Sotto voce
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日々無気力になっていくのを誰が止められようか?
できることなら心の底から笑っていたいのに。
張り付いた笑顔の下で溜息つくのはもういや。
私が参加しているサークル紙の記事にこんな一言が。
「男性にしろ女性にしろ、いい声の人がタイプ。ポイント高い。」
そのとーり!!
私思わず手を打ったね。
こんなところで同志を見つけようとは!
どんな声とは一言でいえないのだが、好みの声のタイプ・というのがあって、
そんなのにめぐり合えた日にゃ、思わずぞくぞくするわ。
ちなみに今好きな人は、普段のしゃべりはなんとも思わないけど、
歌声に結構惹かれていたりする。
歌のうまい人って、かなり好きです。
最近外に出ると、やたらと不動産屋の張り紙やら
「空室あります」の看板が目に付く。
それだけ気になるってことだろう。
許されるなら今すぐに家を出たい。
ただ、どうやって家を出る理由をつけるか、それが最大の難関だったりする。
家族はともかく、田舎特有の閉鎖された土地柄、やたらと気にする世間体。
そういうしがらみから逃げたいのに、それにがんじがらめになって動けないのが
私の意志の弱いところ。
猫の「はな」を抱きしめる。
無邪気に伸ばす手、白いもこもこの毛、伝わる暖かさ。
かけがえのない、私を癒してくれる大切な存在。
母は26歳で父と結婚し、私を産んだ。
そしてもう来年には私は30になる。
きっと母は、私が決して彼女の理想の娘に育っていないことを憂いているだろう。
もうすでに結婚して、孫のひとりも抱かせていてもおかしくない年なのだから。
いつから、母が望む「いい子」でいるのが苦痛になってしまったのだろう。
こういっては何だが、小中学校までは成績上位・学級委員の常連だった私。
今思えば母の笑顔見るために、母からの賞賛の言葉を聞くために
努力するのはちっとも無理なことではなかった。
だけど、高校生になって人生最初の挫折を味わい。
家を出ることと引き換えに得た自由。
そこで心の奥底に眠っていた本当の私が目覚めたのかもしれない。
それからはもう何もかもが窮屈でたまらなくなってしまった。
母に反発した。進路も何もかも。
それをきっかけに母の期待は妹に移っていった。
妹は私と違ってかなり要領よくできているらしく、
母の期待にこたえつつも母のいないところでは羽目はずす、ということを
見事に演じ分けていた。
要領の悪い私はますます母と折り合いが悪くなり、
そして、今の状態に。
もはや顔をあわせればけんかしかしない最悪の状況になってしまった。
好きでこんなことを言いたいんじゃない、と自分の思いと裏腹に飛び出す
母にぶつける言葉に後悔し、自己嫌悪で泣いた日も数知れず。
母よごめんなさい。
私は一生かかってもあなたの「理想の娘」にはなれないかもしれません。
すでに周知の方もいらっしゃるが、私のHPには「表」と「裏」がある。
当然のことながら日記もそれぞれのサイトにある。
「表」は私の趣味である小説や詩、その他好きなことを発表する為のもの、
「裏」は私の本音、表じゃ言えないことを綴る為のもの、と区別している。
もともとは好きな人が表のPや日記のロムラーなため、
表に書ききれない自分の気持ち(主に恋愛)を綴る為の場所と化すはずだった。
ところが、この日記を書き始めたこの2ヶ月弱で、いろいろなことがありすぎて。
母親との確執、職場上での悩み、そしてなんと言っても例の騒動。
言葉を綴ること自体が苦痛になってきて、裏サイトも現在閉鎖中。
表の日記もほとんどかけなくなって。
逆にこの日記はほぼ毎日書きつづけていて。
裏にしか書けないような出来事しか、私の周囲には起こっていないと言える。
私の今のマイナスな気持ちを如実に表しているこの日記を、
それでも読んでくださるどころか、MY登録までしてくださった方がいるのには
感謝とともに驚くばかり。
妹の彼が家に来た。
結婚に向けてのご挨拶、ってことだろう。 わざわざ休みとって勤務先の四国から帰郷、実家に帰らずにまず我が家へ御訪問、らしい。
