便蛇民の裏庭
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ある日飲みに行ったとき、 トイレに行きたくなったので素直にトイレに行った。
いつもジーンズスタイルなくせに オトコみたいな格好しているくせに 下着はレースだったりするぼく。
用を足してパンツを上げたら指輪がパンツを噛んだ。 思い切り噛んだ。 お気に入りのパンツに噛み付く指輪。
うー。 引っ張ったらレースが破れてしまう。
半端に酔っているので頭がうまく作動しない。
しょうがない、指輪を抜こう。
・・・むくんでて抜けない。
このままジーンズをはくと、 ジーンズに手を入れたままの怪しい姿だし。
あ、パンツ脱げばいいんだ。
狭い個室で苦労してジーンズを脱ぎにかかる。
あぁもう!ブーツが引っかかって脱げないよ! ドクターマーチン8ホールめ! 紐はきつく締めてある。
まてよ。 パンツ脱いでノーパンになるのはかまわないけど 指輪からパンツぶら下げたままなんじゃないか?
半端に酔っているので頭が・・・
トイレにいったきりのぼくを心配した友人がドアを叩く。
「大丈夫ー?もしかして吐いてるのー?」
「ちがうの。指輪がパンツ噛んじゃったの」
「どれどれ、取ってあげるよ」
これまた半端に酔っているので頭が・・・
「ねぇ、脱げば?取れないよ、これ」
かくかくしかじかで脱げないと説明。
それにパンツはいてるところを見られても平気だが 脱ぎたてのパンツを見られるのは恥ずかしい。
友人までが戻ってこないので またまた友人がトイレにやってきた。
これまた半端に酔っているので頭が・・・
「あー、あたしハサミ持ってるよー」
お気に入りのパンツだが この際そんなことはいっていられない。 いつまでもこんな事はしていられないし パンツはまた買えばいい。
ハサミをチャキチャキとかまえる友人。
「うそ、切ってイイ?やー、なんか興奮するー」
飲み屋のトイレでパンツを切られ しまいに変な興奮までされる。
「痛ッ!」
「あ、ごめーん」
眉毛を切るハサミで指とか腰とか刺されつつ。
なにぶん半端に酔っているので頭が・・・
今ぼくの右手の小指には新たに あちこちに絡まる指輪がはまっている。
生活の上で不便は特にない。 絡まったら取ればいいことだし。
でも、飲みに行くときには気をつけないとねっ。
母と話をしていると母の職場の話になります。
こんばんは便蛇民扶蘭句琳です。 わやさんから苗字もいただきました。
あ、えっと、なんだっけ。
そうそう、母の職場の話です。
ホテルの部屋が満室だった場合、 待合室で部屋が空くのを待ってたことはありますか。
「こないだねー、初々しいのが来たんだよー。 会話がねー、あぁ今日初めてスルんだなーって感じでねー」
「今日初めてスルんだなぁあ?」
「そう、初めてのラブホテルって感じの会話なの」
「裏方にはっきりきこえるの?」
「きこえるよー。でねー、 『目が赤くなってるぅ、触っていい?』 『いいよー』 とかいってるの」
「??目を触る?」
「そう、目玉触ってるみたいよ」
・・・。
「でねー、ズボンのチャック開けると 半ズボンになるようなやつあるでしょ。 男の子がそんなのはいててね、 女の子が 『チャック開けていい?』 ってはしゃいでて 『わー脚細いんだねー』 ってきゃっきゃいってたの」
「それって若いカップルなの?」
「若いんじゃないのかなー。 なんか、カツを買ってきたからってカツ食べてたよ」
「ラブホテルの待合所で?カツ喰ってんの?」
「そう。けっこうみんななんだかんだ持ってきてるからねー 食べたり飲んだりしてるのは珍しくないよ」
「そういうもんかい」
「そこで始めちゃう人もいるし」
・・・。
母がいうところの初々しいっていう定義がよくわかんないんだけれど どうやら一部始終はっきり聞こえるらしいですので 皆さんどうか気をつけてくださいね。
好きな曲ってあるでしょ。
イージーリスニングでもクラッシックでもいいや。
ある日ね、
「ボレロを大音量で聞きながら男とねてみたい」
といったんです。
ジェッディン・デデンと同じくらい好きな曲なんです。 聴くと血が沸き肉が踊ります。 でもジェッディン・デデンだったら 思わず行進し始めちゃいそうなんで。
あ、ジェッディン・デデンがどんな曲かわかんないですか? グロン○ンのCMで使われてるアレです。
で、ですね。 さらにある日、ホテルに行きました。 唐突ですね。
すると相手がですね、 ビデオテープを取り出しました。
