|
|
2009年02月10日(火) ■ |
|
「ゲーム&ウォッチ」で、もっとも売れたタイトル |
|
『オトナファミ』2009・February(エンターブレイン)の特集記事「ゲーム&ウォッチ・コンプリート図鑑」より。
【ゲームウォッチ版『ドンキーコング』の紹介記事より。
もっとも遊ばれたオレンジ色のG&W
人気アーケードゲーム初の移植作。アーケード版をうまくアレンジし、下画面ではタルを飛び越え、上画面ではクレーンのワイヤーを外していき、ドンキーコングを落としてレディを救う。ちなみに主人公の名前は、”マリオ”ではなく”救助マン(海外版はMario)”と取扱説明書に表記されている。また本作で初めて採用された十字ボタンは、ファミコンを初めとする後世のゲーム機のコントローラーに欠かせない存在となった。国内だけでも120万台以上を販売した、G&Wでもっとも売れたタイトルでもある。】
参考リンク(1):「ドンキーコング」(週刊電子ゲームレビュー)
参考リンク(2):YouTube - ドンキーコング ゲーム&ウォッチ版
〜〜〜〜〜〜〜
懐かしいなあ、ゲームウォッチの「ドンキーコング」。 発売当初は、ものすごく品薄で、なかなか手に入らなかったんですよね。 ゲームセンターのゲームが、ゲームウォッチで遊べるなんて! ……でも、やっぱり「本物」(アーケード版)とは全然違うな…… などと思いつつ、当時はかなり遊んだ記憶があります。
ちなみに、この『ドンキーコング』が発売されたのは、1982年6月3日。 あの「ファミコン」ことファミリーコンピューターが発売されたのは、1983年の7月15日のことでした。 エポック社の「カセットビジョン」が1981年に発売されており、当時小学生だった僕たちにとっては、ゲーム&ウォッチ版の『ドンキーコング』というのは、ある意味「がんばってもゲーム&ウォッチでは、このくらいが限界なんだよなあ……」と痛感させられたゲームでもあったのです。 ビデオゲーム版の『ドンキーコング』は、4つの異なるタイプの面をクリアしていくのが特長だったのに、ゲーム&ウォッチ版は、所詮、「同じ面の繰り返し」ですし。 120万台という驚異のセールスを記録したこの『ドンキーコング』は、ゲームウォッチにとっては、まさに「最後の大きな花火」だったのです。その花火が大きかっただけに、その後のゲーム&ウォッチ人気の終焉も、かえって急激なものになったように思われます。この図鑑を見ても、『ドンキーコング』以降のゲーム&ウォッチには、ほとんど記憶がありません。 任天堂のゲーム&ウォッチの第一弾『ボール』が発売されたのが1980年4月28日。いまから思い起こすと、「ゲームウォッチの時代」というのは、その後の「ファミコンの時代」に比べたら、ものすごく短かったのですよね。
それにしても、「十字キー」って、このゲームではじめて世に出たんだなあ。そのことだけでも、これは「歴史的なゲーム」だと言えるのではないかと思います。 ちなみに、記事によると、この『ドンキーコング』の現在の推定市場価格は6000円だそうですよ。
|
|