私は明日の業者支払日の為に残業。今日ほどそれがありがたかったことはない。 だって家にいたくなかったんだもん。私がいてもいなくても話は進むだろうし、 父親VS彼氏の気まずい空気を味わいながら飯なんか食いたくないし。 そして何よりラブラブでうきうきでるんるんな妹の姿なんか絶対見たくなかった。
結婚に関しては、4歳下の妹に先を越されるであろうとは確信していた。 今の恋愛状況は片想いにうだうだ状態だから、結婚どころの騒ぎじゃない。 と言うより、結婚願望が皆無に近いのだから論外、と言う感じ。
でも、妹のこんな幸せそうな姿なんか見せ付けられた日にゃ 人並み以上に嫉妬する自分がいた。 妹よ、こんな姉ですまん。
今日ほど、自分の人間の度量の小ささを実感した日はなかった。
好きな人と、電話で話した。
他愛もない話をするうちに、話題は共通の友人である男友達・Nくんが
いよいよ父親になる、という話になった。
Nくんはいい父親になりそうだね、奥さんは幸せだね、
きっと今度会ったら話題は子供の話ばかりだろうね、
私も聞いて今後の参考にしようかなぁ・・・などと語っていたら。
彼が突然、一言。
「なんなら俺が子供のつくり方から実技つきでレクチャーしようか?」
彼はこういうきわどいことをしれっと言う人である。
私は笑い飛ばすしかできず・・・。
別の人ならこっちも冗談めかして「あらお願いしようかしら〜?」なんて
下ネタで返せるのだけど、彼に言われたとき、脳みそが全く働かなかった。
冗談だってわかってても、心臓がばくばく言って止まらなかった。
せっかく彼を忘れる為のリハビリの最中なのに、
こんなささいなことで反応してたら話にならん。
頼むから・・・これ以上惑わせないでくれ・・・。
父親の会議資料作りを手伝い、寝たのは午前4時。
ところが今日は月に一回の資源ごみの日。
たまりにたまった雑誌類をごみステーションに出す為に7時半起床。
さらに同僚から電話が入り、会社へ。
家に帰り着いて、もうただひたすら眠くて、ベッドにもぐりこんで即爆睡。
何度か夢を見てそのたびに目覚めて、現実だとわかってがっくりしてまた爆睡。
夢の中の私は素直でにこにこしていて、
隣には、片想いの彼がいて、夢の中では私たちはどうやら恋人同士らしい。
現実にはありえない、私の願望が見せた夢。
今は「いっぱいいっぱい」の私が、
いつかは心の底から素直に笑える日が来るだろうか。
何もかもに満たされた幸せな日々が。
隣にいるのが彼じゃなかったとしても。
2002年02月16日(土) |
すきまを埋めてくれるもの。 |
こころ。
からだ。
あたま。
自分の身体なのに、なんかどっかぽっかり穴があいている気がして。
この空虚さはいったい何なのか。
隙間だらけの「私」を埋めてくれる何かが、今は欲しい。
それが何なのかは、わからないけれど。
どんなかたちでもいいから。
2002年02月15日(金) |
辛島なんか歌いながら。 |
今日は、いつも以上に家に帰りたくなかった。
だからといって、人のいる場所に寄り道したくなくて
会社近くのフェリーの発着場の駐車場へ。
午後6時の最終便がでた後はほとんど人気がなく、
しかも港なので海と暮れていく空を見ながらぼーっとできる。
どうにか風邪も治ってきたので、カーステレオから流れる
辛島美登里の歌なんか歌いながら。
他人から見ると無駄な時間の過ごし方なのかもしれない。
でも、会社にも家にも安らぎを見出せない私にとっては、
お金をかけずにリラックスできる貴重な時間。
彼氏もいない28歳、それでいいのか!?って気はめちゃくちゃするけど・・・。
「彼」にメッセで話し掛けられた。
無視するのもめんどくさくて黙ってみてた。
やがて画面に飛び込んできた信じがたい言葉。
「嫌なことは早く忘れた方がいいよ」
めまいがした。
誰もまわりにいなくてよかった。
あたしはきっとものすごい顔をしていただろう。
「嫌なこと」のきっかけになったのは、いったい誰!?
誰のおかげでこんなに悩んでると思ってるんだ!?
あまりの無神経さに驚くより他なかった。
彼は私のことをどう思っているのだろう?
私はなめられているの!?
彼の一方的な歪んだ思い込みで
ネット上で盗作疑惑の犯人に仕立て上げられた「彼女」は
もはや身も心もぼろぼろになっていると言うのに。
つまらない。
目の前でしゃべってるこいつは本当に上司なの?