「ボレロをダビングしてきたよっ」
・・・。
いつ彼とそんな話をしたか思い出せません。 それどころか彼にはしていない気すらします。
てかね、 いつでもホテルに行けるように持ち歩いてたんでしょうか。
「じゃ、ホテル行くかぁ!」
と、ぼくがいうのを待っていたんでしょうか。 バッグにはいつからそれが入っていたのでしょうか。
とかいうことを考えたら とてもソンナコトに集中できなくなりました。
スキン1ダース持ってきてるのも
どういうことなんだ、と。
お子が仲良くおままごと。 微笑ましいではないですか。
おや。 ちょっとした乱闘が起こっています。 夫婦喧嘩でしょうか。
すると上の子が大声で泣き出した。 走り寄ってくるお子の口は開いたまま。
口の中にはプリンが。 おままごとのプラスチックのプリンが 丸ごと収まっている。
パニックになっているお子。 ちょっとズラせば取れるんだけどね。
プリンが取れて安心し、プリンに八つ当たりしている兄君。 「たべさせてあげたの!」とブチキレている妹君。
「お兄ちゃんがちゃんとかまないからわるいんだよ!」 ・・・プラスチックのプリンは噛めないだろう。
こんな情けない兄の将来を心配すべきか こんな凶暴な妹の将来を心配すべきか。
うちの兄妹喧嘩はいつも、兄が妹にやられている。
便宅の夫婦喧嘩と同じじゃないかって? そんなことないですよ。 うちは夫婦喧嘩ってあまりしませんから。
「ねぇ、何でうちって喧嘩しないんだろ」
「喧嘩にならないから」
「何で喧嘩にならないんだろ」
「喧嘩になる原因作るのはいつも俺で、俺が便に叱られてるだけだから。 反論すれば喧嘩になるだけろうけど反論できないもん。 俺が悪いのわかってるから」
わかってるなら原因作るのやめりゃぁイイのに。
最近ぼく 『3人の子持ちの未亡人』 って気がしてきたよ。
美南海さんの
ココナッツバニラ毒3月22日の日記
を読んで、ぎゃははは、と笑いました。
笑ったバツか、ぼくも今日やられました。泪
一日入園だったんです。 みんなスリッパ持参だったんです。 でも、時々スリッパ忘れてはいてない人もいたんです。 はいててもはいてなくても関係ないんだろうけど。
ぼくか!?
と思って不安になるほど身近から臭う。
相方の足臭でずいぶん鼻がバカになっているぼくでも 目が。目が痛い。 ちゅーくらいに強烈。
しかもね、子を囲んでみんなでしゃがんでるんですけどね 集中力をなくすほどに臭いんです。
早くこの場から去りたい・・・
と思って気が遠くなりかけた頃に 親だけがホールへ移動になりました。
あぁ、助かった。 深呼吸深呼吸。
すぅ〜っ、はぁ〜っ
すぅ〜っ、はぁ〜っ
すぅ〜っ、はぁ〜っ
そして適当に席につくことになりました。 まぁ、並んでいるのが園児のイスなので ぼくのオケツには小さいこと小さいこと。
ふー。
あれ。 また臭い。
さっきのよりすごいのがいるぞ。
園長の話なんか聞いてられません。 もうその臭いのことで頭はいっぱい。
隣の人が脚を組み(イスがかなり低いので妙な体勢) 脚をプラップラさせ始めたら・・・
あぁぅうぅぅ
こんばんや、便蛇民です。
皆さんはパチスロというものをやりますか。 ぼくは自分の性質を理解した上で
『やらない方がよい』
と判断したのでギャンブルはやりません。 もしも子どもを放置してスロットに通い出したら困るので。 それでなくともそういう親だと思われてますし。
スロット。 まず、やり方がわからない。 連れて行かれたとき、イスに座って途方にくれました。
コインを入れて、と思っても 周りに座っている方々のようにチャチャッと入れることができません。
いちまぁーい、にまぁーい、さんまぁーい。
さてお次は? ボタンを押します。
ぷちっぷちっぷちっ、と。
くるくる回る数字やら絵やらを見ていて、 だんだん酔ってきます。 そのうち自分がコインを何枚入れたんだったかとか ボタンを押したんだったかとか、 だんだんわからなくなっていきます。
タバコが苦手なので目も痛くなってきます。 喉もいがらっぽくなってきます。
そして何がなんだかわからないまま コインは消えていきます。
ごめんなさい。 何が楽しいのかサッパリわかりません。
で、ですね。 先ほど、相方の友人から電話がきました。
奥方が夕方からスロットに行き 21,000枚出した、と。
「ふーん」 「ふーんってなぁ。1枚20円で計算してみろ」 「・・・は?」 「1枚20円」 「42万がどうした」 「それがKちゃんの今日の稼ぎ」
え゛ぇーーーーーー! 数時間で42万!
