便蛇民の裏庭
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今日は精神科外来の受診日
医者の都合で予約を早められいつもより1時間早くついたのに 受診の時間はいつもどおりまで長引き
精神科の待合室 みんな精神を病んでいる そこがイヤなので廊下で待つ
永遠と思うほど待たされる間 神経の方で入院している人たちや リハビリのために廊下を何周もしている人 車椅子の人々を眺めていた
ぼくもあのまま車椅子の生活だったかもしれないんだ。。。
病気を発症した頃は歩くこともままならず うつも併発しているとは知らないまま たくさんの薬を飲んでいた
今ぼくは歩くことができる
無理ない程度に動き 一人で風呂もトイレも行ける
先日階段から転落した時にできたアザをさすりながら 歩けることのありがたさを改めてかみしめた
ようやく自分の番が来て先生を目の前にしたら 何を相談したかった思い出せず何もいえぬまま 近いうちにいろいろ検査を受けなければいけないということを ぼんやりときいて受診は終わった
うつ病の薬を受け取り病院を後にする この薬はぼくを10キロも太らせた
今のところ最大の悩みは10キロも太ったことだ
娘とはよく顔をあわせる 元夫ともよく顔をあわせる しかし息子とはあまりあう機会がない
そんなバラバラ家族で集まってみんなでご飯
たくさんサラダを用意して お肉もたくさん用意して ジュースもたくさん買って みんなが来るのを待っていた
久しぶりに現れた息子は声変わりなのか ちょっとカサついた声で「おじゃましまーす」といった
他人の子は成長が早いとかいうけれど 自分の子も離れて暮らせば同じだ
退屈窮屈そうに座っていた息子は テレビガイド雑誌を見つけるとただひたすらそこに目を落とした 手も足もぼくより大きくなってすっかりおにいちゃんだ
ご飯を食べ始めると サラダはあっという間に息子の腹に納まっていった 山積みのサラダがぜんぜん足りない 大量に作った生姜焼きも息子と元夫の腹にどんどん入っていく 競うように食べる育ち盛りと肉体労働者
「あーーーっ お風呂入りたい!お風呂入れて お父さんも昨日お風呂入ってないでしょ!!」
小学4年生の娘が父と一緒に風呂に入るという そのうちイヤっていわれるんだろうなぁと思いつつ お風呂の準備をする
服を脱ぎ散らかす二人
元夫はトランクス姿になったところで妙な動きをはじめた トランクスをTバックのように尻にはさみ ちょぼちょぼ歩きで横に前にと動き出した
「こじまよしおーーーーー!!」
と叫ぶ娘と共に大爆笑 「ふっ」と冷めた眼の息子
そしてこじまよしおと娘はぎゃーぎゃーと風呂に入った
息子に「何か欲しいものある?」ときくと 「無い。。。けれどトイザラスいきたい 何か欲しいものがあるかもしれないから」と答えた
これで近いうちにまた息子に会えるかもしれない そう思うと心が温かくなった
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