何も朝礼で出す話題じゃない。
いわく、現場のおばちゃんが差し入れてくれた漬物を
女性陣で食ってしまうのはどういうことだ!と。
そこがあなたたち(女子社員)のいみしいところ、非常識なところだ、と。
それはあなた達だけに差し入れしてくれたものじゃないでしょう?と。
みんなに分けもせずに、と。
それを、もうひとりの女子社員が休んでいた為、私ひとりに言ってくださった。
あほらしい。あまりにもあほらしくて低レベルで。
男性陣のお茶用に取り分けていたのは見向きもしなかったくせに、なんてことも
話の低レベルさに言う気さえ起こらなかった。
さらに腹が立つのは、その差し入れをばくばく食っておきながら、
自分は知りません、って顔で突っ立ってる同僚のT氏。
自分より年下の上司には頭が上がらないくせに、自分より目上の人がいなければ
つまらないことをさももっともらしく御説教してくださる。
嫌い、こいつら大嫌い。
仕事はできて社長のお気に入りかもしれないけれど、
それ以外の社員からは嫌われている二人。
人間的には何の魅力もない、大嫌いな人たち。
「彼」がHPを再開した。
自ら他人のHPを汚してこの騒動の発端となったくせに、
「一部では自分は悪人扱いされている」と言い放ち、
相変わらず自分は正義面しているのには怖気が立つほどだ。
それだけの思いの強さがどこから来るのか、
ぜひ御講義願いたいほどだ。
だけど私は抗議はしない。
やったところで私が損するだけだし、
それを正々堂々とやっていいのは、
彼に対する抗議と言う行為が許されるのは、
他でもない、「彼女」たった一人だから。
ねえ、私は笑えている?
得意の「石ちゃんスマイル」浮かべている?
どんなに鬱な状態でも
心の中はどろどろのぐちゃぐちゃなのに、
ちょっとした事で笑みを浮かべているようにできる
この顔になんとなく感謝。
どんな思いで、彼女がこのメールを書き、私に送ったのか。
何故と悔しいと腹立たしさが脳裏をぐるぐると駆け巡る。
私に愛想尽かしたからの言葉じゃないと信じたい。
だけど、今まで体験した別れ、告げられたどんな別れの言葉よりも
痛い、苦しい言葉。
言葉につぶされてしまった彼女を、
どんな言葉でも救ってあげられなかった悔しさだけが今は残るばかり・・・。
最近、心の中で繰り返す言葉。
今の私は、何が楽しくて生きているんだろう。
簡単に死を口にしたくない。
死ぬことで辛いことから逃げようなんて今まで全然思ったことなかった。
自業自得、の要素ももちろんある。
だけど、根も葉もないことで冷たいせりふをぶつけられるのに耐えられるほど
どうやら今の私はタフじゃないようだ。
会社にいて、家にいて。
現実社会のどこにいても心から楽しめない、どこにいてもリラックスできない。
じゃあ、私の居場所を、どこに見出せばいいのだろう?
現実と架空が行き交うこのネットの中で?
それぞれの思いを知ってしまったから
もうどちらかの肩を持ったり
どちらかを攻撃することはできない。
私はもう何も言わない、なにもしない。
たとえ卑怯者呼ばわりされても。
事の次第を黙って見つめていくしかできない。
綺麗なものだけ見ていたい。
自分の殻に閉じこもって
口も心も閉ざして
綺麗な夢だけを見つめながら生きていく。
貝になりたい。
こんなに自分の言葉を歪んで取られるくらいなら。
もう、誰とも口をききたくない。
自分の言葉で話すのが、怖い。
それが、あなたにとっての「真実」なのかもしれない。
だけどお願い、これ以上失望させないで。
昨日から風邪をひいて寝込んでいる。
困ったことに、夢に何度も何度も繰り返し好きな人が登場する。
もういいかげん諦めようと思っているのに。
身体だけでなく、心まで弱っていくのを感じる。
布団が重い。
寝返り打つのさえきつい。
好きな人の素敵な所だけ いつも見ていられたら これほど幸せな事はないだろう
その人が信じられなくなるくらい 好きな人のとてつもなく嫌な面を 見せ付けられた時 TVのチャンネルを替えるように あっさりと嫌いになれたらどんなに楽だろう
とてつもなく 優しくて とてつもなく エゴイスト そんな彼を それでも私は嫌いになれない
昔の歌に出てくる アドレス帳の「M」のページから 愛しい人の名前を消せないヒロインのように 今の私には 彼のイニシャルの文字を アドレスからも心からも消すことはできない
くやしいけど、簡単に嫌いになれないんだ・・・
友達って、友情って、一体何なんだろうね?
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