それはちょっと、楽しいかもしれない。 勝てば、の話。
耳が痛い。
正確には耳の中と耳の下。 おたふく風邪、みたいな症状ですかね。 痛くて口があけられないんですよ。
とりあえず耳の下、エラ部分に 湿布とか貼ってみてますが、駄目です。
「やっぱり病院行った方がいいかなぁ」
「あそこ行っておいであそこ」
「あそこ?」
「ほら、あたし入院してた病院、あそこ評判いいから」
母上様。 あそこは肛門科ですが。
「あら、いいじゃない肛門科でも。評判いいんだから」
てかね、痛いのは耳なんだけど。
「近いし、もし通院でも入院ってなっても便利でしょ」
いいのだろうか。 この会話は正しい方向を向いているのだろうか。
「肛門科だけじゃないわよ、あそこ。胃腸科もやってるの」
・・・。 ねぇ、誰か聞いて。 痛いの。耳が痛いの。耳が。
「胃を全部取っちゃったって人も順調に回復してたし、いいわよ、あそこ」
いや、だからね、耳が。
「腰が悪いとあちこち悪くなるからね。気をつけなさいよ」
耳なんだけど。
2002年03月21日(木) |
デビューといわれても |
友人と待ち合わせをし、友人が遅刻してくる。
「だってあんた携帯持ってないから遅れるって連絡できなかったんだよ」
と、怒られるぼく。 遅れるのが悪いんじゃなく、携帯持ってないぼくが悪いのか。
あるいは急きょ友人と飲むことになり。
「店終わったら電話するから携帯教えて」 「持ってない」 「えぇ!まだ持ってないの? じゃぁこっちの教えるから終わった頃かけてよ。 いい?090のぉ」 「あ、待って、今手帳だすから」 「あぁもう!なんてアナログなの!」
不便だ不便だといわれ続けてきたのだ。
だってね。 一日中家にいるじゃないか。 専業主婦だし。
家の電話すらならないのに、携帯持つ理由もなく。
それがこのたびね、 持たねばいけなくなったわけですよ。
学校での作業中にね、 母上から職員室に電話が入るの。 職員さんがその都度図書室にくるの。 その都度周りのお母さんが携帯貸してくれるの。 申し訳がないわけです。
かけてみたってね、用事があるわけじゃないんですよ。 「本当にいるか心配で」とか 「4時半なのに帰らないから誘拐されたんじゃないかと思って」とか。
・・・誘拐されそうですか。ぼく。
で、下のお子も幼稚園にあがるし。 そうなったらもしなんかあった時に家にいないと困るだろうし。
最初は図書室に連絡もらえばいいや、とか思ってましたがね。 こう母上からバカスカ電話がくるとどれが緊急なのかわからない。
ので、持てば、と相方。
ま、学校で作業中に幼稚園でなんかあってもすぐ迎えにいけるし 持ってて損はない、かな。
それでも多分、 ほとんど、いやまったく使わないであろう。 なら安いのでいいよ。安いので。 何がなんだかわからんし。 で、PHSになりました。
「持つことになったよ」と連絡したらね。 「とうとうそんな時代になったのか」と異口同音。
・・・ぼくは化石になるところだったのでしょうか?
