しんだ。

ここまで人を憎めるのか、と思えるくらい

激しく憎悪の念を燃やした人物がいた。


そして、とてもとても大切な人が

あまりにも早く天に召された。

その人の死出の旅立ちを見送るために奔走した後は

仕事以外は何も手につかなくなるくらい

とても大きな喪失感、たとえようのない悲しみ

そしてそれはいまだに癒えることなく

またいつかどこかでその人にばったり会えるような気がして

まだ完全にそれを現実として受け入れられない自分がいる



私は ここ数年 ずっとこの場所からいなくなりたくて

自分の命を投げ出してここから逃げ出したい

ずっとそう思っていて

永遠の眠りにつくことで何もかも忘れてしまえたら

そう思っていて

でもいざ 空に舞おうとしても

肌に刃を突きつけようとしても

たくさんの薬と酒で眠ってしまおうとしても

ぎりぎりのところで怖くなって逃げ出してしまっていた。

そんな真っ黒い気持ちを

へらへら笑うしまりのない顔で覆い隠して

自分がここにいていいのか自問自答しながら

そうやって自分の道を手探りで進んできた。

生きている価値のない人間だといわれた

お前の居場所はどこにもないと断言された

ただその言葉を黙って受け入れつつ

それでもこうやって生きている。

死ぬこともできず

逃げ出すこともできず

自分の身体が、心がまだここにある以上

ただそれをその日一日生かす

その為だけに 人として生きるための営みを

繰り返しているような気がする。


2005年12月13日(火) 鏡。

鏡が映し出す

私たちの戯れ

眼をそらそうとする私が

逃げられないように

あなたの腕に力がこもる


鏡の中にいるのは

間違いなく私なのに

あなたに触れられた私は

見たことのないような表情で


鏡が映し出す

私たちの戯れ

あなたに触れられて

私が演じる嬌態を

快楽の中で壊れていくさまを

逃すことなく克明に

残酷すぎるほどに鮮明に


2005年12月12日(月) 新たな道へ。

今までで築き上げてきたものをかなぐり捨てて

新しいことに挑戦する。

決めた以上は後には戻れないけれど

いつかその選択が間違っていなかったと

高笑いできる日が来ることを信じたい。


2005年12月01日(木) ナイフをください。

よく切れるナイフが欲しい。

目の前に立ちはだかる

現実という名の分厚い壁を切り開くために。

ひとつのことにとらわれる狭い視界を広げるために。

いつまでも忘れられない気持ちを抱えた

この心を殺すために。




どうしようもないときは、

この私自身を切り刻むために。


安積 紗月 |MAILHomePage

My追加