首チョンパ全裸放置り○ちゃんの首が出てきました。
こんばんは。 便蛇民でございます。
別にり○ちゃんを首チョンパして全裸で放置するのが 趣味な訳ではございませぬ。
髪の色を変えることが趣味なんです。
自分の髪の色を自分で変える。 これは難しいことではないの。 いや、難しいけど、所詮は自己満足できればいいの。 ぼくは美容師ではないし。 多少のムラがあったって、いいのだ。
でも、やはりできないのが自分の髪を切ること。 切るには切れる。 でも、それは切り口が真っ直ぐで、すきたいところはザク切りに。 限りなくおかっぱ、それもちびまるこちゃんに近付いてしまう。 (が、自分でする刈上げは得意だ)
合わせ鏡で見ながら切る。 持って行きたい位置にハサミが移動しない。 意思に反した動きを見せる。 そのまま耳をさくっといったことあり。
そのうちだんだん、体中が不自然な震えを見せ始める。 多分その体勢には無理がある。あり過ぎる。
今回は、短めに切った上にザクザクなのを被せてもらった。 そしてピンク色にしてもらった。 濃い色に染めるならいいけど 薄めの色を入れるとムラがみっともなくなってしまうから 自分でやるのを断念しました。
ただねー、 入れたかった色をためしにカットした毛髪でテストしたら 紫色になっちゃったんだよね。 桜色のはずだったのに。
髪をブリーチするとどうしても黄色っぽくなる。 それを白っぽくするためにと美容師さんが作ってくれた 青いヘアマニキュアを入れたシャンプー。 その青が出ちゃったらしい。
で、それは断念してそれより一段暗めの色を入れてみた。 洗っていくうちに色が抜けて徐々にいい色になっていくはずだけど そのいい色は一瞬のうちに消えていく。 もったいないねぇ。
ピンクが抜けたら今度は何色がいいかな。
実家に、お子を迎えにいった。
と、その前に母上の病院へお届けモノ。 昨日病院にいったとき頼まれたのだった。
「もう退院するけど、どうしても取って来て欲しいものがあるの」 「そうゆうときに電話くれればいいんだよー。で、なに?」
ソレはカツラ。
「病院の中でみんなでおしゃべりしてると恥ずかしいの。 患者さんの中にはおじいちゃんもいるから」
はぁん、ふぅん、いいこといいこと。 そういう気持ちなくしたイカンよね。
んで、母上宅からカツラを持って行く事になったんだけど。 バッグにそのまま入れるのもなんだなぁ。 じゃ、紙袋に。
・・・。
何やら怖い。 紙袋の中、見え隠れするカツラ。
無事ブツを渡し終えてから実家へ。
似非弟骸はライブのための合宿で留守。 かわりに本物弟がいた。
「よ(う、いらっしゃい)」 「よ(う、ひさしぶりだね)」 「切った(んだね、髪の毛)」 「切った(んだよ、髪の毛)」
弟との挨拶終了。
母は出来上がっていた。 でも、今では飲んで暴れる事もないので放置。
「あんたさー、入園式、何着てくの?」 「スーツ」 「あるの?」 「(上の子の)入学式の時買った」 「買ってあるんだけど、これ着てけばいいしょ」
・・・。
母さん。
ぼくは、子の入園式に、ステージに上がって
ショーはやらないよ?
でもありがとう。
帰り際、子に買った物をせっせと詰め込まれるバッグ。 すでにお泊り道具だけで一杯だったのに。
さらに詰め込まれる買い物袋。 持たされる中身がわからないでかい袋。 何もいわずせっせと持たされるぼく。
ありがとう。 不器用な人だね、あなたは。
なにやら両手に抱え持ち、 子を連れていざ交通機関。
子はバスの中で寝てしまった。
降りるバス停が迫る。 子は寝ている。 荷物はたくさん。
荷物を全て持ち、子を担ぐ。 たくさんの買い物袋をもっていなかったら 人さらいに見えたであろう。
子も荷物も落とすことなく無事下車。
寝た子は重い。 荷物は重くはないがかさばっている。
帰り道、途中で何もかも捨てて帰ろうかとすら思った。
家に何も捨てないまま無事につき、 袋を覗いてみる。
たくさんのタオル(キャラクターもの)。 子の衣類。 ジグソーパズルや本。 食べきれなかったお菓子類。
うんうん、孫が可愛いんだね?
一番でかくて邪魔だった袋の中身、
ピンク色のトイレットペーパー (桃の香り)
・・・母さん。
今日は実家いってきました。
実家まで交通機関を乗り継いで、子連れだと約2時間。 駅から徒歩20分。エレベーターナシ4階まで登る。 乗り継ぎだけでなんだかくたびれていたので 階段が永遠に思えてくる。
「朝から昼まで断水なの! そのあといったん水が出てまたすぐ夕方まで断水なの! 帰ってきてから風呂入るつもりだったからためて出かけたのに タコスケ(彼)自分だけ入って水抜いてっちゃったんだよ!」 (母朝帰宅、彼午前中出勤)
「おまけに洗い物もしてってないし トイレ流す水もないんだから!」
テーブルには 「○時から○時まで断水。水捨てるな」 と、デカデカ書かれたメモが。 これが目に入らぬか。ははぁー。さすがタコスケ。 こんなトコに娘お泊りに置いてって大丈夫のか?
出迎えてくれた骸は仕事上がりのオカマさんスタイル。 どっピンクの膝丈のシャツのみ。 もちろんスッピンだ。
怒り心頭の母と共にトイレに行きがてらお買い物に出た。 ら。玄関ホールに人だかり。 ナニゴト?
「自動ドアが壊れて開かないんですって」
やれやれ。 水は出ないわ外には出れないわ。
ようやくドアが開くと、皆一斉に飛び出していく。 目指すは向かいのスーパーのトイレ? あ、アタリっぽい。
どうしても行きたいところがあるというので付き合うと そこはお安い衣料品のお店。
「これ、いいでしょ?これにしなさい」
そういって差し出すのは掛け敷お揃いの布団カバー ピンクの豹柄。
「お父ちゃん(相方)のお布団にっ」
・・・なにゆえピンクの豹柄なんだろう。何故。何故。何故。 (因みに骸にどっピンクのシャツあげたのもこの人)
「じゃぁこれはー?」
ピンクのキリン柄とでも云うのだろうか。 なにゆえアニマルプリント、しかもピンク。
結局、黒地に白の牛模様にさせていただいた。 これなら相方が寝ようと二段ベッドにあがった時、 驚いて転げ落ちる心配もなかろう。
家に着くとなにやら蒸し暑い。
「時間的に水出てるかもしれないから」と風呂場に走った母。
お風呂には湯気をたたえたお湯が満々と。 台所に行くと山になっていた洗い物が片付いている。
家にいたのは骸ただ一人。
「あーっタコスケよりもよほど気がつくよまったくー!」
感動する母。 その横であらぬ想像に笑いを堪え悶えるぼく。
しかし帰り際「ねーちゃん、もう帰んの?」と顔を出した骸は すでにオカマさんではなくなっていた。ちっ。
母上が、
「女の子なんだから、お人形さん買ってあげないと」
としつこい。
が。
ミルク飲み人形なんかやめてくれ。 寝ると目をつぶる人形、怖い。 ぽ○ちゃん人形なんかも、 夜中に絶対しゃべってそうだもん。
それで、せめて怖くない人形なら、 と思って与えた、り○ちゃん人形。
上の子が、すぐにやったこと。 逆さまにして、パンツのチェック。
「わぁーっちゃんとパンツはいてるー!」
「何してんのん!り○ちゃんかわいそうでしょが!」
相方帰宅。
人形を目にした相方。 同じく手にとり逆さまにしてパンツのチェック。
「おぉすげぇ、こんなに小さいのにちゃんとパンツはいてる!」
・・・あのなぁ。
んで、そのお人形。 今では素っ裸で首チョンパにされている。
女の子がいる家には なぜ首チョンパされたお人形が転がっているんだろう。
・・・うちだけなの?
最近、洗顔石鹸の減りが妙に早い。
風呂場に置くと溶けちゃったりするから 洗面所においてあるんだけど。
しかも冬場にはちょっと突っ張り感が強いから その石鹸は今使用していないのに。
そして昨日。
相方が仕事から帰宅後、 足を洗っていた。
・・・・?
「ちょっと!その石鹸!」
「え?なに?だめなの?」
「それ、ぼくの洗顔石鹸だよ!!」
「最近ずっとこれ使ってたよ」
「足洗う用のヤツ買ってあるでしょ!」
「この緑色のヤツでしょ?」
「それのドコが緑色なの!黒でしょ!!」
じーっと石鹸を見る。
「あー、いわれてみれば黒いかなぁ」
緑の石鹸は風呂場にある。
「ま、俺の足もお前の顔も変わんないしょ」
「ぼくの顔のドコが水虫だってのさ!」
「違うよ、俺は水虫じゃないよ、足は臭いけど」
「じゃなぼくの顔は臭いのか!」
相方との激しい戦いは続く。
ぼくは小さい頃、 母に連れられて盛り場にいることが多かった。
大人しかいないところに子供がいる、という不自然さ。 ただそれだけでみんなは声をかけてくる。
キャバレーに連れて行かれると 周りの客から果物の盛り合わせなどが届いた。
ホステスさんにもよくかまわれた。
母が働くキャバレーに連れて行かれたとき
「私にも同じくらいの子がいるのよ、 もうずっと会ってないけど」
と、ぼくを抱きしめたお姉さんがいた。
お姉さんから届けられた イチゴが山ほど盛られたお皿に コンデンスミルクがたくさんかかっていたのを 今でもよく覚えてる。
昨日、ぼくは子連れで母とのデートに出かけた。
ぼくが連れまわされたような真夜中な訳ではないのに 「わぁ!こどもだぁ!」 とさわがれるお子達。
ビラ配りのお兄さんにカイグリカイグリされ 取りすがりのおねいちゃんたちにバイバイされ お子というだけで何処に行っても可愛いといわれ 店員さんにお菓子をもらう。
つかの間の人気者になったお子はすっかりイイ気分。
通り過ぎる大人たちは少しだけ飲んでイイ気分な時間帯。 『年はいくつ?』『名前は?』などと声をかける。 上の子は元気に、下の子ははにかんで答える。
帰りの交通機関の中でも興奮が冷めない。
「楽しかったね!」 「うん、楽しかったね」 「またいこうね!ね?」 「うん、そうだね」
まるで遊園地か動物園帰りのような子供の姿。 ほほえましげに見つめる人もいる。
「オレ、スス○ノだぁーいスキ!」
見つめていたおば様の顔は一瞬凍った。
本日の骸の晩御飯、便母特製親子丼。
あぁ、もう日付変わってたね。
来週実家に行きます。 骸に何かメッセージある方、メールか掲示板によろしく。 本人にたたきつけておきます。
では本題。
ぼくは夢を見ると日記のようにメモに書きとめておく。
すぐ忘れてしまうような夢でも、 このメモを見るとすぐに詳しく思い出せる。
これを続けると、 夢を見ながら「あ、これは夢だ」とわかる 『明晰夢』 というのが見れるようになるらしい。
ぼくはたまにありますな。
明晰夢を見たときは、夢を自分で操作できる。 つまりしたいことをできるわけやね。
ぼくはそんな時、 好きなミュージシャンを探しにいったり(笑) 空を飛んだり。
ミュージシャンは何故かたいていの場合 ぼくの通ってた小学校の校舎の陰にいる。
「調子はどうですか?」
「うん、そろそろ新しいアルバムが出せそうだよ。 でもまだまだ遅れてるんだけどね」
などという会話をしている。
やたらリアル。 ぼく的には押し倒してしまいたい心境。 でもほっぺにキス以上はしてくれない。 何故なんだぁ!
空を飛ぶ場合、うまくいけばいいけど、 そうじゃない時は地面すれすれで飛んでいたり 屋根の上ギリギリだったり。
飛ぶ感覚がつかめない。 夢のくせに。
夢占いなるものがありますな。
そういった本を見ても抽象的にかかれてて ぼくの見る夢は物事がごちゃごちゃと多すぎて、 どこをどう取ってイイのかわらない。 でも好きなので調べてみたり。
大人になってから見た夢ではっきり覚えているのは、 モンゴル出身の力士と一緒に 大きな薄切り肉の上に野菜をたくさんつんで つっぱりの要領でドスコイドスコイと肉を巻いていき 巨大な肉まきを作っているというもの。
夢占い的にはどういう意味があるのか・・・
とにかく、最近は悪夢は見ません。
先日、エンピツの日記書きさんの夢を見ましたね。 顔は見えないんですね。 声もわからないけど喋ってるんですね。 夢って不思議ですね。
ね?
えー、昨日の続きですが。
母上様。
日曜早朝から電話しないでください。
「寒いから、今日お見舞いこなくていいからね。 ゆっくり寝てなさい」
目いっぱい起こしておきながらいうか。
さて。 うちのTVゲームは母上宅のTVに設置されてます。 そうすればほら、孫を引き止めておけるから。 子がTVゲームに飽きてビデオ三昧になったら 急いでビデオ購入した母上。 使い方わからず四六時中呼びつけられるぼく。
で、 下でゲームしたいというので子を連れて下に行き ストーブをつけたりなんだかんだしていたら。
プルルルルーッ プルルルルーッ プルルルルーッ
覚えてます?
昨日は確かに、下からジリリリリーンと鳴り響いていたのですよ。 ずっとずっと追いかけっこのように。
行けばやむ。 戻れば鳴る。
なんで?
で、この電話は母上からだった。 「上にかけたけどいなかったから」と。
げ。 また電話だ。 下じゃなくうちに。
「元気かい?もうご飯食べた?」
「おかーさん、朝昼晩電話かけてこなくても、大丈夫だから!」
「あら、かけたかい?」
・・・どうしたらいいのでしょうか。
痔で入院した母上。 いなかったら寂しいわ、と思ったのはたった1日だけだった。
何で毎日朝昼晩電話してくる!
「大丈夫?変わりない?」
そんな数時間じゃ変わりようもない。
そんでうちの電話は鳴ってないのに 「ずっとかけてるのに誰も出ないから」という理由で
わざわざ近所のおばちゃん よこさんでください。
一昨日までは10度近い暖かさでした。 が、 昨日急にのっこしと雪が降り 気温はマイナスになりました。
ちゃんとね、テレビあるんだよ。 NHK受信料も払ってるしね。 だから毎晩電話で明日の気温とか天気とか いわなくていいから。 大丈夫だから。
んで、とにかく寒かった。
じーっとしてるとね、聞こえるの。 電話の鳴る音が。 ジリリリーン ジリリリーン ってずっと鳴ってる。
また親戚かなぁ。 出ないと心配して大騒ぎになるんだよなぁ。 入院するっていっておかなかったのかなぁ。
しょうがないからコート着込んで下に行く。 (うちと母上宅は玄関別)
カギを開けると音はやんでいる。 しばし待つが電話は鳴らない。 留守録もされていない。
上に戻ってしばらくすると また電話のベルが聞こえる。
ジリリリーン ジリリリーン ジリリリーン
鳴りっぱなしなのでまた下に行く。 電話のベルが止まる。
すっごく寒いのに出たり入ったり そんなことをずっと繰り返していた。
相方帰宅後にその事をいうと 相方怪訝な顔。
「・・・下の電話、ジリリリーン、か?」
・・・。
「いや、うちが使ってたやつあげたから、プルルルルッ、だ」
・・・。
いやっ!なに!?
母のホテルで使っているスキンは2つをひとつにパッキングしてある。 破いて一つだけ使っても、もうひとつはもう商品にはならない。 ちゃんと一つ一つ普通に包装されているのに。 上っ面を破いたらそれで廃棄だなんて。
そこで母はそれをまとめて持ち帰る。 持ち帰ったスキンは、弟のテーブルに山積みされる。 おやつにこれ食べなさい、とでもいうふうに。
「彼女孕ませちゃうよりいいでしょ」 そうだね。ごもっともだね。
まだ相方と母がそれほど面識がない頃 実家に遊びに行ったら 母がガサゴソとなにやら片付けものをしていた。 そこは新しい彼と暮らし始めた家だった。
「あー、これもう使わないからあげるー」
と、相方に投げてよこしたのはスキン1ダース。
「今の彼、子種ないらしいから」
スキンをキャッチしたまま固まる相方。
母は職場で起こった面白話を聞かせてくれる。 こんな客がきた。こんな忘れ物があったなど。 そんな話を馬鹿笑いしながらきいているのはぼく。 固まっているのは相方。
どうやら相方、下ネタが苦手のようだ。
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